※当季雑詠3句(春の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
🍃 🍃 🍃 🍃 🍃 🍃
今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著)より
右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
🍃 🍃 🍃 🍃 🍃 🍃
今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著)より
右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
3月31日
★春の夢みてゐて瞼ぬれにけり 三橋 鷹女(みつはし たかじょ)
3月30日
★春の雪青菜を茹でていたる間も 細見 綾子(ほそみ あやこ)
3月29日
★梨咲くと葛飾の野はとの曇り 水原 秋櫻子(みずはら しゅうおうし)
3月28日
★わが背丈以上は空や初雲雀 中村 草田男(なかむら くさたお)
3月27日
★イースター青い卵の贈り物 髙橋 句美子(たかはし くみこ)🌸
3月26日
★村中に水流れ出しつばめ来る 澤井 渥(さわい あつし) 🌸
3月25日
★一点より縦横の道卒業す 大石 和堂(おおいし わどう)🌸
3月24日
★産声を待つ部屋の窓白木蓮 高橋 秀之(たかはし ひでゆき)🌸
3月23日
★物の種にぎればいのちひしめける 日野 草城(ひの そうじょう)
3月22日
★バスを待ち大路の春をうたがはず 石田 波郷(いしだ はきょう)
3月21日
★チューリップ喜びだけを持ってゐる 細見 綾子(ほそみ あやこ)
コメント
自由な投句箱
★大利根の流れい行くは雪解水
★色めきて日の出の湖や百千鳥
★彩雲の浮かぶ榛名や春の雁
自由な投句箱
春分や豆苗すっと立ち上がる
春寒の中で確かむ開花予想
盛大に花粉流るる彼岸かな
自由な投句箱
★霾天のうす紫の在所かな
★駒返る草のみどりや堰の水
★まんさくの去年の葉あれど結びけり
自由な投句箱
足利フラワーパーク
藤の芽のトンネルくぐる夕陽背に
「魔笛」鳴るチューリップの径軽やかに
自由な投句箱
★まんさくの陽光集め紡ぎ居り
★春の夜やまた読み返す太平記
★褒めらるる事のなけれど暖かし
自由な投句箱
快晴の春の窓辺にすずめ来る
朝日浴ぶ開花の近き山桜
春なれば音楽流し踊りけり
自由な投句箱
★子雀の足を滑らせ水瓶へ
★かたかごの花咲き競う斜面かな
★ひこばえや長き梢に鳥の数
自由な投句箱
★鮮やかに咲き揃いたるシクラメン
★シクラメン鉢より花の溢れをり
★雪柳法面白く揺らしをり
自由な投句箱
春の日の匂いをつけて猫戻る
眼薬の手早く点して花粉症
春夕日キャッチボールはリズム良く
自由な投句箱
★浅間嶺のいよよ雪解や朝の風
★残りたる一羽の鴨や沼の淵
★残りしか残されしかか鴨一羽
自由な投句箱
★空の色分けて貰いていぬふぐり
★菜の花の高々咲きし空の青
★丹沢の稜線きりり風光る
自由な投句箱
起床してまず洗濯の彼岸明
春宵にダンスステップ踏みにけり
窓開けて昼餉の用意春暑し
自由な投句箱
★水底の日の斑ゆらぐや蘆の角
★咲き分けの梅の花咲く狭庭かな
★豆の花ツタンカーメンてう名まえ
自由な投句箱
★鳥交るうすすく頃の川の色
★足からの寒さ伝わる梅見月
★歓声を上げる園児や春の沼
自由な投句箱
★陽光てふ桜光れる明日かな
★桜の芽大きくふふみて時を待つ
★ひっそりと下を向きたる花馬酔木
自由な投句箱
はや日陰選んで歩く彼岸過ぎ
春の昼異国の歌を聴いている
