●投句箱/5月20日~31日● 2013年6月1日 20:12 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 X Facebook はてブ LINE コメント 河野啓一 2013年5月20日 9:27 添削教室投句 ★走り梅雨西の空からやってくる ★水ひかれ山の畑に蛙鳴く ★きしょうぶと並び爽やかかきつばた 返信する 小口泰與 2013年5月20日 9:44 添削教室投句 ★業平忌星影とおき時つたえ ★武蔵野の丘いちめんや昇り藤 ★沛然に矢車草の傾ぎけり 返信する 小口泰與 2013年5月20日 10:12 御礼 河野啓一様 「新樹」の句を好きな句にお選びいただき、素晴らしいコメントを頂き有難う御座います。 返信する 祝恵子 2013年5月20日 11:01 添削教室投句 ★交番の横のアーチの薔薇は黄色 ★花時計夏の予定は少し崩れ ★祈願する宮の奥より青葉風 返信する 桑本栄太郎 2013年5月20日 17:53 添削教室投句 ★洗車機の泡の車中や夏きざす ★竹皮を脱げば天まで空に起つ ★買物を待ちて車中の薄暑かな 返信する 古田 2013年5月20日 21:28 添削教室投句 高野山 老杉を見あげる初夏の空青し 石楠花の散り敷く古刹の苔湿る 葉桜の下でバス待つ旅終わる 返信する 小西 宏 2013年5月20日 21:58 好きな句 ☆交番の横のアーチの薔薇は黄色 /祝恵子☆ この薔薇のアーチは交番で手入れしているものかどうか分りませんが(たぶん違うのでしょうけれど)、なかなか絵になる風景です。そして色が黄色だなんて、信号みたいで愉快です。 返信する 小西 宏 2013年5月20日 21:59 添削教室投句 ★段なして植田それぞれ空を持つ ★雲の間に富士雪渓の大いなる ★静波の網戸を通し寄せる夜 返信する 桑本栄太郎 2013年5月21日 8:24 好きな句 ★段なして植田それぞれ空を持つ/小西 宏 日本の原風景棚田にも季節に応じて色々な表情がある。田植えの終わったばかりの棚田の水面に、それぞれ田毎に空を映して耀いている・・・。心が洗われるほど爽やかで希望の溢れる風景である。 返信する 小口泰與 2013年5月21日 9:19 添削教室投句 ★初夏の朝赤城の大気浴びにけり ★ぼうたんの崩れて萼のくっきりと ★雲ゆくや君影草のはやおわんぬ 返信する 迫田和代 2013年5月21日 10:11 添削教室投句 ★青い風新緑燃える峠道 ★雨の中大きく咲いた紫陽花を ★遠くから夏の野通る口笛や 返信する 桑本栄太郎 2013年5月21日 16:04 添削教室投句 ★賛美歌のながれみどりの青しぐれ ★濡れそぼつバスに乗り込む走り梅雨 ★雨あがるバスの家路や柿の花 返信する 河野啓一 2013年5月21日 17:03 添削教室投句 ★雲海を見んと起きだす山の宿 ★古池に目高小蝦の群れて棲む ★若楓拡げて数多小さき手 返信する 河野啓一 2013年5月21日 17:08 好きな句 ★初夏の朝赤城の大気浴びにけり/小口泰與 赤城の山を見上げて清々しい朝の大気の中に立つ。大きくて気持ちの良い御句です。 返信する 川名ますみ 2013年5月21日 19:15 添削教室投句 画集提げ五月の橋を渡りけり ワイン香るコンポートの夏蜜柑 到来の姫檜扇の鉢に風 返信する 小西 宏 2013年5月21日 20:22 好きな句 ☆雲海を見んと起きだす山の宿 /河野啓一☆ 山小屋でしょうか。雲海を、それも朝の光の中で見ようと早起きする。どうやら、宿泊の皆さんも揃って起き出してきたようですね。 返信する 小西 宏 2013年5月21日 20:23 お礼 桑本栄太郎さま 「段なして植田それぞれ空を持つ」へのお言葉、たいへんありがとうございました。伊豆への小旅行で早苗の棚田を眺め降ろす機会を得ました。 返信する 河野啓一 2013年5月21日 20:35 お礼 小西宏さま ☆雲海を見んと起きだす山の宿に素敵なコメントを頂戴し、誠に有難うございました。今は昔の思い出になりました。 返信する 小西 宏 2013年5月21日 20:36 添削教室投句 ★谷一つ越えてけむれる若葉雨 ★えごの花敷く山道に軽き脚 ★桑の実の熟れるを待てば夕の風 返信する 下地鉄 2013年5月21日 22:29 添削教室投句 ★月桃の水面をゆらす頭かな ★聴く音に憂き事ばかり梅雨の空 ★海芋さき花の白さに夜風かな 返信する 小口泰與 2013年5月22日 8:43 御礼 河野啓一様 「初夏の朝」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを有難う御座いました。 返信する 小口泰與 2013年5月22日 8:47 添削教室投句 ★いちはつの疾風凌ぎて咲きにけり ★ぼうたんの蘂くっきりと花を了う ★天つ日を受けてさ迷う鉄線花 返信する 古田敬二 2013年5月22日 9:20 添削教室投句教室 ★人待てば五月の風来る京都駅 ★方丈の四角い窓の若葉光 ★新緑の小倉山から水の音 返信する 祝恵子 2013年5月22日 12:24 添削教室投句 ★子は待てりザザッと噴水上がる時 ★噴水のやめば集まりダンス輪に ★バラの色くるくる回しシャボン玉 返信する 祝恵子 2013年5月22日 12:32 お礼 小西 宏様、 「 薔薇は黄色」に嬉しいコメントを頂きましてありがとうございます。駅前のローターリー端にある交番のバラです。 返信する 藤田裕子 2013年5月22日 15:35 添削教室投句 ★登りきて青き山河に埋れおり ★薫風を窓いっぱいに招き入れ ★「わたみたい」空豆ポンと児の剥けり 返信する 桑本栄太郎 2013年5月22日 16:52 添削教室投句 ★短夜の喉の渇きに目覚めけり ★小満の朝は”おめざ”と洒落てみる ★風抜ける図書館通りやえごの花 返信する 桑本栄太郎 2013年5月22日 17:04 好きな句 ★登りきて青き山河に埋もれおり/藤田裕子 新緑の中を山歩きされたようですね?胸一杯に吸い込む山の空気は身も心も洗われるようであり、その情景がとても良く分かり共感致します。「青き山河」との措辞がとても効いていますね!!。 返信する 川名ますみ 2013年5月22日 18:12 添削教室投句 はつ夏や少年ピアノを弾き止まず きらめきは白露草のしべの青 白露草閉じて花弁を降ろしたり 返信する 河野啓一 2013年5月22日 18:49 添削教室投句 ★カモミールの白き香を摘み陰干しに ★白鷺の名を冠せらる城のあり ★白々と短夜明けて鳥の声 返信する 多田有花 2013年5月22日 19:19 添削教室投句 小満や花に囲まれ子らの像 藍色の空に月出て夕薄暑 花の名を確かめ巡る薔薇の園 返信する 小西 宏 2013年5月22日 21:29 好きな句 ☆はつ夏や少年ピアノを弾き止まず /川名ますみ☆ 残念ながら音楽のことは十分に理解する力を持ちませんが、ますみさんのこの俳句を通じて、五月の気持ちのよい風とともに澄んで軽やかに弾むピアノの音が聞こえてくるように感じます。 