●自由な投句箱/10月1日~10日●


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コメント

  1. 管理
    2016年10月1日 21:52

    投句/転記
    自由な投句箱 (小口泰與)2016-10-01 15:03:48
    ★新走柾目の通る桧枡
    ★群椋のいっせい翔つ一羽漏れ
    ★赤城山(あかぎ)より朝の冷気や赤蜻蛉

    自由な投句箱 (河野啓一)2016-10-01 17:13:54
    ★金木犀香り放ちて風を染め
    ★老爺にもほのかな思い金木犀
    ★蜂の巣のかってありたる金木犀

    自由な投句箱 (多田有花)2016-10-01 18:02:37
    降りだした雨に金木犀匂う
    打ち込みのピアノの音色秋の夕
    秋雨を集め濁り川となる

    自由な投句箱 (桑本栄太郎)2016-10-01 18:32:50
    ★テレビつけ秋の朝餉の孤食かな
    ★雨音のどこか微かにつづれさせ
    ★十月の一日に三たび空模様

  2. 満天星
    2016年10月2日 6:46

    自由な投句箱
    ◇曼珠沙華サダコの鶴が天空へ
    ◇原爆で歪む九輪や曼珠沙華
    ◇若人を見れば身にしむわが白髪

  3. 小口泰與
    2016年10月2日 11:24

    自由な投句箱
    ★山影を映す榛名湖初紅葉
    ★醜草へ露ならびける鳥の声
    ★露天湯や雨にこぼるる葛の花

  4. 河野啓一
    2016年10月2日 16:10

    自由な投句箱
    ★十月や月遅れたる墓参かな
    ★秋色の山懐の祖霊かな
    ★ゆらゆらと実も葉も揺れて柿の秋

  5. 桑本栄太郎
    2016年10月2日 17:57

    自由な投句箱
    ★秋草を壺に投げ入れ野の風を
    ★さお竹の軒端にありぬ柿の村
    ★手網(たも)を持つ親子田道や赤とんぼ

  6. 上島祥子
    2016年10月2日 22:05

    投句
    秋蝶の羽ばたき明るし寺の庭
    振る舞いの萩茶やかんになみなみと
    白萩の僅かに残る萩の寺

  7. 小口泰與
    2016年10月3日 9:55

    自由な投句箱
    ★杉の実や幼きときは餓鬼大将
    ★朝赤城山(あかぎ)よく見え畦の赤蜻蛉
    ★秋蝉や山を越え来し風と雲

  8. 満天星
    2016年10月3日 16:00

    自由な投句箱
    ◇河口より南へ渡る鵯の群
    ◇遠眼鏡初鵙かわい葦の原
    ◇大干潟渚を歩く鴫一羽

  9. 廣田洋一
    2016年10月3日 16:24

    自由な投句箱
    ★小判鮫身を尽くしてぞ共に生く
    ★ハイジャンプ海豚の鳴らす鐘の音や
    ★イルカガールイルカと共に芸磨く

  10. 河野啓一
    2016年10月3日 17:22

    自由な投句箱
    ★秋暑し朝の挨拶変わらずに
    ★ちらほらと鄙の棚田の稲架の影
    ★車止め路傍の薄手折り来ぬ

  11. 桑本栄太郎
    2016年10月3日 21:26

    自由な投句箱
    ★戸袋に転がるように虫の声
    ★鵯のちょんちょん跳ねて飛びゆけり
    ★外つ人の祇園にあふれ秋暑し

  12. 小口泰與
    2016年10月4日 9:05

    自由な投句箱
    ★見晴るかす紅葉の森和みたり
    ★二千キロ翔る秋蝶居りにける
    ★鬼灯や落暉の雲の帰り道

  13. 河野啓一
    2016年10月4日 10:20

    自由な投句箱
    ★柿の秋田舎暮らしをふと思い
    ★柿の秋小さき実なれど育てよと
    ★法隆寺近きにありて柿の村

  14. 満天星
