■□デイリー句会は、お休みですが、今まで通りの投句は、許されます。選者の選句・コメントは、不規則となります。
※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之
◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
コメント
自由な投句箱
★秋の雲友の見舞いに参るのみ
★忽然と逝きし墓前や水懸草
★線香の煙り消えけり思草
自由な投句箱
★枝毎の弓なり違う富有柿
★稲の香も畷にぎわすかと思う
★真直ぐな魁夷の道や天高し
自由な投句箱
★秋晴れや天平の夢法隆寺
★参道に群れてほぐれて蜻蛉飛ぶ
★斑鳩や柿の実遠く眺められ
自由な投句
★稲の穂の茎に一列雨しずく
★田の中の無数の騒ぎ虫も居や
★飛蝗跳び影も跳びたる畷かな
自由な投句箱
<奥祖谷かずら橋>
秋嶺を下りかずら橋を渡る
秋澄むや豆仏像をケータイに
バス停の脇に咲き初め彼岸花
自由な投句箱
★日のゆがむ入日の中の稲穂かな
★白粉花(オシロイ)や堂の畳に松の影
★買ってきし小犬の匂い秋うらら
自由な投句箱
★高塀の天の高きや建仁寺
★せせらぎの水澄み光る高瀬川
★つり人のみな魚籠(びく)の下り秋の川
自由な投句箱
★あたたかな色して畔の曼珠沙華
★彼岸花田の灯りかなほのぼのと
★蕎麦の花いかるがの夢はるかなる
自由な投句箱
澄む秋の空より蝶の舞い降りる
鳥取より最後の梨を売りに来る
快晴の萩咲く道を登りけり
自由な投句箱
★長き夜や大史公書の置かれける
★秋雲や忠治歩きし山の道
★早稲の香や暁の鴉のかまびすし
自由な投句箱
★秋野行くしとどに濡れし草の花
★松茸はカナダ産かな茸めし
★嬉しさよ林檎の季節巡りきて
自由な投句箱
★実家へと立ち寄り大きな栗を食う
★栗茹でる母は実家の台所
★秋分やバスには供花の家族連れ
自由な投句箱
★良平の着物の女花カンナ
★玲瓏の声の届きしおみなえし
★桔梗や雨に濡れたる無人駅
自由な投句箱
★秋冷や嫗達者と文来る
★秋雨の止めば鴉は森の上
★谷筋に沿いて楓のうす紅葉
自由な投句箱
★葛の花生まれし子馬起ちにける
★急流の岩の飛沫や沢桔梗
★虫の音や肌に染み入る暁の風
自由な投句箱
★秋晴れの空を仰いで父想う
★歌人読む里山に揺れる吾亦紅
★爽やかな朝風に揺れるコスモスや
自由な投句箱
★産着干す新居の庭へ小鳥来る
★種茄子やぽつんと一つ太るまま
★コスモスの坂に応援ごっこかな
自由な投句箱
★はらり落つ桂黄葉や朝の雨
★推敲に倦むや窓見る秋霖雨(あきついり)
★ひと雨にもみずり来たる日暮れかな
好きな句
★産着干す新居の庭に小鳥来る/佃 康水
お孫さんのお誕生でしょうか?大変おめでとうございます。
明るい新居の庭に小鳥が来て、鳴きそやしています。
秋の爽やかな良い時季で良かったですね!!
御礼
桑本栄太郎様
「産着干す新居の庭に小鳥来る」の句を好きな句にお選び頂き、素晴らしいお言葉を賜り大変嬉しく読ませていただきました。申し訳ございませんが実は孫ではなく、分譲住宅4軒建った家の一軒に引っ越してこられた方の句を詠みました。夏はフェンスに朝顔の蔓が絡みつき僅か二輪の花ですが咲いていました。産着を干されたり通る度のご挨拶もとても初々しくまた微笑ましく思っていました。
小鳥の声に一層幸せなご家族とお見受けしています。
自由な投句箱
★雨上がり墓のおちこちあぶれ蚊ぞ
★碧落を一朶の雲や小鳥来る
★稲穂波蛇行豊かな魚野川
自由な投句箱
★車椅子今宵門辺の良夜かな
★葉隠れに光るまあるい秋の月
★中秋の味覚丹波の栗ご飯
自由な投句箱
★中秋の月を探して大空を
★寝る前に我が家の窓から月を見る
★実家からもらった柿はまだ固し
自由な投句箱
★白粉花(オシロイ)の休耕田を艶めかせ
★山風の畷おちこち暁の虫
★山にまだ日の残りけり白芙蓉
自由な投句箱
★実水木の緋色隠れる葉蔭かな
★友よりの土の色せる零余子届(つ)く
★さみどりの虚実あはれや萩は実に
自由な投句箱
★糠雨の竹伐る響き包みける
★手を入れて水の痛さや女郎花
★奥利根の宿の持て成し新豆腐
自由な投句箱
★遍路道豊かに舞える秋の蝶
★秋澄める雲ひとつなき蒼さかな
★立待の月のしずくや芒原
自由な投句箱
★笊にとり濯ぐ零余子やおとこ飯
★群雲を掻き分け早し月今宵
★十六夜の無月となりし夜半かな
自由な投句箱
★前山へ昇る朝日や露の玉
★新そばや碓氷峠の空深し
★止めどなくピーナツ食むや三国志
自由な投句箱
★いわし雲朝空埋めて耀ける
★月光の夜のコーラスに妻出かけ
★居待月窓のひかりのやわらかき
自由な投句箱
★土手草と共に刈られし曼珠沙華
★青空へ粒ふくよかな銀杏の実
★乗る船の真向こう大き今日の月
自由な投句箱
★さるすべり終(つい)の色見せ京町家
★孤高とはかくも寂しき夜半の月
★一枚を羽織りさがすや居待月