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コメント
自由な投句箱
★霧深きチャツボミ苔や温泉(ゆ)の流
★山霧をまとう大樹の化身にて
★女王のハーブや流る山の霧
自由な投句箱
青嶺晴うすみず色の眺望に
牧場の青芝眩し牛の群れ
傾斜地に牛放たれて大夏野
自由な投句箱
★霊迎えきゅうりは家庭菜園で
★岐阜提灯出して迎え火これでよし
★はらからの集いて偲ぶ父母のこと
自由な投句箱
◇原生林抜けて海辺の初秋かな
◇熱帯夜半月高く定まりぬ
◇帽子の子花野の中を走りたる
自由な投句箱
秋風に吹かれて蝉の骸かな
山の日の山に登りて山を見る
初秋の白蓮一本咲いており
自由な投句箱
★散歩道群れ咲く菊に立ち止まる
★木の根元ピンクに染める菊の花
★菊の花垣をはみ出し先にけり
自由な投句箱
★新涼の風にカーテン膨らみぬ
★日当たりの白き葉裏や葛の谷
★帰省子の早も想えり青き海
=ご連絡=
大変勝手ながら8月12日~16日迄
お盆帰省致します。
宜しくお願い申し上げます。
自由な投句箱
★ラベンダー霧を伴う香りにて
★温泉(ゆ)の川に育ちし苔や霧の谷
★爽やかや暁の井戸水汲みにける
投句
かき氷店の外まで並ぶ列
杖の母子等と供する盆用意
盆支度猫は二階に行ったきり
自由な投句箱
★子の嫁ぎ空きたる部屋の秋思かな
★ひっそりと立てる地蔵の秋思かな
★一粒の甘さかみしめ巨峰食ぶ
自由な投句箱
山路ゆく胸に秋蝉ぶつかりぬ
虫の音の始まる夜となりにけり
盆近き頂より渋滞を見る
自由な投句箱
★秋めくや利根の川原の風太し
★秋の夜や地酒それぞれ飲み比べ
★靴先を濡らす畷の露の玉
自由な投句箱
陽に染まり崩れ初めたる雲の峰
帰省子へコーヒー豆を高めに買う
草の矢を飛ばす飛騨の川風に
自由な投句箱
夏草を抜けばたちまちうず高し
杭替えてまだ止まりいる赤とんぼ
池の雲踏み外したるみずすまし
自由な投句箱
★朝露やチワワ駆けゆく蒼き空
★陵を遠巻きにせる薄かな
★川風についと増ゆるや鬼やんま
自由な投句箱
★新涼の風さわやかに狭庭抜け
★秋の声かすかに聞こゆ山路来て
★四万十の岸辺に立てば秋の声
投句
跡取りの独り組み立て盆提灯
それぞれが帰る場所あり盆の駅
窓越しに獅子唐いっぱい渡される
自由な投句箱
★大沼(おの)と小沼(この)赤城山(あかぎ)の空の鰯雲
★去りがたし霧に隠るる山上湖
★秋薔薇の門をくぐりし僧都かな
自由な投句箱
★萩の花なだれ咲きたる中央道
★門ごとに紅き蓮咲く身延山
★吊橋や秋風渡る湖の上
自由な投句箱
★巡り来し敗戦忌や今日空青し
★想い出す空爆の日や終戦忌
★唐黍の粉パンで生き敗戦後
自由な投句箱
警官に白き歯八月十五日
花槐人の通らぬ道に落つ
病院へ白木槿散る角ひとつ
自由な投句箱
★盆の堂線香の香の溢れけり
★ひとつ餌に二羽の鴉ぞ秋旱
★山峡の雲の速さよ秋日影
自由な投句箱
◇花カンナ原爆伝ふ花となり
◇桐一葉陸軍墓地の参道に
◇秋夕日光芒の天上走りたる
自由な投句箱
★底紅の白蕊高く光りをり
