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コメント
転記
(小口泰與)2016-03-11 08:48:15
★まんさくやごうこうと吹く鳶の空
★厩出し鍋割山も市内なり
★鉄橋を震わす蒸気風光る
(河野啓一)2016-03-11 09:55:11
★冴え返る鎮魂五年空遥か
★草の芽や伸びるに足りず春巡る
★春愁やただ幽かなる鳥の声
好きな句 (河野啓一)2016-03-11 10:19:52
★渾身の紅深々と桜咲く/上島祥子
開花が待たれる頃となりました。桜も我々の気持ちに応えるかのように精一杯、あでやかな色を見せてくれます。本来は季節が来たから自然の摂理に従って咲のでしょうけれど、巧みな擬人化で歯切れよく吾々の気持ちを描かれたように思います。「渾身の紅深々と」の措辞が強く印象に残りました。
自由な投句箱
◇鯉の池梅の花びら蔽いけり
◇さきがけて玄海躑躅咲きにけり
◇惜別の鳴声かなし鳥帰る
自由な投句箱
★卒業なきカルチュアセンター更新す
★古机整列させて卒業す
★袴着に髪飾りの子卒業す
自由な投句箱
★さみどりの淡く哀れや土佐みづき
★堰水の広き流れや風光る
★みちのくの春や哀しき震災忌
自由な投句箱
白き花小刻みにゆれ冴返る
一輪の辛夷ひらけば小雨来る
まず一つ真白く咲けるにわざくら
自由な投句箱
蕗刻むまな板香る夕餉かな
蕗刻む厨に香り広がりぬ
蕗の薹味噌に緑の散りばめて
自由な投句箱
霜柱音たてて踏む高野道
ひもすがら霜柱立つ高野道
霜柱踏んで高野へ喘ぎけり
自由な投句箱
★紅梅の小豆色より生じけり
★鳥帰るこつこつ迫る休肝日
★さえずりや追いかけて来る日曜日
自由な投句箱
◇さよならと手を振るように鳥帰る
◇一身を槍さながらに鶚かな
◇純白の雪割一華頸擡ぐ
自由な投句箱
★川に沿い摘み草の影あちこちに
★年をとり尚懐かしや母子草
★帰り道夕日に輝く菜の花や
自由な投句箱
★枝ごとの風に乱舞やミモザ咲く
★鉢物の台に日射しや木瓜の花
★街路樹のバンザイの儘冴え返る
自由な投句箱
指先に香り移して蕗の薹
蕗の薹摘めば風峠に通る
二つ三つ峠に嬉し蕗の薹
自由な投句箱
★鯉こくや浅間山(あさま)にいまだ残る雪
★地震かと飛び起きたるや春嵐
★湯の街の陶句郎とや風光る
自由な投句箱
★辛夷咲く園児らの声戻りけり
★春蘭や葉の合間より花を出し
★春蘭や木漏れ日に香を放ちけり
自由な投句箱
探鳥会三題
◇ライオンも鷽(ウソ)を見てゐる探鳥会
◇笹の葉をしきりに落す鵤(イカル)かな
◇眼前にまんまる顏の柄長かな
自由な投句箱
★春望や生駒を超えて伊賀の里
★初燕街道越えて低く飛び
★春めいて箕面の滝の水の音
自由な投句箱
★鉢物の塀に懸けらる諸葛菜
★草萌えや天井川の土堤高し
★礼拝へ急ぐすがらや白木蓮
自由な投句箱
啓蟄や鍬の柄に来て虫遊ぶ
鍬の柄に登りて天道虫翅開く
葉の先をたわませ天道虫飛立てり
自由な投句箱
★子の嫁ぎ改築せるよ雛の家
★眠たさやお玉杓子に目がふたつ
★夕ぐれの魚のライズや山桜
自由な投句箱
★狭庭にも春光満ちて雨上がり
★春浅き伊勢志摩目指す旅鞄
★花桃を並べて植えし川の土手
自由な投句箱
★芽吹き前紅き小枝のぐいと伸び
★春蘭や十字架に花吊るしをり
★春蘭や細き葉陰に微笑めり
自由な投句箱
春寒の坂道を自転車が登る
山路ゆく右に左に鶯の声
梅林に子どもをあやす母の声
自由な投句箱
★鉢物の塀に掛けらる諸葛菜
★春耕の畝間や水の湛え居り
★眺め居る車窓に流る野梅かな
自由な投句箱
◇はくれんの飛行機雲へつづきたり
◇遠くより美声の通る四十雀
◇春愁やAI囲碁が人超えり
自由な投句箱
春浅き峠に立てば風鳴りぬ
初音聴く高野へ向かう鄙の駅
蕗の薹駅ホームから届く距離
自由な投句箱
★啓蟄や坂東太郎ごうごうと
★浅間嶺雪解斑や鳶の空
★浅間嶺の南面雪間雪間かな
自由な投句箱
★鉢植の色濃く咲きし桃の花
★桃の花小枝引寄す乙女かな
★桃の花妻の遺影に飾りけり
