※当季雑詠３句（冬の句）を＜コメント欄＞にお書き込みください。
※投句は、一日１回３句に限ります。
※好きな句の選とコメントを＜コメント欄＞にお書き込みください。
※お礼などの伝言も＜コメント欄＞にお書きください。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。（例：唐辛子など）
主宰：高橋正子・管理：高橋信之
◆俳句添削教室◆
http://www.21style.jp/bbs/kakan02
◆俳句日記/高橋正子◆
http://blog.goo.ne.jp/kakan02
コメント
転記
自由な投句箱 (小川和子)
2015-12-21 09:17:00
黄昏て冬木いつしか影絵めき
洒脱なる味もその名もラ・フランス
捥ぎたての柚子ほっこりと冬至湯に
自由な投句箱
★枯草に鶏のうぶ毛や青き空
★冬帽を湖に奪われ仁王立
★踏切や風にうたるる懐手
自由な投句箱
★冬菊の赤き小ぶりや石鼎忌
★冬入日うすき茜と水色に
★特急の追い越し行けり大枯野
自由な投句箱
＊冬至雨厳しき朝の送迎車
*デイの昼冬至南瓜の煮付けかな
*冬至湯に足りずこの柚子鍋に入れ
自由な投句箱
◇愛すべきマフラーを編む妻の居て
◇シクラメン遠目に手挙ぐ妻の顏
◇シクラメンわがままはすぐ聞きませう
自由な投句箱
★熱燗や暖簾潜りて雨払う
★長火鉢雪駄の音の聞こゆかな
★シーズ犬椅子にちょこんと日向ぼこ
自由な投句箱
＊歳末や妻いそいそと買い物に
＊陽のぬくし冬至の朝は南から
＊水鳥の行く手を追えば枯れ葎
自由な投句箱
★散り惜しむ冬の紅葉や風の音
★ごつごつと胸に背に受く柚子湯かな
★冬至湯やにきびの友のいま何処
自由な投句箱
★ほっこりと浸かる長風呂柚子香る
★風呂の湯にひとつの柚子が浮き沈み
★煌々とイルミネーション今日冬至
自由な投句箱
セーターの似合う女の首細し
世間から今日は降りたしマスクする
無頼なる暮らし憧れ冬至かな
自由な投句箱
★冬の芽の光り節節群雀
★三山をつなぎし風や枯尾花
★霜畳息弾ませし小犬かな
自由な投句箱
★ブロッコリー葉より抜けだす房の見え
★裸木や青空につん枝延す
★頂きし柚子の数個は湯船中
自由な投句箱
★はたらけぬ亭主すてよか煤払い
★何もかも棄てて明るき枯尾花
★せせらぎの空に冬芽や高瀬川
自由な投句箱
◇待ちわびて退院の日や帰り花
◇万両や時空を超えて十王像
◇若者に短歌のブーム十二月
自由な投句箱
★鈍色の宙へ投げ釣り息白し
★枯尾花小舟ささふるささら波
★夕映えと電飾競うクリスマス
自由な投句箱
◇賀状書く七福神の猿が居て
◇霧流る山陽道や三原まで
◇いただきし野菜の恵み冬の鍋
自由な投句箱
頂や背中いっぱい冬至の陽
光りつつ光る海へと冬の川
ざっくりと南瓜を割って今日冬至
自由な投句箱
★藁打ちの父は納屋なり頬被り
★パティシエのケーキ届くやイブの夜
★馬小屋に星くず流る聖夜かな
自由な投句箱
★サーファーの数多や伊豆は冬ざるる
★ワイパーに枯葉飛ばさる峠かな
★冬霧の忽と袈裟斬り里の山
投句
クリスマス子に起こされて夜の明ける
不揃いの柚子を浮かべて冬至の湯
