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コメント
自由な投句箱
◇「ありのままの」歌ふ子愛し桃の花
◇木苺の花咲く道やフェリー行く
◇木耳やぶよぶよとして奇異なもの
転記
小口泰與
2017-04-11 09:59:40
★梅散るやかそけき雨の音すなり
★花桃や名も知らぬ鳥かしましき
★蝌蚪生(あ)れて幽かに池の笑いけり
廣田洋一
2017-04-11 10:43:13
★橋の下広がり進む花筏
★傘さしてビニールシートの花見かな
★雨空に焔の如き赤椿
自由な投句箱
<吉野山三句>
春しぐれこれより女人結界石
花の雨避けて早めの昼ごはん
山麓へ続く桜を展望す
自由な投句箱
★出雲路の屋敷囲いや風光る
★結婚式の出雲大社や花曇り
★菜の花や一両列車のワンマンカー
自由な投句箱
<吉野山三句>
吉野山さくらを隠す霧が立つ
わき道にそれて桜を堪能す
はくれんもいまが盛りの中千本
自由な投句箱
◇孫連れて河原鶸見る双眼鏡
◇亀鳴くや俳句詠んでも伝はらず
◇満州も父も知らずに桜散る
自由な投句箱
★花桃や双子の姉妹入園す
★はくれんや純粋無垢の園児達
★夕まぐれ幽かに数う蝌蚪の数
自由な投句箱
★雨上がり風に舞ひ散る桜花
★塩味を効かせてこその桜餅
★窓越しに鳥の声聞き桜餅
自由な投句箱
★丁度良き式の記念や花盛り
★雨降れば雨に解き居り紫木蓮
★出雲路の風土記の里や花の雨
自由な投句箱
冬物を洗う桜を眺めつつ
救急車花見の客の間を縫いし
満開の桜を散らす風雨かな
自由な投句箱
◇花蘇枋ネオン灯りし向こう岸
◇河原鶸落ちて死したる交差点
◇桃活けて夫婦喧嘩も忘れけり
自由な投句箱
★さまざまに散り方あるよ夜の梅
★サイドカー片寄せてあり菜の花に
★かたくなに曲がる老木風光る
自由な投句箱
★ぼってりと丸まり咲けるチューリップ
★枝先に葉の出て来たる桜かな
★目白二羽枝から枝へ花散らす
自由な投句箱
花の雨終日降りて暮れにけり
長雨のやみ間すかさず小綬鶏鳴く
晴れやかに満開の桜見上げおり
自由な投句箱
樹齢300年の枝垂桜を見て
◇空抜けて枝垂桜のドームかな
◇糸桜広大無辺の樹下に入る
◇糸桜時空を超えて散りにけり
自由な投句箱
★畦川の水音高き花大根
★雨後の野に群れてつんつんつくつくし
★耳たてし猫や忽然春の雷
13日転記
桑本栄太郎 2017-04-13 20:31:47
★二階より枝垂れ源平桃の咲く
★坂道を染めて哀しき花の屑
★式を終え学校帰りや花ゆすら
自由な投句箱
★庭の隅かすかに紅き白躑躅
★道の端白き躑躅の華やげり
★夕暮や赤きつつじの一つ散る
自由な投句箱
風頬に来て始まるや花吹雪
出会いあり別れもありて花筏
楽しかり優しく頬へ落花かな
自由な投句箱
★花時の駅舎かしまし京都駅
★外つ人の観光ガイドへ花の京
★散り頻る色の哀れや花の屑
自由な投句箱
高架まで花散りあがる六本木
朝の陽にさくらの影の消えずあり
葉桜に花ある年も通院す
自由な投句箱
◇金文字のお経のごとく花木五倍子
◇瑠璃色に輝く色や翡翠飛ぶ
◇花吹雪鯉城を統べし鯱瓦
自由な投句箱
中天に陽来れば大きくいぬふぐり
しなやかに曲線白く雪柳
先行くを追うごと散りゆく落花かな
自由な投句箱
★風信子花の重みに倒れけり
★チューリップ八重の蕾の陽を包み
★川べりの桜並木や母子連れ
自由な投句箱
★老農の太き十指や風光る
★流心へ毛鉤打ちけり春落葉
★立並ぶ露店や風の山桜