自由な投句箱
<阪急電車の車窓>
★草青む高槻平野の田面かな
★医科大の構内大樹や新芽立つ
★こんもりと古墳の杜や花菜晴れ
自由な投句箱
◇翳されし花ぼんぼりや涅槃西風
◇目つむればはくれん開く夜の壺
◇誘惑の強きにほひの沈丁花
自由な投句箱
★初蝶や分教場の広き庭
★遠山の襞の濃淡雪消かな
★鳥帰るミルクキャラメルほおばると
自由な投句箱
★風船を逃したる子の泣き止まず
★紙風船打ち上げ遊ぶ媼かな
★一斉に風船放つ7回裏
自由な投句箱
★秘め事の密なるが良し沈丁花
★狭庭なる風の小径や雪柳
★土佐みづき団地の庭を明るうす
自由な投句箱
ビル街に見回し探す沈丁花
ビル高しどこからとなく沈丁花
野良の猫春耕の畦ゆっくりと
自由な投句箱
★鉄橋を渡る尾灯の余寒かな
★花菜雨焼き饅頭の在所かな
★鳥曇甲斐の畷の砂けぶり
自由な投句箱
◇はくれんの孵化さながらにひとつづつ
◇純潔のはくれん匂ふ花明り
◇ひとひらのはくれん落ちて紅の紋
自由な投句箱
幻想かともふと過る蝶の昼
雨あがり日差しを透かす黄水仙
卒業式近き校庭花芽ぐむ
自由な投句箱
★店先にしぶき上げをる大浅蜊
★水吐きて憂さ晴らしをる浅蜊かな
★浅蜊汁貝の実探す音たちぬ
自由な投句箱
★雪柳風の行方を示しけり
★青空に山茱萸浮かぶ日差しかな
★園児等の丘駆けめぐり青き踏む
自由な投句箱
春灯が瞬き初めし街見下ろす
三月場所はけて浪花の街に出る
久々の快晴に高く白木蓮
自由な投句箱
◇はくれんの大きな蕊を真正面
◇落椿肌につめたき紅の色
◇おぼろ月未来予感のニュートリノ
自由な投句箱
猫車イヌフグリ踏み畦を行く
タンポポや三日見ぬ間の茎の丈
春霧の中から集団登校児
自由な投句箱
★星影のワルツに託し鳥雲に
★山茱萸のほつほつと開きけり
★次次と声を降ろせし梅の里
自由な投句箱
★とりどりに色を競ひし風信子
★風信子いつもの場所に咲きにけり
★反り返り幸せ求む風信子
自由な投句箱
★水切りて笊に控える京菜かな
★乙訓の淡き田面や風光る
★青空の此処にも山茱萸花明り
自由な投句箱
春光や正午の鐘が麓より
母子三人梅花の下でお弁当
干し物を取り入れ忘れ朧月
自由な投句箱
★まだ咲かぬ桜の土手道走る子ら
★海遠くここを掘れ掘れ防風の香
★遠くから水仙の清い香風と伴
自由な投句箱
★あけぼのの雨の細きよ柳の芽
★低気圧火の見櫓の鴉の巣
★山風のいぶせき朝や鳥雲に
自由な投句箱
★山崎の土塀に白き野梅かな
★”酔いどれ”と云う看板やミモザの黄
★姪が来て妻の出掛けや入日岸
訂正のお願い
本日の投句三句目に変換ミスがありました。お手数ですが訂正をお願い申し上げます。
誤)姪が来て妻の出掛けや入日岸
↓
正)姪が来て妻の出掛けや入彼岸
自由な投句箱
◇雨上がり夕日を受けて辛夷咲く
◇追いかけて雀戯る花辛夷
◇無灯火のぼんぼり提げて花辛夷
自由な投句箱
喇叭水仙風にうなずき並び咲く
山歩く紅点々と落椿
雨あがりの霧立ち上る初桜
自由な投句箱
◇辛夷咲き見知らぬ人と会話かな
◇花辛夷六根清浄大祓
◇辛夷咲き「天声人語」世を清め
自由な投句箱
★碧落へ吸い込まれ行く揚ひばり
★何となく見ている川よ春暖炉
★亀鳴くと等圧線の狭きかな
自由な投句箱
★チューリップ花の日暮れて月のぼる
★チューリップ童女の声に目覚めけり
★線路際咲き並びをるチューリップ
Unknown
★菜園の一列花菜明かりかな
★山崎の土塀に溢れ野梅咲く
★大阪の春の入日やビルの壁
自由な投句箱(再投稿)
投稿の体裁が整わ無い侭、入力となってしまい
大変失礼致しました。
★菜園の一列花菜明かりかな
★山崎の土塀に溢れ野梅咲く
★大阪の春の入日やビルの壁
自由な投句箱
春の夢「ふるさと」歌いて友消えぬ
香り載せ森通りくる芽吹き風
今年また同じ香りや芽吹き風
自由な投句箱
城跡に立ちて彼岸の町望む
霊園に人の影あり彼岸桜
ゆっくりと飲むお彼岸の白湯一杯
自由な投句箱
★衣脱ぎ腰に巻きたる彼岸かな
★ライターをぽぽぽと点す彼岸かな
★眼の届く山河よ春の我が時間