返信する 小西 宏 2013年5月22日 21:32 添削教室投句 ★朝の若葉にひかり散らして雀たち ★若葉雨あがれば柔き土の匂い ★毛虫ゆれる見えない糸の小さな風 返信する 川名ますみ 2013年5月22日 21:50 お礼 宏さま、「はつ夏」の句へ素敵なコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。 集合住宅の上階に、ピアノが大好きな男の子がいらっしゃいます。楽しげにピアノを鳴らす音が聞こえるのですが、昨日、開け放った窓から、ひときわ幸せそうな音が届きました。まさに「五月の気持ちのよい風とともに」で、私ども家族も「まだ弾いてるねぇ」と心弾ませながら耳を傾けた次第です。 返信する 小口泰與 2013年5月23日 8:39 添削教室投句 ★衣更えうすむらさきの赤城かな ★初花の真紅の薔薇や雨の中 ★万物の息吹きの音色初夏の朝 返信する 藤田裕子 2013年5月23日 14:01 お礼 桑本栄太郎様、「青き山河」の句に素敵なコメントをいただきまして有難うございます。愛媛から高知へ向かう山道、周りは山々、新緑の空気を満喫致しました。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月23日 16:09 添削教室投句 ★すすぎもの干せば嶺の端朝曇り ★仰ぎみる広き葉裏や朴の花 ★目を奪うほどの事なく野ばら咲く 返信する 桑本栄太郎 2013年5月23日 16:25 好きな句 ★はつ夏や少年ピアノを弾き止まず/川名まみ 小生の直ぐ近くに中学校があり、器楽部の練習音が良く聞こえて来ます。4月の新入部員が入った頃は音階の音出しもままならないのに、夏休みの一ヶ月の練習後、9月には皆で曲を演奏していて驚きます。他人(ひと)様には騒音としか思えない場合でも、経験のある方なら思わず自身の嘗ての姿を想い出し、聞き入ってしまいますね!!。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月23日 16:29 お詫びと訂正 お詫びと訂正 「はつ夏」の川名ますみ様の句にコメントさせて頂きましたが、名前のミスがあり大変失礼致しました。お詫びの上、訂正させて頂きます。 返信する 多田有花 2013年5月23日 17:42 添削教室投句 髪切ってうなじに初夏の風受ける ほととぎす世間話の女たち 甘夏を剥く窓開けて風入れて 返信する 河野啓一 2013年5月23日 18:44 添削教室投句 ★緑風を窓に森の辺走り抜け ★新緑を映す野の池雲浮かぶ ★交差点曲がれば新樹の並木道 返信する 河野啓一 2013年5月23日 19:38 好きな句 ★甘夏を剥く窓開けて風入れて/有花 みずみずしくて果肉の粒の大きい甘夏。ゆっくりと剥いてゆくときの期待感。リズムよくさわやかな詠みが印象的です。 返信する 黒谷光子 2013年5月23日 20:29 添削教室投句 ★万緑の中岬へと道一本 ★波音に岬の民宿明け易し ★海に陽の昇る一本火の柱 返信する 小西 宏 2013年5月23日 21:10 好きな句 ☆万物の息吹きの音色初夏の朝 /小口泰與☆ 小鳥たちの軽やかな声、新緑の輝き、清清しい風、みな初夏の朝の「息吹きの音色」ですね。美しい五月です。 返信する 黒谷光子 2013年5月23日 21:11 投句の訂正 前投句の3句目の訂正をお願いします 3句目抹消 ★昼顔の群れて浜辺の彩りに 返信する 小西 宏 2013年5月23日 21:13 添削教室投句 ★谷越え来る香の懐かしき樫の花 ★新緑の風と光をスポークに ★千円のシャンパンを買い庭のバラ 返信する 小口泰與 2013年5月24日 8:58 御礼 小西宏様 「初夏の朝」の句を好き句にお取り上げ頂き素敵なコメントを賜わり有難う御座いました。 返信する 小口泰與 2013年5月24日 9:05 添削教室投句 ★雲速し影におののく目高かな ★沛然や蟻の溺れる野路の昼 ★雷鳴に藁を落とせし鴉かな 返信する 河野啓一 2013年5月24日 13:40 添削教室投句 ★初夏の瀬戸入り江の白く輝きて ★万緑を越えし谷間に湯の香り ★万緑やパラグライダーふわり浮く 返信する 下地鉄 2013年5月24日 16:05 添削教室投句 ★野良猫の瞑りて休む浜海桐 ★マーガレット激しくゆれるラッシュアワー ★梔子の花萎びるも香りかな 返信する 多田有花 2013年5月24日 17:18 添削教室投句 快晴の谷に響きし不如帰 飛行機雲青条揚羽の乱舞する 青空や青葉若葉の下をゆく 返信する 黒谷光子 2013年5月24日 17:31 添削教室投句 ★緑陰に海上無事をと石地蔵 ★神宮へ園児の列や緑さす ★御手洗のみどり揺らせて流れゆく 返信する 多田有花 2013年5月24日 17:32 お礼 啓一さま、 「甘夏を剥く窓開けて風入れて」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 甘夏のおいしい時期になりました。気温もじわりと上昇です。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月24日 18:27 添削教室投句 ★バスでゆく青葉若葉や本通り ★山法師木陰の風のみどりかな ★緑青の出でし垣根や薔薇の花 返信する 小口泰與 2013年5月25日 9:42 添削教室投句 ★卯月野や四五頭の馬走りゆく ★浅間嶺に一朶の雲や麦の秋 ★見はるかす嬬恋高原玉菜畑 返信する 迫田和代 2013年5月25日 10:18 添削教室投句 ★赤い薔薇雨にうたれて色が冴え ★懐かしや花柚子前に遠い日を ★髪を切り口紅変えて衣更え 返信する 祝恵子 2013年5月25日 12:25 添削教室投句 ★玉ねぎの縄で結ばれ一輪車 ★腰低く見あぐるトマトの実の付きを ★ピーマンの分厚く光るを収穫す 返信する 桑本栄太郎 2013年5月25日 18:39 添削教室投句 ★南天の花を揺らして配達人 ★下闇となりし葉陰や風の色 ★木斛の花や風良し夕日良し 返信する 桑本栄太郎 2013年5月25日 18:46 好きな句 ★髪を切り口紅変えて衣更え/迫田和代 季節はまさに風薫る五月の真ん中ですね!!。 日毎に高くなる気温に合わせ、さっぱりと髪を短くし、思い切って口紅の色も変えて衣更え行う・・・。爽やかになった笑顔が見えるようです。 