●自由な投句箱/12月11日~20日●


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コメント

  1. 管理/転記
    2016年12月11日 23:55

    自由な投句箱
    小口泰與 2016-12-11 15:42:29
    大沼の器にはべる子鴨かな
    山風の山茶花軒をうずめ咲く
    梵鐘を打つや水面の冬紅葉

    桑本栄太郎 2016-12-11 20:01:36
    寒禽の下枝に歌う一頻り
    山茶花の宿となりたる団地かな
    遥かまで水色空やしぐれ虹

    廣田洋一 2016-12-11 21:42:28
    水脈残し群れを離れる鴨番
    冬の星電池を届けるこうのとり
    癌検査予約を入れて去年今年

  2. 満天星
    2016年12月12日 7:06

    自由な投句箱
    ◇対岸はひときわ目立つ楓紅葉
    ◇ゆらゆらと鴨の水尾引く夕間暮れ
    ◇にょきにょきと目玉出したる花八つ手

  3. 多田有花
    2016年12月12日 9:39

    自由な投句箱
    <空路横浜へ三句>
    冬の雲並びし下に海の青
    橋渡り冬の港が見えてくる
    極月や出航準備の日本丸

  4. 小口泰與
    2016年12月12日 10:55

    自由な投句箱
    ★降り積もる雪や松の木風の中
    ★うない髪そろい笑顔の冬休
    ★愛好のうわさを頼り冬紅葉

  5. 廣田洋一
    2016年12月12日 12:19

    自由な投句箱
    ★年の瀬や海外出張忙しなし
    ★読みかけの本流し読み年暮るる
    ★予定表見ながら急ぐ年用意

  6. 桑本栄太郎
    2016年12月12日 18:55

    Unknown
    ★冬虹のはるか雲間や青き空
    ★水色の空の果てより寒波来る
    ★ほつほつと肩に額にしぐれ来る

  7. 満天星
    2016年12月13日 8:43

    自由な投句箱
    ◇冴える月鴉くろぐろ舞ふ暮色
    ◇雪ばんばサインカーブのごと飛びぬ
    ◇銀杏を数へるうちに青信号

  8. 多田有花
    2016年12月13日 8:58

    自由な投句箱
    <金剛山登山三句>
    冬晴れの大阪湾を見晴るかす
    氷点の頂に立ちみな笑顔
    巨大杉見上げて立てり冬の山

  9. 小口泰與
    2016年12月13日 9:29

    自由な投句箱
    ★鳶の笛空奪いあう枯木立
    ★初雪や犬の足跡点てんと
    ★冬草や暁の鉄路の音響き

  10. 廣田洋一
    2016年12月13日 10:44

    自由な投句箱
    ★吾が肩に軽く挨拶木の葉降る
    ★あでやかに川底染める木の葉かな
    ★木の葉散る駆け回る子ら追ひかけて

  11. 桑本栄太郎
    2016年12月13日 19:26

    自由な投句箱
    ★ちりちりと山膚赤く寒波来る
    ★音階は天の息吹か虎落笛
    ★狐火や夜の水車の音もなく

  12. 多田有花
    2016年12月14日 9:04

    自由な投句箱
    山下りてのちの乾杯忘年会
    口中に蕩けるおでん大根食ぶ
    はふはふとほおばる熱き牡蠣フライ

  13. 廣田洋一
    2016年12月14日 10:30

    自由な投句箱
    ★やかん提げ凍りし車溶かしけり
    ★池凍りリンク開放待ち遠し
    ★凍滝や凍りし水の伸び上がる

  14. 小口泰與
    2016年12月14日 10:45

    自由な投句箱
    ★遠山の白極まりて落葉時
    ★二人して落葉蹴りたるランドセル
    ★ざくざくと大地踏みけり軒氷柱

  15. 桑本栄太郎
    2016年12月14日 18:19

    自由な投句箱
    ★水道の水の手に切れ寒波来る
    ★階段にエレベーターに落葉敷く
    ★干し物の出し入れ激し雪気かな

  16. 満天星
    2016年12月14日 20:39

    自由な投句箱
    ◇樟を色艶やかに蔦紅葉
    ◇くつきりと緑の九輪冬木立
    ◇ぎこちなく冬空を飛ぶ川鵜かな

  17. 小口泰與
    2016年12月15日 9:25

    自由な投句箱
    ★瓔珞を乗せる草の葉霜の朝
    ★空風や山は一朶の雲も無し
    ★川風の時をきざめり帰り花

  18. 多田有花
    2016年12月15日 9:30

    自由な投句箱
    雲間より冬陽地上に降り注ぐ
    冬夕陽沈める先に小豆島
    短日の山下りくれば街の灯が

  19. 佃 康水
    2016年12月15日 12:21

    自由な投句箱
    ★嬰寝まる窓に瞬く聖樹の灯
    ★山茶花や今朝散る色の瑞々し
    ★子らを待つ部屋の明るき白障子

  20. 廣田洋一
    2016年12月15日 17:58

    自由な投句箱
    ★冬の庭赤く照らせる万年青の実
    ★サクサクと大根切りて飯用意
    ★沢庵漬け石を乗せるは祖母の役

  21. 桑本栄太郎
    2016年12月15日 19:26

    自由な投句箱
    ★茜さす冬雲光る入日かな
    ★音階の天の息吹か虎落笛
    ★水底に彩の緋色や落葉敷く

  22. 小口泰與
    2016年12月16日 9:02

    自由な投句箱
    ★冬紅葉武蔵の国の平林寺
