※当季雑詠3句(春の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。
※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之
◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
コメント
自由な投句箱
◇烏来るメタセコイヤの巣の中へ
◇蒲公英の綿毛さわれば風に飛ぶ
◇花曇朽木に今日も翡翠来る
自由な投句箱
★山風を含みあえかな牡丹の芽
★初つばめ畦川の水走り出す
★揚ひばり田川の流れらんらんと
自由な投句箱
★花びらの波を打ちつつ道渡る
★ザリガニを捕りたる池や春惜しむ
★赤白黄整列しをるチューリップ
自由な投句箱
★松原に句碑ある浜辺春の潮
★空高く伸び行く欅若葉かな
★今は昔浜寺公園貝拾い
自由な投句箱
◇糸桜番ふ軽鴨睦みつつ
◇美しきうなじを見たり花海棠
◇晩鐘や桜蕊踏む散歩道
自由な投句箱
★あけぼのの風にほぐるる楓の芽
★青柳や川瀬にまじる鳥の声
★朝寝せりもろ鳥の鳴く雑木山
自由な投句箱
★さみどりの聖火や空の欅若葉
★保育園定数足りず柿若葉
★芽吹く木に眩しき朝日鳥の声
自由な投句箱
★紅色の鈴垂れしごと花海棠
★海棠や読経の声に眼を覚まし
★紅さして濁世受け入れ花海棠
自由な投句箱
<同期四人による洛西散策>
★数条の飛行機雲や花菜晴れ
★街道の辻の古木た桜散る
★下りゆくだらだら坂や揚ひばり
自由な投句箱
◇水色の蕊爽やかに花水木
◇八重桜白腹も来て見上げたる
◇花蘇芳の向こうに翡翠ビデオ撮る
自由な投句箱
★渡良瀬川(わたらせ)の菜の花明り蒼き空
★もくれんの雀や朝の地震定か
★青柳を借景として桃の花
自由な投句箱
★麗かに街道ゆけば虫篭窓
★街道の郷倉(ごうぐら)白く桃の花
★ふるさとは遠くになりぬ啄木忌
自由な投句箱
★鳥引くと便り来たれり薩摩より
★先達の足跡踏んで芽吹き山
★落ち椿直ぐに鳥来る門辺かな
自由な投句箱
★畑人も知らぬ畷の雉子の巣
★春の夢のれんの紺の薄れけり
★揚ひばりテラスに二つ寝椅子かな
自由な投句箱
★花弁を浮かべて光る苗代田
★苗代のさみどり清く伸びにけり
★懐かしや友の掻きたる苗代田
自由な投句箱
鳥影の梢に動けば桜散る
谷深し桜一片散る速度
雨あがる芽吹きの森のまぶしくて
自由な投句箱
<京都から山口へ新幹線車窓>
★草青む中洲さざれや吉井川
★岡山を出でてうす紅桃の花
★トンネルを出でてトンネル山笑ふ
自由な投句箱
★柿若葉きずな保ちつ空に伸び
★やわらかな朝の光や木々芽吹く
★雪柳門辺に揺らせ静かなる
自由な投句箱
★一輪の花の開花を見つけたり
★初花や今朝の赤城の彫り深し
★肩に背負うギターケースや春の鳥
自由な投句箱
<新山口駅にてS・L見学>
★野に山に汽笛遠のく春思かな
★幼子の機関車見学春うらら
★機関車の前でピースや春の昼
自由な投句箱
朝風に息づきおりし花林檎
ふらここを漕ぐ子らよ跳べ高みまで
珈琲店出でて目に染む花みづき
自由な投句箱
四手桜ふたたび雨となる気配
桜散るころの一夜の雨嵐
心地よし霞桜に吹く風は
自由な投句箱
★春深し二日がかりの地震生れる
★これは大地のテロなりや春の地震
★春寒し揺れる大地に夜を明かす
自由な投句箱
★葉桜になった土手道人まばら
★囀りで地震の二ユース木の上で
★春野より明るく響く春の歌
自由な投句箱
★花吹雪鯉のあぎとう夕まずめ
★里山の初花囃す風の中
★山里の田川や今朝の雪解風
自由な投句箱
★種まきや勿忘草の昔かな
★ようやくに萌え出すあかね樟若葉
★故郷の庭遠くなり勿忘草
自由な投句箱
よりひらき陽を浴びむとす白躑躅