返信する 小川和子 2013年5月25日 19:12 添削教室投句 ★どくだみの木陰に白き十字映ゆ ★サイロ建つ地に馬鈴薯の花咲くや ★馬鈴薯の花むらさきに畝高く 返信する 河野啓一 2013年5月25日 21:18 添削教室投句 ★夏潮に乗り今釣り船の帰り来る ★浜木綿の白き蕾や岩陰に ★森の端をかすめて涼し夏の月 返信する 川名ますみ 2013年5月25日 22:48 お礼 栄太郎さま、「はつ夏」の句に嬉しいコメントをお寄せ下さいまして、ありがとうございます。中学校のブラスバンド部の音、まさにその通りですね。殊に今頃は、進級の緊張が解けて、窓を開けて、最も勢いのある季節かもしれません。ご共感頂き、嬉しく存じます。 返信する 黒谷光子 2013年5月25日 23:10 添削教室投句 ★芍薬の二日の留守に咲き誇る ★芍薬を供えて活けて紅と白 ★庭の木の影も揺るぎて月涼し 返信する 小西 宏 2013年5月25日 23:58 好きな句 ☆浅間嶺に一朶の雲や麦の秋 /小口泰與☆ 浅間山に掛かる一筋の雲と稔る麦の穂波の風景が、大きく広がって見え壮観です。 返信する 河野啓一 2013年5月26日 10:46 添削教室投句 ★深緑の奈良奥山を逍遥す ★空隠し花着け初むる柿若葉 ★パンジーの株を日蔭に置いてやり 返信する 小口泰與 2013年5月26日 14:02 御礼 小西宏様 「麦の秋」の句を好きな句にお選びいただき、素晴らしいコメントを頂き有難う御座います。 返信する 小口泰與 2013年5月26日 14:06 添削教室投句 ★花茄子や赤城の空に大気満つ ★鉄線や赤城の空のすすみ行く ★咲き誇る真赭の薔薇の朝かな 返信する 多田有花 2013年5月26日 18:22 添削教室投句 早苗積み軽トラックゆく真昼かな 薔薇咲くや車窓を過ぎる家々に 短夜や高層ビルに灯が点る 返信する 多田有花 2013年5月26日 18:25 好きな句 ★夏潮に乗り今釣り船の帰り来る/河野啓一 晴天が続きます。その青空の下を釣り船がエンジン音を響かせて返ってきます。海は穏やか広々と明るい光景です。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月26日 18:40 添削教室投句 <京都、烏丸界隈> ★ビル影の四条通りや風薫る ★古色めく錦市場の薄暑かな ★つる薔薇や垣根に風の煉瓦ビル 返信する 黒谷光子 2013年5月26日 21:23 添削教室投句 ★紅うつぎ合戦の山の頂きに ★万緑の狭間の湖に小舟かな ★万葉の歌碑読みあぐむ青葉闇 返信する 川名ますみ 2013年5月26日 21:39 添削教室投句 けさ晴れて沿道万緑となりぬ 葉桜の影を踏みおり仰ぎおり 緑蔭にしろき両腕伸ばしたり 返信する 高橋秀之 2013年5月26日 22:33 添削教室投句 ★薄暮どき東に白く夏の月 ★穏やかに頬へ海からの風薫る ★新緑の映る水面と水鳥と 返信する 小西 宏 2013年5月26日 23:41 添削教室投句 ★朝刊をそよがす網戸少し閉ず ★木漏れ日に仰ぐ若葉の風青し ★軽鳧の子の親追い水を跳ね駆ける 返信する 河野啓一 2013年5月27日 7:31 好きな句 ★万葉の歌碑読みあぐむ青葉闇/黒谷光子 奥ゆかしい響きに心動かされました。ご当地琵琶湖の周辺は歴史のある素晴らしい風景が多いのでしょうね。 返信する 小口泰與 2013年5月27日 9:03 添削教室投句 ★利根川の簗のとどろき高根晴 ★鮎竿のたわむや朝の涼しさよ ★山女の斑反転せしや毛鉤追う 返信する 河野啓一 2013年5月27日 11:16 お礼 多田有花さま ★夏潮に乗り釣り船の帰り来る に素敵なコメントをいただきありがとうございました。嬉しく拝見しました。 返信する 河野啓一 2013年5月27日 11:21 添削教室投句 ★海亀を大きく描く妻の画布 ★ウミガメのピンポン玉は砂の陰 ★阿波路きて買いこみしかな夏蜜柑 返信する 佃 康水 2013年5月27日 12:57 添削教室投句 周防大島みかん農園 ★咲き満ちて羽音昂るみかん畑 ★海光のあまねし島の花蜜柑 ★花蜜柑周防の空へ濃く匂う 返信する 小川和子 2013年5月27日 17:46 添削教室投句 ★往来に真赤に熟れしトマト買う ★短パンの生徒等いそしむマスゲーム ★生徒等の四肢薫風に躍動す 返信する 桑本栄太郎 2013年5月27日 17:50 添削教室投句 ★緑陰の樹下で待ち居り路線バス ★真夏日の蔭を問いつつ教会へ ★工場の枇杷の色づく廃墟かな 返信する 桑本栄太郎 2013年5月27日 17:57 添削教室投句 ★生徒等の四肢薫風に躍動す/小川和子 体育祭の光景でしょうか?風薫る爽やかな五月に、生徒達の伸びやかに躍動する身体の光景が想われ、頼もしく心が弾みます。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月27日 18:07 好きな句 ★万葉の歌碑読みあぐむ青葉闇/黒谷光子 万葉の歌碑とありますから、恐らくひらがなではなく草書体の漢字による歌碑かと想います。折りしもその周囲には新緑の樹木が生い茂り、うっそうと暗くなり尚更読みづらいようですね。古びた万葉歌碑の佇まいを巧みの詠まれていて素晴らしい!!。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月27日 18:10 タイトルの間違いの訂正 先ほどの小川和子様への小生のコメントは、「好きな句」でした。お詫びして訂正します。 返信する 藤田洋子 2013年5月27日 19:17 添削教室投句 ★南天の花穂出揃う茎の先 ★花南天一つずつ揺れ細やかに ★南天の花の風通りよき白さ 返信する 多田有花 2013年5月27日 19:32 添削教室投句 並び咲く八重芍薬に風清し 少年の瞳に五月の薔薇ありぬ 南北の窓を貫き麦嵐 返信する 多田有花 2013年5月27日 19:35 好きな句 けさ晴れて沿道万緑となりぬ/川名ますみ 五月も末となって緑の色が濃くなりました。確かにもう万緑といっていい色になっています。 返信する 黒谷光子 2013年5月27日 20:31 お礼 栄太郎様、啓一様、「青葉闇」の句にコメントをいただきまして有難うございます。琵琶湖の北にある賤ヶ岳の頂上に万葉歌碑がありました。「笠朝臣金村 伊香山にて」はなんとか読めました。伊香は山のある所の地名です。 