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コメント
自由な投句箱
★空風や蒟蒻芋のからっから
★日と風を廻る郷や掛大根
★今朝もまた見えぬ浅間や竜の玉
自由な投句箱
★能登産の鰤せり落とす鮨屋かな
★脂身に大葉を添へて鰤照焼き
★週末やことこと煮たる鰤大根
自由な投句箱
★土盛りのブルーシートや草紅葉
★冬耕の稲株白く晒しけり
★主の天降(あもる)その日祈るや待降節
自由な投句箱
<赤星山登山三句>
登りゆく背中へ冬の光さす
冬うらら空広々と頂に
一望す燧灘には冬霞
自由な投句箱
★街灯の光りふるわす冬の雨
★山風に呑まれし沼や浮寝鳥
★冬の日の湖の岸辺へ暮れんとす
自由な投句箱
★天井をはたくは長身煤払い
★網戸には水を放てり煤払い
★煤払い気の病も払ひたし
自由な投句箱
★つぴつぴと山茶花揺るる小枝かな
★ほつほつと頬に時折時雨降る
★笹鳴と云えど小枝の揺れにけり
自由な投句箱
雪虫のふわり出てゆく久女の門
雪蛍何かし終えて一つ飛ぶ
浜木綿を一抱えして霜除ける
自由な投句箱
★煌煌と白き衣や冬浅間
★寒林へ夕日差しけり鳥の声
★木守や浅間の雲の金色(こんじき)に
自由な投句箱
★朝刊や霜踏む音の澄み渡る
★落葉松の葉に金色の霜柱
★金星や休める畑に霜の花
自由な投句箱
<赤星山登山三句>
短日の陽を惜しみつつ稜線を
赤テープを呼称確認日短か
ようように着く暮早き下山口
自由な投句箱
★笹鳴といえど小枝の重く揺れ
★踏みしだく落葉の跡や坂道に
★夫婦とも古希となる日や冬の雷
自由な投句箱
石蕗の花海から遠くに咲きにけり
冬くれば目高の餌の食い悪し
神無月鈴鹿山脈黒々と
自由な投句箱
一軒に一本土産大根抜く
山眠る歳時記の文字見にくくて
暖冬や野菜大きくなりすぎて
自由な投句箱
★古本をまとめて処分年の暮
★いつまでも暖かき街年の暮
★赤き帯細まり行けり冬夕焼
自由な投句箱
★さもなくば赤城颪を浴びに来よ
★さういえば岸辺に雑魚や冬の鷺
★さきがけて赤城颪の来たりけり
自由な投句箱
★綿虫の虚空無尽や青空に
★風を生み音の厳しく冬の雷
★吹き溜る綾の錦や散る紅葉
自由な投句箱
冬の夜に塩バター入りどら焼を
冬紅葉ドローンを飛ばす男あり
はつ冬や黄葉多き増位山
自由な投句箱
★枯蘆や赤城の空のささ濁り
★冬山の常に浅間山(あさま)を仰ぎけり
★先駆けて天地揺るがす虎落笛
自由な投句箱
日ごと空透けてゆくかな散紅葉
枯葉踏み山に入るこそ楽しけれ
木枯のなきまま続くぬくき日々
自由な投句箱
冬の雨きそうで来ぬまま日暮れけり
重力のなきようふわふわ雪蛍
逞しき前歯で林檎美味そうに
自由な投句箱
★扉明け気が付きたるや冬の雨
★また一つ喪中挨拶冬の雨
★街灯を包むが如き冬の雨
自由な投句箱
★日を透きて緋色疎らや冬紅葉
★ことはりも無く冬木なり庭の木々
★生駒嶺の遠嶺となりぬ冬の靄
自由な投句箱
★パソコンに数字打ち込む膝毛布
★太陽に電気毛布も干しにけり
★山頂に銀色毛布星を撮る
自由な投句箱
★赤城嶺の支えし空や空っ風
★夕暮の落葉ささめく峠かな
★今宵また盃差し交わす新走り
自由な投句箱
散る紅葉空の青さを背景に
心地よく初木枯の山をゆく
木枯に前山装いを終える
自由な投句箱
★嶺の端のほのと茜や冬落暉
★大雪の夜となり鉢植え取り込むる
★鉢ものの部屋に同居や寒波来る
自由な投句箱
七七忌一周忌また冬日和
テーブルに紅茶と蕾のヒヤシンス
ヒヤシンス薫り始めて喪の明くる
自由な投句箱
★裸木の枝さしかわす空っ風
★曙に置鉤あぐるちゃんちゃんこ
★サイドカー下り来る毛皮婦人かな
自由な投句箱
★年締める一句を記し日記果つ
★逝きし人出会ひたる人日記果つ
★時々の感情見せて日記果つ
自由な投句箱
★太平洋の波浪高きや開戦日
★特攻の遺影若きや開戦日
★吟行の夢の中なり枯野行く
自由な投句箱
★茜雲細まり行けり冬の暮
★くつきりと稜線伸びる冬の暮
★落葉までころがり走る冬の暮
自由な投句箱
★熱燗や今宵の風の一段と
★コンビニを出づや焼芋ぱっくりと
★潮騒の聞こゆ如きや鮟鱇鍋
自由な投句箱
<四条畷神社三句>
冬紅葉小楠公の石段に
桜井の別れの像に散紅葉
楠巨木冬青空へ凛と立つ
自由な投句箱
★黒猫の眼木蔭や漱石忌
★水仙のつぼみほのかに花壇かな
★新駅の高架通過や冬田晴れ
自由な投句箱
★積上げし本見直して年の暮
★遂に来たきっぱりと来た冬の朝
★鰤照焼き油控えて焼きにけり
自由な投句箱
★我と犬赤シャツ着たり漱石忌
★産土は今宵も風や燗熱く
★木守や榛名十峰朝日差す
自由な投句箱
<生駒山系権現川ハイキングコース三句>
冬晴にあべのハルカスを望む
丁寧に掃き清められ冬の滝
仲冬や嵐の名残そこここに
自由な投句箱
★菜園の二列ばかりや葱畑
★中州なる石のさざれや水涸るる
★寄鍋の酔えばいつしか闇汁に
自由な投句箱
★祝い日のマグロ解体五十集かな
★大根干す無くてはならぬ赤城山
★黒塗りの社の床や冬紅葉
自由な投句箱
<府民の森むろいけ園地三句>
室池や冬青空と雲浮かべ
池の辺に残る紅葉を愛で歩く
山茶花の散るほどにまた咲き続く