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コメント
自由な投句箱
★人の来ぬ畑のおちこち蜘蛛の網
★日帰りの尾根縦走や一夜酒
★青芝や脚力付きし一年生
自由な投句箱
椿斯く硬き実を成す頃となり
青桐の葉の幾重にも瑞々しい
磯の香の海ほおずきを鳴らし継ぐ
自由な投句箱
◇不死鳥やヒロシマに咲く夾竹桃
◇遠雷や姿消したる烏どち
◇スコールや湯煙上がる駐車場
自由な投句箱
★太陽の歩いて来たる赤日傘
★雷鳴りて日照雨降りたる昼下がり
★雷鳴に雨音高く合奏す
自由な投句箱
★空遠く白帆浮かべて夏の海
★青岬廻れば高き波の音
★大橋のたもと静けき夏の潮
自由な投句箱
★気合い入れ炎暑の街へ出でにけり
★手網を持つリュックの子等や夏休み
★合いの手を入れて嘉せる法師蝉
自由な投句箱
風通る緑陰に停め読書する
涼風を入れつつ夕餉のしたくする
停車してドア開くたび蝉時雨
自由な投句箱
★赤城より朝日いただく青田かな
★青芝や仇になりたる土竜道
★庇よりあだに落ちけり燕の子
自由な投句箱
湿り気を木陰に残し梅雨明くる
初蝉の声す芝生を踏みゆけば
隠沼に浮かびて軽し夏落葉
自由な投句箱
★雷光の空け初めし空一閃す
★雷鳴の夢破りたる夜明け前
★道の端熱を出しをる紅蜀葵
自由な投句箱
◇今朝の秋白髪多くなりにけり
◇雲の上水馬すいと駆けりたる
◇石仏の熊本城やつくつくし
自由な投句箱
★向日葵に見つめられたり畑をゆく
★乾上がりて石の流れや夏の川
★夏草や天井川の乾び居り
投句
鉄風鈴幾つも並べ庫裡の窓
片蔭を選んで医院迄の道
白服の母の髪留め細きピン
自由な投句箱
★風よりも光りにゆるる百日紅
★凌霄花や日日鮮らしき赤城山
★日光の水の味しれかき氷
自由な投句箱
◇もしかしてあの鶯の落し文
◇雲の峰かもめの帰る夕間暮
◇雲の峰高速艇の長き水尾
自由な投句箱
★今日はまた新たな花や紅蜀葵
★逝きし人次々浮かぶ大花火
★追悼す異国に散りし夏の花
好きな句
赤城より朝日いただく青田かな/小口泰與
生まれたての夏の太陽の光が赤城山から青田に差している。1日の始まりがこんな素敵な景色というのは羨ましいです。
自由な投句箱
★せせらぎの夏日こぼるる高瀬川
★鴨川の夕暮れ時や川床座敷
★鴨川の風の入日やさるすべり
自由な投句箱
入道雲高層ビルの間より
駅よりの家路をたどる夜の秋
炎熱を来てアイスショーの夢の中
自由な投句箱
★夏落葉せせらぎに浮き旅をする
★瀬戸の島日の沈みゆく色に映え
★梅干して赤く染まりぬ夕まぐれ
自由な投句箱
午前六時一斉開始蝉の声
暑き日といえども珈琲は熱く
朝涼や窓を開けてはまた閉める
投句
短夜の写本は文字は活き活きす
豆炊けて一人で味見夏の昼
野球子に道譲られる夏の午
好きな句
暑き日といえども珈琲は熱く/多田有花
夏でも熱い珈琲を飲むとシャッキリしますよね。有花さまの日々の暮らしに前向きな様子が伝わります。
御礼
上島祥子様
「青田」の句を好きな句にお選び頂き、素晴らしいコメントを有難う御座いました。
素晴らしい裾野の長い赤城山を毎日みながら生活をさせていただいて居ります。
有難う御座いました。
自由な投句箱
★嬬恋の彼方の空や遠花火
★空蝉を潰せし指のあわあわし
★東より熱風きたる館林
自由な投句箱
◇暮れなずむ海辺に秋の燕舞ふ
◇百日紅人騒がせな救急車
◇滝の水虚空落下に泡と化す
自由な投句箱
★朝顔のベランダに咲き登りけり
★百日紅こぼれて染まるアスファルト
★白粉花赤き蕾のにょきにょきと
自由な投句箱
★青空に並びて白き雲の峰
★絵にしたき峰雲二つ窓の中
★空はるか雲の嶺かな太平洋
自由な投句箱
★甘噛みの傷の想い出夏惜しむ
★音のみの夢のつづきか遠花火
★ばらばらと枝葉打つ音白雨来る
自由な投句箱
◇献体の慰霊碑に咲く夾竹桃
◇青棗誰も気づかずキャンパスに
◇原爆忌「夾竹桃」の歌声が
自由な投句箱
★残照の利根川(とね)や木立の時鳥
★夕焼や書肆出でてより急ぎ足
★炎帝につかへて出荷業務かな
自由な投句箱
★百日紅小さき彩り園の庭
★ひとかけら風に舞い落つ百日紅
★ひねくれし幹にやさしい百日紅
自由な投句箱
★高き蕊蝶を呼び寄す紅蜀葵
★八月や俳句の日てふ生れしとや
★ランタナや七変化より七変化
自由な投句箱
★旨そうに赤き艶為し椿の実
★木漏れ日の影の網目や夏惜しむ