返信する 黒谷光子 2013年5月27日 20:53 添削教室投句 ★万緑の狭間の湖に小舟かな ★頂上へリフトに見下ろ射干の群れ ★譲り合う山路に蕾の小紫陽花 返信する 高橋秀之 2013年5月27日 23:28 添削教室投句 ぐっと伸ぶ若葉の先は薄緑 新緑の重なる先に飛行雲 薄曇その向こうには夏の富士 返信する 小西 宏 2013年5月27日 23:57 添削教室投句 ★紅薔薇を支えて棘の陽に赤し ★日曜の家族テントを青芝に ★頬紅の梅の実籠に溢れいる 返信する 小口泰與 2013年5月28日 9:00 添削教室投句 ★岩魚追う獣道をや登りけり ★鰻釣る蛇と見紛ううねりかな ★我立つと水面に集う目高かな 返信する 佃 康水 2013年5月28日 14:59 添削教室投句 ★草叢の木苺朝の陽を返す ★種々の樹のみな真っ白き花蜜柑 ★老鶯や木魂のように啼き返す 返信する 桑本栄太郎 2013年5月28日 16:40 添削教室投句 ★それぞれの丈にときめくルピナスよ ★医科大の樟の大樹や風薫る ★早苗田の山影よぎる車窓かな 返信する 藤田洋子 2013年5月28日 17:15 添削教室投句 ★見始めの紫陽花一つ大きなる ★紫陽花にきれいな山の風が吹く ★紫陽花の毬それぞれに朝の色 返信する 小川和子 2013年5月28日 20:45 お礼 桑本栄太郎様 「薫風」の句にコメントをお寄せ頂きましてありがとうございます。そうです、中学校の(多分体育祭へ向けての)練習風景です。女子生徒達のダンスで、声を掛けあってリズミカルに取組んでいました。子供が好きな私は暫しまぶしい思いでながめました。本当に頼もしく応援したくなりますね。 返信する 小西 宏 2013年5月28日 20:52 好きな句 ☆紫陽花にきれいな山の風が吹く /藤田洋子☆ 紫陽花を山道に見るその奥深さ。山のそよ風は嬉しいものです。それも紫陽花を過ぎ行く風だとのこと、とても清清しく思います。 返信する 小西 宏 2013年5月28日 20:55 添削教室投句 ★挨拶は軽鳧の子のこと草の池 ★五月野を網持ち走るふくらはぎ ★草原を母さんと行く藁帽子 返信する 河野啓一 2013年5月28日 22:33 添削教室投句 ★力矯めつぼみ抽き出すアマリリス ★アマリリス赤色秘めて伸び出る ★碁に負けて口惜しくもありアマリリス 返信する 川名ますみ 2013年5月28日 23:53 添削教室投句 ・聖橋(ひじりばし) 緑蔭の先は明るき聖橋 御茶ノ水橋の先蔦茂る橋 御茶ノ水橋の向こうに青蔦の橋 返信する 川名ますみ 2013年5月29日 0:07 お礼 有花さま、「けさ晴れて」の句にご共感頂きまして、嬉しく存じます。つい先日まで、芽吹きを窺わせる枯木立でしたのに、見るたび葉が茂り、その朝は、はや「万緑」といえるほどの、緑の道となっていました。そんな並木道をくぐる、充ち足りた時を得て、幸福です。 返信する 小口泰與 2013年5月29日 8:38 添削教室投句 ★つり橋を渡りて宿や夕河鹿 ★山風の猛々しきやけしの花 ★どんどんと蜘蛛の子散らす目高かな 返信する 佃 康水 2013年5月29日 11:24 添削教室投句 ★草刈られ畔の川筋光りけり ★長廊下足裏の湿り梅雨の入り ★デパートの梅雨入りグッズやカラフルに 返信する 小西 宏 2013年5月29日 15:01 好きな句 ☆緑蔭の先は明るき聖橋 /川名ますみ☆ 御茶ノ水駅付近からの風景は東京でもちょっと珍しい眺めで、好きな駅の一つです。緑陰を辿ってこられたときの聖橋の様子が鮮明に描かれていて素敵です。 返信する 小西 宏 2013年5月29日 15:03 添削教室投句 ★酢漿の花くび傾げ雨近し ★梅雨前の塩辛蜻蛉岩の上 ★梅雨近し小暗き森の鳥の声 返信する 多田有花 2013年5月29日 17:41 添削教室投句 五月の雨並びし子らの傘の色 雲低く山にかかりて走り梅雨 万緑となりぬ風雨に洗われて 返信する 多田有花 2013年5月29日 17:44 好きな句 紫陽花にきれいな山の風が吹く/藤田洋子 まもなく六月です。梅雨入りももうすぐです。アジサイの季節ですね。山の風が涼しげです。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月29日 18:28 添削教室投句 ★青空の高き葉陰やいかる鳴く ★草茂る川の中州や水見えず ★緑蔭のつづく車内の阪急線 返信する 桑本栄太郎 2013年5月29日 19:04 好きな句 ★緑蔭の先は明るき聖橋/川名ますみ 順天堂大学病院への途中でしょうか?中央線御茶ノ水駅に隣接する聖橋は神田川をはさみ、湯島聖堂とニコライ堂を結ぶ橋として名付けられたとの事。東京在住の若い頃には、水道橋に古びたクラシックジャズ専門のジャズ喫茶があり、曲を覚える為に入り浸っており良く通いました。東京駅側からの眺めは右手に深い神田川が流れ、周囲は煉瓦の建物、蔦の茂る光景も見られ、当時は中央大学、明治大学もあり、アカデミックな雰囲気の独特の佇まいでした。聖橋はレトロ感覚溢れる小さな橋ですが、青春の懐かしいひと時を喚起させて頂き、とても感激です。 返信する 河野啓一 2013年5月29日 20:13 添削教室投句 ★万緑に埋もれ活き活き森を行く ★苦瓜を植えつけて待つ青簾 ★走り梅雨なるや夜来の雨の音 返信する 河野啓一 2013年5月29日 20:21 好きな句 ★つり橋を渡りて宿や夕河鹿/小口泰與 つり橋を渡って山あいの宿に入った夕刻の風情が目に浮かぶようです。河鹿の美しい鳴き声を聞きながらくつろいでおられる作者です。 返信する 小川和子 2013年5月29日 20:57 添削教室投句 ★風澄めば矢車草の花淡き ★森に聞く声のみ低く青葉木菟 ★青嵐吹けば吾を呼ぶ母しのぶ 返信する 古田敬二 2013年5月29日 22:02 添削教室投句 まず一色見せて濡れてる額紫陽花 一列に丸く風受けネギ坊主 うつむくはホタルブクロの内気かな 返信する 川名ますみ 2013年5月29日 22:50 お礼 宏さま、栄太郎さま、「緑蔭の先は明るき聖橋」の句にご共感頂きまして、ありがとうございます。すてきなコメントを嬉しく拝読しました。 聖橋とその周りは、通院や入院で二十余年の付き合いです。先日、通院の車窓から、その青葉にあらためて心惹かれました。橋のたもとには並木道がしげり、アーチ型の橋桁や川岸の古い店の壁には青蔦が覆い始めていて、この橋を渡る快さを想い起こしました。 返信する 川名ますみ 2013年5月30日 0:05 添削教室投句 薫風に眠りし人よ雲のべつ 梅雨入の今年は忌日より早く さくらんぼ炊いて隣にミントティ 返信する 小口泰與 2013年5月30日 9:03 御礼 河野啓一様 「夕河鹿」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを頂き有難う御座いました。 返信する 小口泰與 2013年5月30日 9:05 添削教室投句 ★登校の帽子の列や柿若葉 ★大利根の中洲に降りし青鷺よ ★水際をさわに占めけり黒揚羽 返信する 河野啓一 2013年5月30日 16:46 添削教室投句 ★梅雨入りして老いに優しき木々の色 ★サツキ赤し益々赤し雨の中 ★カレー食ぶこの蒸し暑さ吹き飛ばせ 返信する 桑本栄太郎 2013年5月30日 17:38 添削教室投句 ★水ふふむ風の匂いや梅雨に入る ★植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗 ★うす暗きひと日暮れゆく梅雨入りかな 返信する 小西 宏 2013年5月30日 20:43 好きな句 ☆植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗 /桑本栄太郎☆ やわらかな土に瓜の苗を植えられたのでしょう。