生き生きと、みずみずしい俳句を期待しています。
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コメント
自由な投句箱
★松籟や白根葵の裏返る
★水草の綾の如くや白目高
★波の穂の沼を賑わす鳰浮巣
自由な投句箱
★プールにて歩行練習渋滞す
★プール横寝風呂の有りて足伸ばす
★6月やピラティスマット青々と
自由な投句箱
★六月と思えど今朝の日差しかな
★豆飯の独り昼餉や妻の留守
★実桜や鈍行電車の停まる駅
自由な投句箱
庭石菖日々の歩みの足元に
田植水入りてしばしの水鏡
六月の空に小さき雲生まれ
自由な投句箱
★炎帝の大沼小沼鷲づかみ
★青鷺の川辺の岩に動かざる
★炎帝や急に増えたる青き花
自由な投句箱
★医科大の煉瓦棟なり蔦茂る
★泰山木の花に夕日の香りけり
★幌降ろす西日の中をべビーカー
自由な投句箱
★冷麺の幟の増えし六月かな
★冷麺や胡瓜を添えて風を呼ぶ
★短冊に切りし胡瓜を付け出しに
自由な投句箱
★白鷺や棚田たなだに水張られ
★短夜や書架に司馬遷史記全集
★外っ国の団体客の暑さかな
自由な投句箱
★百合二輪仲良く並び咲きにけり
★百合の花黄色く光り人を止め
★乙女百合俯きながら色香撒く
自由な投句箱
★夕日照る玄関脇の枇杷熟るる
★万緑やトトロの森も斯くあらん
★雨を呼ぶあじさい青に変化かな
自由な投句箱
<六甲山系、市章山・碇山ハイキング>
緑陰の山城跡にお弁当
六甲から晴れし六月の海を見る
天清和いま帆船が入港す
自由な投句箱
★夏の朝山を離るる冷気かな
★涼しさや山ふところの水の音
★雲の峰坊主頭の輝ける
自由な投句箱
★白薔薇や買い手無きまま散りにけり
★朝一番鳥より早く苺摘む
★六月の白さ際立つ初雪カズラ
自由な投句箱
★甘きもの厨にさがす昼寝覚
★姫女苑のうすむらさきや風立ちぬ
★枝先の触れてささやく風薫る
自由な投句箱
★白球のフェンスを越ゆや青葉風
★渓流の主を釣りけり青嵐
★上州の風物怖しはたた神
自由な投句箱
★赤き実を隠しつそよぐ青葉かな
★神殿の裏山映える青葉かな
★雨上がり陽を照り返す柿青葉
自由な投句箱
★つぶつぶの彩の宇宙や額の花
★湯浴み終え入日茜や夕端居
★飯笊の軒に吊られし夜風かな
自由な投句箱
★大小の雨粒並ぶ赤き薔薇
★雨粒に他の花映す薔薇かな
★夕暮の赤城榛名とはたた神
自由な投句箱
★亀の子をひとまず放つ盥かな
★幟立つ池の亀の子甲羅干し
★手の平に乗りし亀の子買われけり
自由な投句箱
★いつもより遅き目覚や梅雨に入る
★南天の白き小花や雨あがる
★梅雨寒や雨雲峰を被い居り
自由な投句箱
★公務員ランナー駆くや五月雨
★営業車より漏れしラジオや片かげり
★太古より幾万年の青峰かな
自由な投句箱
★せせらぎや橋で途切れる青葉風
★塀を越え跳ねる紫陽花濃紫色
★入梅やコックさん跳ねる絵描唄
自由な投句箱
★枇杷の実の色付く頃と書き出しに
★遠峰の色濃く在りぬ梅雨晴間
★夾竹桃少年野球のグランドに
自由な投句箱
法螺貝が青葉若葉に響きおり
田植水となりて減りたり川の水
天に陽は高し匂える栗の花
自由な投句箱
★虹消えて過疎集落となりにけり
★麦の秋畦間駆け行く小犬かな
★夏川へ落ちし選手やラフティング
自由な投句箱
幕末史読みふけりつつ梅雨に入る
金糸梅雨一日であがりけり
蛇もまた我に気づいて大慌て
自由な投句箱
★近く見ゆ今朝の遠嶺や梅雨晴間
★草茂る中を分け入り散歩犬
★夕暮れの茅花流しや丘の風
自由な投句箱
★百合の花上から下へ咲き満ちる
★ビル谷間涼しき風の通り抜け
★木の間よりシャツはためかす風涼し
自由な投句箱
★雨粒の演舞に朝の薔薇かな
★魚止めに岩魚釣れたる嬉しさよ
★ふんわりと雀舞い下る涼しさよ
自由な投句箱
ブラシノキ鮮やかに咲き梅雨晴間
樹にあるは森青蛙の卵かな
ほととぎす鳴きつつ峰を渡りけり
自由な投句箱
★緑雨降る産土神のご神木
★せせらぎや音の途切れし橋涼し
★髪切りて白き項の涼しけり
自由な投句箱
★梅雨寒や目覚め哀しき母の夢
★夕まだき虞美人草の茎に風
★面影の遠くになりぬ枇杷熟るる
自由な投句箱
★大小の雨粒並ぶ薔薇かな
★晩年や利根を流るる花胡桃
★白鷺にさざ波立ちし田水かな
自由な投句箱
★川流れ堰落ちる音涼しくて
★短夜やもう一眠り夢うつつ
★短夜や晩酌少し減りにけり
自由な投句箱
★触れ行けば柔らかきかな小判草
★浮草や根も葉もあれど花は見ず
★夕日照る海に天草採りの桶
自由な投句箱
★十枚の代田歩むや暁の風
★三山と利根に囲まる代田かな
★青鷺の岩とかした利根河原
自由な投句箱
わらわらと湧き出ず小さき夏の蝶
晴れし森ほととぎす鳴くそちこちに
狸に会う雨の降りだす梅雨の山