●投句箱7月16日~7月21日●

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コメント

  1. 小口泰與
    2013年7月16日 9:00

    添削教室投句
    ★山風をいなす川辺の青薄
    ★睡蓮や水面に映す花の影
    ★ひんがしの日を真っ向の青田かな

  2. 河野啓一
    2013年7月16日 9:07

    添削教室投句
    ★蝉鳴いて同窓会の案内来る
    ★ひとつだけ青柿枝に太りゆく
    ★雨上がり足長蜂の脚長し

  3. 桑本栄太郎
    2013年7月16日 19:04

    添削教室投句
    <お食い初めの料理旅館>
    ★瀬戸内の夏潮はるかに凪にけり
    ★黒瓦屋根の輝きカンナ燃ゆ
    ★瀬戸内の浜の民家や百日紅

  4. 小口泰與
    2013年7月17日 13:31

    添削教室投句
    ★立葵風の十方紡ぎけり
    ★捩花の雨の中にぞ気負いなく
    ★傘さしていぶせき雨や百日紅

  5. 多田有花
    2013年7月17日 18:59

    添削教室投句
    夏の夕島の灯りの点り初む
    夕立の畳み掛けたる屋根瓦
    夏燕あまた飛び交いドライブウェイ

  6. 桑本栄太郎
    2013年7月17日 19:23

    添削教室投句
    <周防灘秋穂(あいお)湾>
    ★あきつ飛ぶ蒼き海辺や秋穂湾
    ★瀬戸内の島影遠く夏がすみ
    ★べた凪の夏潮ながめお食い初め

  7. 下地鉄
    2013年7月17日 21:20

    添削教室投句
    ★マンゴーの丸みの残る古新聞
    ★薫風に夢のつづきの又寝かな
    ★ふらついて病む眼に映る合歓の花

  8. 黒谷光子
    2013年7月17日 23:51

    添削教室投句
    ★夏の湖いつもと違う岸に立ち
    ★夏柳枝垂るる陰に茣蓙を敷く
    ★ゆきずりの人と語らう夏の余呉

  9. 小口泰與
    2013年7月18日 10:28

    添削教室投句
    ★風低し文字摺草の低ければ
    ★若竹や空の深さを無くしおり
    ★あぜ道を耘る農夫夏の蝶

  10. 桑本栄太郎
    2013年7月18日 20:34

    添削教室投句
    <周防灘秋穂(あいお)湾>
    ★潮風に揃い飛びいるあきつかな
    ★潮の香の湾の輝き夏の海
    ★うす靄のかかる湾内晩夏光

  11. 小西 宏
    2013年7月18日 20:59

    好きな句
    ☆薫風に夢のつづきの又寝かな /下地鉄☆
    沖縄の薫風に心引き寄せられます。大いなる海のたゆたいを耳に朝寝をし、夢を反芻してみたいと思います。

  12. 小西 宏
    2013年7月18日 21:04

    添削教室投句
    ★余る蔓空にうつろに蔦茂る
    ★直角に首曲げ硬き百合の白
    ★二つ三つ鳴き初む蝉の森遠し

  13. 多田有花
    2013年7月18日 21:30

    Unknown
    夕涼にノンフィクションを読みふける
    森影に風渡りゆく涼しさよ
    月涼し畳に光投げかけて

  14. 黒谷光子
    2013年7月18日 23:10

    添削教室投句
    明け方の雨にたやすく草を引く
    引かず置くこんな所に捩り花
    洗われし薄紅雨後の捩り花

  15. 小口泰與
    2013年7月19日 9:01

    添削教室投句
    ★単線の犬釘さやに夏木立
    ★炎天やかてて加えて館林
    ★またぞろと鴉の的や杏の実

  16. 桑本栄太郎
    2013年7月19日 11:00

    好きな句
    ★炎天やかてて加えて館林/小口泰與
    真夏の全国で一番気温の高い所でよく発表があるのは、内陸に位置する群馬県の館林、高崎、さいたま県の熊谷、大阪の豊中などですね!!。日本の気候が温帯から亜熱帯へと変わったと言われる今日、一読して納得です。