水もおやりになったのでしょうね。大きな苗葉がすぐに風を受けてそよぎ始める。瑞瑞しい初夏の風景です。 返信する 小西 宏 2013年5月30日 20:45 添削教室投句 ★熟れたるを犬と分け合う桜の実 ★草刈の匂い沸き立つ日照り雨 ★紫陽花の縁より青の広ぎゆく 返信する 高橋秀之 2013年5月31日 6:06 添削教室投句 ★早朝の窓から部屋へ若葉風 ★目覚めれば夜明けの光若葉風 ★ざわざわと木々の重なり夏の風 返信する 小口泰與 2013年5月31日 8:45 添削教室投句 ★雨粒もあめんぼも跳ね水の昼 ★あめんぼの硬き水跳ね水の空 ★聞こゆ来る踏切の音や初夏の朝 返信する 河野啓一 2013年5月31日 14:28 添削教室投句 -千里万博自然公園- ★万緑の池の辺に座す昼下がり ★緑陰に汝も昼飼か子雀よ ★緑陰に吾も子雀も憩うかな 返信する 藤田裕子 2013年5月31日 16:12 添削教室投句 ★遠蛙鳥声しずめ鳴き出づる ★青梅雨の古道に咲けり白き花 ★雨後の園色澄ましおり花菖蒲 返信する 迫田和代 2013年5月31日 16:50 お礼 桑本 栄太郎様 (衣更え)の句をお選びいただいたうえ、お優しい御言葉 とても嬉しかったです。今年の5月は、お暑かったですね。 返信する 迫田和代 2013年5月31日 17:18 添削教室投句 ★朝日浴び新樹のみどり又燃える ★少年の胸に明るい薔薇の花 ★夏の海波弾く岩皆セピア 返信する 多田有花 2013年5月31日 17:31 添削教室投句 全天を染めし梅雨の大夕焼け 風吹けばとりどり崩れ薔薇の園 甘夏食ぶ果汁に指を濡らしつつ 返信する 多田有花 2013年5月31日 17:35 好きな句 ★植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗/桑本栄太郎 瓜の苗を植えられ、それが土の上で早くも風を受けてそよぎました。育つものへの慈しみを感じます。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月31日 18:42 お礼 小西 宏様、多田有花様 ☆植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗☆の句をお選び頂き、それぞれの方に嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変有難うございます。 自治会の方から、今年もエコの一環としてベランダにみどりのカーテンをと勧められ、ゴーや苗を無料にて配布して頂きました。早速土作りから始め、夕方の曇り空を幸いとして鉢に植えました。植えつけてからさっと今一度水遣りを行いましたが、水滴を弾きながら幼い葉がそよぎ出しました。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月31日 19:00 添削教室投句 ★車窓より万緑空へ天王山 ★稜線の確と定かや梅雨の晴れ ★音立てて雨戸閉めけり五月尽 返信する 桑本栄太郎 2013年5月31日 19:08 好きな句 ★草刈の匂い沸き立つ日照り雨/小西 宏 今年は、急激に気温が上昇し早くも真夏日の日も多くなりました。戸外へ出ますと草刈にいそしむ光景を良く見かけますが、青草の匂いは植物の強い生命力を感じて良いものですね!!。 返信する 桑本栄太郎 2013年5月31日 19:24 好きな句 ★あめんぼの硬き水跳ね水の空/小口泰與 流されれば上流へ上流へと跳ね飛ぶあめんぼは水面があたかも硬いかの如き動きですね!!そしてあめんぼの跳ね飛ぶ水面には青空と雲が映っている・・・。嘗て小生も流れの緩やかな小川にて、30分も眺めていた事があります。「水の空」との下五の措辞が効果的で、情景がとても良く窺える好きな一句です。 返信する 小西 宏 2013年5月31日 21:51 好きな句 ☆雨粒もあめんぼも跳ね水の昼 /小口泰與☆ 激しい夏の雨だったのでしょうね。「あめんぼも跳ね」にユーモラスで巧みな描写を感じます。 返信する 小西 宏 2013年5月31日 21:54 添削教室投句 ★糠雨や崖に立ち咲く山法師 ★道の辺に白き花おき五月ゆく ★梅雨の夜に爪切って身の新しく 返信する 小西 宏 2013年5月31日 22:00 お礼 桑本栄太郎さま 「草刈の匂い沸き立つ日照り雨」に同感のお言葉を頂戴して、とても嬉しく思っております。本当にありがとうございました。 返信する
コメント
添削教室投句
★走り梅雨西の空からやってくる
★水ひかれ山の畑に蛙鳴く
★きしょうぶと並び爽やかかきつばた
添削教室投句
★業平忌星影とおき時つたえ
★武蔵野の丘いちめんや昇り藤
★沛然に矢車草の傾ぎけり
御礼
河野啓一様
「新樹」の句を好きな句にお選びいただき、素晴らしいコメントを頂き有難う御座います。
添削教室投句
★交番の横のアーチの薔薇は黄色
★花時計夏の予定は少し崩れ
★祈願する宮の奥より青葉風
添削教室投句
★洗車機の泡の車中や夏きざす
★竹皮を脱げば天まで空に起つ
★買物を待ちて車中の薄暑かな
添削教室投句
高野山
老杉を見あげる初夏の空青し
石楠花の散り敷く古刹の苔湿る
葉桜の下でバス待つ旅終わる
好きな句
☆交番の横のアーチの薔薇は黄色 /祝恵子☆
この薔薇のアーチは交番で手入れしているものかどうか分りませんが(たぶん違うのでしょうけれど)、なかなか絵になる風景です。そして色が黄色だなんて、信号みたいで愉快です。
添削教室投句
★段なして植田それぞれ空を持つ
★雲の間に富士雪渓の大いなる
★静波の網戸を通し寄せる夜
好きな句
★段なして植田それぞれ空を持つ/小西 宏
日本の原風景棚田にも季節に応じて色々な表情がある。田植えの終わったばかりの棚田の水面に、それぞれ田毎に空を映して耀いている・・・。心が洗われるほど爽やかで希望の溢れる風景である。
添削教室投句
★初夏の朝赤城の大気浴びにけり
★ぼうたんの崩れて萼のくっきりと
★雲ゆくや君影草のはやおわんぬ
添削教室投句
★青い風新緑燃える峠道
★雨の中大きく咲いた紫陽花を
★遠くから夏の野通る口笛や
添削教室投句
★賛美歌のながれみどりの青しぐれ
★濡れそぼつバスに乗り込む走り梅雨
★雨あがるバスの家路や柿の花
添削教室投句
★雲海を見んと起きだす山の宿
★古池に目高小蝦の群れて棲む
★若楓拡げて数多小さき手
好きな句
★初夏の朝赤城の大気浴びにけり/小口泰與
赤城の山を見上げて清々しい朝の大気の中に立つ。大きくて気持ちの良い御句です。
