※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
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※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。
主宰:高橋正子・管理:高橋信之
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https://blog.goo.ne.jp/kakan02
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コメント
自由な投句箱
★一瞬の命ふるわす油蝉
★山間の落人部落揚羽蝶
★高原や車より振る夏帽子
自由な投句箱
★水羊羹冷たき皿に切り分けぬ
★災いを乗り越えたるや水羊羹
★昼日中静まる家の水羊羹
自由な投句箱
★雨の止み窓を開ければ風涼し
★雨止みて一時明るき梅雨晴間
★初蝉の何処に行くや今朝の雨
自由な投句箱
★鷺草や紙飛行機の宙に飛ぶ
★山翡翠やテンカラ釣りの糸の先
★風鈴や母の遺せし鯨尺
自由な投句箱
★すいと舞ひ屋根をすれすれ夏燕
★貯水池の日を照り返す夏燕
★夏掛けを掛け直したる夜明けかな
自由な投句箱
救急車二台連なり梅雨の街
バナナ食ぶそぼ降る雨を眺めつつ
アスファルトを裸足で駆ける少年ら
自由な投句箱
★初蝉のしぐれとならず消え失せり
★梅雨冷えや明日の予報も雨模様
★烏賊刺しとげその煮付けの夕餉かな
自由な投句箱
★夕立や通せん坊のグレートデン
★赤腹や鬼押し出しへ溶岩の道
★いたどりや鎖樋より水荒ぶ
自由な投句箱
★松葉牡丹ぱっちり一つ咲きにけり
★日射し濃き庭を濃く染め松葉牡丹
★サウナ出てかぶりつきたるアイスクリーム
自由な投句箱
★長梅雨や会話無くなる老二人
★物言えば憂き世の事は黴だらけ
★深梅雨の黙のままなる夕餉かな
自由な投句箱
★夏の夜の夢に魘さる焼夷弾
★戦争のあと静かなる滴かな
★混乱の戦後豊原木下闇
豊原=サハリンの日本統治時代の呼び名
自由な投句箱
★パリ祭の屋台賑やか丸の内
★香り良きワイン片手に巴里祭
★フォションの紅茶を入れて巴里祭
自由な投句箱
目覚めれば今朝も雨音梅雨長し
病院の中庭に咲き金糸梅
梅雨晴間テイクアウトの幟揺れ
自由な投句箱
★嵐止み峰の茜や蝉の声
★風止みてひと日終わりぬ梅雨の冷え
★風落つや夕日に映ゆる木槿かな
三句目の訂正のお願い
誤)風落つや夕日に映ゆる木槿かな
↓
正)風落つや夕日に映ゆる木槿咲く
以上よろしくお願い申し上げます。
自由な投句箱
★D51の坂道駆くや雲の峰
★習慣の踵落しや網戸にて
★訳ありの菓子に集まる日の盛り
自由な投句箱
★凌霄花アーチをなして咲き進む
★凌霄花縋る梅木の花やげり
★凌霄花砂場に遊ぶ子に落ちぬ
自由な投句箱
楠の緑陰続く下をゆく
継続は力なりとて百日草
雨あがる藪萱草に夕日さす
自由な投句箱
★起きてすぐ窓を開ければ梅雨寒し
★梅雨冷えのコーヒー熱き朝餉かな
★下校児の声に目覚むや梅雨晴間
自由な投句箱
★水羊羹台車に積まれいざ出荷
★朝なさな糠雨似合う四葩かな
★伝統の笹蒲鉾や冷やし酒
自由な投句箱
浜木綿の次々天差す蕾かな
夕暮れてカサブランカの良く香る
万緑の向こうに霞む高層群
自由な投句箱
★水遊び門前に水溢れさせ
★通りがけ水鉄砲の流れ弾
★父親を追ひ回す子の水鉄砲
自由な投句箱
日焼けせる腕運転席より出る
梅雨晴や傘カラフルに並びおり
夏の朝車線変更して前へ
自由な投句箱
★木洩れ日の影のまだらや木下闇
★青空のヘリコプターや梅雨晴間
★園児らの輪になり愛でる梅雨きのこ
自由な投句箱
★背泳ぎや水中眼鏡外したり
★晴天に遊泳禁止の札高し
★優しげな波に乗りつつ泳ぎけり
自由な投句箱
★星涼し金平糖の淡き色
★郭公や牧草ロールトラックへ
★奥利根の休耕田や閑古鳥
自由な投句箱
★との雲る空の明るき送り梅雨
★宵口の月下美人を愛でにけり
★茅舎忌の入日の空に日照雨かな
自由な投句箱
★ステテコや我が机にて畳みける
★夢うつつ虹の輪のなか駆け回る
★甲斐犬と走る吾子をり雲の峰
自由な投句箱
★朝の庭草々揺れて涼しけり
★アパートの解体進み涼しかり
★風涼し雨の切れ間の並木道
自由な投句箱
梅雨明けを近しと思う今朝の晴れ
親去れば所在なげなり燕の子
翅欠けし揚羽がゆっくり飛んでいる
自由な投句箱
★溝川の流れ涼しき里を行く
★ぼつてりと葉柳風に連なりて
<ジャズ演奏の追憶より>
★白服のジャズの夕べや神戸の夜
自由な投句箱
★岸辺へとなだるる波や月見草
★野牡丹や夕暮の山紫紺なる
★子より届きし冷酒なと飲みたまえ
自由な投句箱
★採れたての茗荷の子にてすまし汁
★赤きつや食欲誘う茗荷の子
★新じゃがの粒を揃へて売られをり
自由な投句箱
★底紅の青空見上げ積りけり
★絡みつく金網哀しやいと花
★かなかなの早やも哀しき茜かな
自由な投句箱
★土用灸何かと妻は良く太る
★何事も几帳面なり心太
★夏芝や淡き緑の五家宝よ
自由な投句箱
★蝉の声競ふがごとく子らの声
★団扇もて飛び来る虫をはたきけり
★団扇絵の場所を選びて扇ぎけり
自由な投句箱
からからと鳥除け風車青トマト
入念に羽づくろいの川鵜かな
風の道示す青田となりにけり
自由な投句箱
★底紅の青空見上げ積りけり
★こつ然蝉しぐれ止む静寂かな
★ふるさとの遠き想い出蠅入らず
自由な投句箱
★何ゆえにひと夜咲かな女王花
★沼へ影なべて映すや夏茜
★浴衣きて岸辺に立てり灯のあかり
自由な投句箱
★避暑地にて組みたるペアのテニスかな
★遺影にも声を掛けたり避暑の旅
★赤信号待つ間に見上ぐ百日紅
自由な投句箱
★それぞれの生きる距離とや炎暑来る
★音ばかりつづき降らずやはたた神
★かなかなの入日茜の遠嶺かな