今日の秀句/12月21日~12月31日

12月22日(1句)
★冬至かな淡く残りぬ朝の虹/多田有花
冬至という一年の節目の時。「淡く残りぬ」が巧みで、虹がすでに消えかけている余韻の時間が捉えている。雨上がりの消えゆく虹がすがすがしい印象だ。(髙橋正子)

12月21日(1句)
★図書室の冬灯数多の学ぶ人/上島祥子(正子添削)
図書室に出かけると、冬の灯の下で、たくさんの人が読書にあるいは、調べものに没頭している。学ぶ人の多さに驚く。図書室を覗かなければ、わからなかった社会の一面。(髙橋正子)

 


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