自由な投句箱/2022年1月1日~10日

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代表:高橋正子・管理:高橋信之

コメント

  1. 小口泰與
    2022年1月1日 11:07

    自由な投句箱
    ★初浅間紫紺の雲を産みにける
    ★あけぼのの産土神へ初日かな
    ★駈け寄りて胡坐にふわり晴着の子

  2. 多田有花
    2022年1月1日 14:30

    自由な投句箱
    除夜の鐘聞くことも無く眠りけり
    昨日とは変わらぬ今日も年新た
    瀬戸内の雪の元朝珍しや

  3. 廣田 洋一
    2022年1月1日 16:14

    自由な投句箱
    ★限りなく青澄み渡る初御空
    ★初富士の白き山頂仰ぎけり
    ★早梅や産土神の参道に

  4. 桑本栄太郎
    2022年1月1日 18:38

    自由な投句箱
    ★湯に浸かり遥か遠くに除夜の鐘
    ★東雲のうすき明かりや淑気満つ
    ★雪しまく元朝なりぬ今朝の窓

  5. 小口泰與
    2022年1月2日 9:17

    自由な投句箱
    ★朝日差す巍巍の浅間や初景色
    ★初浅間噴煙柔く垂直に
    ★家長より賜わるならい柳箸

  6. 廣田 洋一
    2022年1月2日 12:26

    自由な投句箱
    ★嫁きたる子電話で済ます御慶かな
    ★ジムの友かけより交す御慶かな
    ★煮凝りを茶匙で掬ひ白き飯

  7. 多田有花
    2022年1月2日 16:53

    自由な投句箱
    身近な山雪化粧して大旦
    流れゆく川が映せる初御空
    初景色初雪となるめでたさよ

  8. 桑本栄太郎の
    2022年1月2日 19:34

    自由な投句箱
    ★ふるさとの訛り懐かし初電話
    ★嶺の端の間に雪の淑気かな
    ★二日早やうどんの昼餉摂りにけり

  9. 廣田 洋一
    2022年1月3日 9:27

    自由な投句箱
    ★水仙の二輪並びて咲きにけり
    ★門燈の如く立ちをる水仙花
    ★水落ちる隙間残して滝氷柱

  10. 小口泰與
    2022年1月3日 9:52

    自由な投句箱
    ★三日もう年始の客の無かりけり
    ★三日はや足裏(あうら)のつぼを押しにける
    ★あながちに年酒余る三日かな

  11. 多田有花
    2022年1月3日 12:29

    自由な投句箱
    年迎う雪照らしゆく陽とともに
    初日影山肌を降り街へ向かう
    年新たどこかでボッとガスが点く

  12. 桑本栄太郎の
    2022年1月3日 19:44

    自由な投句箱
    ★破魔矢持つ人と出会いぬ田道かな
    ★初買のセブンイレブンドーナッツ
    ★三日はや鍋の夕餉となりにけり

  13. 小口泰與
    2022年1月4日 8:48

    自由な投句箱
    ★年酒の余りにあまる四日かな
    ★妻と酌む四日の酒や置炬燵
    ★棚探し二人にあまる鍋の物

  14. 廣田洋一
    2022年1月4日 11:04

    自由な投句箱
    ★故郷の土産と共に御慶かな
    ★その度に立ち上がりたる御慶かな
    ★煮凝りの手羽肉覆ふ琥珀色

  15. 多田有花
    2022年1月4日 15:15

    自由な投句箱
    青空に真白き富士よ初暦
    穏やかな晴れ賜りぬ三が日
    集まって鍋を囲みし三日かな

  16. 桑本栄太郎の
    2022年1月4日 18:06

    自由な投句箱
    ★エンジンの朝の駆動の四日かな
    ★風無くばあっけんからんと枯尾花
    ★午後よりのきらきら降りぬしぐれ雲

  17. 小口泰與
    2022年1月5日 9:08

    自由な投句箱
    ★どっぷりと硯の海へ筆始
    ★ひと筋の没日の映ゆる冬の沼
    ★冬薔薇の重く固まり風の中

  18. 廣田 洋一
    2022年1月5日 10:01

    自由な投句箱
    ★煮凝りやぷるんぷるんと海の音
    ★煮凝りのほどけ広がる青き皿
    ★御慶交す人に会ひけり喫茶店

  19. 多田有花
    2022年1月5日 11:18

    自由な投句箱
    四日はや青空に向け干し物を
    小寒や犬に連れられ散歩する
    買初にスマホ画面をクリックす

  20. 桑本栄太郎
    2022年1月5日 19:09

    自由な投句箱
    ★まんさくの枯葉のままに蕾かな
    ★こつ然と風起こり来るしぐれ雲
    ★白き実を青空に添え冬木立

  21. 小口泰與
    2022年1月6日 9:06

    自由な投句箱
