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コメント
自由な投句箱
★今朝もまた山茶花散っておりにけり
★浅間山冬青空へどっしりと
★大沼へ冬雲ぐいと現われし
自由な投句箱
★頭上げ見張る一羽も浮寝鳥
★漣に少し流され浮寝鳥
★浮寝鳥近づく鯉に目もくれず
自由な投句箱
<赤目四十八滝三句>
滝壺の底深々と冬はじめ
滝ひとつまた滝ひとつ冬紅葉
水落ちる水輪の続き散る紅葉
自由な投句箱
★だれ一人採る人なきや柿灯る
★山茶花の白き垣根やうすき紅
★綿虫の吾に添い来る日射しかな
自由な投句箱
★山つなぐ靄の横綱冬紅葉
★三山は靄の衣や冬紅葉
★明治より秘湯の宿や冬紅葉
自由な投句箱
★冬麗喜寿を祝へるクラス会
★小学校発祥の碑や落葉降る
★神前を埋めたる一家七五三
自由な投句箱
<赤目四十八滝三句>
見上げれば頭上さんさん冬紅葉
冬の滝段々となり流れ来る
冬滝の生みし滝壺の藍色
自由な投句箱
★風音の嶺より来たる冬一番
★吹きすさぶ風の団地やもがり笛
★木枯や入日に黒き山の影
自由な投句箱
★室の花犬の合羽の色数多
★明治より法師の湯殿冬紅葉
★小春日や校庭より声の涌き
自由な投句箱
★公園の桜紅葉に人気無し
★冬の光集めて散りし桜紅葉
★桜紅葉浮かべし川のこともなし
自由な投句箱
小春日や黄色い蝶のひらひらと
裸木となりし桜の清々し
新しき落葉を踏んで山に入る
自由な投句箱
★冬深む遠き昔の夢見かな
★冬紅葉凛と赤きや今朝の晴れ
★冬ざれや嶺より田へと送電塔
自由な投句箱
★朝日浴び光る枯葉や地を覆ふ
★枝一つ枯葉のままに揺れてをり
★枯葉落つ向きを正して流れ行く
自由な投句箱
★木守や二羽の鴉の声違え
★赤黒き暁の赤城や青木の実
★凍星や犬と添い寝の車中泊
自由な投句箱
★ドイツ語の第九練習冬ざるる
★冬晴れの空に皇帝ダリア咲く
★見下ろせば階下に冬の庭紅葉
自由な投句箱
★懸命に銀輪こぐや雨湯の風
★寒雀忽然と落ち事切れし
★冬の夜やこなから酒を嗜みぬ
自由な投句箱
★河原町駅の吐き出す紅葉客
★外つ人のインスタ撮りや冬の京
★建仁寺冬の紅葉の塀の中
自由な投句箱
★水鳥や横取りしたる鯉の餌
★小春日の挙式の祝詞八幡宮
★チリチリと縮れし楓紅葉せず
自由な投句箱
暖かき姫路は冬の紅葉こそ
朝の雨あがり輝く冬紅葉
一陣の風が誘いし散紅葉
自由な投句箱
★寄鍋や小皿に溜まるしたみ酒
★凍星の降り注ぎくる川原かな
★冬紅葉映す流れのこまやかに
自由な投句箱
木枯やことに光りし播磨灘
滝音にこたえておりぬ冬紅葉
木枯や雉一心に駆け去りぬ
自由な投句箱
★青き空枯れ木並木の段葛
★澄み渡る小春の空を鳶舞ふ
★霜雫車窓に流れ二三本
自由な投句箱
★冬ざれや田中につづく送電塔
★朽野や一画みどりの河川畑
★コップ酒あおり憤怒や憂国忌
自由な投句箱
★玲瓏の赤城や利根川(とね)へ空っ風
★小春日や食後に臥やる我と犬
★あけぼのの雪の峠を越えにけり
自由な投句箱
★新聞の大見出し見て息白し
★朝練に駆けて来る子らの息白し
★白き息吐く人の角曲がり来る
自由な投句箱
<愛媛県佐田岬へ三句>
クラシックカー連なり瀬戸の小六月
燧灘伊予灘小春の島いくつ
小春日のメロディーライン口ずさむ
自由な投句箱
★父母の夢見ばかりや風邪寝の子
★冬空に皇帝ダリアを見上げたり
★舞妓ゆく祇園の路地や冬ぬくし
自由な投句箱
★青天のこよなき日なり冬紅葉
★ころおいの時に畳を替えにけり
★かぶりつくハンバーガーや掘炬燵
自由な投句箱
<佐田岬三句>
海眩し日差し溢れる蜜柑山
あれは九州穏やかなりし冬の海
豊予海峡十一月の光満つ
自由な投句箱
★太き糸網目濃きかなフィッシャーマンズセーター
★松よりも薄き緑のセーター買ふ
★セーターを一枚足せる旅鞄
自由な投句箱
★すさまじき緋色となりぬ冬紅葉
★冬空に白き実掲ぐ梢かな
★冬ざれの何やら遠き嶺つづく
自由な投句箱
雪蛍ふわり出てゆく久女の門
雪蛍久女旧居の門の前
雪蛍何かをし終え一つ飛ぶ
自由な投句箱
冠雪の富士うっすらと窓の中
山茶花の散り敷く路のまんなかを
カフェに入る客は気付かぬ返り花
自由な投句箱
★素晴らしや草木喜ぶ冬の雨
★嬬恋の峡田棚田の畦ひばり
★浅間嶺の雪を鎧て迫りけり
自由な投句箱
★冬の雨残る木の葉の雫かな
★心の病てふ友や冬の雨
★冬の雨窓打つ音のなかりけり
自由な投句箱
<佐田岬三句>
冬ぬくし灯台光の中に立つ
はつ冬の海豊かなり佐田岬
潜水艦小春の沖をまっしぐら
自由な投句箱
★郵便受け開けて赤きや散紅葉
★冬菊の香りも小さく花の色
★大山の頂き白く麦を蒔く
自由な投句箱
<佐田岬より戻る三句>
直売の蜜柑を求め帰路につく
冬夕焼夕やけこやけラインかな
ドライブの長きを終えて鍋料理
自由な投句箱
★天っ日と風に熟れたる蜜柑かな
★渓音に枯れ行く楓初冬かな
★言うなれば小春の我の自適かな
自由な投句箱
★木枯しの吹かずに過ぎる11月
★山火事の漸く消えて三の酉
★笙の音の高く響ける小春の婚
自由な投句箱
★里行きの妻は三日目葱をつむ
★綿虫や天の無尽のどこまでも
★うらうらと十一月の去りにけり
自由な投句箱
★靄流る黙の浅間や枇杷の花
★急に増ゆ十二月の車両かな
★犬鷲や匠の里の藁人形
自由な投句箱
吟行の土産はズボンの草虱
姉の骨ことりとツボへ行く晩秋
引き寄せて香りかぎたや枇杷の花
自由な投句箱
★湧き上がる歓喜の歌や十二月
★中天の光澄みたる冬三日月
★送別会終わりて仰ぐ冬の月
自由な投句箱
★階段の眼下に緋色や冬紅葉
★落葉松の散りし舗道の目地赤く
★両側に踏みしだかるる朽葉道
自由な投句箱
<赤星山登山三句>
登山口に一番乗りの冬はじめ
橋いくつも渡り近づく冬の滝
登り来て初冬の滝を見上げおり
自由な投句箱
<赤星山登山三句>
滝音を間近に登る冬の山
苔青き山路をゆくも初冬かな
最奥の滝も明るし冬の晴