添削教室投句
画集提げ五月の橋を渡りけり
ワイン香るコンポートの夏蜜柑
到来の姫檜扇の鉢に風
好きな句
☆雲海を見んと起きだす山の宿 /河野啓一☆
山小屋でしょうか。雲海を、それも朝の光の中で見ようと早起きする。どうやら、宿泊の皆さんも揃って起き出してきたようですね。
お礼
桑本栄太郎さま
「段なして植田それぞれ空を持つ」へのお言葉、たいへんありがとうございました。伊豆への小旅行で早苗の棚田を眺め降ろす機会を得ました。
お礼
小西宏さま
☆雲海を見んと起きだす山の宿に素敵なコメントを頂戴し、誠に有難うございました。今は昔の思い出になりました。
添削教室投句
★谷一つ越えてけむれる若葉雨
★えごの花敷く山道に軽き脚
★桑の実の熟れるを待てば夕の風
添削教室投句
★月桃の水面をゆらす頭かな
★聴く音に憂き事ばかり梅雨の空
★海芋さき花の白さに夜風かな
御礼
河野啓一様
「初夏の朝」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを有難う御座いました。
添削教室投句
★いちはつの疾風凌ぎて咲きにけり
★ぼうたんの蘂くっきりと花を了う
★天つ日を受けてさ迷う鉄線花
添削教室投句教室
★人待てば五月の風来る京都駅
★方丈の四角い窓の若葉光
★新緑の小倉山から水の音
添削教室投句
★子は待てりザザッと噴水上がる時
★噴水のやめば集まりダンス輪に
★バラの色くるくる回しシャボン玉
お礼
小西 宏様、 「 薔薇は黄色」に嬉しいコメントを頂きましてありがとうございます。駅前のローターリー端にある交番のバラです。
添削教室投句
★登りきて青き山河に埋れおり
★薫風を窓いっぱいに招き入れ
★「わたみたい」空豆ポンと児の剥けり
添削教室投句
★短夜の喉の渇きに目覚めけり
★小満の朝は”おめざ”と洒落てみる
★風抜ける図書館通りやえごの花
好きな句
★登りきて青き山河に埋もれおり/藤田裕子
新緑の中を山歩きされたようですね?胸一杯に吸い込む山の空気は身も心も洗われるようであり、その情景がとても良く分かり共感致します。「青き山河」との措辞がとても効いていますね!!。
添削教室投句
はつ夏や少年ピアノを弾き止まず
きらめきは白露草のしべの青
白露草閉じて花弁を降ろしたり
添削教室投句
★カモミールの白き香を摘み陰干しに
★白鷺の名を冠せらる城のあり
★白々と短夜明けて鳥の声
添削教室投句
小満や花に囲まれ子らの像
藍色の空に月出て夕薄暑
花の名を確かめ巡る薔薇の園
好きな句
☆はつ夏や少年ピアノを弾き止まず /川名ますみ☆
残念ながら音楽のことは十分に理解する力を持ちませんが、ますみさんのこの俳句を通じて、五月の気持ちのよい風とともに澄んで軽やかに弾むピアノの音が聞こえてくるように感じます。
添削教室投句
★朝の若葉にひかり散らして雀たち
★若葉雨あがれば柔き土の匂い
★毛虫ゆれる見えない糸の小さな風
お礼
宏さま、「はつ夏」の句へ素敵なコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。
集合住宅の上階に、ピアノが大好きな男の子がいらっしゃいます。楽しげにピアノを鳴らす音が聞こえるのですが、昨日、開け放った窓から、ひときわ幸せそうな音が届きました。まさに「五月の気持ちのよい風とともに」で、私ども家族も「まだ弾いてるねぇ」と心弾ませながら耳を傾けた次第です。
添削教室投句
★衣更えうすむらさきの赤城かな
★初花の真紅の薔薇や雨の中
★万物の息吹きの音色初夏の朝
お礼
桑本栄太郎様、「青き山河」の句に素敵なコメントをいただきまして有難うございます。愛媛から高知へ向かう山道、周りは山々、新緑の空気を満喫致しました。
添削教室投句
★すすぎもの干せば嶺の端朝曇り
★仰ぎみる広き葉裏や朴の花
★目を奪うほどの事なく野ばら咲く
好きな句
★はつ夏や少年ピアノを弾き止まず/川名まみ
小生の直ぐ近くに中学校があり、器楽部の練習音が良く聞こえて来ます。4月の新入部員が入った頃は音階の音出しもままならないのに、夏休みの一ヶ月の練習後、9月には皆で曲を演奏していて驚きます。他人(ひと)様には騒音としか思えない場合でも、経験のある方なら思わず自身の嘗ての姿を想い出し、聞き入ってしまいますね!!。
お詫びと訂正
お詫びと訂正
「はつ夏」の川名ますみ様の句にコメントさせて頂きましたが、名前のミスがあり大変失礼致しました。お詫びの上、訂正させて頂きます。
添削教室投句
髪切ってうなじに初夏の風受ける
ほととぎす世間話の女たち
甘夏を剥く窓開けて風入れて
添削教室投句
★緑風を窓に森の辺走り抜け
★新緑を映す野の池雲浮かぶ
★交差点曲がれば新樹の並木道
好きな句
★甘夏を剥く窓開けて風入れて/有花
みずみずしくて果肉の粒の大きい甘夏。ゆっくりと剥いてゆくときの期待感。リズムよくさわやかな詠みが印象的です。
添削教室投句
★万緑の中岬へと道一本
★波音に岬の民宿明け易し
★海に陽の昇る一本火の柱
好きな句
☆万物の息吹きの音色初夏の朝 /小口泰與☆
小鳥たちの軽やかな声、新緑の輝き、清清しい風、みな初夏の朝の「息吹きの音色」ですね。美しい五月です。
投句の訂正
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3句目抹消
★昼顔の群れて浜辺の彩りに
添削教室投句
★谷越え来る香の懐かしき樫の花
★新緑の風と光をスポークに
★千円のシャンパンを買い庭のバラ
御礼
小西宏様
「初夏の朝」の句を好き句にお取り上げ頂き素敵なコメントを賜わり有難う御座いました。
添削教室投句
★雲速し影におののく目高かな
★沛然や蟻の溺れる野路の昼
★雷鳴に藁を落とせし鴉かな
添削教室投句
★初夏の瀬戸入り江の白く輝きて
★万緑を越えし谷間に湯の香り
★万緑やパラグライダーふわり浮く
添削教室投句
★野良猫の瞑りて休む浜海桐
★マーガレット激しくゆれるラッシュアワー
★梔子の花萎びるも香りかな
添削教室投句
快晴の谷に響きし不如帰
飛行機雲青条揚羽の乱舞する
青空や青葉若葉の下をゆく
添削教室投句
★緑陰に海上無事をと石地蔵
★神宮へ園児の列や緑さす
★御手洗のみどり揺らせて流れゆく
お礼
啓一さま、
「甘夏を剥く窓開けて風入れて」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
甘夏のおいしい時期になりました。気温もじわりと上昇です。
添削教室投句
★バスでゆく青葉若葉や本通り
★山法師木陰の風のみどりかな
★緑青の出でし垣根や薔薇の花
添削教室投句
★卯月野や四五頭の馬走りゆく
★浅間嶺に一朶の雲や麦の秋
★見はるかす嬬恋高原玉菜畑
添削教室投句
★赤い薔薇雨にうたれて色が冴え
★懐かしや花柚子前に遠い日を
★髪を切り口紅変えて衣更え
添削教室投句
★玉ねぎの縄で結ばれ一輪車