★天守より見渡す畑林檎の灯
★袋がけの乙女の意気や赤林檎
自由な投句箱
河川敷に迫る大輪大花火
花火音弾け夜空を華となす
幼子の瞳澄みゆく花火の夜
自由な投句箱
本日(8/16)投句しました三句目の中七が字余りでした。下記のように訂正してお詫びします。
◇秋夕日光芒天を走りたり
自由な投句箱
直売の梨を頬張り語らいぬ
墓石に小さき蛙墓詣
盆過ぎの暑さを払う宵の雨
自由な投句箱
ミニトマト陽のぬくもりもかじりけり
立秋の風吹く朝の畦を行く
池の面の夕焼け空に鳥の水脈
自由な投句箱
★秋蝉や朝の赤城山(あかぎ)の定かなる
★枝豆や地酒それぞれ並べおる
★道の辺へ駆け寄る園児赤のまま
自由な投句箱
◇鯔飛ぶや夕潮止る被爆川
◇首立てて南へ帰る川鵜かな
◇広島や月は南に日は西に
自由な投句箱
★靴大きくなりし男子よ西瓜切る
★あさがおの遠くを思うときは濃く
★わたがしの係りは知人祭りの夜
投句
冷蔵庫貰った野菜で満タンに
お下がりのフルーツ続く夏休み
子に語る声高くなり夏休み
自由な投句箱
★法面を紅く染めたる萩の花
★野分受け落ちたる鉢の花散れり
★公園の草木のそよぐ秋の声
自由な投句箱
★送り火の夜空に淡し東山
★星空を遠く望みて五山の火
★茄子胡瓜供えて霊を送りける
自由な投句箱
★潮の香や入り日の墓地に盆迎
★大西日海に入日の金の帯
★秋潮の島根半島へと入日
自由な投句箱
★女郎花見しより耐えし峠かな
★桔梗や雨の湖畔に人の影
★幼子の爪のネイルや秋海棠
自由な投句箱
★流星や地球の裏の願ひ聞く
★脚立にて林檎捥ぐ翁受ける媼
★水澄みて川藻の長き影作る
自由な投句箱
◇水底に光の波と目高かな
◇米作る若者衆の案山子かな
◇晩稲の花の咲きたる田が一つ
自由な投句箱
★入日射す駅のホームや真葛原
★潮の香や海に入日の大西日
★手花火の命みじかく弾けをり
自由な投句箱
★ふっくらと太き枝豆購いぬ
★丹波路の枝豆鄙の香りして
★実入りよき枝豆の鞘から空になり
自由な投句箱
◇枝に付く莢の黒ずむ蘇芳かな
◇青桐の黄葉映えて花のよう
◇湯に入りてブラインドより鉦叩
自由な投句箱
★あけぼのの赤城の裾野赤のまま
★戸隠は行けど彼方も蕎麦の花
★単線へ鉄道草は絮飛ばす
自由な投句箱
★緩やかに嶺の広がり秋気澄む
★ひぐらしや想い出たどる母の里
★漁火や波止の花火の果ててより
自由な投句箱
★草草を見下ろし開く尾花かな
★送り火や雨降りそうな夜を去りぬ
★並木道紅く染めあぐこぼれ萩
自由な投句箱
◇樗の実川は流れて上流へ
◇ゴミの浮く逆流の川や鯔跳ねる
◇オレンジの椋の実すでに甘きかな
自由な投句箱
★露草や今朝の赤城山(あかぎ)は鼠色
★鷺草の今や飛び立つ構えなり
★蜩や畑を耕す手を休め
自由な投句箱
★幕の間に村の映画やラムネ抜く
★遠花火夢のつづきへ聞こえけり
★漁火の沖につらなり揚花火
自由な投句箱
★草の葉の一部色付き花となる
★みそはぎや青田の跡に咲きにけり
★すぐ傍に郵便ポスト赤カンナ
投句
両隣空き家となりて秋簾
秋団扇忘れたままに新書積む
観光バス全ての窓に日焼けの子