自由な投句箱/12月1日~10日


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コメント

  1. 管理/転記
    2017年12月1日 12:26

    投句/転記
    古田敬二 2017-12-01 00:09:11
    霜月の日の出と直面露天風呂
    霜月の港を出る船入る船
    伊勢の海鴨の番いか二つ三つ

    小口泰與 2017-12-01 09:26:24
    硝子戸に鳥突き当たる冬霞
    あかあかと朝日出づるや霜の花
    山上湖冬山影を重ねおり

  2. 廣田洋一
    2017年12月1日 13:21

    自由な投句箱
    ★焼鳥の炎上がりて冬の暮
    ★鯛焼や塾帰りの子かぶりつく
    ★駅出でて焼芋の香に誘はれぬ

  3. 桑本栄太郎
    2017年12月1日 19:13

    自由な投句箱
    <故郷のJR山陰線名和駅>
    ★冬潮の白波怒涛や日本海
    ★冬菊の駅の花壇に濃むらさき
    ★乗降のボタン操作や冬の旅

  4. 廣田洋一
    2017年12月2日 9:09

    自由な投句箱
    ★白々と青空染める冬桜
    ★風に耐へしやんと伸びける冬桜
    ★咲き満つも色薄きまま冬桜

  5. 小口泰與
    2017年12月2日 9:46

    自由な投句箱
    ★冬嶺の一ヶ所のみへ朝日かな
    ★山肌の崩落の郷冬椿
    ★大利根の川筋ひかり枯芒

  6. 満天星
    2017年12月2日 17:39

    自由な投句箱
    ◇鴨飛べば優しき胸の母の如
    ◇木枯や鳶啼きたる鯱瓦
    ◇顔白き大鷭を見に冬の堀

  7. 桑本栄太郎
    2017年12月2日 18:50

    自由な投句箱
    ★綿虫の肩に触れては舞い上がる
    ★散り積もる落葉を好み踏みゆけり
    ★冬蜂の当所(てど)あるかに歩み居り

  8. 桑本栄太郎
    2017年12月2日 18:53

    三句目の訂正を願います。
    誤)★冬蜂の当所(てど)あるかに歩み居り

    正)★冬蜂の当所(あてど)あるかに歩み居り

    宜しく願います。

  9. 古田敬二
    2017年12月2日 20:19

    自由な投句箱
    石蕗咲けり岬に遠く立つ灯台
    妻生れし岬の灯台石蕗の花
    漁船入る水脈カーブして冬の朝

  10. 満天星
    2017年12月3日 7:52

    自由な投句箱
    ◇瀬戸の暮対岸の山粧ひて
    ◇原生林抜ければ海へ小春空
    ◇浮寝鳥対岸走る救急車

  11. 古田敬二
    2017年12月3日 8:33

    自由な投句箱
    干し柿にまぶしいほどの朝陽射す
    ヒマラヤの峰のごとくに冬の雲
    白鷺の飛び立つ青き冬の空

  12. 廣田洋一
    2017年12月3日 10:27

    自由な投句箱
    ★二階より犬の顔出す冬ぬくし
    ★落葉黄葉匂ひかぎつつ犬散歩
    ★老犬を抱き上げ散歩冬深む

  13. 多田有花
    2017年12月3日 10:39

    自由な投句箱
    <神戸ハーバーランドクリスマスツリー点灯式三句>
    港に立つクリスマスツリー点灯式
    満月の下に見上げる聖樹立つ
    輝いてハーバーランドの師走の灯