★腰低く見あぐるトマトの実の付きを
★ピーマンの分厚く光るを収穫す
添削教室投句
★南天の花を揺らして配達人
★下闇となりし葉陰や風の色
★木斛の花や風良し夕日良し
好きな句
★髪を切り口紅変えて衣更え/迫田和代
季節はまさに風薫る五月の真ん中ですね!!。
日毎に高くなる気温に合わせ、さっぱりと髪を短くし、思い切って口紅の色も変えて衣更え行う・・・。爽やかになった笑顔が見えるようです。
添削教室投句
★どくだみの木陰に白き十字映ゆ
★サイロ建つ地に馬鈴薯の花咲くや
★馬鈴薯の花むらさきに畝高く
添削教室投句
★夏潮に乗り今釣り船の帰り来る
★浜木綿の白き蕾や岩陰に
★森の端をかすめて涼し夏の月
お礼
栄太郎さま、「はつ夏」の句に嬉しいコメントをお寄せ下さいまして、ありがとうございます。中学校のブラスバンド部の音、まさにその通りですね。殊に今頃は、進級の緊張が解けて、窓を開けて、最も勢いのある季節かもしれません。ご共感頂き、嬉しく存じます。
添削教室投句
★芍薬の二日の留守に咲き誇る
★芍薬を供えて活けて紅と白
★庭の木の影も揺るぎて月涼し
好きな句
☆浅間嶺に一朶の雲や麦の秋 /小口泰與☆
浅間山に掛かる一筋の雲と稔る麦の穂波の風景が、大きく広がって見え壮観です。
添削教室投句
★深緑の奈良奥山を逍遥す
★空隠し花着け初むる柿若葉
★パンジーの株を日蔭に置いてやり
御礼
小西宏様
「麦の秋」の句を好きな句にお選びいただき、素晴らしいコメントを頂き有難う御座います。
添削教室投句
★花茄子や赤城の空に大気満つ
★鉄線や赤城の空のすすみ行く
★咲き誇る真赭の薔薇の朝かな
添削教室投句
早苗積み軽トラックゆく真昼かな
薔薇咲くや車窓を過ぎる家々に
短夜や高層ビルに灯が点る
好きな句
★夏潮に乗り今釣り船の帰り来る/河野啓一
晴天が続きます。その青空の下を釣り船がエンジン音を響かせて返ってきます。海は穏やか広々と明るい光景です。
添削教室投句
<京都、烏丸界隈>
★ビル影の四条通りや風薫る
★古色めく錦市場の薄暑かな
★つる薔薇や垣根に風の煉瓦ビル
添削教室投句
★紅うつぎ合戦の山の頂きに
★万緑の狭間の湖に小舟かな
★万葉の歌碑読みあぐむ青葉闇
添削教室投句
けさ晴れて沿道万緑となりぬ
葉桜の影を踏みおり仰ぎおり
緑蔭にしろき両腕伸ばしたり
添削教室投句
★薄暮どき東に白く夏の月
★穏やかに頬へ海からの風薫る
★新緑の映る水面と水鳥と
添削教室投句
★朝刊をそよがす網戸少し閉ず
★木漏れ日に仰ぐ若葉の風青し
★軽鳧の子の親追い水を跳ね駆ける
好きな句
★万葉の歌碑読みあぐむ青葉闇/黒谷光子
奥ゆかしい響きに心動かされました。ご当地琵琶湖の周辺は歴史のある素晴らしい風景が多いのでしょうね。
添削教室投句
★利根川の簗のとどろき高根晴
★鮎竿のたわむや朝の涼しさよ
★山女の斑反転せしや毛鉤追う
お礼
多田有花さま
★夏潮に乗り釣り船の帰り来る に素敵なコメントをいただきありがとうございました。嬉しく拝見しました。
添削教室投句
★海亀を大きく描く妻の画布
★ウミガメのピンポン玉は砂の陰
★阿波路きて買いこみしかな夏蜜柑
添削教室投句
周防大島みかん農園
★咲き満ちて羽音昂るみかん畑
★海光のあまねし島の花蜜柑
★花蜜柑周防の空へ濃く匂う
添削教室投句
★往来に真赤に熟れしトマト買う
★短パンの生徒等いそしむマスゲーム
★生徒等の四肢薫風に躍動す
添削教室投句
★緑陰の樹下で待ち居り路線バス
★真夏日の蔭を問いつつ教会へ
★工場の枇杷の色づく廃墟かな
添削教室投句
★生徒等の四肢薫風に躍動す/小川和子
体育祭の光景でしょうか?風薫る爽やかな五月に、生徒達の伸びやかに躍動する身体の光景が想われ、頼もしく心が弾みます。
好きな句
★万葉の歌碑読みあぐむ青葉闇/黒谷光子
万葉の歌碑とありますから、恐らくひらがなではなく草書体の漢字による歌碑かと想います。折りしもその周囲には新緑の樹木が生い茂り、うっそうと暗くなり尚更読みづらいようですね。古びた万葉歌碑の佇まいを巧みの詠まれていて素晴らしい!!。
タイトルの間違いの訂正
先ほどの小川和子様への小生のコメントは、「好きな句」でした。お詫びして訂正します。
添削教室投句
★南天の花穂出揃う茎の先
★花南天一つずつ揺れ細やかに
★南天の花の風通りよき白さ
添削教室投句
並び咲く八重芍薬に風清し
少年の瞳に五月の薔薇ありぬ
南北の窓を貫き麦嵐
好きな句
けさ晴れて沿道万緑となりぬ/川名ますみ
五月も末となって緑の色が濃くなりました。確かにもう万緑といっていい色になっています。
お礼
栄太郎様、啓一様、「青葉闇」の句にコメントをいただきまして有難うございます。琵琶湖の北にある賤ヶ岳の頂上に万葉歌碑がありました。「笠朝臣金村 伊香山にて」はなんとか読めました。伊香は山のある所の地名です。
添削教室投句
★万緑の狭間の湖に小舟かな
★頂上へリフトに見下ろ射干の群れ
★譲り合う山路に蕾の小紫陽花
添削教室投句
ぐっと伸ぶ若葉の先は薄緑
新緑の重なる先に飛行雲
薄曇その向こうには夏の富士
添削教室投句
★紅薔薇を支えて棘の陽に赤し
★日曜の家族テントを青芝に
★頬紅の梅の実籠に溢れいる
添削教室投句
★岩魚追う獣道をや登りけり
★鰻釣る蛇と見紛ううねりかな
★我立つと水面に集う目高かな
添削教室投句
★草叢の木苺朝の陽を返す
★種々の樹のみな真っ白き花蜜柑
★老鶯や木魂のように啼き返す
添削教室投句
★それぞれの丈にときめくルピナスよ
★医科大の樟の大樹や風薫る
★早苗田の山影よぎる車窓かな
添削教室投句
★見始めの紫陽花一つ大きなる
★紫陽花にきれいな山の風が吹く
★紫陽花の毬それぞれに朝の色
お礼
桑本栄太郎様
「薫風」の句にコメントをお寄せ頂きましてありがとうございます。そうです、中学校の(多分体育祭へ向けての)練習風景です。女子生徒達のダンスで、声を掛けあってリズミカルに取組んでいました。子供が好きな私は暫しまぶしい思いでながめました。本当に頼もしく応援したくなりますね。
好きな句
☆紫陽花にきれいな山の風が吹く /藤田洋子☆
紫陽花を山道に見るその奥深さ。山のそよ風は嬉しいものです。それも紫陽花を過ぎ行く風だとのこと、とても清清しく思います。
添削教室投句
★挨拶は軽鳧の子のこと草の池
★五月野を網持ち走るふくらはぎ
★草原を母さんと行く藁帽子
添削教室投句
★力矯めつぼみ抽き出すアマリリス
★アマリリス赤色秘めて伸び出る
★碁に負けて口惜しくもありアマリリス
添削教室投句
・聖橋(ひじりばし)
緑蔭の先は明るき聖橋
御茶ノ水橋の先蔦茂る橋
御茶ノ水橋の向こうに青蔦の橋
お礼
有花さま、「けさ晴れて」の句にご共感頂きまして、嬉しく存じます。つい先日まで、芽吹きを窺わせる枯木立でしたのに、見るたび葉が茂り、その朝は、はや「万緑」といえるほどの、緑の道となっていました。そんな並木道をくぐる、充ち足りた時を得て、幸福です。
