自由な投句箱/3月21日~3月31日

※当季雑詠(春)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 小口泰與
    2026年3月21日 9:10

    残雪の浅間山(あさま)見事や鳥の舞ふ
    熱き酒酌み交はしけり新社員
    残雪の浅間山(あさま)へ朝日射しにけり

  2. 多田有花
    2026年3月21日 10:28

    <綾部山梅林三句>
    飼い猫に梅花の冠綾部山
    観梅の途中に駅そばを食す
    紅白の梅の下には歌碑ひとつ

  3. 土橋みよ
    2026年3月21日 22:01

    朝焼けや蓬這う土手歩みけり
    飛び立てし鴉の溶けゆく春夕焼
    夕廚稚児の目瞑る夏みかん

  4. 小口泰與
    2026年3月22日 9:05

    暮れ急ぐ森の小川や春の月
    囀りや静寂の森の奮い立つ
    薔薇の葉の赤茶へ春日射しにけり

  5. 多田有花
    2026年3月22日 10:17

    <綾部山梅林三句>
    梅林や淡路島まで遠望す
    陽の下に人を憩わせ梅咲きぬ
    煙突と島影ありて梅満開

  6. 上島祥子
    2026年3月22日 23:46

    水鉢の水清くあり春彼岸
    蝋燭の光絞るる彼岸風
    コッペパン墓前に高く初彼岸

  7. 多田有花
    2026年3月23日 8:00

    <室津三句>
    島影や春の渚に光あり
    春なれや室の泊の幾星霜
    賀茂神社春の海へと開かれて

  8. 廣田洋一
    2026年3月23日 11:26

    向こうから手を振る友の陽炎へり
    観音の肩に触れたり枝垂桜
    二三個は開かぬままや蜆汁

  9. 多田有花
    2026年3月24日 8:11

    <室津三句>
    シーボルト讃えし春の絶景を
    陽春や馬足の龍持つ四脚門
    清盛も詣でし春の賀茂神社

  10. 廣田洋一
    2026年3月24日 12:07

    ムラサキツツジ燃ゆるが如く咲きにけり
    公園の四隅を照らし桜咲く
    思い切り胸をそらせて風信子

  11. 土橋みよ
    2026年3月24日 15:46

    トビウオの目の奥光る春厨
    馬鈴薯の芽取る指先春日差し
    そよ風や馬酔木の房の触れ合わず

  12. 多田有花
    2026年3月25日 8:52

    <室津三句>
    春風に北限の野生蘇鉄かな
    早咲きの桜咲かせて浄運寺
    友君塚春の廃校を望む

  13. 廣田洋一
    2026年3月25日 11:00

    陽炎に柳の葉先消えてをり
    ひとつだけこじ開けたるや蜆汁
    スノーフレーク自信なさげにしかと咲く

  14. 小口泰與
    2026年3月25日 14:12

    池の水けがし群れたる蛙の子
    風に乗り鳥声さやか春の森
    上州の季節のけじめ雪消川

  15. 土橋みよ
    2026年3月25日 16:59

    ハナニラや五稜郭のかたちして
    朝の土葉を重ねゆくフキノトウ
    大木の根元やムスカリ咲きいづる

  16. 多田有花
    2026年3月26日 9:13

    鉢に低く風受け咲けり迎春花
    ざんばらの力士が多し三月場所
    春しぐれ昼餉の支度する窓に

  17. 小口泰與
    2026年3月26日 9:37

    頬白の飛び交う森の明るさよ
    けなげにも芽を吹く枝や春の雨
    けざやかに杏子の花の廃校に

  18. 廣田洋一
    2026年3月26日 12:12

    ふんわりと八重に咲きたる白椿
    椿咲く若き主の庭広げ
    花冷えの木々を濡らせる小糠雨

  19. 川名ますみ
    2026年3月26日 23:04

    二つ三つ花木瓜堂々たる開花
    煮びたしの出汁ほの甘し春きゃべつ
    春きゃべつペペロンチーノに散るみどり

  20. 多田有花
    2026年3月27日 8:33

    八朔柑食べ助けにといただきぬ
    鶯の聞え初めたり朝の窓
    今朝晴れし空へ開きぬ山桜

  21. 小口泰與
    2026年3月27日 9:22

    電線鳴る春の雀のけなげにも
    夕日消ぬ雪消の浅間山照らしつつ
    ばらの芽の尖り崩れて開きけり

  22. 廣田洋一
    2026年3月27日 10:28

    落椿かさと音立て法の庭
    東風吹きて朝の光の飛び散りぬ
    赤黄白揃いて咲きしチューリップ

  23. 土橋みよ
    2026年3月27日 17:22

    初諸子焼けて尾びれの灯を透かす
    葱の芯空へ伸びゆく春の土
    カタバミやポストの影に咲きにけり
    (カタバミは夏の季語ですが、見た通りを俳句にしました)

  24. 多田有花
    2026年3月28日 9:06

    朝日さす峰に咲き初め山桜
    たんぽぽの黄色に黄蝶の来てとまる
    午後の空春上弦の高くあり

  25. 小口泰與
    2026年3月28日 9:08

    榛名山(はるな)へと雲の流れし春の鳥 
    気配して日の出でにけり春の沼
    けなげなる稚児の居りけり桃の花

  26. 多田有花
    2026年3月29日 8:50

    はくれんの汚れ初めにし午後となる
    前山に濃淡みせて山桜
    この桜ことに見事や昼の陽に

  27. 小口泰與
    2026年3月29日 8:55

    一つ三つ杏子の花の庭に落つ
    畦川を削る流れや雪消水
    春日消ぬ雲の沸き立つ上州路

  28. 小口泰與
    2026年3月30日 8:28

    吹きまくる風もおさまり春夕べ
    春の沼横走りたる浮子のあり
    釣糸をぶんぶん鳴らす櫻鯛

  29. 多田有花
    2026年3月30日 10:03

    染井吉野公民館に咲き始め
    雪柳風にもっとも親しくて
    たんぽぽの余すことなく陽を受ける

  30. 土橋みよ
    2026年3月30日 18:57

    雨上がりセキレイ走る魚の市
    朝の市氷に鰭張る桜鯛
    採れたての独活の葉はぜる夕厨

  31. 多田有花
    2026年3月31日 8:46

    陽光受け陽光桜の満開に
    白花の春咲き水仙風に揺れ
    しぐれくる庭に一本木瓜の花

  32. 小口泰與
    2026年3月31日 8:50

    昨日二分けふ満開の桜かな
    忽然と突風ありて花吹雪
    櫻さくらけふ満開の桜かな

  33. 廣田洋一
    2026年3月31日 13:37

    晴れた日のいつもの道は花の中
    富士見ゆる庭の辺に躑躅咲く
    パンジーやめかし込みたる庭の中

  34. 上島祥子
    2026年3月31日 17:04

    春埃猫の毛玉の大きかり
    春嵐白一色に街をのみ
    なおいきれ結ぶ自転車春半ば