自由な投句箱/12月1日~10日


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コメント

  1. 小口泰與
    2018年12月2日 14:00

    自由な投句箱
    ★空風や蒟蒻芋のからっから
    ★日と風を廻る郷や掛大根
    ★今朝もまた見えぬ浅間や竜の玉

  2. 廣田洋一
    2018年12月2日 18:43

    自由な投句箱
    ★能登産の鰤せり落とす鮨屋かな
    ★脂身に大葉を添へて鰤照焼き
    ★週末やことこと煮たる鰤大根

  3. 桑本栄太郎
    2018年12月2日 18:49

    自由な投句箱
    ★土盛りのブルーシートや草紅葉
    ★冬耕の稲株白く晒しけり
    ★主の天降(あもる)その日祈るや待降節

  4. 多田有花
    2018年12月3日 10:21

    自由な投句箱
    <赤星山登山三句>
    登りゆく背中へ冬の光さす
    冬うらら空広々と頂に
    一望す燧灘には冬霞

  5. 小口泰與
    2018年12月3日 10:25

    自由な投句箱
    ★街灯の光りふるわす冬の雨
    ★山風に呑まれし沼や浮寝鳥
    ★冬の日の湖の岸辺へ暮れんとす

  6. 廣田洋一
    2018年12月3日 11:49

    自由な投句箱
    ★天井をはたくは長身煤払い
    ★網戸には水を放てり煤払い
    ★煤払い気の病も払ひたし

  7. 桑本栄太郎
    2018年12月3日 18:33

    自由な投句箱
    ★つぴつぴと山茶花揺るる小枝かな
    ★ほつほつと頬に時折時雨降る
    ★笹鳴と云えど小枝の揺れにけり

  8. 古田敬二
    2018年12月3日 21:42

    自由な投句箱
    雪虫のふわり出てゆく久女の門
    雪蛍何かし終えて一つ飛ぶ
    浜木綿を一抱えして霜除ける

  9. 小口泰與
    2018年12月4日 9:30

    自由な投句箱
    ★煌煌と白き衣や冬浅間
    ★寒林へ夕日差しけり鳥の声
    ★木守や浅間の雲の金色(こんじき)に

  10. 廣田洋一
    2018年12月4日 9:48

    自由な投句箱
    ★朝刊や霜踏む音の澄み渡る
    ★落葉松の葉に金色の霜柱
    ★金星や休める畑に霜の花

  11. 多田有花
    2018年12月4日 13:55

    自由な投句箱
    <赤星山登山三句>
    短日の陽を惜しみつつ稜線を
    赤テープを呼称確認日短か
    ようように着く暮早き下山口

  12. 桑本栄太郎
    2018年12月4日 18:34

    自由な投句箱
    ★笹鳴といえど小枝の重く揺れ
    ★踏みしだく落葉の跡や坂道に
    ★夫婦とも古希となる日や冬の雷

  13. 古田敬二
    2018年12月4日 21:05

    自由な投句箱
    石蕗の花海から遠くに咲きにけり
    冬くれば目高の餌の食い悪し
    神無月鈴鹿山脈黒々と

  14. 古田敬二
    2018年12月5日 8:43

    自由な投句箱
    一軒に一本土産大根抜く
    山眠る歳時記の文字見にくくて
    暖冬や野菜大きくなりすぎて

  15. 廣田洋一
    2018年12月5日 9:17

    自由な投句箱
    ★古本をまとめて処分年の暮
    ★いつまでも暖かき街年の暮
    ★赤き帯細まり行けり冬夕焼

  16. 小口泰與
    2018年12月5日 10:17

    自由な投句箱
    ★さもなくば赤城颪を浴びに来よ
    ★さういえば岸辺に雑魚や冬の鷺
    ★さきがけて赤城颪の来たりけり

  17. 桑本栄太郎
    2018年12月5日 18:49

    自由な投句箱
    ★綿虫の虚空無尽や青空に
    ★風を生み音の厳しく冬の雷
    ★吹き溜る綾の錦や散る紅葉

  18. 多田有花
    2018年12月5日 19:54

    自由な投句箱
    冬の夜に塩バター入りどら焼を
    冬紅葉ドローンを飛ばす男あり
    はつ冬や黄葉多き増位山

  19. 小口泰與
    2018年12月6日 9:54

    自由な投句箱
    ★枯蘆や赤城の空のささ濁り
    ★冬山の常に浅間山(あさま)を仰ぎけり
    ★先駆けて天地揺るがす虎落笛

  20. 多田有花
    2018年12月6日 9:58

    自由な投句箱
    日ごと空透けてゆくかな散紅葉
    枯葉踏み山に入るこそ楽しけれ
    木枯のなきまま続くぬくき日々

  21. 古田敬二
    2018年12月6日 10:28