    2016年10月4日 18:43

    自由な投句箱
    ◇晩秋やアフリカを聞く象の耳
    ◇晩秋の犀悠々と長寿なり
    ◇タラの実や黒犀長寿世界一

  15. 桑本栄太郎
    2016年10月4日 19:15

    自由な投句箱
    ★鴨川の堰水怒涛や秋の声
    ★実椿の脇につぼみも控えけり
    ★一しきり畦に残さる彼岸花

  16. 小口泰與
    2016年10月5日 11:15

    自由な投句箱
    ★まのあたり天降(あも)りし畦の曼珠沙華
    ★老いてこそ恃むは妻ぞ秋の空
    ★歌舞伎座を出でて銀座の夜長かな

  17. 廣田洋一
    2016年10月5日 14:47

    自由な投句箱
    ★石焼芋黄金の湯気のほかほかと
    ★焼芋や禁じられたる落葉焚き
    ★焼芋や電子レンジで焼く時代

  18. 河野啓一
    2016年10月5日 17:31

    自由な投句箱
    ★髪刈って風呂に入って秋風に
    ★百日紅愛らしきかな咲き続け
    ★雨上がる野分は去りぬ日本海

  19. 多田有花
    2016年10月5日 19:43

    自由な投句箱
    秋物をスーツケースへ旅支度
    秋の汗日課の山をひとめぐり
    言葉を交わす萩の咲く頂で

  20. 桑本栄太郎
    2016年10月5日 19:54

    自由な投句箱
    ★洛北の里にいろづく柿の村
    ★落柿舎に蓑笠ありぬ捨案山子
    ★添水鳴る庭巡りおり天竜寺

  21. 満天星
    2016年10月5日 22:01

    自由な投句箱
    ◇園児行く動物園の黄鶺鴒
    ◇台風過宵の明星雲間より
    ◇台風過川面に揺るるビル明かり

  22. 小口泰與
    2016年10月6日 7:21

    自由な投句箱
    ★D51の鉄橋駆ける秋高し
    ★干柿や常に鴉の電線に
    ★山道を単車疾走花薄

  23. 河野啓一
    2016年10月6日 16:28

    自由な投句箱
    ★秋茄子の長く細きを届けられ
    ★パンを焼くイースト菌も秋日和
    ★野分去る白雲ふわとちぎれいて

  24. 廣田洋一
    2016年10月6日 16:46

    自由な投句箱
    ★野分過ぎ空に群れをる鰯雲
    ★道端に蜜柑転がる野分後
    ★金木犀過ぎれば聞こゆ黄の匂い

  25. 桑本栄太郎
    2016年10月6日 19:12

    自由な投句箱
    ★山城のような鹿垣里の峰
    ★少しひげありて鄙めく衣被
    ★徒食なる閑居といえど秋渇き

  26. 満天星
    2016年10月6日 20:32

    自由な投句箱
    ◇ぽつかりと色づく雲の秋の暮
    ◇野分あと三日月高く上りけり
    ◇ヴィオロンを奏でるごとく虫の声

  27. 小口泰與
    2016年10月7日 8:46

    自由な投句箱
    ★青空の赤城山榛名山や鉦叩
    ★コスモスやリボンの舞の新体操
    ★零れたる新酒を顔へ妻の笑み

  28. 多田有花
    2016年10月7日 17:46

    自由な投句箱
    真っ白な茸が森に点々と
    秋天の青さへ伸びる東京タワー
    都庁より秋の東京大展望

  29. 河野啓一
    2016年10月7日 17:51

    自由な投句箱
    ★秋耕やあやめ大株掘り上げる
    ★秋蝶の日々草に憩いいて
    ★秋の日の温み木々の葉透かし来て

  30. 廣田洋一
    2016年10月7日 17:59

    自由な投句箱
    ★月見終え刈り取られたる尾花かな
    ★道の端一際高き尾花かな
    ★風に揺れ銀波となりし尾花かな

  31. 桑本栄太郎
