2月2日(2句)
★もふもふの白木蓮の冬芽なり/多田有花
★寒風に蝉の抜け殻動かざる/廣田洋一
コメントはのちほど。
2月1日(2句)
★紅梅を透かしカーテン真新し/川名ますみ(正子添削)
向こうのものを透かすカーテンはレースような透ける生地であろう。透けて見えるものの美しさ、紅梅の紅の美しさと、真新しい清潔なカーテンの取り合わせが春らしい。真新しさは心の刷新であり、新しい季節を迎えるわくわくした気持ちであろう。(髙橋正子)
★春隣運ばれていく競走馬/多田有花
どこへ運ばれて行くのか、競争馬は静かな立った姿。馬の体は日差しにかがやいている。その艶やかな姿を見ると、春がそこまで来ていることが実感される。疾走する馬の姿も美しいが、春と冬のあいだの光が目に見える。(髙橋正子)
コメント
正子先生
「春隣運ばれていく競走馬」を
2月1日の秀句にお選びいただきありがとうございます。
姫路には地方競馬の姫路競馬場があります。
中に入ったことはありませんが、競走馬を時々目にします。
肌つやのいい馬は調子がいいとか。
正子先生、「紅梅を」の句に添削ご指導とコメントをいただきまして、ありがとうございました。
「透かす」と「透く」の区別が曖昧になっておりました。勉強いたします。
また、正子先生の「真新しさは心の刷新であり、新しい季節を迎えるわくわくした気持ちであろう。」とのお言葉が、まさにその通りで、深く沁み入りました。
穴の開いたカーテンとカーペットを、長い間、ほったらかしていました。いつまで生きるかはもちろん、施設や病院に入るかもしれないと思うと、家に手を入れる気になれなかったのです。でも、症状や暮らしが少し落ち着き、この家でもう少し生きる覚悟が湧いてきました。カーテンとラグを新しくし、心を刷新して次の季節を迎えるつもりです。