銀杏の芽已にその葉のかたちして
通院にカメラ携え木の芽晴
自由な投句箱
<新山口駅前>
★笠ふかき山頭火の像春愁ふ
★其中庵の案内看板春の昼
★地酒とて”山頭火”とや春の駅
自由な投句箱
◇著莪の花筧の音に震いたり
◇大輪のポピーの花や紙の様
◇二年越しの再会やリラの花
自由な投句箱
★揚ひばり長き裾野へ雲の影
★山桜岩を越えゆく濁り水
★さえずりやキャンピングカーの展示会
自由な投句箱
★能勢街道農産物盛る道の駅
★蚕豆をさっぱり茹でて缶ビール
★いかなごのくぎ煮のかおり魚の棚
自由な投句箱
◇大いなる果実夢見る花梨かな
◇蕾むまま黄心樹の花散り初みぬ
◇矢返りを忘れし頃の初燕
自由な投句箱
★葉桜や若き命の息吹かな
★葉桜や若かりし日々思ひ出す
★葉桜やその葉に隠す恋心
自由な投句箱
★かさこそと春の落葉やうすみどり
★グランドの部活の声や花は葉に
★花みづき園児帰園のころとなる
自由な投句箱
八重桜のつくる木陰に縦列駐車
春荒れや地震襲いし地を思う
春嵐去り白雲の疾走す
自由な投句箱
★朝日差す渦巻く瀞へ落椿
★初花の一房落とす鳥の声
★順光の桜の映ゆる空の色
自由な投句箱
◇大島てふ白と緑の遅桜
◇初めての黄花木蓮かぐはしき
◇ペンギンの吾子抱へたる水芭蕉
自由な投句箱
★葉に隠れひつそり咲きし灯台躑躅
★蕗の葉の裏返りをる露天風呂
★川風に花弁の幕はためけり
自由な投句箱
★紫曇英咲く畔道高き鳥の声
★桜鯛跳ねる間もなし網の中
★夏めきて日ごと若葉の濃くなりぬ
自由な投句箱
★赤信号の交差点なり虻の昼
★エントランスに引越し荷物や花みづき
★しべ降りて赤き地道の散歩かな
自由な投句箱
★見上げれば燃え盛りいて樟若葉
★検診日しばし緑のドライブに
★街路樹や乙女椿のにぎやかさ
自由な投句箱
★星おぼろ百年続く銘菓かな
★遅き日や俳句俳句の我が時間
★揚ひばり農に昭和を生きし祖父
自由な投句箱
◇花あけび紫色を実に託し
◇葉桜に椋鳥の群れ闊歩して
◇さみどりのアメリカ楓に昼の月
自由な投句箱
★道の端赤く染めたる躑躅垣
★道野辺の日陰に浮きし白躑躅
★たんぽぽの黄に染まりたる狭庭かな
自由な投句箱
春荒れに落ちたる枝を踏み歩く
森が鳴る音に包まれ春山路
横笛を吹く人桜の下にあり
自由な投句箱
★青空の木洩れ日眩し藤の棚
★御衣黄の八重の桜や女子寮に
★堰水の飛沫まぶしき春の昼
自由な投句箱
★町並みを吹き抜けてゆく若葉風
★花ミズキ散りぎわ映ゆる夕べかな
★草の芽の伸び極まりて春は逝く
自由な投句箱
ダリアの芽触れてみよとて差し出さる
母が持つ鉢のダリアの芽を触る
ダリアの芽硬きが土の中にあり
自由な投句箱
◇カラフルな雨傘さして牡丹咲く
◇白牡丹めしべは紅の実を孕み
◇松の花池に揺蕩う影に鯉
自由な投句箱
★里山の鳥を産み出す桜かな
★木のもとへ画布をたてけりしゃぼん玉
★のどけさやチップスターのまるき筒
自由な投句箱
★花の毬ときに重たき八重桜
★校庭に子らの声湧く八重桜
★タンポポの種飛ぶ吾も旅支度
自由な投句箱
丘に来て蒲公英の絮街へ吹く
遠望のビルへ蒲公英の絮を吹く
蒲公英の絮吹く平和の落下傘
自由な投句箱
★春光の野山に街に煌めきて
★千里丘陵筍掘りの季節かな
★藤棚の花穂短くて少し揺れ
自由な投句箱
★子ら遊ぶ踏みし後あり蓮華草
★日の当たり蚕豆厚く膨らみぬ
★からまりて鉄線のぼり花を待つ
自由な投句箱
★詰草を手に園児等の散歩かな
★木蔭なる三葉つつじや風の道
★丁度良き木蔭となりぬ藤の棚
自由な投句箱
◇石楠花の葉は羽根となり宙を飛ぶ
◇フルートの優しき音色花梨咲く
◇花咲きしアベマキの木に川鵜啼く
自由な投句箱
人待てば窓外春光美人過ぐ
大玻璃戸春の陽受けて美人行く
美人過ぐ窓外春の陽受けて