    ★禅寺の竹垣に映ゆ冬紅葉
    ★吹きつのる山風尖り霜柱

  23. 多田有花
    2016年12月16日 9:36

    自由な投句箱
    雨一日過ぎて木枯しの朝に
    前山の木々木枯しに身をよじる
    初雪や遠嶺の姿くっきりと

  24. 河野啓一
    2016年12月16日 14:15

    自由な知投句箱
    ★小春日の空を仰げば師の笑顔
    ★重ね厚きトルコギキョウのさわやかさ
    ★あかあかとポインセチアは医院の門に

  25. 桑本栄太郎
    2016年12月16日 18:37

    自由な投句箱
    ★木枯や煩悩すべて吹き飛ばす
    ★哀しそうな色したたりぬ木守柿
    ★満天星の残る紅葉や雨の緋に

  26. 満天星
    2016年12月16日 20:06

    自由な投句箱
    ◇冬晴の仏人墓地へ献花あり
    ◇夕暮の灯寂し冬の凪
    ◇寒鴉百合の木の実は花のごと

  27. 廣田洋一
    2016年12月17日 1:50

    自由な
    ★冬空に次々飛べる鶴マーク
    ★パリ空港冷たき風の吹き込めり
    ★真つ白な山川続く旅の空

  28. 多田有花
    2016年12月17日 8:13

    自由な投句箱
    大根を亀の子たわしで洗いあげ
    旅人を見送るポインセチアかな
    わが耳の冷たさ覆うイアーマフ

  29. 小口泰與
    2016年12月17日 9:51

    自由な投句箱
    ★次次に蹴りたる落葉またふわり
    ★白鳥や光にゆるる利根川(とね)明り
    ★利根川や深き皺ある干大根

  30. 桑本栄太郎
    2016年12月17日 18:31

    自由な投句箱
    ★落葉松の落葉散り敷く舗道かな
    ★朝よりの山陰街道しぐれ来る
    ★木守りと言うに数多の野柿かな

  31. 満天星
    2016年12月17日 21:09

    自由な投句箱
    ◇桃色の無邪気弾ける檀の実
    ◇曼珠沙華ピンクに咲きし十二月
    ◇裸木に影絵の如く鴉かな

  32. 廣田洋一
    2016年12月18日 0:45

    自由な投句箱
    ★大鍋のおでん炊きたる給料前
    ★おでん煮る人数分の卵かな
    ★コンビニのおでんで済ます昼食かな

  33. 多田有花
    2016年12月18日 9:46

    自由な投句箱
    よく晴れて山に向かいし冬半ば
    兵の栄枯盛衰落葉敷く
    淡路島冬陽輝く中にあり

  34. 小口泰與
    2016年12月18日 10:12

    自由な投句箱
    ★朝日差す雪の浅間や禽の声
    ★たそがれの小舟舫える枯野かな
    ★眼うらに雪の浅間のあるばかり

  35. 佃 康水
    2016年12月18日 13:57

    自由な投句箱
    ★一夜明け初冠雪の際やかに
    ★この和菓子作りて待つと賀状書く
    ★山茶花の散り敷く路を葬送す

  36. 桑本栄太郎
    2016年12月18日 18:57

    自由な投句箱
    ★バスに乗る山陰街道しぐれ空
    ★時雨るるや朝のコーヒー駅の中
    ★天王山の背ナに入日や山眠る

  37. 川名ますみ
    2016年12月18日 20:49

    自由な投句箱
    裸木に僅か残りし葉に朝日
    コンビニのおでんへ男子立ち漕ぎに
    富士山の雪の耀きビルを越ゆ

  38. 廣田洋一
    2016年12月19日 1:27

    自由な投句箱
    ★朝焼けの雲中天に冬の空
    ★風邪引きていそいそ作る玉子酒
    ★咽喉の奥真つ赤になりて風邪宿る

  39. 小口泰與
    2016年12月19日 9:29

    自由な投句箱
    ★凍晴や一目瞭然赤城山
    ★枯れ枯れて川風激し尾花かな
    ★短日の田居に我が影ただひとり

  40. 多田有花
    2016年12月19日 9:46

    自由な投句箱
    短日の陽の傾きを見つ下山
    落葉山眺めつ入りぬ露天風呂
    来年も楽しく山へ忘年会

  41. 桑本栄太郎
    2016年12月19日 18:39

    自由な投句箱
    ★小春日の線路交叉の車窓かな
    ★大阪駅冬の入日のビルの壁
    ★ちりちりと赤き六甲山眠る

  42. 廣田洋一
    2016年12月20日 1:43

    自由な投句箱
    ★引越しの準備を急ぐ年の暮
    ★白き壁際立たせける紅葉かな
    ★恙無く出張終えし年惜しむ

  43. 小口泰與
    2016年12月20日 9:26

    自由な投句箱
    ★冬ばらの此処のみ日矢の当りける
    ★冬ばらの黄にとどまる異邦人
    ★冬ばらの高さ揃えて剪りにける

  44. 多田有花
    2016年12月20日 9:49

    自由な投句箱
    ひとかかえの冬の野菜をいただきぬ
    散りきって明るくなりぬ枯木山
    落葉焚く香よ懐かしき日々よ

  45. 桑本栄太郎
    2016年12月20日 19:01

    自由な投句箱
    <六甲アイランド>
    ★海越えの高き橋梁冬の潮
    ★冬凪の埠頭に舫うタグボート
    ★きらきらと運河茜や冬入日

  46. 満天星
    2016年12月20日 21:29

    自由な投句箱
    ◇二階より皇帝ダリア首を振る
    ◇緋鳥鴨鳴けば寂しき被爆川
    ◇かいつぶり独りさすらふ夕間暮れ