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コメント
自由な投句箱
★捩花にすがる雀や風の中
★夕焼や景色が好きでカメラ好き
★炎昼の峠や冷気湧きにける
自由な投句箱
★紅き毬真中白き千日紅
★紅き灯のゆらゆら揺れる千日紅
★道の端今日何日目千日紅
自由な投句箱
★宅配のチャイム鳴り居り昼寝顔
★なめくじの己が軌跡を誇りけり
★でで虫の時にこの世に目をつぶり
自由な投句箱
＜洞川温泉への旅三句＞
梅雨晴間昼より入るぬるめの湯
虹鱒の群れて観音橋の下
七夕の竹爆ぜ天を焦がしけり
自由な投句箱
◇蟻んこのはしばみの実について来ぬ
◇新馬鈴薯のほくほく美味し貰い物
◇紫の睡蓮咲いて甕の中
自由な投句箱
＜洞川温泉への旅三句＞
竹筒ですくいし炭を清水へ流す
湧水の尽きることなし蛍飛ぶ
陀羅尼助売る店七夕の灯り
自由な投句箱
★五月晴湯殿の窓も開け放し
★啄木鳥や飯盒飯のほかほかと
★木漏れ日の屈折映す泉かな
自由な投句箱
★鷺草や西に向かひて咲きにけり
★鷺草の一輪揺らす朝の風
★鷺草は高く飛びたし鉢の上
自由な投句箱
★鳴神の音のみつづき仕舞いけり
★鈍牛のように寝そべる溽暑かな
★ためらいつ己が軌跡やなめくぢら
自由な投句箱
◇ねじりばなただ訳もなく反抗期
◇去年より化粧の乗らぬ花魁草
◇茄子の花次々生まる紫紺の実
自由な投句箱
＜洞川温泉への旅三句＞
朝涼やお膳で食べる宿の飯
緑陰をトロッコゆるゆる下りてくる
涼気はや鍾乳洞の入口に
自由な投句箱
★一夜にて熟す杏のすさびかな
★友来る冷酒の量のはかどりし
★薫風や雨後の鳥語清かなる
自由な投句箱
◇譲り受く木立ベゴニア花開く
◇青ぶどう拡大鏡で中也読む
◇風吹けば鳴るよ風鈴仏桑花
自由な投句箱
★夏薊綿菓子のごとふくらみぬ
★病葉や澄みたる川を流れ行く
★暮れなずむ道を明るく待宵草
自由な投句箱
★取り替えて風通し居り夏暖簾
★茄子漬の紫紺滲みたり冷茶漬
★カーテンのレースふくらむ涼夜かな
自由な投句箱
伯母来たるレースのシャツの襟を立て
水羊羹誰もが匙に薄く載す
風涼し風船蔓をそよがせば
自由な投句箱
＜洞川温泉への旅三句＞
かりがね橋渡る下飛ぶ夏つばめ
緑のみ映し行場の水涼し
かりかりとカレーライスにらっきょかな
自由な投句箱
◇ぞろぞろと妖怪歩く半夏生
◇甘味良きライ麦パンの夏朝餉
◇カンナ咲き駝鳥のごとく走るかも
自由な投句箱
★あけぼのの裾濃の山や立葵
★三山を統ぶる上州雲の峰
★影すらも浅間山(あさま)は見えず五月川
自由な投句箱
＊浜木綿のつぼみ背にして黒揚羽
＊ピーマンを楽しくちぎる艶艶つやと
＊ひおうぎの優雅な色して昼下がり
自由な投句箱
＊浜木綿のつぼみ背にして黒揚羽
＊ピーマンを楽しくちぎる艶つやと
＊ひおうぎの優雅に揺れて昼下がり
自由な投句箱
★片陰を求めて道を横切りぬ
★この道は片陰多し人多し
★知らぬ街片陰探す曲り角
自由な投句箱
★風死して鳴くもの黙る昼日かな
★炎天に気合いもろとも出掛けたり
★開け放つ軒に風ゆく釣しのぶ
自由な投句箱
＜洞川温泉への旅三句＞
石鉢にラムネを冷す山の水
ポリタンク積んで泉へ水汲みに
辿り来て河鹿の滝の翠なり
Unknown
◇鷺だけが隔りてをり夏干潟
◇夏の浜南京櫨の花垂れり
◇まるまると橡の実育ち梅雨の蝶
自由な投句箱
◇鷺だけが隔りてをり夏干潟
◇夏の浜南京櫨の花垂れり
◇まるまると橡の実育ち梅雨の蝶
自由な投句箱
★川底に小魚群れる夏の川
