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コメント
自由な投句箱
★十月の豊葦原の山河かな
★うそ寒や古老の担う顔の皺
★畦囃す白とびとびの曼殊沙華
自由な投句箱
◇とんび舞ふ昼の月より天高く
◇病み上がりの名勝園や小げら来る
◇秋の空連れづれに飛ぶ四十雀
自由な投句箱
★窓際の木の葉囁く秋の声
★今にも滑り落ちさうな上弦の月
★夕月夜丸顔の友思ひけり
自由な投句箱
運動会準備はためく万国旗
午後の風きんもくせいの香を運ぶ
運動会歓声流れ来る快晴
自由な投句箱
★帽子ぬぎどんぐりころころくぬぎ山
★遠目にも畑の灯かりや花オクラ
★裏庭の風に乾びぬ蘇芳の実
自由な投句箱
◇昼の月少し濃くなり穴惑
◇銀杏の強き臭ひや沢蟹来
◇豆腐なら大豆の匂ふ「おぼろ」かな
自由な投句箱
大安売秋果いろいろ買い求め
昨日よりきんもくせいの香の強く
丁寧におさめし秋の扇風機
自由な投句箱
★秋ばらを剪って疾風に対いけり
★木槿剪る俄かに赤城迫りけり
★あびるほど飲めたる頃の流れ星
自由な投句箱
★秋の蚊やコップの中に横たわり
★秋の蚊の群れて飛び来る散歩道
★襖占め秋の蚊遣りを焚きにけり
自由な投句箱
★すでに早や風のみどりの穭田よ
★人の世を鎮めたるかに秋の雨
★遠目にも昼の明かりや花オクラ
自由な投句箱
小ぶりな梨切りてヨーグルトをかける
秋雨の降りしきるなか草むしり
秋雨を聞きつ終日家籠り
自由な投句箱
★鈍色の空を囃すや曼殊沙華
★整然と並びし藁塚の倒れけり
★大沼を見下ろす岩や初紅葉
自由な投句箱
★青空をちと切り取りて柿実る
★里さびれ捥ぐ人の無き柿熟るる
★渋柿を甘くしたるや土地の酒
自由な投句箱
◇朴の実や蕊と相似の色形
◇朴の実の真赤に熟れて昼の月
◇朴の実やダビデの裸像高台に
自由な投句箱
★壁を這う蔓の紅葉や色深む
★きちきちの線路飛びゆく夕日かな
★ぱりぱりと乾び行きけり藁ぽつち
自由な投句箱
爽やかに音なく髪を切られおり
点滴の雫数える秋の雲
到来の里芋を炊き夕餉にす
自由な投句箱
◇花梨の実丸くなれない天邪鬼
◇蘭嗅いで胸中どこか狂ひたり
◇曲線の対称美(は)しき曼殊沙華
自由な投句箱
★境内の桜紅葉の匂わしき
★群雀刈田の匂いうすうすと
★水澄むとまずは湖にも聞いて見よ
自由な投句箱
時々は雲がかすめる小望月
小望月テニスコートで見上げけり
忽然と咲き忽然と消え彼岸花
自由な投句箱
★雨降れば雨に赤きや水木の実
★秋雨や見る間に庭の色づきぬ
★高黍の畑の周りや風の垣
自由な投句箱
★爽やかやポップコーンのはじけたり
★名月や急ぎ雲より離れ行き
★月光の皓皓としてビル白し
自由な投句箱
鶏頭や再び鳴り出す警報機
初滑子飛行機雲の出る朝に
道の辺に背高泡立草の黄色
自由な投句箱
★秋天やコスプレ衣装晴れやかに
★名月の横切りて行く車窓かな
★大舞台闇に浮かべる無月かな
自由な投句箱
★目覚めよし朝の赤城の爽気かな
★風去るやコスモスちから抜きにける
★山風に秋蝶震え止まらずや
自由な投句箱
★嵯峨菊やその高貴なる大覚寺
★壁を這い色づき来たり蔦紅葉
★十六夜の月の隠れや雲あかり
自由な投句箱
澄む秋の泉南阿波の山望む
十六夜の月なく明日は雨という
朝冷に上着を出してはおりけり
自由な投句箱
★新そばや平らな湖の山の影
★穭田や大曲せる足尾線
★単線の尾燈や林檎紅潮す
自由な投句箱
★栗の香を吹きこぼしけり栗ご飯
★食べ過ぎに注意の色や栗ご飯
★栗ご飯こげを取り合う子らの居て
自由な投句箱
◇舶来の紅葉(こうよう)早き花水木
◇辛夷の実花に似合はぬ姿かな
◇久々の山道寂し赤まんま
自由な投句箱
身に入みて点滴の落ちる速さかな
うそ寒しCTスキャンの轟音も
針抜きし跡を押さえてそぞろ寒
自由な投句箱
★畦道やぴたつと止まる虫時雨
★紺瑠璃の山や朝餉の新豆腐
★夕紅葉燃え立つような塒かな
自由な投句箱
★繋ぎたる手の暖かき秋の夜
★雨上がり色付き初めし庭の草
★駅中に月見飾りの無月かな
自由な投句箱
あいにくの雨模様なり秋祭
新米をずっしり重く車に積む
無花果をバケツいっぱいもぎ戻る
自由な投句箱
★地震揺れて夢を破られ無月かな
★コスプレの衣装美しきや秋の昼
★線路際人通りなき良夜かな
自由な投句箱
★暖簾より流るる演歌稲架の月
★黒葡萄武甲山(ぶこう)の風を浴びにけり
★高嶺より下山の人や秋の影
自由な投句箱
★生駒嶺の雨催い来る秋ぐもり
★街中に幾何模様なる刈田かな
★秋空に蒸気昇りぬハム工場
自由な投句箱
雨あがる今朝は秋祭日和
ひつじ田の前を祭の屋台ゆく
コスモスや終日響く祭太鼓
自由な投句箱
★山風や花粉まみれの秋の蜂
★兜焼の目玉舐ぶりて新走
★ねんごろに書きたる色紙秋の闇
自由な投句箱
★ジム仲間夜のまどひの温め酒
★酒飲めぬ妻のお燗の温め酒
★日帰りの行楽終えて温め酒
自由な投句箱
<山陽新幹線を西に車窓より>
<新神戸>
★トンネルを出でてトンネル秋の雨
<明石>
★煙突のあまた並びぬ秋の浦
<岡山>
★稲滓火の跡の田面の黒きかな
自由な投句箱
★木犀や流るる雲へ鳶の笛
★裾長きまほらの赤城花薄
★浅間へと日の退くや花木槿
自由な投句箱
秋祭の幟を見つつ山に入る
地蔵堂わきを釣舟草船出
晩秋の汗して急坂を登る
自由な投句箱
★電線の休む暇なし小鳥来る
★ブランコの有る公園や小鳥来る
★図書館前泉水澄みて小鳥来る
自由な投句箱
★てるてる坊主吊るし明日の運動会
★爺婆の玉入れ参加や園の秋
★園児らの騎馬戦ありぬ運動会