自由な投句箱/2月21日~2月28日

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コメント

  1. 髙橋正子
    2026年2月21日 21:11

    転記/管理

    多田有花
    八重咲の日本水仙雨水かな
    運転士春のホームに電車待つ
    白梅や空の青さを際立たせ

    小口泰與
    冬雷や少女の面の変わりける
    一面の霜柱とや子の面輪
    赤城より風のおらびける二月かな

  2. 小口泰與
    2026年2月22日 8:44

    坂東の刃のごとき春疾風
    かがなべて浅間の春雪深きかな
    春雪の浅間へ朝日射しにけり

  3. 上島祥子
    2026年2月22日 8:54

    老梅の枝隣り合う紅と白
    雀来て三寒四温の枝しなる
    咲き揃う水仙揺らす風強し

  4. 多田有花
    2026年2月22日 9:12

    上春や名物並ぶ消火栓の蓋
    獅子瓦の東帝迎え堂々と
    地に花弁明るく重ねラナンキュラス

  5. 土橋みよ
    2026年2月22日 10:58

    夜半の冬舌に滲み出る海老の肝
    春浅しカニ身包む膜透き通る
    春風に乗りて花粉のきらめけり

  6. 廣田洋一
    2026年2月22日 18:05

    料亭前低く咲きたる木瓜の花
    歩を伸ばす弁天堂や梅開く
    枝垂梅八重の花弁連ねたり

  7. 小口泰與
    2026年2月23日 8:14

    太陽のかがよう朝や初雲雀
    梅の香のただよう庭や鳥の声
    春疾風雲は自由に舞いにけり

  8. 多田有花
    2026年2月23日 9:03

    開花待ち枝にひしめく桜の芽
    椿咲く市営住宅中庭に
    早春の空ゆく二機のヘリコプター

  9. 廣田洋一
    2026年2月23日 16:11

    春一番キャッチボールをする親子
    雨上がり晴れたる空や風光る
    そこかしこ土筆芽を出す河原かな

  10. 土橋みよ
    2026年2月23日 17:52

    春日差しツバ広帽を傾ぐ友
    庭仕事終えて寒茶をひとすすり
    枯節や湯気すっと立つ冬の椀

  11. 多田有花
    2026年2月24日 8:11

    寄せ植えに日差しいっぱい浅き春
    春めきてわれを見上げるノースポール
    春日和水仙重なりあいて咲く

  12. 小口泰與
    2026年2月24日 8:31

    外つ国の人も笑顔や梅満開
    垣穂にてしばし留まる初雲雀
    柏手を打ちて春の浅間へ一礼す

  13. 廣田洋一
    2026年2月24日 10:31

    晩酌にふんはり海苔をあぶりけり
    戸を開けて余寒の程をはかりけり
    鶯や指さす子らの集い来て

  14. 小口泰與
    2026年2月25日 8:14

    頬白のひと声鳴きてそれっきり
    春の谷かそけき光届きけり
    まんまるの朝日いてけり春の朝

  15. 多田有花
    2026年2月25日 9:00

    近々と寄れば白梅の香り
    窓を打つ春の嵐となる夜に
    蒼帝の夜通し激しく踊りけり

  16. 龍野ひろし
    2026年2月25日 10:02

    豆撒きの声を遠慮の団地かな
    束ね髪ほどく指先朧かな
    京は春袴の少女弓を手に      

  17. 廣田洋一
    2026年2月25日 16:25

    突然の訃報飛び込む春の雨
    雨空に色濃くなりぬ枝垂れ梅
    膨らみし木の芽の下を乳母車

  18. 多田有花
    2026年2月26日 8:42

    足元に輝く星よいぬふぐり
    陸橋で子を抱く夫婦とあう二月
    蝋梅を透かす光や春浅し

  19. 小口泰與
    2026年2月26日 9:33

    驚きの春の氷柱の見事なり
    春雪の浅間畏み空青し
    朝の沼春翡翠のかすめけり

  20. 廣田洋一
    2026年2月26日 15:18

    鶯や一声残し飛び去りぬ
    雨上がり余寒続きし朝かな
    箱車連ねる園児に春の雨

  21. 土橋みよ
    2026年2月26日 18:47

    不揃いの切干並ぶ夕餉かな
    咲き遅る父の育てし和水仙
    中也詩集開くや落つる寒椿

  22. 上島祥子
    2026年2月26日 20:39

    天長節空穏やかに夕暮るる
    春宵の蒼空月に滲むかな
    土潤み庭香り立つ春の朝

  23. 小口泰與
    2026年2月27日 9:34

    春雪の溶けて足跡いびつなり
    ひととせの再会ありてのとかなり
    鶯のかかすかに聞こゆ洗車場

  24. 多田有花
    2026年2月27日 9:51

    石段をゆっくり浅春大歳宮
    春色に包まれている社かな
    二月早や鎮守の森の切株に

  25. 廣田洋一
    2026年2月27日 10:26

    春の川中州に伸びる青き草
    公園の自己主張せる木の芽かな
    お互いにそっぽを向きて黄水仙

  26. 多田有花
    2026年2月28日 8:08

    狛犬の阿吽の間に春きざす
    烏一声春暁を告げにけり
    快晴に河津桜の開き初む

  27. 小口泰與
    2026年2月28日 9:35

    残雪の林にかすか鳥の声
    山峡の春翡翠のかしましき
    春雪や艶ます木木の葉の色よ

  28. 土橋みよ
    2026年2月28日 14:35

    孫海洋観測
    春月の揺らぐ外海に船一艘
    春海や雲へ立ちゆく波しぶき
    沖遠く色づき初むる春隣