    2016年10月7日 19:02

    自由な投句箱
    ★大根蒔く腰の屈みや頬被り
    ★青き香の泥のなかより牛蒡引く
    ★定家碑の小倉山荘秋入日

  32. 小口泰與
    2016年10月8日 9:03

    自由な投句箱
    ★濁酒や地声の太き老猊下
    ★新妻の姉さん被り秋祭
    ★ひと雨をしおに連合い障子貼る

  33. 桑本栄太郎
    2016年10月8日 18:43

    自由な投句箱
    ★ともがらの訃報のありぬ辛夷の実
    ★ゆりの木の黄葉初め居りバス通り
    ★コスモスの彼方に白き民家かな

  34. 小口泰與
    2016年10月9日 9:23

    自由な投句箱
    ★芋の露榛名山は靄に隠れけり
    ★榛名富士見上げる大地蕎麦の花
    ★見上げたる榛名山は定か蕎麦の花

  35. 廣田洋一
    2016年10月9日 11:51

    自由な投句箱
    ★旧友の開店祝ひ温め酒
    ★温め酒友の苦労を労りつ
    ★初七日の夜をひとりの温め酒

  36. Unknown
    2016年10月9日 16:32

    Unknown
    ◇いつまでも帰燕の空や広島城
    ◇団栗を拾はば上で川鵜鳴く
    ◇異な臭ひ銀杏一面朽ちにけり

  37. 満天星
    2016年10月9日 17:45

    自由な投句箱
    ◇いつまでも帰燕の空や広島城
    ◇団栗を拾はば上で川鵜鳴く
    ◇異な臭ひ銀杏落ちて朽ちにけり

  38. 桑本栄太郎
    2016年10月9日 19:40

    自由な投句箱
    ★朴の葉の白き葉裏や天高し
    ★白壁の土塀のありぬ柿の里
    ★夕鵙の雑木林に入日かな

  39. 満天星
    2016年10月10日 6:42

    自由な投句箱
    ◇磯鴫の葦の川辺を遠眼鏡
    ◇黐の実に群れたる鳥の喧しき
    ◇いろいろに鵯の鳴く声園の中

  40. 小口泰與
    2016年10月10日 9:12

    自由な投句箱
    ★溢れ出づ蜻蛉の羽に朝日かな
    ★湿原の足のあとさき赤蜻蛉
    ★松茸の案内墨痕淋漓なり

  41. 廣田洋一
    2016年10月10日 10:06

    自由な投句箱
    ★体育の日一発勝負の句会かな
    ★踏板の埃を払う体育の日
    ★菊膾彩り愛でつ酒を酌む

  42. 河野啓一
    2016年10月10日 17:21

    自由な投句箱
    ★朝空を埋め尽くしてや鱗雲
    ★うろこ雲綿菓子のごと掻き寄せたい
    ★鱗雲透かし差し込む日の温み

  43. 桑本栄太郎
    2016年10月10日 20:12

    自由な投句箱
    ★野の花や畦に埋もり路線バス
    ★バスを待つ間にも流れし秋の雲
    ★雲の端の嶺に黄金や秋入日

  44. 上島祥子
    2016年10月11日 0:13

    投句
    半月の夜待ちきれずあらわるる
    バケツ稲小さな実りに期待大
    朝霧の晴れる気配や鳥の声

  45. 河野啓一
    2016年10月11日 10:38

    自由な投句箱
    ★デイの帰途釣瓶落としの日暮かな
    ★庭帽子脱ぐ間もなくて釣瓶落つ
    ★浄土へと釣瓶落としや当麻寺

  46. 小口泰與
    2016年10月11日 13:04

    自由な投句箱
    ★コスモスの茎に雨粒琳瑯と
    ★虫の音や小犬は我に歩を合わせ
    ★あなにやし今朝の利根川水澄めり

  47. 河野啓一
    2016年10月12日 17:39

    自由な投句箱
    ★友の呉れし菊苗挿せし頃のこと
    ★背の高き小菊の苗を購いぬ
    ★菊の香に葦簀囲いの公民館