自由な投句箱/12月1日~12月10日

※当季雑詠3句(冬の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。 
       🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄🎄
      今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著)より
  名前の右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
     名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
12月10
★大根を包む新聞濡らしけり       堀 佐夜子(ほり さよこ)🌸
12月9
★生牡蠣の胸を落ちゆくさみしさ堪ふ   西垣 脩(にしがき しゅう)🍁
12月8日
★髪洗う耳に木枯し届きけり       多田 有花(ただ ゆか)🌸
12月7日
★鴨とほく泛(う)けり睫毛に風おぼゆ   西垣 脩 (にしがき しゅう)🍁
12月6日
★冬の水一枝の影も欺かず      中村 草田男(なかむら くさたお)
12月5日
★霜の墓抱き起こされしとき見たり  石田 波郷(いしだ はきょう)
12月4日
初雪を大きく受けて芭蕉佇つ     安丸 てつじ(やすまる てつじ)🌸
12月3日
大佛の冬日は山へ移りけり      星野 立子(ほしの たつこ)
12月2日
★大根を手に余らせてすりおろす   高橋 秀之(たかはし ひでゆき)🌸
12月1日
★水漬きつつ木賊(とくさ)は青し冬の雨  中村 汀女(なかむら ていじょ)

コメント

  1. 多田有花
    2024年12月1日 12:26

    自由な投句箱
    色彩を野山に残し師走来る
    暖かき播磨は盛りの冬紅葉
    凩に干せるものみなよく乾く

  2. 小口泰與
    2024年12月1日 13:21

    自由な投句箱
    ★客人(まろうど)として裏の小池に冬の月
    ★樫の木の稀に斜めや雪の郷
    ★冬ばらを見入る外つ国人たりし

  3. 桑本栄太郎
    2024年12月1日 17:35

    自由な投句箱
    ★藁におの冬の田面や大原野
    ★冬菊のよりどころなく傾ぎけり
    ★あおぞらと唖然となりぬ冬紅葉

  4. 廣田洋一
    2024年12月1日 18:54

    Unknown
    自由な投句箱
    ★冬紅葉芭蕉の句碑を仰ぎけり
    ★神木の煌めく光冬黄葉
    ★山茶花の花びら散りぬ法の庭

  5. 小口泰與
    2024年12月2日 9:06

    自由な投句箱
    ★沼沿いの枯れし薄や風の中
    ★ゆったりと水際歩む二羽の鴨
    ★夕凍みの畑より戻る老夫婦

  6. 多田有花
    2024年12月2日 11:03

    自由な投句箱
    つやつやと栗茹であがり十二月
    極月の空へがまずみの実の残る
    実南天日差し明るき庭にあり

  7. 桑本栄太郎
    2024年12月2日 18:04

    自由な投句箱
    ★山茱萸の赤き実垂るるあおぞらに
    ★かくしゃくとゲートボールや冬ぬくし
    ★夜の闇をびりりびりりと雪起こし

  8. 廣田洋一
    2024年12月2日 21:10

    Unknown
    自由な投句箱
    ★居座りて人を眺める冬の鹿
    ★滝の音忙しく流れ冬紅葉
    ★宇治平等院雅楽奏でる冬夜空

  9. 小口泰與
    2024年12月3日 9:20

    自由な投句箱
    ★ざあと言う鷹の羽音や沼野辺に
    ★見事なる冬翡翠の羽の色
    ★寒雀とんとんとんととたん屋根

  10. 多田有花
    2024年12月3日 9:41

    自由な投句箱
    ゆで栗を窓辺に食めば冬うらら
    瀬戸内の予報は冬晴の続く
    日当たればそこは明るし枯芒

  11. 多田有花
    2024年12月3日 9:42

    自由な投句箱
    ゆで栗を窓辺に食めば冬うらら
    瀬戸内の予報は冬晴の続く
    日当たればそこは明るし枯芒

  12. 多田有花
    2024年12月3日 9:43

    お詫び
    投稿が重なってしまいました。
    削除をお願いいたします。

  13. 桑本栄太郎
    2024年12月3日 17:19

    自由な投句箱
    ★山膚のけぶり棚引く冬もみじ
    ★溝川の楽を歌うよ冬うらら
    ★裸木のさくら枝垂るる威厳かな

  14. 小口泰與
    2024年12月4日 9:52

    自由な投句箱
    ★鷹舞て山の小沼の静寂なる
    ★肌を刺す赤城颪や商店街
    ★冬帽の我座し見入る野鳥かな

  15. 多田有花
    2024年12月4日 10:07

    自由な投句箱
    冬うららみな来られたし瀬戸内に
    なだらかな播磨の山はまだ眠らず
    川波の光り流れる冬の午後

  16. 廣田洋一
    2024年12月4日 10:53

    Unknown
    自由な投句箱
    ★冬紅葉窓を掠めるケーブルカー
    ★冬黄葉真っ盛りの大銀杏
    ★木の葉を透ける冬日や法の庭

  17. 桑本栄太郎
    2024年12月4日 17:13

    自由な投句箱
    ★パソコンの背ナ陽当たる冬ぬくし
    ★すすき穂のほどけ波打つ日差しかな
    ★綿虫の想い出すかに浮かびけり

  18. 弓削和人
    2024年12月4日 22:41

    Unknown
    ●都どり跳上橋(はねあげばし)の影に揺れ
    ●釣人の穂先は冬日を掠めたり