    ★山峡の没日の沼や小白鳥
    ★残光の森の枯木へ山の風
    ★ゆったりと鰭の動作や冬の鯉

  22. 廣田洋一
    2022年1月6日 11:22

    自由な投句箱
    ★煮凝や取り残されし夜の卓
    ★福寿草咲き溢れたる黄金色
    ★日の差せる松の根方や福寿草

  23. 多田有花
    2022年1月6日 14:33

    自由な投句箱
    アヴェマリア電子ピアノの弾初に
    夕刻のはっきり遅し寒の入
    買初は四割引のワークシューズ

  24. 桑本栄太郎
    2022年1月6日 18:11

    自由な投句箱
    ★晴れ居ても忽ち雪の在所かな
    ★枯蓮の池の水面や青き空
    ★朽野やにぶき太陽田の面に

  25. 桑本栄太郎
    2022年1月6日 18:11

    自由な投句箱
    ★晴れ居ても忽ち雪の在所かな
    ★枯蓮の池の水面や青き空
    ★朽野やにぶき太陽田の面に

  26. 川名ますみ
    2022年1月6日 23:21

    自由な投句箱
    葉の陰の実もつややかに藪柑子
    初雪に濡れてヘルパー挨拶す
    アイラインかるく跳ねさす初鏡

  27. 小口泰與
    2022年1月7日 9:45

    自由な投句箱
    ★湖凪ぐや七草粥を大盛に
    ★贈られし諏訪の真澄や御神渡
    ★あけぼのの風の氷柱の奏でける

  28. 多田有花
    2022年1月7日 13:24

    Unknown
    通勤の車列再び人日に
    人日やいずれのペンで書くべきか
    ペン立てにペンのいろいろ七日かな

  29. 廣田 洋一
    2022年1月7日 14:27

    自由な投句箱
    ★皿一つ取り残されて煮凝れり
    ★配達の足跡二つ雪の朝
    ★新雪の一足ごとに音立ちぬ

  30. 桑本栄太郎
    2022年1月7日 18:05

    自由な投句箱
    ★お代わりの二杯食べ居り七日粥
    ★風無くば茫然たりぬ枯尾花
    ★岸離れ番い集いて浮寝かな

  31. 廣田 洋一
    2022年1月8日 9:33

    自由な投句箱
    ★煮凝りや独り住まいの台所
    ★早梅や芝にくつろぐ家族有り
    ★早梅に湘南の日矢柔らかし

  32. 小口泰與
    2022年1月8日 9:44

    自由な投句箱
    ★火灰埃舞いて大根畑かな
    ★奥利根の風垣囃す山の風
    ★強面の猿の仕草や冬ぬくし

  33. 多田有花
    2022年1月8日 17:40

    自由な投句箱
    静かなるジャズを流して七日かな
    もぐさの香部屋いっぱいに初やいと
    街角に句材を探す松の内

  34. 川名ますみ
    2022年1月9日 1:18

    自由な投句箱
    初写真大きな富士を真ん中に
    しらじらと初富士のより高きこと
    初鏡白髪も顔になじみけり

  35. 小口泰與
    2022年1月9日 9:16

    自由な投句箱
    ★市立つや小振りの達磨贖えり
    ★穏やかな仏の目鼻冬うらら
    ★一人住む閨秀作家寒牡丹

  36. 廣田 洋一
    2022年1月9日 9:27

    自由な投句箱
    ★ぽたぽたとうるさき氷柱折られけり
    ★一滴づつ光零して氷柱痩せ
    ★早梅の白さをみたり花舗の前

  37. 多田有花
    2022年1月9日 15:08

    自由な投句箱
    これ以上なきほど晴れて寒四郎
    ふとん温し夢の余韻のなかにいる
    湯たんぽのほのかな温み足に触れ

  38. 桑本栄太郎
    2022年1月9日 19:51

    自由な投句箱
    ★溝川の丘の流れや冬うらら
    ★連棟のハウスまぶしき寒晴るる
    ★冬耕の土塊白き田道かな

  39. 小口泰與
    2022年1月10日 9:07

    自由な投句箱
    ★一月の山は多弁や川は黙
    ★独り居の友へ寒紅届けける
    ★奥利根の宿の女将や雪眼鏡

  40. 廣田 洋一
    2022年1月10日 9:51

    自由な投句箱
    ★宝船重ね枕の良き眠り
    ★煮凝りをそのまま乗せる熱き飯
    ★氷柱溶け雪を穿てる軒の下

  41. 桑本栄太郎
    2022年1月10日 18:10

    自由な投句箱
    ★寒晴や鉄塔連なる嶺の空
    ★一天の雲の無き日や寒の晴れ
    ★逃げもせず啄み居たる寒すずめ

  42. 多田有花
    2022年1月10日 18:31

    自由な投句箱
    腰かけて日向ぼっこのふたりかな
    山眠るうえに蒼空あるばかり
    起きぬけと寝る前に飲み寒の水