※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
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今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著)より
名前の右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
10月20日
★朝霧の中に九段のともし哉 正岡 子規(まさおか しき)
10月19日
★天地ふとさかしまにあり秋を病む 三橋 鷹女(みつはし たかじょ)
10月18日
★大空に舞ひ別れたる鶴もあり 杉田 久女(すぎた ひさじょ)
10月17日
★秋ららあの山この山くっきりと 渡辺 酸美(わたなべ すいみ)🌸
10月16日
★安らいてみのりの秋にとりまかれ 川本 臥風(かわもと がふう)🍁
10月15日
★銀杏ちる深空あをあを澄みまさり 五十崎 故郷(いかざき こきょう)
10月14日
★柿の実の中より光りさすごとし 川本 臥風(かわもと がふう)🍁
10月13日
★星空へ店より林檎あふれをり 橋本 多佳子(はしもと たかこ)
10月12日
★ある僧の月の待たずに帰りけり 正岡 子規(まさおか しき)
10月11日
三十八番金剛福寺(高知)
★秋雲つぎつぎ寺の庇より離れ 髙橋 信之(たかはし 信之)🌸
コメント
自由な投句箱
★蜻蛉のつんつん水面翔けにけり
★ひだるしの園児の競技秋の空
★人波のよれる如きや紅葉谷
自由な投句箱
流れ星ひとつ未明の南天に
秋夕焼鴉続々ねぐらへと
えのころや売りますとあり家の窓
自由な投句箱
★あさがおの紫紺の色に君想う
★迫り出して垣根明るき泡立草
★枝ごとに遅速ありたり初紅葉
自由な投句箱
祭太鼓の練習続く夜長
半月にバッティングセンターの音響く
長き夜を走り去り行く終列車
自由な投句箱
★鈴の音のひときは高き秋の猫
★秋薔薇の終えて狭庭の静かなり
★落し水夕餉の酒の二三杯
自由な投句箱
晴れし朝残る燕の舞いにけり
秋うららかぼちゃの種が芽を伸ばす
鶏頭が見ゆ馬車道の修築碑
自由な投句箱
★舟波の穂へほんろうの黄鶺鴒
★樋からの一すじ溢る秋の雨
★利酒や立ち振る舞いの為人
自由な投句箱
★スーパーの売場空きをり今年米
★我町の今年米炊く夕餉かな
★七五三の子に手を振る外国人
Unknown
●やや寒く網戸に寄せる小虫かな
●湖の紅葉ちらほら紺一望
●引越の荷をほどかざる冬仕度
自由な投句箱
★秋深むひと日ひと日の句作かな
★大利根の水のひとひら秋日かな
★濁り酒ひとえに句作つかれかな
自由な投句箱
コスモスや風の動きに忠実に
長き夜にボールペンを使い切る
きんもくせい香る街路を歩く夜
自由な投句箱
★秋水の渇れて清らか沈下橋
★あおぞらの村の梢や鵙の声
★丹波なる実の大きさや栗ご飯
自由な投句箱
よく晴れて今日は一家で藷掘りを
アベマキの木の実ゆっくり育ちけり
見上げれば桜紅葉に触れる雲
自由な投句箱
★降りそうで降らぬ朝や秋曇
★もみぢ葉の真紅ひときはアメリカ楓
★黄落となりし舗道やかつらの葉
自由な投句箱
★一筋の田の径長し星月夜
★星月夜空の深さよ偉大さよ
★釣りあがる秋鮎同じ大きさぞ
自由な投句箱
ぶらんこに座り見上げる後の月
雲多き空となりたり栗名月
十三夜明けて静かな雨となる
Unknown
花冠年会費の件
本日年会費振り込みました。
ご確認ください。
よろしくお願い申し上げます。
自由な投句箱
★おとといの月は無月に後の月
★吟行の御所の庭なり十三夜
★桑の葉の少し濡れ居り秋蚕飼う
自由な投句箱
柿の実に今朝は目白が来ているよ
うろこ雲流れてここに幾星霜
鋏音高く秋園の花を切る
自由な投句箱
★デザートの葡萄一粒かみしめて
★高々と鉄柱吊り上げ秋の空
★神職の白衣映えたる秋社
自由な投句箱
★天辺の早やももみづる桜かな
★嶺の端のうすく棚引く秋かすみ
★新藁の青き匂いや日の香とも
Unknown
●池面(いけおも)に蓮の実垂れて動かざる
●烏瓜朱し実のこして蔓昇る
●秋の山障子をうつす廊下かな
自由な投句箱
秋天を真一文字の飛行機雲
薄雲が満月淡く覆いけり
すがる虫夜の散歩の道すがら
自由な投句箱
★草野球秋はひときわ打球音
★雨降りてひとへに冷える濁り酒
★団らんのひともし頃の秋の宿
自由な投句箱
★ふと匂う薬局前の金木犀
★爽やかな音たて湧きし法の池
★新堂の屋根の光れる初時雨
自由な投句箱
★パリパリと新藁青く乾きけり
★ひよどりの赤き実零す奇声かな
★お茶漬けの昼餉終りぬ秋湿り
自由な投句箱
★落ち来たる甘柿ひとつ駐車場
★独り居てひとり飲む酒温め酒
★色鳥や日向くさしのかけ布団
自由な投句箱
金木犀香りのベールを町にかけ
月に暈ありお天気は下り坂
晩秋の雨の週末ゆっくりと
自由な投句箱
★樋落つる滴に目覚む秋の雨
★早々と終いとなりぬ運動会
★雨降れど柿の色づく在所かな
自由な投句箱
★水澄むや日にけに浅間変わりける
★笹薮に隠れし鷺や鯉の鰭
★蜻蛉の急に消えけり今朝の沼
自由な投句箱
あけびひとつ蔓よりもいで食べにけり
雨あがり強風となる夜寒かな
強風のなかに響くや鹿の声
自由な投句箱
<京都四条大橋より>
★見晴るかす遥か比叡や秋気澄む
★秋水の石の河原や鴨川に
★外つ人の橋を行き交う秋日かな
自由な投句箱
★ふるさとの大山想う直哉の忌
★秋冷や見るべきほどの事は見き
★どこまでも風吹き抜ける刈田かな