    ●肩をすぼめ駅を行き過ぐ暖房車

  19. 小口泰與
    2024年12月5日 14:11

    自由な投句箱
    ★あけぼのの汀を歩む冬白鷺
    ★定刻に聞こゆ人声冬散歩
    ★道すがら見し冬翡翠の魚捕るを

  20. 多田有花
    2024年12月5日 14:34

    自由な投句箱
    桜枯れ赤き烏瓜のみ残る
    日当たり良好冬菊咲く角の家
    生垣の淡紅山茶花咲き初めし

  21. 廣田洋一
    2024年12月5日 17:41

    自由な投句箱
    ★青空にぽつんと浮かぶ木守柿
    ★神木の大銀杏光る冬の空
    ★積りたる落葉踏みしめ虚子谷倉

  22. 桑本栄太郎
    2024年12月5日 17:57

    自由な投句箱
    ★階(きざわし)の眼下真つ赤ぞ冬もみじ
    ★すじ雲の今朝のあおぞら寒波来る
    ★今朝みれば今日は冬木の銀杏かな

  23. 弓削和人
    2024年12月5日 21:13

    Unknown
    ●木の葉髪たった一人の批評受け
    ●短日の旅行カバンの重きかな
    ●浮寝鳥湖底に沈む急きごころ

  24. 小口泰與
    2024年12月6日 12:41

    自由な投句箱
    ★道の辺の沼へ枯葉の数多なる
    ★丸き輪を嘴よりはきし冬翡翠
    ★道の辺の枯木の株に躓けり

  25. 多田有花
    2024年12月6日 13:25

    自由な投句箱
    冬菊へ小さき虫の寄り止まる
    花好きの家門前に冬の薔薇
    冬野菜取り入れている家庭菜園

  26. 廣田洋一
    2024年12月6日 16:04

    自由な投句箱
    ★土産物買い忘れたり暮の旅
    ★忘れたる友の名前や賀状書く
    ★彩りし木の葉浮かべて冬の川

  27. 多田有花
    2024年12月7日 9:23

    自由な投句箱
    師走の空へ薔薇色の薔薇咲きぬ
    降誕祭待つや銀杏は黄金色
    手洗いに小さき聖樹飾られて

  28. 廣田洋一
    2024年12月7日 12:05

    自由な投句箱
    ★予報通り寒気覆いし東京ぞ
    ★年用意予定と予算立てにけり
    ★年忘れ締めは真白き握飯

  29. 小口泰與
    2024年12月7日 12:54

    自由な投句箱
    ★上空を微塵の如き寒烏
    ★水鏡して水仙の今朝の色
    ★見つけたる長きすそ野の冬赤城

  30. 桑本栄太郎
    2024年12月7日 15:24

    自由な投句箱
    ★見下ろせば眼下真つ赤ぞ冬紅葉
    ★大雪や風に転がるポプラの葉
    ★ひと風に舞いあがりたる木の葉かな

  31. 小口泰與
    2024年12月8日 13:01

    自由な投句箱
    ★水鳥や鯉の尾びれの揺れに蹴る
    ★寒鮒の光る鱗や岩の間に
    ★寒菊を風の中にて切りにける

  32. 小口泰與
    2024年12月8日 13:05

    訂正のお願い
    高橋正子先生
    ただいま投稿いたしました「水鳥」の句の訂正をお願い申し上げます。
    「蹴る」を「ける」によろしくお願いいたします。

  33. 多田有花
    2024年12月8日 13:49

    自由な投句箱
    快晴に残る紅葉を映す池
    キャンプ場にテントいくつも冬紅葉
    大雪や彩り残る道をゆく

  34. 桑本栄太郎
    2024年12月8日 16:01

    自由な投句箱
    ★青空にすでに冬木の銀杏かな
    ★補助輪のコキコキ行くや冬うらら
    ★山膚の未だ真つ赤ぞ冬の嶺

  35. 小口泰與
    2024年12月9日 10:35

    自由な投句箱
    ★身づくろいしたる浅間や雪化粧
    ★水底に沈みし冬の山の峰
    ★みずみずし庭の蜜柑をもぎ取りし

  36. 桑本栄太郎
    2024年12月9日 17:18

    自由な投句箱
    ★河に沿いさくら冬木の坂くだる
    ★うずくまる猫に日差しや漱石忌
    ★こつ然とつむじ巻きたる冬の風

  37. 多田有花
    2024年12月9日 18:11

    自由な投句箱
    陽を透かし冬の紅葉の輝けり
    集落と枯田の中を川流る
    枯山の頂に坐し昼ごはん

  38. 弓削和人
    2024年12月9日 22:49

    Unknown
    ●長靴や雪踏む一歩の弾む声
    ●母は娘の部屋をととのえ冬の草
    ●雪まろげじっとせずゐる秋田犬

  39. 小口泰與
    2024年12月10日 8:09

    自由な投句箱
    ★鴨の居て沼の静けさ日曜日
    ★水底へ日の射しにけり冬の沼
    ★手袋の人差し指に穴のあり

  40. 廣田洋一
    2024年12月10日 15:57

    自由な投句箱
    ★枇杷の花残れる虫を惹きよせて
    ★蕩けさうな鮪の刺身酒を酌む
    ★朝な夕な木の葉掃きたる両隣

  41. 多田有花
    2024年12月10日 16:28

    自由な投句箱
    山降り来りなば傍らに万両
    冬菊の咲く道をゆく女子高生
    誕生日祝うおでんを囲みつつ

  42. 桑本栄太郎
    2024年12月10日 16:34

    自由な投句箱
    ★ワクチンの七回目とや冬ざるる
    ★松山のことは想い出漱石忌
    ★冬うらら背ナに日差しの昼餉かな

  43. 弓削和人
    2024年12月10日 20:56

    Unknown
    ●雪嶺のかなたの里に灯しあり
    ●配達夫来て去りしづか雪の軒
    ●遅番の吾を待ちたる雪明り