★川幅を拡げる工事夏の川
★夏川や溜まる間もなく砂流れ
自由な投句箱
★久方に和紙に筆とる時鳥
★静けさやばらの落花に耳澄ます
★雨後の朝すめらみくにの蟬時雨
自由な投句箱
★射干（ひおうぎ）の風の木蔭に集いけり
★落蝉の翅透く綺羅のむくろかな
★宵山へ入日の誘う四条かな
自由な投句箱
夏星をふうせんかずら取りにゆく
露涼しふうせんかずらの巻き髭に
玉葱の細きも小さきも匂い立つ
自由な投句箱
＜洞川温泉への旅三句＞
夏の川たどる先には修験の山
夏の陽が照らす女人結界門
弁天に詣でて終わる夏の旅
自由な投句箱
★夏木立影を並べし水面かな
★消息に代えてと岩魚届きけり
★渓流の急く水滝となりにけり
自由な投句箱
★夏風邪や白熊のごと寝転がる
★夏の風邪熱と暑さの二重攻め
★夏の風邪治すはこれとサウナ風呂
自由な投句箱
★涼風や木蔭の道を買物に
★夏萩の坂に風吹き憩いけり
★京なれや浴衣姿の車内なる
自由な投句箱
★瀬を堰す一つの岩や糸蜻蛉
★雲の峰利根本流の洋洋と
★方尺の水の余白や樽の蓮
自由な投句箱
★草を引く時々腰を伸ばしつつ
★草取りや小さき花は残しおく
★草取りや積み上げし草匂ひ立つ
自由な投句箱
梅雨明けを待ちつつ髪を切りにけり
このごろは妙に早起き明易し
渦のまま蚊取り線香灰となり
自由な投句箱
★剪定の枝跡朽ちぬ梅雨きのこ
★落蝉の綺羅の翅透くむくろかな
★茅舎忌の蜘蛛の巣虹に雨上がる
自由な投句箱
夏の朝ベランダに出て朝食を
コーヒーを入れる手元に夏朝日
中心が残る未明の蚊遣香
自由な投句箱
★せぐくまる老婆の指や梅筵
★小流れを分かつ大石日日草
★背戸出でてせせらぎ香るえごの花
自由な投句箱
*浜木綿の咲けば思うや友のこと
＊ミニトマトポンと口へと甘き実を
-デイでの催し物-
＊そうめんの流れ睨んで掉さして
自由な投句箱
★睡蓮や鉢毎に色違ひけり
★睡蓮の葉揺れて鯉の口あきぬ
★青き葉に炎のごとく睡蓮咲く
自由な投句箱
◇雲の峰鴎群れたる高架橋
◇夏干潟カメラを横に人ひとり
◇浜風やフェンスに絡む吸葛
自由な投句箱
★外つ人の溽暑の京にランニング
★鴨川に辺り見まわし鵜の潜く
★炎天の踏切り事故や立ち尽くす
自由な投句箱
★アンテナの二羽の鴉や五月晴
★青鷺の脚へきらめく次の波
★凌霄花や雨後の社の鬼瓦
自由な投句箱
★扇子に一滴たらす香水かな
★香水や熟女の色香溢れさせ
★お土産はパリの香水一つだけ
自由な投句箱
開け放つ部屋通り抜け夏の風
梅雨明けきく風ここちよき部屋にいて
米なすをオリーブオイルでピザ風に
自由な投句箱
★鳴き声のウェーブとなりぬ蝉しぐれ
★下駄の音やぺディキュア赤き浴衣の娘
★ベランダのトマト熟れ来し入日かな
自由な投句箱
◇梅雨の蝶アガパンサスの倒れさう
◇日盛りの黒覆面の鴉かな
◇葛の花鴎の群るる埋立地
自由な投句箱
梅雨明けや図書館の人と話しけり
梅雨明けのグランド野球部サッカー部
真夏来るスカートの裾ひるがえし
自由な投句箱
★庭も狭に薔薇の圧しておりにけり
★朝焼や出入り忙しき雀の巣
★是非もなき谷川岳のザイルかな
自由な投句箱
★控えめな紅色に咲く百日紅
★並木には花の少なき百日紅
★受賞作積みたる店の百日紅
お願い
7月19日 3句ほど投句しています。
ご評価お願い致します。
自由な投句箱
★冷房の風偏りぬバス車内
★炎暑来るメルトダウンをしたるかと
★千切れ雲浮かべ高きや夏の山
自由な投句箱
★少年のピアスきらめく朝涼し
★蝉殻を探し辿りぬ家路かな
★天道虫飛び翔つ前の間合いかな