  14. 小口泰與
    2017年12月3日 12:02

    自由な投句箱
    ★荒縄の結び目定か冬木立
    ★釣上げし鯉冬泉に放ちけり
    ★風物の布を流すや冬牡丹

  15. 桑本栄太郎
    2017年12月3日 16:40

    自由な投句箱
    ★峰膚の赤き影置く十二月
    ★嶺の端の赤く連なり能勢の山
    ★むしろ編む父の聞き居り冬怒涛

  16. 満天星
    2017年12月4日 7:12

    自由な投句箱
    ◇冬麗や椋の大樹へ真葛
    ◇小春日の輝く瀬戸を小舟行く
    ◇冬の夜半スーパームーン眩しくて

  17. 小口泰與
    2017年12月4日 10:28

    自由な投句箱
    ★冬の波テトラポットを打ち据えし
    ★忽然と携帯鳴るや冬籠
    ★小魚を捕らえし瓶の氷面鏡

  18. 廣田洋一
    2017年12月4日 10:54

    自由な投句箱
    ★冴ゆる月お湯に浮かびし露天風呂
    ★曇りなき金色に照る冬満月
    ★仰ぎ見る退位のニュース冬の月

  19. 桑本栄太郎
    2017年12月4日 19:30

    自由な投句箱
    ★干物の満艦飾や冬ぬくし
    ★峰膚の赤く連なり山眠る
    ★嶺の端の茜に沈む冬の暮

  20. 満天星
    2017年12月5日 6:54

    自由な投句箱
    ◇「忖度」の政治で暮るる師走かな
    ◇冬麗や弾けて赤き海桐の実
    ◇小春日の鴎頭上を煌めけり

  21. 廣田洋一
    2017年12月5日 9:31

    自由な投句箱
    ★マスク取り列に加わるラジオ体操
    ★道の端木の葉に混じるマスクかな
    ★マスク干す時代遅れの人となり

  22. 小口泰與
    2017年12月5日 9:33

    自由な投句箱
    ★重ね着や彼方に見ゆる寺の門
    ★褞袍着て出づや新聞休刊日
    ★外套や日の出の浅間煌煌と

  23. 桑本栄太郎
    2017年12月5日 18:23

    自由な投句箱
    ★青空の京の町家や街小春
    ★冬紅葉散りて一葉や昇降機
    ★木枯や風にどよめく竹林に

  24. 小口泰與
    2017年12月6日 9:32

    自由な投句箱
    ★マフラーに赤城の風を乗せて来し
    ★冬帽や湯気の流るる屋台店
    ★熱燗やかの時の夢ふつふつと

  25. 多田有花
    2017年12月6日 17:10

    自由な投句箱
    冬の夜の霧が教える明日の晴れ
    染み透るごとき赤さよ冬夕焼
    冬の月いま山の端を離れおり

  26. 廣田洋一
    2017年12月6日 18:51

    自由な投句箱
    ★枯芝の柔らかき土踏みしめる
    ★お濠端濃淡付けし木の葉散る
    ★寒桜芽を膨らませ時を待つ

  27. 桑本栄太郎
    2017年12月6日 19:18

    自由な投句箱
    ★ちりちりと満天星つつじや冬紅葉
    ★冬日さす空にきらめき日照雨(そばえ)降る
    ★あおぞらの京の町家の小春かな

  28. 小口泰與
    2017年12月7日 10:18

    自由な投句箱
    ★川沿いの軒の氷柱の力瘤
    ★今年また風の中なる年の市
    ★紅灯の階段街や燗熱し

  29. 廣田洋一
    2017年12月7日 10:46

    自由な投句箱
    ★初霜や車の屋根に光りけり
    ★大雪やコートのライナー取り付ける
    ★車窓の氷溶かして出勤す

  30. 桑本栄太郎
    2017年12月7日 18:07

    自由な投句箱
    ★青空のはるか鞍馬は冬かすみ
    ★大雪のひと日晴れ居て暮れ来たり
    ★スーパーと云われ探すや冬の月

  31. 多田有花
    2017年12月7日 19:00

    自由な投句箱
    窓の霜溶かし車を始動する
    枯田のうえ高く跨いで高速路
    大雪や今日もよく晴れ播磨の野

  32. 小口泰與
    2017年12月8日 10:18

    自由な投句箱
    ★湯豆腐や平屋住まいの四畳半
    ★賑やかな下校の子らや焼芋屋
    ★噴煙の白き浅間や冬菫

  33. 廣田洋一
    2017年12月8日 13:15

    自由な投句箱
    ★マフラーの結び教へる売子かな
    ★朝闇に白きマスクの近づきぬ
    ★ぐるぐると襟巻まきて夜明け前

  34. 多田有花
    2017年12月8日 17:24

    自由な投句箱
    笹鳴と列車の音を頂に
    おおかたは散り尽くしたり冬の山
    雪雲の下に隠れし北の山

  35. 桑本栄太郎
    2017年12月8日 20:18

    自由な投句箱
    ★固まつて鎌の矜持や枯蟷螂
    ★のつぺ汁食うて二人の夕餉かな
    ★木々の枝の音の大きく北おろし

  36. 廣田洋一
    2017年12月9日 8:28

    自由な投句箱
    ★日米の遺族が献花開戦日
    ★戦の種蒔く人の有り開戦日
    ★皇居前御苑散策開戦日

  37. 小口泰與
    2017年12月9日 9:28

    自由な投句箱
    ★紺瑠璃の山を従え雪浅間
    ★焼芋や風に向かいて帰宅せる
    ★赤松の幹の曲がりや漱石忌

  38. 満天星
    2017年12月9日 10:41

    自由な投句箱
    ◇開戦日われは満州腹の中
    ◇ミサイルの飛んで来るやも年の暮
    ◇ザ・マンザイ見とれてをれば湯冷めせり

  39. 桑本栄太郎
    2017年12月9日 20:14

    自由な投句箱
    ★ふるさとの海鳴り遠く波の花
    ★登校の児童口笛しぐれ降る
    ★のび一つくれて猫ゆく漱石忌

  40. 小口泰與
    2017年12月10日 9:49

    自由な投句箱
    ★粕汁や書肆より戻る夕まぐれ
    ★蒟蒻を煮詰めておりぬ虎落笛
    ★星数多けんちん汁を妻と食む

  41. 廣田洋一
    2017年12月10日 10:20

    自由な投句箱
    ★棄畑の風に耐えたる枯芒
    ★朝日浴び小穂光る枯芒
    ★流れ行く川を眺めて枯尾花

  42. 桑本栄太郎
    2017年12月10日 18:44

    自由な投句箱
    ★マスク子や帽子被れば怪人に
    ★ちり鍋を得意料理と妻自慢
    ★名店の酢茎添えらる夕餉かな