★漁火の沖につらなり揚花火
自由な投句箱
★日盛や九十九折をば歩みける
★マンホールの蓋の灼くるや犬足裏
★競輪の車券売り場や油照
自由な投句箱
聖火燃ゆ遥か南の夏空へ
星とんで澄みし聖火の永久に燃ゆ
平和こそ地の塩なれや原爆忌
自由な投句箱
◇鐘の音や電車の止まる広島忌
◇広島忌聞こえて来たる「千羽鶴」
◇広島忌平和を祈る人の中
自由な投句箱
★八月や広島の声リオの唄
★ぽんぽんと仕事急かせる花火かな
★コスモスや淋しげに咲く二三輪
自由な投句箱
★七十年人絶ゆるとも蝉よ泣け
★この猛暑おきどころなき老夫婦
★時差気にしテレビの前に夏の朝
自由な投句箱
★記念碑の炎哀しき広島忌
★ピカドンと云いし戦後や広島忌
★哀しみの思い出吾に酔芙蓉
自由な投句箱 訂正
6日13:33:投句分三句を以下のとおり訂正します。
聖火燃ゆ遥か南の夏空へ
星飛ぶも澄みし聖火よ永久にあれ
平和こそ地の塩なれや原爆忌
自由な投句箱
★慰霊碑を囲む献花へ晩夏光
★ミスト噴くテントの増える広島忌
★葉柳の揺るる影濃し被爆川
自由な投句箱
掃き清め灼けし墓石に水注ぐ
真夏の風邪に鼻炎カプセルを飲む
髪切って見上げる空よ原爆忌
お礼
上島祥子さま
「暑き日といえども珈琲は熱く」にうれしいコメントをいただきありがとうございます。
夏でもほとんどアイスコーヒーは飲みません。
やっぱりコーヒーは熱いのが美味しいですよね。
投句
夏祓手を清めた後は無口なり
幼子の抱かれてくぐる茅の輪かな
茅の輪くぐり終えて再び手を繋ぐ
自由な投句箱
★滝しぶき衣の如く纏いけり
★湖の辺の歩にまといたる西日かな
★土曜芽や応援団の太き声
自由な投句箱
◇流灯の色鮮やかに被爆川
◇流灯の数多揺蕩う被爆川
◇流灯会世界中から被爆川
ok
ok
自由な投句箱
★暑気払ひ終へたる朝秋立ちぬ
★秋暑し空を見渡し風探す
★歩くほど沁み込み来る残暑かな
自由な投句箱
★炎天に打つて出るかに街中に
★ゴーヤ垂る窓のゆりかご保育園
★送電線嶺の高きへ秋立つ日
投句
朝市のおまけでもらったデラウエア
オーガニック探し歩いて心太
カラフルなトマト朝の皿に盛り
自由な投句箱
★こぼれ萩朝日つれなく差しにけり
★秋光や鬼押出の溶岩の道
★初秋のすわやと思う浅間山
自由な投句箱
◇難民の選手のサンバリオの夏
◇雀来るオレンジ色の榎の実
◇秋灯真つ赤に染まる辛夷の実
Unknown
立秋や蝉の合唱変わらずに
木の陰の柵に届いて秋来る
立秋の風が樹間を吹いてくる
自由な投句箱
★初秋の風の及びて書をめくる
★初秋の風バッタを乗せて渡り来し
★蝉の声ビルの壁より聞こえ来る
自由な投句箱
★七夕竹河畔につづく鴨川
★送電線嶺の高きへ今朝の秋
★青柿の溝に落果や教会へ
自由な投句箱
★青田風止みて静かな星の夜
★星月夜砂漠を越えてラクダ行く
★星屑の露と結びし夢の中
自由な投句箱
◇ふとみればポットの中に百日紅
◇対岸を鷺歩きたる秋日影
◇夜の散歩かくれんぼする三日月
自由な投句箱
★蜩や黒雲去りし湖の上
★国定の別れ鴉や赤城山
★流星の鍋割山へ定まりぬ
自由な投句箱
★三千本喝采止まず蝉しぐれ
★つくつくし鳴くや秋立つ今年早や
★青田風河内平野を吹き抜ける
自由な投句箱
★慰霊碑を取り囲み鳴く法師蝉
★白桃と桃見比べて桃を買ふ
★桃剥きて嫁ぐ娘の惚気かな
自由な投句箱
初物の梨が今年も鳥取から
不揃いもいびつもよろし二十世紀
午後の陽が部屋に入り初め秋に入る
自由な投句箱
★鉄塔の嶺の高きに雲の峰
★葛の葉の萎れて白き谷間かな
★哀しみの丘に鐘なり長崎忌
自由な投句箱
清流の音の涼しきキャンプ場
涼風に吹かれ落葉松林行く
尾根行けば芒解るるゆかしさよ
自由な投句箱
★蜩や雲脚せわし峠道
★峠道つと夕霧の迫り来る
★樹も人も霧に消さるる九十九折
自由な投句箱
草原を来て木苺よ野の花よ
すいっちょを鳴かせ向日葵畑かな
向日葵の強き日差しに逆らわず
自由な投句箱
★遊行寺に踊りませうと法師蝉
★終業時少しはゆるむ残暑かな
★コスモスや富士を背負ひてゆらゆらと
自由な投句箱
◇ポプラの葉くるくる回る秋の空
◇白蓮のつぼみ触れれば開きそう
◇華麗なる白蓮支ふ大きな葉
自由な投句箱
★鐘の音や丘の長崎原爆忌
★先ずメモの帰省準備や旅かばん
★葉の陰に確かにありぬ葛の花
自由な投句箱
★岐阜提灯出して迎え火これでよし
★霊迎え胡瓜は家庭菜園で
★はらからの集い偲ぶは母のこと