  17. 下地鉄
    2013年7月19日 12:43

    お礼
    小西宏様 「薫風に夢のつづきの又寝かな」の拙句に選やコメントうれしいです。 有難うございます。

  18. 下地鉄
    2013年7月19日 13:48

    添削教室投句
    ★碧海の一線今日も乱れなく
    ★エーサーの盆の知らせの夜風かな
    ★海風が肌にやさしい土用入り

  19. 古田敬二
    2013年7月19日 14:50

    添削教室投句
    ★大原の紫蘇の畑の風の道
    ★涼風や水琴屈の音澄めり
    ★風涼し孟宗竹を通り来る

  20. 藤田裕子
    2013年7月19日 16:30

    添削教室投句
    ★山押し上げ空押し上げし雲の峰
    ★白靴の軽きに階段歩を速め
    ★庭先を風の一樹や白槿

  21. 多田有花
    2013年7月19日 18:02

    添削教室投句
    カラカラと氷の響きアイスティ
    万緑の彼方に青き海と島
    風を愛で緑陰を愛で歩きけり

  22. 桑本栄太郎
    2013年7月19日 18:10

    添削教室投句
    <祇園祭巡行より>
    ★稚児立ちて結界放つや風涼し
    ★しめやかにくじ改めの所作涼し
    ★竹を敷き桶の水撒き辻まわし

  23. 桑本栄太郎
    2013年7月19日 19:40

    好きな句
    ★万緑の彼方に青き海と島/多田有花
    山歩きの頂きからの光景でしょうか?先日、山陽新幹線に乗り山口まで行きましたが、山上から眺める青い瀬戸の海のみどりに映える光景は、あまりにも美しく何時までも眺めていたい程でした。暑さはともかく、美しいみどりの国土に生まれ幸せですね!!。

  24. 桑本栄太郎
    2013年7月19日 19:52

    好きな句
    エーサーの盆の知らせの夜風かな/下地 鉄
    沖縄でお盆に御霊の送迎の為に踊られると言う伝統芸能のエーサー。夜風に乗って聞こえてくるエーサーの練習の太鼓の音に、お盆の到来を感じている作者である。当地、京都も今夜は夜風が殊のほか涼しく、夜風に微かなる秋の兆しを感じています。

  25. 黒谷光子
    2013年7月19日 20:01

    添削教室投句
    沈まんとして大きかり夏夕日
    踏切で待つ間の正面夏入日
    束の間の入日に出会う夏の野路

  26. 小川和子
    2013年7月19日 20:37

    添削教室投句
    木曽川
    ★夕風の吹きて鵜舟の客となる
    白川郷
    ★磨かれて合掌屋根の土間涼し
    ★青ぶどう斜面に続く葡萄棚

  27. 迫田和代
    2013年7月20日 9:30

    添削教室投句
    ★次々に白雲流れる青田かな
    ★崩れかけでも高々と雲の峰
    ★蝉しぐれ聴きつつ急ぐ県美展

  28. 小口泰與
    2013年7月20日 9:52

    御礼
    桑本栄太郎様
    「炎天」の句を好きな句にお取り上げ頂き、うれしいコメントを頂き有難う御座います。昨日今日と連日の暑さから解放されています。

  29. 小口泰與
    2013年7月20日 10:00

    添削教室投句
    ★朝どりのすねし胡瓜や雨上がる
    ★赤城より雷鳴響動む朝かな
    ★桑の実を食ぶや古りし日ひろごれり

  30. 高橋秀之
    2013年7月20日 14:18

    添削教室投句
    ★実家から届くきゅうりは不恰好
    ★まな板の上のきゅうりは瑞々し
    ★炊事場が所狭しと胡瓜並ぶ

  31. 小西 宏
    2013年7月20日 14:19

    添削教室投句
    ★鬼百合の蛇棲む藪に花乱る
    ★夕暮れて蝉静まりし森の中
    ★すじ雲となり夕焼けの中に照る

  32. 多田有花
    2013年7月20日 17:43

    添削教室投句
    谷みどり夏鶯の声響く
    冷麦や氷のまるく溶けてゆく
    天ぷらのからりと熱し夏真昼

  33. 多田有花
    2013年7月20日 17:47

    お礼
    桑本栄太郎さま、
    「万緑の彼方に青き海と島」を好きな句にお選びいただきあるがとうございます。
    夏は湿度が高く、播磨灘の島影や水平線は霞んでいることが多いのですが、この日は珍しくすっきりと見えました。瀬戸内の島と海の風景は素晴らしいです。

