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コメント
転記
古田敬二 2019-02-21 00:17:20
春寒し飛騨川崖から吹きあぐる
飛騨川の水量やや増し寒あける
片減りの鍬もて八十路の春耕す
多田有花 2019-02-21 08:16:49
<二上山登山三句>
春の鴨見つつ古墳へ登りけり
早春の山路の彼方金剛山
春の森抜ければ峠の空に出る
廣田洋一 2019-02-21 09:23:30
暖かし日のさんさんと砂浜に
門出でて頬撫でる風暖かし
竹林に子らの声聞く暖かし
小口泰與
翔つ鳥の梢(うれ)ふるわすや春の沼
砂利石の小躍りに行く春の川
鳶舞うて風の吹きぬく春田かな
自由な投句箱
★春風と親しみ歩む田道かな
★菜の花や脇目もふらず農の人
★春日さすくいくい天へ桜の芽
自由な投句箱
<二上山登山三句>
日時計を囲んで座り春めきぬ
春陽背に歩く雌岳から雄岳へと
春きざす大津皇子の墓所かな
自由な投句箱
★春の川水嵩増して雲白し
★春の川上る小魚群れをなす
★川底の石にはしゃぎて春の川
自由な投句箱
★雪代や遡上叶わぬてんから師
★春の田の一羽鴉の鋭声かな
★春光の急端刻む流れかな
自由な投句箱
★梅が香や岩の苔むす正法寺
★まんさくの搾り出すかに川辺かな
★こぼこぼと溝の流れや春の水
Unknown
芽吹き待つふるさとの山の丸きかな
頭上行く鳥影のあり春耕す
大木によればごうごう木の芽風
自由な投句箱
<二上山登山>
春の山下りて出会いし絵馬の龍
紅白が重なり咲きぬ梅の園
青空から枝垂れて淡き梅の色
自由な投句箱
★外出日心はずませ春コート
★春の服柔らかき風呼びこめり
★春服の足も軽やか独り旅
自由な投句箱
★雪間より光り弾くや蕗の薹
★川魚の腹の蕗味噌焼きにけり
★ぐい飲みを選るひと時や木の芽味噌
自由な投句箱
★池二つまわる散歩や春の風
★土手道を風と歩むや蓬萌ゆ
★木蓮の芽のかくかくと春日かな
自由な投句箱
★マンションをふはり包めり春霞
★たらの芽や微かに放つ福島の香
★黒文字や待てども鳴かず鶯餅
自由な投句箱
★錦絵の浮かぶ酒盃や春の鳥
★したたかに雪代山女遡上せり
★春灯や学生街のカレー店
自由な投句箱
★生駒嶺のうねりはるかや春霞
★ふところに鉄塔抱き山笑ふ
★春光のどどっと過ぎ行く新幹線
自由な投句箱
望遠レンズ構え夫婦で梅を撮る
梅林に立ち寄ることを日課とす
内裏雛窓辺に飾る喫茶店
自由な投句箱
ドアノブにスープ掛けられ今朝立春
梅苑に遅れて大樹咲き初むる
ベランダがまねく光を蜜蜂を
自由な投句箱
★はるかまで長き裾野や畑返す
★春風や湖に影置くルアー釣
★採りためて三和土に並ぶ蕨かな
自由な投句箱
★湧き出でし水のせせらぎ梅日和
★白き梅伸び行く先に白き雲
★名を背負ひ咲きたる梅の誇らしげ
自由な投句箱
フルーツをたっぷり春のパンケーキ
木漏れ日のなかに聞きたる初音かな
陽の下に弁当広げ梅見客
自由な投句箱
★春日さす方へ向き居り桜の芽
★のどけしや煙たなびく里の山
★菜園の賑わいて居り春暑し
自由な投句箱
<熊本城三句>
回復は未だ浅春熊本城
再建を待つ石垣にさす春陽
春空へクレーン立ちおり天守閣
自由な投句箱
★風つかみゴム風船の天心へ
★揚ひばり鍬の手やすむ老夫婦
★マヌカンを飲み込み揺るるシャボン玉
自由な投句箱
★青き空鳶の一声山笑ふ
★天園を駆け抜ける朝山笑ふ
★湧き出でし水のせせらぎ山笑ふ
自由な投句箱
<大原野山裾の村>
★菜の花の山里照らす明かりかな
★どの家も斉藤姓や春日さす
★白梅や不許葷酒入山門
自由な投句箱
新幹線春陽のなかへ滑り出る
二月早や市電の走る街に来し
早春の大樹を包む光かな
自由な投句箱
★春眠やかの日の事の鮮やかに
★一頭も居らぬ牛舎や蝿生まる
★山茱萸のふふむ朝や雨の雲
自由な投句箱
★小魚の動き軽快水温む
★用水路水底濁り水温む
★ちらほらと釣り人見えて水温む
自由な投句箱
★こぼこぼと暗渠流るる春の水
★まんさくの一木黄なる明かりかな
★嶺上の群青宙や春の宵
自由な投句箱
春の水脈エンジン音にやや遅れ
春の水脈デッキに立ちて眺めけり
指先はやや冷え春の水脈に立つ
自由な投句箱
道草をしつつ帰りぬ春うらら
梅が香や今日は薄日のさす日和
春の山レスキュー隊が訓練す
自由な投句箱
★残照の湖の奴雁や柳の芽
★芽柳の風に和したる朝かな
★ほつほつと山茱萸咲くや粉糠雨
自由な投句箱
★立ち上がるさまに咲きたる臥龍梅
★支柱なくも花枝伸ばす臥龍梅
★堰落ちる水に光りて臥龍梅
自由な投句箱
★さざ波の日差しきらめく二月尽
★山茱萸の咲いて垣根の朝かな
★吹き抜ける風の水面や蘆の角
自由な投句箱
春の雨あがりし頂に座しぬ
水滴が梅の蕾にひとつずつ
パグと会う雨のあがりし梅林で
自由な投句箱
★晩酌は切子の盃や遠蛙
★囀りや釣具選びの友と居り
★うぐいすや燃ゆる浅間山(あさま)は彼方にて
自由な投句箱
★山焼きの煙を見つつ宿に着く
★山焼きや勢子の湧き出る点火場所
★山焼きの炎の揺れて風生まれ
自由な投句箱
★三月と思う日差しを歩みけり
★来てみれば水面鎮まり鳥帰る
★春日さす崩れ土塀や山の里
自由な投句箱
真白に砕けて広がる春の水脈
老人の歩幅は小さく初音聞く
春落暉地球の動く速さかな
自由な投句箱
★砂浴びの雀や梅のふふみける
★蛇行せる辰之の川揚雲雀
★残照の浅間や畦の揚ひばり
自由な投句箱
鍬先に触れる石くれ春耕す
春昼やメタセコイアのまっすぐ伸び
春の旅メンバー独り欠けしまま
自由な投句箱
★春の雨上がるかに見えて降りやまず
★店先の花とりどりに春の雨
★春の雨熱きお茶を頂きぬ
自由な投句箱
★芽柳の天を掃きたる川辺かな
★堰水の音を聞きつつ春の川
★下萌や川辺を歩む堰と音
自由な投句箱
春霞遠くの富士の浮かびおり
水仙の蕾ほっそり葉のかげに
オフィス街ランチバッグに春ショール
自由な投句箱
囀を残して揺れし小枝かな
落ちてなおしばし端麗藪椿
播磨灘穏やかにあり夕霞
自由な投句箱
★桃の日のたおやかなりし赤城山
★雛の日の波たおやかや山上湖
★揚ひばり空掻き分けて天心へ