自由な投句箱/3月11日~3月20日

※当季雑詠(春)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 廣田洋一
    2026年3月11日 17:49

    映画みつつ居眠りしたる春の昼
    野遊びや隣近所に声かけて
    味付けは穂先次第やアスパラガス

  2. 土橋みよ
    2026年3月11日 18:41

    北の空遠し足利花曇
    泥畑雀跳ねいる日永かな
    庭帚置けば広がる春夕焼

  3. 多田有花
    2026年3月11日 19:30

    料峭やセルフスタンドに立ち寄りぬ
    春の空映し流れる春の川
    花ミモザ鮮やかなるを仰ぎ見る

  4. 小口泰與
    2026年3月12日 9:36

    大岩のかなずる流れ風光る
    固まりて蝌蚪の居りけり沼の隅
    かの谷の残雪溶けて鳥の声

  5. 多田有花
    2026年3月12日 9:52

    その位置を我に知らせる沈丁花
    準備万端はくれん蕾咲くを待つ
    マリア像に今日供えあり花ミモザ

  6. 土橋みよ
    2026年3月12日 18:46

    鰊の子櫛に広ぐや春の水
    風光る赤城の山肌近くあり
    春光や椎の葉空を覆いけり

  7. 川名ますみ
    2026年3月12日 22:11

    花壇よりほの甘き香や木の芽雨
    隣人と茶菓子交わせる木の芽冷
    ものの芽の土の香日毎濃くありぬ

  8. 多田有花
    2026年3月13日 8:29

    病棟を背後に藪つばき数多
    たんぽぽの地に低く咲く強さかな
    青空よりなだれて高し花ミモザ

  9. 小口泰與
    2026年3月13日 10:12

    春星を散りばめ吐きし浅間山
    かはたれの雨に梅の蕾のほほえみし
    大岩に瀬の音変はり鳥帰る

  10. 土橋みよ
    2026年3月13日 18:45

    数の子醤油漬け2句
    三月の水や数の子に櫛目入る
    数の子を梳く竹串や春の朝
    寺のみかんほろ酸っぱくて春寒し

  11. 小口泰與
    2026年3月14日 9:00

    水換えて春の目高の生き生きと
    のど飴の喉に滑るや春の風邪
    谷川に序破急ありて日永かな

  12. 多田有花
    2026年3月14日 12:13

    レンテンローズ咲くや巡礼者の如く
    日ごと開く河津桜を見上げおり
    春疾風とどく深夜の耳元に

  13. 廣田洋一
    2026年3月14日 13:07

    強東風の白波よする船着場
    春北風や青空の澄み切りてをり
    野遊びや起伏に富める雲の峰

  14. 上島祥子
    2026年3月14日 15:09

    稜線の空に融けあう春の雲  
    継ぎ足しのキャンディボックス花粉症
    春寒の松葉の尖りや庭の朝

  15. 多田有花
    2026年3月15日 19:36

    咲き初めし連翹の花に近く寄る
    八重椿淡き紅持ち開きおり
    鴲帰る日を待ち静かに枝にあり

  16. 上島祥子
    2026年3月15日 23:25

    斑雪伊吹の谷に目覚む蒼
    春禽の山河の碧に影を置き
    木曽川の碧みに曳かるる春夕日

  17. 廣田洋一
    2026年3月16日 12:04

    連翹や小さく咲きて和みたり
    白椿ふわりと咲きて落ちにけり
    生垣の上を向きたる花椿

  18. 多田有花
    2026年3月16日 14:04

    なずな咲く野辺行く頃となりにけり
    春なかば婚姻色の河鵜かな
    市川の流れおだやか柳の芽

  19. 小口泰與
    2026年3月16日 14:12

    紅梅やまた聞し召す灘の酒
    彼方より聞こゆる汽笛春の朝
    声は皆赤城に鍛え卒業す

  20. 川名ますみ
    2026年3月16日 22:37

    ぺんぺん草こまかき光放ちけり
    木の芽風角の遊具をしろく撫で
    サリーの人ら寒緋桜に集いおり

  21. 小口泰與
    2026年3月17日 8:18

    御仏の眼の際やかに春の朝
    紅梅や色を極めて庭制す
    あつけなく陸を捨てけり春の鴨 「くが」

  22. 多田有花
    2026年3月17日 12:48

    庭奥より香りが知らせる沈丁花
    午後六時明るさ残る彼岸前
    啓蟄の日差しの中のミニ水仙

  23. 廣田洋一
    2026年3月17日 15:27

    土手道を青く照らしていぬふぐり
    たんぽぽや絮ふくらませ風を待つ
    青々と膨らみきたる桜の芽

  24. 多田有花
    2026年3月18日 11:22

    芳春や新しき駅開業す
    綾部山梅林そぞろ歩きかな
    梅咲いて播磨灘を望みおり

  25. 小口泰與
    2026年3月18日 14:03

    雨粒に器量よしあし春の雨
    南風を浴びて木木の芽育ちけり
    櫛けづること丁寧に卒業子

  26. 上島祥子
    2026年3月18日 23:39

    春河の夕日に組みする流れかな
    初蝶の黄色を以て目の高さ
    春の雲山を離れて青空へ

  27. 小口泰與
    2026年3月19日 9:28

    八十年雪消の山を仰ぎたり
    春薔薇を見ずに帰るは口惜しや
    春なれど赤城の身震ひ小雨かな

  28. 多田有花
    2026年3月19日 10:27

    梅が枝の紅白の先に男鹿島
    梅の下梅かしわ餅をいただきぬ
    眺めれば白梅多し綾部山

  29. 土橋みよ
    2026年3月19日 19:28

    草ひとつ摘む指先や土匂う
    古典講座の通知届きぬ四月かな
    花曇孫は都のマラソンへ

  30. 多田有花
    2026年3月20日 7:30

    <綾部山梅林三句>
    春の島眺めて並ぶ古墳かな
    菜の花に首を傾け地蔵尊
    梅の下パフォーマンスの猿回し

  31. 小口泰與
    2026年3月20日 8:35

    春暁や鳥も我が家の水瓶に
    春の野の木木に詳しき老教師
    界隈の庭木の太さ春の雪

  32. 上島祥子
    2026年3月20日 22:11

    伽羅の香の風に乗りくる春彼岸
    春禽の羽音の跳ねや雨の露
    木蓮の柔らかに照る夕陽かな

  33. 小口泰與
    2026年3月21日 9:02

    残雪の浅間山(あさま)見事や鳥の舞う
    熱き酒酌み交わしけり新社員
    残雪の浅間山(あさま)え朝日射しにけり