※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
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「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
コメント
秋夕日ひたと浅間の山巓に
ひたすらに駄句の浮かびし秋の夕
利根川の流れ穏やか赤とんぼ
秋時雨虚子と立子の句碑濡らす
安産のお礼参りや実紫
レインコート着こみて立てる案山子かな
葉陰ゆれ姿みえざり小鳥来る
山茱萸の実の色づきぬ川辺かな
バザーより妻濡れ帰る秋しぐれ
松手入れ師匠は高き所より
秋うらら今日も散歩や同じ道
栗飯や大きな栗を取り合いて
秋深むひと日ひと日の駄句重ね
秋の郷しとしおしずか子等居らず
文机や秋の夕日の平らなる
秋寒や鴉も鳴かぬ朝あける
歩みゆきフィリリフィリリと昼の虫
帽子脱ぎまろびて在りぬ櫟の実
山宿の秋の囲炉裏を楽しみに
やわやわな風に飛び出す稲雀
蟋蟀の声のひろごる四畳半
山茱萸の赤き実となる葉蔭かな
はらはらと解けて風に芒の穂
弾けいて殻ばかりなる椿の実
快晴の続きし後の秋曇
秋深し友より届く新刊書
更待の光見てのち床につく
虫の音のさやかに続く夜の帳
伸び切りのエノコロ揺れる風の朝
遠雷の響きに崩るる人の波
天高し電子出版志す
長き夜にファイル形式整える
目次までようよう書き上げ灯火の秋
求愛の秋翡翠の仕草かな
秋雨の中へ飛び立つ雀かな
秋の森出できし人の笑顔かな
あおぞらや鳩吹く風に吹かれ行く
花梨の実ごろり色づく道の辻
迫り出して柿の色づく狭庭かな
=ご案内=
明日15日~16日まで、同窓会出席のため田舎へ帰省致します。
その為、投稿出来ません事を悪しからずご了承下さいませ。
パソコンを打つ手を止めてすがる虫
ひつじ田の青々として陽を浴びぬ
黄落期始まっている大手門
秋ばらの庭の見事や一礼す
目礼の和服の人や梅擬
枝垂れ木に集う雀や秋の雨
碧色の葉に隠れ連く青銀杏
日時計の目覚め待たるる秋の朝
麻紐に括られて立つ葉鶏頭
秋翡翠の背なに朝日の射しにけり
ひるがえり太き腹見せ秋の鯉
ふくよかに成る瓢のふくぶくし
ねこじゃらし銀の馬車道跡に揺れ
ハナミズキの紅葉青空に透けて
秋の蝶翅裏見せつつ蜜を吸う
長き夜手に贈られしアンソロジー
若き友の話聞きつつ冬支度
柿剥きて吊るせば夕陽に包まるる
艶やかな実を覗かせて栗の毬
晩秋の始まり告げるこの黄色
青空に黄花コスモス揺れる土手
<帰省の高速道車窓より>
山あいの稲穂伏せたる棚田かな
ハイウェイの明かりとなすや泡立草
山畑の柿の色づく夢前町(ゆめさきちょう)
<帰省の高速バス車窓より>
<高速中国道>
秋空にクレーンの数基立上がる
高速のバスの車窓や刈田晴れ
<高速米子道>
見下ろせばはるか眼下や秋の里
草津の湯くすぼる先の秋の月
晩秋や我が前歩む我の影
文机に座れば見ゆる刈田かな
法の庭あちらの木にも小鳥来る
丹沢の尾根をけぶらす秋時雨
粒ごとに雫をこぼす実紫
ガラス越し雀の影や秋深し
空の青柿の柿色響きあう
誠実に歩みし人よ野路菊へ
菊の花一輪咲きし軒の下
音立てて飛行機雲や秋深し
旧家の主自ら松手入れ
秋の庭仏頂面のブルドック
しずしずと雨音ありて秋深し
肌寒や大きな空に水含む
引き返す朝の散歩や秋しぐれ
虫食いとみどりもありぬ柿紅葉
川ベリの小径被いぬ萩は実に
子ら乗せる前のポニーは秋草を食む
梛の葉や深まる秋に黄変す
秋風の丘にたたずむアルパカの群れ
芒揺れ光が揺れる風の午後
音もなく木兎飛ぶや秋の森
蔦紅葉石橋小さく彩りて
一葉落つ山の御堂の主かな
秋の雲野良犬ふつと消えにけり
去る人の靴の音速き秋の暮
曲がりくねる山道上り薄紅葉
秋晴れの公園かける子らの声
ミャクミャクの案山子も立てる見本市
雨雲のとぎれあおぞら銀杏黄葉
解けたる尾花の風にゆだねけり
トンネルの桜枝葉やうす紅葉
柿豊年3羽のヒヨの枝揺らし
熟れ柿を啄むヒヨの目の澄めり
熟れ柿を啄むヒヨや空明かし
片雲の秋風に乗り消えにけり
山の秀へ朝日差しけり運動会
山風や秀つ枝下枝に青蜜柑
秋薔薇の真紅咲きたる狭庭かな
川べりに沿いて明るき泡立草
青柚子と云えどこぼれる塀の外
学校の始業のチャイムや秋澄り
積み上がる母の着物や秋の暮
秋麗入れての声は元気よく
吸い込まれそうな蒼さや秋の空
山頂に鉄塔五基や秋の嶺
あおぞらにぬつと色づく庭の柿