自由な投句箱
★咲き分けの桃の花咲く厨窓
★ほんのりと蘂の赤きや桜散る
★光り透く柿の新芽やバスの窓
自由な投句箱
前山の桜の色が引いてゆく
やまざくらいま満開のどのあたり
花びらを捨てゆさゆさと葉を揺する
自由な投句箱
花くずを踏んで歩きし山の道
青空に向け花びらの絶え間なく
頂はつつじ続々開くころ
自由な投句箱
★つばくらや砂場に集う園児達
★ゆさゆさと容まるまる里桜
★かたわらに居てカメラ構えし夕桜
自由な投句箱
★裏返しの葉に包まれし椿餅
★山の香をふんわり包み椿餅
★お茶入れて香り確かめ椿餅
自由な投句箱
<鶯の鳴く姿を初めて見て>
◇鶯の歌ふ姿や遠眼鏡
◇鶯や喉震わせて枝の先
◇姿見せアリア歌へる花見鳥
自由な投句箱
★ほんのりと蘂の赤きや花了る
★初つばめすいと背をむけ来たりけり
★陣を組みはやり集えり春の鴨
自由な投句箱
丈競う芍薬の芽の雨滴かな
水底に影を映して花筏
縦横に乱るる落花の中にいる
自由な投句箱
◇花蘇枋むらさき匂ふ李香蘭
◇鶯や進軍ラッパの二等兵
◇夏近しアベマキの花雨に濡れ
自由な投句箱
鐘の音が桜のうえを園城寺
三井寺の伽藍つなぎし桜かな
疏水へとつづく水辺に残る鴨
自由な投句箱
★春の日や水語らえば魚応う
★はくれんやリズム奏づる里の川
★暖かや葱味噌煎の香ばしき
自由な投句箱
★雛罌粟や透けて広がる十字の花
★細き身の虞美人草や風に舞ふ
★雛罌粟やゆらゆら揺れて仲間呼ぶ
自由な投句箱
パレットの滲みのごとき若葉山
若緑昼餉の二人包み蹴り
音させて夕餉に浅蜊洗いけり
自由な投句箱
★春雷や目覚めて遠き昼の夢
★自転車の部活帰りや花は葉に
★生垣を囲みて赤き新芽かな
お礼
疏水流る散りゆく花の真ん中を
春しぐれの後の青空疏水ゆく
花筏進む疏水の速さかな
自由な投句箱
◇人だかりプール開きの体育館
◇頬白や狐も出たる探鳥会
◇山雀の姿かわいや道づれに
自由な投句箱
★有明の流れむさぼる花筏
★山吹や水を被ける丸太橋
★入学やかんからかんと絵馬応う
自由な投句箱
★掬ひたる花弁かけ合ふ父娘かな
★枯草を咥へ飛び立つ春の鳥
★春の鳥鳴き声高し瓦屋根
自由な投句箱
★工場を囲みて赤き新芽かな
★春暑く高架通過やモノレール
★春惜しむ蘂の赤きや葉の蔭に
自由な投句箱
一夜にて花さっぱりと消えにけり
夜嵐の去りはつらつと春の山
燕飛ぶ雲ゆっくりと流る空
自由な投句箱
★蝶のごとひらひら舞ひし落花かな
★公園の落花舞ひ来る保育園
★落花のカーテン開ける並木道
自由な投句箱
★笑うかに五百羅漢や翁草
★菜の花や水の惑星ほんわかと
★樺の花チャペルの鐘の高らかに
自由な投句箱
◇花びらの散り敷く道を探鳥会
◇黄鶲や歓声あがる探鳥会
◇蝸牛を踏みさうになり探鳥会
自由な投句箱
<妙心寺三景>
★旧友の電話の誘い春うらら
★風光る高き木組みや大伽藍
★広大な伽藍に添いて八重桜
自由な投句箱
花吹雪の下で手を振る少年ら
山の色明るくなりぬ花は葉に
つくる影濃くなり初めし八重桜
自由な投句箱
◇鳴きながら山雀飛んで我を見る
◇探鳥や華鬘咲きたる山の道
◇山道の花大根や探鳥会
自由な投句箱
★眼福の利根の岸辺や糸柳
★釣糸をかすむる虻の顔面へ
★時刻む一本の道春嵐
自由な投句箱
★水琴窟耳を澄ませて春惜しむ
★目の前に富士を望みて春のたり
★七色のヨット並走春の海
自由な投句箱
★畑に吹く風の男(をのこ)や葱坊主
★菜の花や古びて畦に一輪車
★葉の蔭の蘂の赤きや花は葉に