自由な投句箱/12月11日~20日

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コメント

  1. 小口泰與
    2020年12月11日 9:17

    自由な投句箱
    ★隼の田へ急降下群雀
    ★冬ばらのひらき損ねていたりけり
    ★一本の枯木へ不気味群雀

  2. 廣田洋一
    2020年12月11日 14:00

    自由な投句箱
    ★湯豆腐の崩れし頃や酒尽きる
    ★湯豆腐や分厚き昆布利尻産
    ★足袋ソックス履いて来たるやトレーナー

  3. 桑本栄太郎
    2020年12月11日 19:01

    自由な投句箱
    ★山茱萸の赤き実乾ぶ垣根かな
    ★散り急ぐ木の葉しぐれの風来たる
    ★土となる彼の日を想い落葉踏む

  4. 小口泰與
    2020年12月12日 9:05

    自由な投句箱
    ★風花や白内障の予防薬
    ★雪女郎酌をされたき四畳半
    ★短日や温泉プールの老夫婦

  5. 廣田洋一
    2020年12月12日 9:17

    自由な投句箱
    ★湯豆腐は絹ごしが好き妻の声
    ★冬ぬくしゲートボールの音高し
    ★冬ぬくし地下鉄駅のなじみ顔

  6. 桑本栄太郎
    2020年12月12日 18:49

    自由な投句箱
    ★早々と巣籠り人の年用意
    ★身支度のかたち調え煤払ふ
    ★ゆつくりと皺のばし居り煤湯かな

  7. 小口泰與
    2020年12月13日 9:51

    自由な投句箱
    ★赤城より風花呼びし鳶の笛
    ★狐火や宇宙船にて金星へ
    ★熱燗や傘寿の髪膚生き生きと

  8. 廣田洋一
    2020年12月13日 10:28

    自由な投句箱
    ★バーバリーのマフラー厚し女学生
    ★タオル地のマフラー軽くなびきけり
    ★外套の襟立て待てる流れ星

  9. 桑本栄太郎
    2020年12月13日 17:22

    自由な投句箱
    ★人の世の枯野となりぬ旅路かな
    ★山茶花の散りて襤褸や花盛り
    ★川風の彷徨い土手に枯尾花

  10. 多田有花
    2020年12月13日 19:24

    自由な投句箱
    鉄橋を響かせ電車来る師走
    冬の陽が薄く路面にわが影を
    堰堤の流れに群て緋鳥鴨

  11. 小口泰與
    2020年12月14日 9:05

    自由な投句箱
    ★二羽の鳶枯野へ眼定かなり
    ★隼の忽然と急降下せり
    ★トヨタ車の家族の中へ冬の蜂

  12. 廣田洋一
    2020年12月14日 11:17

    自由な投句箱
    ★濡れタオルにしがみつきたる冬の蠅
    ★マウス持つ手に手袋やメール打つ
    ★手袋や入れっぱなしのポケットかな

  13. 上島祥子(転記/管理)
    2020年12月14日 12:31

    自由な投句箱投句
    冠雪の御嶽山は昼かぎり
    シクラメン密に並んで白を買う
    病室に孫より届くシクラメン

  14. 多田有花
    2020年12月14日 13:59

    自由な投句箱
    極月の空を仰げばこうのとり
    枯葦に支流一本流れ込む
    鉄骨の橋げた冬ざれを跨ぐ

  15. 桑本栄太郎
    2020年12月14日 18:57

    自由な投句箱
    ★雲の間の水色空やしぐれ来る
    ★朝餉摂るふたりの窓に虎落笛
    ★濯ぎもの風に煽られ寒波来る

  16. 小口泰與
    2020年12月15日 8:38

    自由な投句箱
    ★隼の狙い定めて急降下
    ★買い物の車内の妻へ冬の蜂
    ★はかなむや寒雀のみ集い来し

  17. 廣田洋一
    2020年12月15日 10:28

    自由な投句箱
    ★きらきらと木の葉散り行く街の川
    ★残りたる木の葉光れる桜の木
    ★寒空に凛とそびゆる富士の峯

  18. 桑本栄太郎
    2020年12月15日 17:40

    自由な投句箱
    ★山茶花の散りて襤褸や園児踏む
    ★ビル壁の日差し明るく寒波来る
    ★みちのくの雪山恋いぬ青邨忌

  19. 多田有花
    2020年12月15日 17:41

