現代俳句一日一句鑑賞/8月30日

8月30日

葡萄房剪りて重みを手に移す   霧野萬地郎(きりの まんじろう)
 みずみずしい葡萄を剪り取って、その重みを、そっくりそのまま手にしたときの感動が、素直に詠まれている。
 
『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著/水煙ネット/2005年発行)より

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