寒風に鼻突き出して柴犬は
好きな句
ワイパーに枯葉飛ばさる峠かな/小口泰與
確かに枯葉を強く意識するのは車の運転中ですね。そしてその色を失った葉に冬の厳しさを思います。誰もが見ている景色を見事俳句になさって素敵です。
自由な投句箱
★”アメージンググレース”聴いて涙の聖夜かな
★想い出の次から次へ賀状書く
★ぬぐつても拭いても吾身年の煤
御礼
上島祥子様
「枯葉」の句を好きなお選びいただき、素敵なコメントを賜わり厚く御礼申し上げます。伊豆の峠での実感でした。
有難う御座います。
自由な投句箱
★沼暮れて真中へ急ぐ小白鳥
★掌(て)に持つとじわっと痛む氷柱かな
★上州は嬶天下や虎落笛
自由な投句箱
★懐手何もできない散歩道
★嫌なことすべてを忘れる日向浴
★光るものどっさり飲み込む冬の川
自由な投句箱
★赤き実をかざす枯木に日差しかな
★学校の冬の紅葉やプラタナス
★赤き実の垂るるにまかせ冬の庭
自由な投句箱
★押鮎を頭(ず)よりぱくっと孫も真似
★寒晴や夫(おとこ)が捌く鯉料理
★百千の大根干しけり雑木山
自由な投句箱
クリスマスイブの頂光満つ
万両や水琴窟に耳を澄ます
門松を積むトラックの後走る
自由な投句箱
★坂道の枯葉まろびて踊りけり
★冬日さすこのまま芽吹く季（とき）なるや
★さんしゅゆの実の乾び居り冬の空
自由な投句箱
★大掃除終えてこれから賀状書く
★白菜にザクッと包丁真っ二つ
★玄関に小さな葉牡丹二つ置く
自由な投句箱
★白波の斑の海や枯尾花
★正面に海迫り来る冬かもめ
★山あいへ雲固まるや冬紅葉
自由な投句箱
★浮寝鳥風の波紋に揺らぎけり
★降りそうで降らぬ時雨や青空も
★煤払い古希の吾身の煤落ちず
自由な投句箱
★官庁街静かや年の歩みける
★待ちくるる人居て小屋の寒卵
★横向きの顔のみ通る社会鍋
自由な投句箱
★白々と風の中洲や尾花枯る
★小さき水脈曳いて番や鴨の陣
★蓮枯れて水面さざ波笑むなかり
自由な投句箱
数え日の頂に午後の虹を見る
裏白を採りつつ山を下りけり
歳晩の森の日差しと遊びおり
自由な投句箱
★水洟や歯ブラシを持つ朝まだき
★蕎麦刈や白き浅間は日を支う
★噴煙の流るる先や年の暮
自由な投句箱
*一年の煩悩拭う晦日の青空
*グーチョキパーと明日は大晦日
*大納言小豆の餡餅さてどうか
自由な投句箱
★拭き残る玻璃戸のくもり年の煤
★救急車近くに来たり年の暮
★小春日のテラスに座り豆を選る
自由な投句箱
蟹汁と海鮮丼で年惜しむ
部屋ごとの暦かけかえ小晦日
年の暮墓前に松を立てにけり
自由な投句箱
吸物にひとかけ借りて柚子風呂へ
枯山に雪なきことの貧しさよ
年用意シチューの鍋をかけながら
自由な投句箱
◇雪雲や久々に見し日本海
◇冬麗や綿雲流る浜田道
◇遠山に薄雪被る浜田道
自由な投句箱
★眼間の大晦日の榛名富士
★仰ぎ見る浅間は雪を輝かせ
★大晦日小犬は膝を離れざる
自由な投句箱
★降りそうでふらぬ日射しや布団干す
★大歳のどの家（や）も料る匂いかな
★信号に尾灯のつづく年暮るる
自由な投句箱
★温かき年越し蕎麦は5人前
★年越しのチャンネル権は子らのもの
★大晦日の夜に出かけるお参りに