    自由な投句箱
    アーチ橋映して流れ冬の川
    凩のつのるほど日差し明るくて
    マフラーをたっぷり巻きしセーラー服

  20. 小口泰與
    2020年12月16日 9:15

    自由な投句箱
    ★冬ばらの散るに散りたり山の風
    ★蒼空へ忽然と起つ雪浅間
    ★裸木を組みしばかりに群雀

  21. 廣田洋一
    2020年12月16日 9:46

    Unknown
    ★密避けて四人で開く忘年会
    ★鮟鱇の肝から取りぬ鍋奉行
    ★雑炊はもう入らぬと鮟鱇鍋

  22. 多田有花
    2020年12月16日 13:13

    自由な投句箱
    ひととおり餌食べ終わり緋鳥鴨
    枯葦の揺れれば光揺れにけり
    凩の日の夕焼けの澄み渡る

  23. 桑本栄太郎
    2020年12月16日 18:36

    自由な投句箱
    ★あご髭の硬く尖りぬ霜の朝
    ★風吹けば木の葉しぐれの煌めけり
    ★落葉松の散りて舗道の割目かな

  24. 小口泰與
    2020年12月17日 9:05

    自由な投句箱
    ★参道や落葉に混じる鳥の羽
    ★朝日受け錫刷く如き雪浅間
    ★夜の内に雫はぐくむ霜柱

  25. 桑本栄太郎
    2020年12月17日 17:58

    自由な投句箱
    ★暁闇の雪しんしんと音を消し
    ★初雪や南天の実の赤きこと
    ★初雪の根雪となりぬ母の里

  26. 多田有花
    2020年12月17日 18:59

    自由な投句箱
    窓ガラス揺らして北風のつのりけり
    緋鳥鴨つがいの並び波に揺れ
    子ら遊ぶ歓声響く凩に

  27. 小口泰與
    2020年12月18日 8:57

    自由な投句箱
    ★ひれ酒や八十の端を忘れける
    ★一斉に翔ける羽音や小白鳥
    ★川音もかすかや草木枯初めし

    ※昨日令和3年度の花冠会費を振り込みました。ご確認いただければ幸甚に存じます。

  28. 廣田洋一
    2020年12月18日 11:19

    自由な投句箱
    ★真中に肝の並べる鮟鱇鍋
    ★鮟鱇のぷりと跳ねるを呑み込みぬ
    ★座敷童棚に飾りて鮟鱇鍋

  29. 多田有花
    2020年12月18日 13:57

    自由な投句箱
    冬景色つきぬけてゆく新幹線
    鷺河鵜鴨の並んで堰堤に
    短日の折り返し点の一樹かな

  30. 桑本栄太郎
    2020年12月18日 17:36

    自由な投句箱
    ★しがみつく冬の紅葉の日に映ゆる
    ★あおぞらに高き梢や冬木立
    ★山茶花の散りし舗道や赤煉瓦

  31. 廣田洋一
    2020年12月19日 9:44

    自由な投句箱
    ★実南天鳥よけ網に覆はれぬ
    ★みつしりと詰まりし房や実南天
    ★紅白のポインセチアや花舗の棚

  32. 小口泰與
    2020年12月19日 10:48

    自由な投句箱
    ★先頭の鋭声に翔つや小白鳥
    ★雀躍の雀や庭の青木の実
    ★雲の影榛名を刷きし枯薄

  33. 桑本栄太郎
    2020年12月19日 17:55

    自由な投句箱
    ★寒波来る虫養いの午後三時
    ★山茶花の散りし舗道や煉瓦道
    ★茎折れて水にささりぬ蓮枯る

  34. 多田有花
    2020年12月19日 19:14

    自由な投句箱
    冬枯の中の鉄橋電車来る
    枯草にひしめきあいて群雀
    シーバスを釣る人影や冬の川

  35. 小口泰與
    2020年12月20日 9:20

    自由な投句箱
    ★霊験な祈りの中や虎落笛
    ★世の異変子ら帰省せぬ冬灯
    ★冬座敷夕映えの日の満ちにける

  36. 廣田洋一
    2020年12月20日 10:00

    自由な投句箱
    ★米櫃の残り確かめ年詰まる
    ★工事用足場解体年の暮
    ★帰省すると決めし友や年の暮

  37. 桑本栄太郎
    2020年12月20日 16:43

    自由な投句箱
    ★ふわふわとメタセコイヤの落葉踏む
    ★燦々と冬日を背ナに朝餉かな
    ★深吉野の山にこもりぬ石鼎忌