※当季雑詠3句(春の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
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主宰:高橋正子・管理:高橋信之
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https://blog.goo.ne.jp/kakan02
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コメント
自由な投句箱
★また二人車より降る田芹かな
★海棠や小犬親子は夢の中
★囀りや浅間南面青々と
自由な投句箱
大霞なり淡路家島六甲も
楠落葉はらはら続く交差点
花楓光と影が交差する
自由な投句箱
★大取りの色鮮やかに八重桜
★散り敷きし花に降りたる桜蘂
★かくれんぼの子に降りかかる桜蘂
自由な投句箱
★ねぎ畑に狂い舞うかに蝶の昼
★日を透きし赤き垣根や新芽噴く
★川べりの坂を下りぬ花吹雪
自由な投句箱
★隠り沼の春たけなわや鳥の声
★定かなる日差しの音色チューリップ
★夕闇や乙女椿のたたずまい
自由な投句箱
★見開きて海の夢見る桜鯛
★園児らの声の燃え立つ躑躅かな
★道はさみ色とりどりのつつじ咲く
自由な投句箱
日曜の朝の静かな春の雨
午後よりは桜を散らす風の音
点々と高き所に芽吹く木々
自由な投句箱
★窓辺より見やる空へと木の芽雨
★残花早や蘂の赤きが目立ちけり
★満天星の花の滴やうつむいて
自由な投句箱
★窓辺より見やる空へと木の芽雨
★残花早や蘂の赤きが目立ちけり
★満天星の花の滴やうつむいて
自由な投句箱
★全身を花粉まみれや熊ん蜂
★シヤシンス深閑とせる小料理屋
★青柳や風の岸辺の只ならず
自由な投句箱
★子の声に応へるごとし椿落つ
★緑の葉押し分け咲ける八重椿
★門前に笑顔見せたる白椿
自由な投句箱
★ひたひたと音に目覚めり菜種梅雨
★花屑の水面に集い浮かびけり
★雨雲の晴れて現わる花の雲
自由な投句箱
★渓流を讃え雪代山女かな
★つくしんぼ立ち居定かに新入生
★公魚のかすかな魚信たなごころ
自由な投句箱
★出で来る芽にせかされし春落葉
★已む無くも休業したり春落葉
★春落葉吹き寄せられしフェンス際
自由な投句箱
我もまた家に籠りぬ花の冷え
災難はいつも突然春嵐
快晴に深呼吸して木の芽山
自由な投句箱
★夜もすがら闇の雄叫ぶ春疾風
★残花早や散るべくあらん夜半の風
★枝先のすでに若葉の日差しかな
自由な投句箱
★満ち満ちて一花だに放下せず
★鳥だにも来ぬ隠り沼のはこべかな
★頼もしき凪の湖なり残る鴨
自由な投句箱
★野良として箱に捨てられ子猫かな
★天辺の赤く光れる残花かな
★町の川挟みて散りし残花かな
自由な投句箱
花筏家々の裏を流れゆく
麗かな頂でコロナ禍を語る
日永かな明るさの中で夕食を
自由な投句箱
★青ざむる御衣黄桜や里の辻
★花大根はるか故郷の凪の海
★コロナ禍と云えど樹上の百千鳥
自由な投句箱
★散る花の境内に満ち躓けり
★夕日染む利根の白波揚雲雀
★辰之の地ゆうるり流る春の川
自由な投句箱
★散る花の境内に満ち躓けり
★夕日染む利根の白波揚雲雀
★辰之の地ゆうるり流る春の川
自由な投句箱
★早々と頭揺らせる雛罌粟かな
★名を知らぬ草花あまた春惜しむ
★八重桜枝垂れる先に緋鯉かな
自由な投句箱
花びらを風吹くたびに放ちけり
小綬鶏に呼ばれて開ける昼の窓
一山に影を落として春の雲
自由な当句箱
★蝶を追う幼ふたりや休園中
★白き腹見せて反転つばくらめ
★げんげ田の鋤き込まれゆく日差しかな
自由な投句箱
★山吹や道灌濠に咲き誇る
★山吹や寿司屋の前に黄金吹く
★遠き日の友の面影濃山吹
自由な投句箱
★谷あいに入り行く貨車や初燕
★つばくらや白衣観音朝日差す
★天平の箜篌の調べや春の雨
自由な投句箱
伽藍仰ぐ枝垂桜のその向こう
見上げれば視界いっぱい糸桜
新幹線霞の彼方へ去りゆけり
自由な当句箱
★川に沿い地道下りぬ春柳
★揚ひばり甍きらめく里の屋根
★丘うえの早瀬聞き居り芝さくら
自様な投句箱
★春ゆうべ漁を終えたる夫婦船
★隠り沼の公魚尾びれぴちぴちと
★上野毛の空均しけり春の鳶
自由な投句箱
★ひるがへり橋をくぐりし燕かな
★あの屋根かこちらの屋根か百千鳥
★やはらかき朝の日差しや百千鳥
自由な投句箱
しばし座す蝶の集いし頂に
日差しはや強し咲き初む八重桜
大腿骨頚部骨折春疾風
自由な投句箱
★山吹の一重と云うは風まかせ
★著莪の花咲いて曇りや明日は雨
★遠目にも赤き垣根や新芽吹く
自由な投句箱
★農小屋に人影見ゆる穀雨かな
★ビニールの覆ひし畝に穀雨かな
★雲去りて日のさんさんと穀雨かな
自由な投句箱
★写真家の望遠レンズ山笑う
★海棠の雨のしずくの刹那かな
★菜の花や千曲の流れ平らかに
自由な投句箱
日永かなもういいかいの声がする
囀りのいろいろ部屋に届きけり
濃き影を宿して咲きぬ八重桜
自由な投句箱
★春風や坂道くだる一輪車
★山里の甍きらめく揚ひばり
★春雨のスカイプ通話の家居なりぬ
自由な投句箱
★聞え来る謡の声や蝶の昼
★春光や白衣観音青空へ
★和紙に書く友えの文や桃の花
自由な投句箱
★今を盛りの桜を揺らす地震の朝
★休業の店の並びて落花舞ふ
★川底に鯉の二匹や花筏
自由な投句箱
残る花一掃夜の雨と風
くぐり入り枝垂桜を見上げおり
境内に絵を描く人や糸桜
自由な投句箱
★夢に在り惰眠むさぼる穀雨かな
★静けさや雨の団地に松の芯
★玉房の濡れて垂れ居り八重ざくら