添削教室投句
★つり橋を渡りて宿や夕河鹿
★山風の猛々しきやけしの花
★どんどんと蜘蛛の子散らす目高かな
添削教室投句
★草刈られ畔の川筋光りけり
★長廊下足裏の湿り梅雨の入り
★デパートの梅雨入りグッズやカラフルに
好きな句
☆緑蔭の先は明るき聖橋 /川名ますみ☆
御茶ノ水駅付近からの風景は東京でもちょっと珍しい眺めで、好きな駅の一つです。緑陰を辿ってこられたときの聖橋の様子が鮮明に描かれていて素敵です。
添削教室投句
★酢漿の花くび傾げ雨近し
★梅雨前の塩辛蜻蛉岩の上
★梅雨近し小暗き森の鳥の声
添削教室投句
五月の雨並びし子らの傘の色
雲低く山にかかりて走り梅雨
万緑となりぬ風雨に洗われて
好きな句
紫陽花にきれいな山の風が吹く/藤田洋子
まもなく六月です。梅雨入りももうすぐです。アジサイの季節ですね。山の風が涼しげです。
添削教室投句
★青空の高き葉陰やいかる鳴く
★草茂る川の中州や水見えず
★緑蔭のつづく車内の阪急線
好きな句
★緑蔭の先は明るき聖橋/川名ますみ
順天堂大学病院への途中でしょうか?中央線御茶ノ水駅に隣接する聖橋は神田川をはさみ、湯島聖堂とニコライ堂を結ぶ橋として名付けられたとの事。東京在住の若い頃には、水道橋に古びたクラシックジャズ専門のジャズ喫茶があり、曲を覚える為に入り浸っており良く通いました。東京駅側からの眺めは右手に深い神田川が流れ、周囲は煉瓦の建物、蔦の茂る光景も見られ、当時は中央大学、明治大学もあり、アカデミックな雰囲気の独特の佇まいでした。聖橋はレトロ感覚溢れる小さな橋ですが、青春の懐かしいひと時を喚起させて頂き、とても感激です。
添削教室投句
★万緑に埋もれ活き活き森を行く
★苦瓜を植えつけて待つ青簾
★走り梅雨なるや夜来の雨の音
好きな句
★つり橋を渡りて宿や夕河鹿/小口泰與
つり橋を渡って山あいの宿に入った夕刻の風情が目に浮かぶようです。河鹿の美しい鳴き声を聞きながらくつろいでおられる作者です。
添削教室投句
★風澄めば矢車草の花淡き
★森に聞く声のみ低く青葉木菟
★青嵐吹けば吾を呼ぶ母しのぶ
添削教室投句
まず一色見せて濡れてる額紫陽花
一列に丸く風受けネギ坊主
うつむくはホタルブクロの内気かな
お礼
宏さま、栄太郎さま、「緑蔭の先は明るき聖橋」の句にご共感頂きまして、ありがとうございます。すてきなコメントを嬉しく拝読しました。
聖橋とその周りは、通院や入院で二十余年の付き合いです。先日、通院の車窓から、その青葉にあらためて心惹かれました。橋のたもとには並木道がしげり、アーチ型の橋桁や川岸の古い店の壁には青蔦が覆い始めていて、この橋を渡る快さを想い起こしました。
添削教室投句
薫風に眠りし人よ雲のべつ
梅雨入の今年は忌日より早く
さくらんぼ炊いて隣にミントティ
御礼
河野啓一様
「夕河鹿」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを頂き有難う御座いました。
添削教室投句
★登校の帽子の列や柿若葉
★大利根の中洲に降りし青鷺よ
★水際をさわに占めけり黒揚羽
添削教室投句
★梅雨入りして老いに優しき木々の色
★サツキ赤し益々赤し雨の中
★カレー食ぶこの蒸し暑さ吹き飛ばせ
添削教室投句
★水ふふむ風の匂いや梅雨に入る
★植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗
★うす暗きひと日暮れゆく梅雨入りかな
好きな句
☆植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗 /桑本栄太郎☆
やわらかな土に瓜の苗を植えられたのでしょう。水もおやりになったのでしょうね。大きな苗葉がすぐに風を受けてそよぎ始める。瑞瑞しい初夏の風景です。
添削教室投句
★熟れたるを犬と分け合う桜の実
★草刈の匂い沸き立つ日照り雨
★紫陽花の縁より青の広ぎゆく
添削教室投句
★早朝の窓から部屋へ若葉風
★目覚めれば夜明けの光若葉風
★ざわざわと木々の重なり夏の風
添削教室投句
★雨粒もあめんぼも跳ね水の昼
★あめんぼの硬き水跳ね水の空
★聞こゆ来る踏切の音や初夏の朝
添削教室投句
-千里万博自然公園-
★万緑の池の辺に座す昼下がり
★緑陰に汝も昼飼か子雀よ
★緑陰に吾も子雀も憩うかな
添削教室投句
★遠蛙鳥声しずめ鳴き出づる
★青梅雨の古道に咲けり白き花
★雨後の園色澄ましおり花菖蒲
お礼
桑本 栄太郎様
(衣更え)の句をお選びいただいたうえ、お優しい御言葉 とても嬉しかったです。今年の5月は、お暑かったですね。
添削教室投句
★朝日浴び新樹のみどり又燃える ★少年の胸に明るい薔薇の花
★夏の海波弾く岩皆セピア
添削教室投句
全天を染めし梅雨の大夕焼け
風吹けばとりどり崩れ薔薇の園
甘夏食ぶ果汁に指を濡らしつつ
好きな句
★植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗/桑本栄太郎
瓜の苗を植えられ、それが土の上で早くも風を受けてそよぎました。育つものへの慈しみを感じます。
お礼
小西 宏様、多田有花様
☆植え終わりすぐにそよぎぬ瓜の苗☆の句をお選び頂き、それぞれの方に嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変有難うございます。
自治会の方から、今年もエコの一環としてベランダにみどりのカーテンをと勧められ、ゴーや苗を無料にて配布して頂きました。早速土作りから始め、夕方の曇り空を幸いとして鉢に植えました。植えつけてからさっと今一度水遣りを行いましたが、水滴を弾きながら幼い葉がそよぎ出しました。
添削教室投句
★車窓より万緑空へ天王山
★稜線の確と定かや梅雨の晴れ
★音立てて雨戸閉めけり五月尽
好きな句
★草刈の匂い沸き立つ日照り雨/小西 宏
今年は、急激に気温が上昇し早くも真夏日の日も多くなりました。戸外へ出ますと草刈にいそしむ光景を良く見かけますが、青草の匂いは植物の強い生命力を感じて良いものですね!!。
好きな句
★あめんぼの硬き水跳ね水の空/小口泰與
流されれば上流へ上流へと跳ね飛ぶあめんぼは水面があたかも硬いかの如き動きですね!!そしてあめんぼの跳ね飛ぶ水面には青空と雲が映っている・・・。嘗て小生も流れの緩やかな小川にて、30分も眺めていた事があります。「水の空」との下五の措辞が効果的で、情景がとても良く窺える好きな一句です。
好きな句
☆雨粒もあめんぼも跳ね水の昼 /小口泰與☆
激しい夏の雨だったのでしょうね。「あめんぼも跳ね」にユーモラスで巧みな描写を感じます。
添削教室投句
★糠雨や崖に立ち咲く山法師
★道の辺に白き花おき五月ゆく
★梅雨の夜に爪切って身の新しく
お礼
桑本栄太郎さま
「草刈の匂い沸き立つ日照り雨」に同感のお言葉を頂戴して、とても嬉しく思っております。本当にありがとうございました。