散りばめて青き輝きいぬふぐり
自由な投句箱
春の日を浴びて花芽のこちら向く
オステオを植える彼岸の藤の園
シクラメン花咲く傍に温度計
自由な投句箱
★日輪の滲みて居りぬ霾ぐもり
★白れんのにつと微笑み咲き初むる
★稚けなきものの哀れやすみれ咲く
自由な投句箱
★明け六つの春の寒さに身を切られ
★丑三つの犬の遠吠え春の火事
★うたた寝の夢の中なる大試験
自由な投句箱
★八重椿花弁一つ零しけり
★囀りや右に左に並木道
★車椅子開花を待ちて停まりをり
自由な投句箱
菜の花の黄色よ遠くに輝くは
春休み少年らはゆく自転車で
憧れの色春宵の空の色
自由な投句箱
★剥がすよに上衣脱ぎたり春暑し
★胡沙降るや母の忌日の近づきぬ
★見渡せば在所いずこも霾ぐもり
自由な投句箱
★大太鼓連打したるや春祭
★山里の鳥声交る春の川
★うちつけに鴉鳴きたり冴返る
自由な投句箱
★夕空に黒線引きて鶴帰る
★紫の躑躅咲きたる庭の隅
★桜咲く待ち人の顔ほころびぬ
自由な投句箱
来る燕今宵はいずこの空の下
清少納言よ春は確かにあけぼのよ
天気と開花比べ花見の計画を
自由な投句箱
★雪やなぎ風の行方の定まらず
★ふるさとの遠くをおもう犀星忌
★誓子忌の海のあかねや日本海
自由な投句箱
★美しき山のすそ野や春の鴨
★霾るや嫌いなものの多かりき
★手のひらの餌に舞い来る春山雀
自由な投句箱
★ようやくに淡紅色の花咲けり
★桜咲く葉も青々と開きけり
★チューリップ前へ倣えと赤き色
自由な投句箱
新しきカフェオープンの春なかば
いぬふぐり畔にさざめく小さき星
朗らかに春の小川は流れおり
自由な投句箱
★石垣に張り付き咲きぬ菫かな
★山茱萸の浮かぶようなり青き空
★白れんの傷つき来たる空の青
自由な投句箱
夕方の光に白増す雪柳
アネモネの香の慎ましく北廊下
蝶番う静けさの勝つ史跡奥
自由な投句箱
★納豆を百回交ぜて春の暮
★手のひらを台とせるや春山雀
★あけぼのの梅の台の風に揺れ
自由な投句箱
青年にコロンの香り春の宵
道の辺の初ざくら愛で歩きおり
雨あがり今朝咲き初めし山桜
自由な投句箱
★霾りし木々を洗える雨となり
★降る雨に逆らい開く桜かな
★雨浴びて半ば閉じたるチューリップ
自由な投句箱
★おだおだと時には強く春の風
★急かされて遂に咲き出す桜かな
★大風に揺れて躍りぬ雪やなぎ
自由な投句箱
★どう見ても白く咲きたる桜かな
★川沿いの桜のために廻り道
★雨の日は口を閉ざしてチューリップ
自由な投句箱
★鳥鳴いて花の噂を届けたり
★閉店の噂広まる春嵐
★魚跳ねし沼の岸辺の蕗の薹
自由な投句箱
★早々と花冷え来たる今朝の空
★ことさらに空の青さよ春の風
★白れんの傷つき散りぬ舗道かな
自由な投句箱
猫の躰かいても届かず春の蚤
真剣に語るほどの春の蚤
春の雷出迎えの猫戸口まで
自由な投句箱
★立ち話言葉奪わる春疾風
★白蓮の高貴な色に目を染し
★産土の風ういういしくも夜の梅
自由な投句箱
すみれ咲くコンクリートの隙間より
刻々と前山さくらを点しおり
白れんの咲くや人無き校庭に
自由な投句箱
★とめどなく雲の奔りぬ春疾風
★足もとに忽と落ちたる椿かな
★廃校となりぬ校門さくら咲く
自由な投句箱
夕刻の空に舞いおり初つばめ
染井吉野つぼみ綻び初む午後に
折れてなお花は蕾をほころばせ
自由な投句箱
★それぞれの鳴き声盛ん森の春
★白蝶の低く舞けり庭真中
★ばらの芽のほぐれて赤き雨の中
自由な投句箱
★送電線の峰より里へ山笑ふ
★校門のさくら七分や式を待つ
★さざ波のわらわら走る残り鴨
自由な投句箱
★重く揺れ雨を含みし雪柳
★戸を開くや春の疾風の飛び込みし
★自ずから崩れる膝や朧月