  34. 多田有花
    2013年7月20日 17:51

    好きな句
    ★夕風の吹きて鵜舟の客となる/小川和子
    長良川の鵜飼を楽しまれたのでしょうか。日が落ちて、篝火が焚かれ、川を渡る風は涼しく、ひとときを満喫されたことと思います。

  35. 桑本栄太郎
    2013年7月20日 18:51

    添削教室投句
    <祇園祭より>
    ★外つ人の曳き手数多や山鉾に
    ★巡行の宴果てれば炎暑また
    ★寝て覚めて遠くに祇園囃子かな

  36. 下地鉄
    2013年7月20日 19:50

    お礼
    桑本栄太郎様 「エーサーの盆の知らせの夜風かな」の拙句に有難い選そしてコメント頂き有難うございます。
    エーサーの響きも夜風に流れてくるともの悲しくなります。

  37. 祝恵子
    2013年7月20日 19:51

    添削教室投句
    夏野菜帽子を取りて入れてゆく
    ピーマンの数の重さに枝撓む
    採りたてを水に浮かべて夏野菜

  38. 下地鉄
    2013年7月20日 20:00

    添削教室投句
    ★水連の雨に打たれて静かなる
    ★夕凪や海原遠く茜雲
    ★しずけさや夏草に聴く鼓動かな

  39. 古田敬二
    2013年7月20日 21:18

    添削教室投句
    ★杉林朝日にまぶしく直立す
    ★朝の陽に棚田の緑の分厚かり
    ★光年という距離を見上げる夏星座

  40. 高橋秀之
    2013年7月21日 7:13

    添削教室投句
    ★カーテンを開ければ夏の朝日眩し
    ★おはようの元気な声と蝉時雨
    ★夏木立揺れれば青空広々と

  41. 小口泰與
    2013年7月21日 10:01

    添削教室投句
    ★熊除けの鈴響きあう岩魚釣
    ★桜桃や追憶たぐる昨日今日
    ★遁走の蛇や竹林渺望茫と

  42. 多田有花
    2013年7月21日 17:51

    添削教室投句
    女立つソフトクリームをすくいつつ
    片陰より煙草はさみし腕のびる
    河川敷に野球始まる夏の朝

  43. 桑本栄太郎
    2013年7月21日 19:17

    添削教室投句
    ★容あるものの哀れや蝉の殻
    ★さるすべり瓦の上に青空に
    ★青田波突き切り走る新幹線

  44. 桑本栄太郎
    2013年7月21日 19:27

    好きな句
    ★熊除けの鈴響き合う岩魚釣り/小口泰與
    全国至る処で熊の出現が報じられています。奥深い山や渓流に入る時は、熊除けの鈴を鳴らしながら進む事は、自然の中で共存する為に常識ですね!!。渓流釣りの涼やかな光景が眼に見えるようです。

  45. 小西 宏
    2013年7月21日 20:10

    好きな句
    ☆採りたてを水に浮かべて夏野菜 /祝恵子☆
    夏野菜を水に浮かべたところに彩と涼しさを感じます。夏の透明感のある軽やかな俳句です。

  46. 小西 宏
    2013年7月21日 20:11

    添削教室投句
    ★七月の蝉はひそかに鳴きいるか
    ★欅みどり空に広げて蝉の声
    ★昼顔の小花人無き社宅跡

  47. 小川和子
    2013年7月21日 20:32

    お礼
    多田有花様
    「夕風の吹きて鵜舟の客となる」の句を好きな句にお選びくださりありがとうございます。私も鵜飼と言えば長良川と思っていましたが、今回は犬山市の木曽川の鵜飼を見てきました。コメントいただいた通りでした。今では女性の鵜匠さんもいるそうです。

  48. 古田敬二
    2013年7月22日 8:12

    コメント
    ★熊除けの鈴響き合う岩魚釣り/小口泰與

    うらやましいです。釣果はいかが出したか。今年はまだ行けていません。筋肉が落ちると足元もふらつきます。おけがのないようお楽しみください。