    自由な投句箱
    冬の雨きそうで来ぬまま日暮れけり
    重力のなきようふわふわ雪蛍
    逞しき前歯で林檎美味そうに

  22. 廣田洋一
    2018年12月6日 11:24

    自由な投句箱
    ★扉明け気が付きたるや冬の雨
    ★また一つ喪中挨拶冬の雨
    ★街灯を包むが如き冬の雨

  23. 桑本栄太郎
    2018年12月6日 19:14

    自由な投句箱
    ★日を透きて緋色疎らや冬紅葉
    ★ことはりも無く冬木なり庭の木々
    ★生駒嶺の遠嶺となりぬ冬の靄

  24. 廣田洋一
    2018年12月7日 9:14

    自由な投句箱
    ★パソコンに数字打ち込む膝毛布
    ★太陽に電気毛布も干しにけり
    ★山頂に銀色毛布星を撮る

  25. 小口泰與
    2018年12月7日 14:25

    自由な投句箱
    ★赤城嶺の支えし空や空っ風
    ★夕暮の落葉ささめく峠かな
    ★今宵また盃差し交わす新走り

  26. 多田有花
    2018年12月7日 17:49

    自由な投句箱
    散る紅葉空の青さを背景に
    心地よく初木枯の山をゆく
    木枯に前山装いを終える

  27. 桑本栄太郎
    2018年12月7日 18:20

    自由な投句箱
    ★嶺の端のほのと茜や冬落暉
    ★大雪の夜となり鉢植え取り込むる
    ★鉢ものの部屋に同居や寒波来る

  28. 川名ますみ
    2018年12月7日 19:59

    自由な投句箱
    七七忌一周忌また冬日和
    テーブルに紅茶と蕾のヒヤシンス
    ヒヤシンス薫り始めて喪の明くる

  29. 小口泰與
    2018年12月8日 8:41

    自由な投句箱
    ★裸木の枝さしかわす空っ風
    ★曙に置鉤あぐるちゃんちゃんこ
    ★サイドカー下り来る毛皮婦人かな

  30. 廣田洋一
    2018年12月8日 9:59

    自由な投句箱
    ★年締める一句を記し日記果つ
    ★逝きし人出会ひたる人日記果つ
    ★時々の感情見せて日記果つ

  31. 桑本栄太郎
    2018年12月8日 18:57

    自由な投句箱
    ★太平洋の波浪高きや開戦日
    ★特攻の遺影若きや開戦日
    ★吟行の夢の中なり枯野行く

  32. 廣田洋一
    2018年12月9日 9:46

    自由な投句箱
    ★茜雲細まり行けり冬の暮
    ★くつきりと稜線伸びる冬の暮
    ★落葉までころがり走る冬の暮

  33. 小口泰與
    2018年12月9日 10:51

    自由な投句箱
    ★熱燗や今宵の風の一段と
    ★コンビニを出づや焼芋ぱっくりと
    ★潮騒の聞こゆ如きや鮟鱇鍋

  34. 多田有花
    2018年12月9日 14:53

    自由な投句箱
    <四条畷神社三句>
    冬紅葉小楠公の石段に
    桜井の別れの像に散紅葉
    楠巨木冬青空へ凛と立つ

  35. 桑本栄太郎
    2018年12月9日 19:35

    自由な投句箱
    ★黒猫の眼木蔭や漱石忌
    ★水仙のつぼみほのかに花壇かな
    ★新駅の高架通過や冬田晴れ

  36. 廣田洋一
    2018年12月10日 9:04

    自由な投句箱
    ★積上げし本見直して年の暮
    ★遂に来たきっぱりと来た冬の朝
    ★鰤照焼き油控えて焼きにけり

  37. 小口泰與
    2018年12月10日 9:27

    自由な投句箱
    ★我と犬赤シャツ着たり漱石忌
    ★産土は今宵も風や燗熱く
    ★木守や榛名十峰朝日差す

  38. 多田有花
    2018年12月10日 13:33

    自由な投句箱
    <生駒山系権現川ハイキングコース三句>
    冬晴にあべのハルカスを望む
    丁寧に掃き清められ冬の滝
    仲冬や嵐の名残そこここに

  39. 桑本栄太郎
    2018年12月10日 17:56

    自由な投句箱
    ★菜園の二列ばかりや葱畑
    ★中州なる石のさざれや水涸るる
    ★寄鍋の酔えばいつしか闇汁に

  40. 小口泰與
    2018年12月11日 9:38

    自由な投句箱
    ★祝い日のマグロ解体五十集かな
    ★大根干す無くてはならぬ赤城山
    ★黒塗りの社の床や冬紅葉

  41. 多田有花
    2018年12月11日 10:08

    自由な投句箱
    <府民の森むろいけ園地三句>
    室池や冬青空と雲浮かべ
    池の辺に残る紅葉を愛で歩く
    山茶花の散るほどにまた咲き続く