●投句箱4月1日~10日● 2014年4月10日 06:59 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 X Facebook はてブ LINE コメント 小西 宏 2014年4月1日 0:04 好きな句 ☆朝の陽がまず差すところ桜花 /多田有花☆ 物理的に言っても、またきらびやかな輝きの意味でも、朝の陽の先ず差すところは桜に違いありません。その華麗さを表現する御句に首肯するところ、迷いなしです。 返信する 小西 宏 2014年4月1日 0:06 デイリー句会投句 ★冨士浮かぶ海青々と山桜 ★桜見に来て山蔭の紅椿 ★菜の花の香の中を行く一筋に 返信する 小口泰與 2014年4月1日 9:01 デイリー句会投句 ★木群より風の荒める春の湖 ★かたくりや万葉集の三毳山(みかもやま) ★今飲みし珈琲濃ゆき日永かな 返信する 祝恵子 2014年4月1日 9:27 デイリー句会 ★梅の園ぽわっと膨らみ見えてくる ★ミツマタの水辺の沿いにひっそりと ★つばめくる同じ軒下何回も 返信する 黒谷光子 2014年4月1日 15:40 デイリー句会投句 ★鬼女の面外せば妙齢春の能 ★一番を固守して役所の桜咲く ★街路樹の根方何処も犬ふぐり 返信する 桑本栄太郎 2014年4月1日 18:04 デイリー句会投句 <春の故郷鳥取へ帰郷> ★春風にゆるりと廻る発電機 ★饒舌と云う天空の揚ひばり ★廃校の母校の校門桜咲く 返信する 桑本栄太郎 2014年4月1日 18:16 好きな句 ★つばめくる同じ軒下何回も/祝 恵子 小生も田舎、鳥取へ帰郷していまして早くも燕の飛来を確認しました。何回も飛来して巣作りの場所を確認しているようですが、季節の移り変わりの早さに驚きました。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月1日 18:24 好きな句 ★鬼女の面外せば妙齢春の能/黒谷光子 何処の薪能でしょうか?春の季節の到来に人々の平安を願って行われた能の舞はもともと 神事であったとか。邪気を払い踊る鬼女の面を外せば、妙齢の方であったという驚きが素敵です。 返信する 多田有花 2014年4月1日 20:19 デイリー句会投句 花開く山を一望頂に 遠くより花見の客の声聞こゆ 川流る山桜咲く峰の下 返信する 多田有花 2014年4月1日 20:21 お礼 小西 宏さま、 「朝の陽がまず差すところ桜花」を好きな句にお取りあげいただきありがとうございます。 朝の桜は清々しく、いちだんと美しさが増します。 返信する 古田敬二 2014年4月1日 21:58 デイリー句会投句 ★桜咲く大鐘楼は泰然と ★風吹けば辛夷落花はまっすぐに ★辛夷落花まっすぐという潔さ 返信する 古田敬二 2014年4月1日 22:06 好きな句 ★菜の花の香の中を行く一筋に 小西 宏 広い菜の花畑を想像しました。煌めく黄色の中を香りを含んだ風に吹かれて歩く。絵のようです。 返信する 高橋秀之 2014年4月1日 23:58 デイリー句会投句 ★春風を頬に真っ直ぐ道歩む ★朝の陽を浴び満開に桜草 ★風船の流れる行く先青き空 返信する 高橋秀之 2014年4月1日 23:59 デイリー句会投句【訂正】 ★春風を頬に真っ直ぐ道歩む ★朝の陽を浴び満開に桜草 ★風船の流れ行く先青き空 返信する 祝恵子 2014年4月2日 7:48 お礼 桑本栄太郎様、「つばめくる」をお選びいただきありがとうございました。嬉しいコメント、ありがとうございました。 返信する 小口泰與 2014年4月2日 8:45 デイリー句会投句 ★ころおいや山茱萸の花雨と散る ★赤城より風の荒める雪間かな ★春の田や二羽の鴉に鳶追われ 返信する 小西 宏 2014年4月2日 9:05 好きな句 ☆饒舌と云う天空の揚ひばり /桑本栄太郎☆ 空にあるヒバリの澄んだ鳴き声が、まるで天使たちのお喋りのように聞こえます。楽しい御句です。 返信する 小西 宏 2014年4月2日 9:06 お礼 古田敬二さま 「菜の花の香の中を行く一筋に」に嬉しいお言葉をお送り下さり、たいへんありがとうございました。細い道が遠くまで続く菜の花の斜面を歩きました。やわらかな黄緑と強い花の香りがいつも身体の周りにありました。 返信する 小西 宏 2014年4月2日 9:08 デイリー句会投句 ★城山に海見下ろせば山桜 ★石段を仰げば桜空に咲く ★川沿いの電車の窓に夜の桜 返信する 桑本栄太郎 2014年4月2日 16:56 お礼 小西 宏様 「饒舌と云う天空の揚ひばり」の句をお選び頂き、嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変有難うございます。鳥取の田舎へ行き、春の故郷の光景を堪能して来ました。揚ひばりの囀りはクチュロピチョロピーグルピチュルビービークチュルピー・・・?とまるで妙齢の貴婦人の異国語のようです。雲雀の囀りは春爛漫の気分にさせてくれますね!!。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月2日 17:04 デイリー句会投句 ★せせらぎの中へ緋色や落椿 ★初つばめ見てより低く軒へ翔ぶ ★一畝の野風となりぬ花大根 返信する 多田有花 2014年4月2日 17:33 デイリー句会投句 花の丈桜若木のまだ低し 本堂の扉桜へ開かれる 頂を囲み躑躅の咲き初めし 返信する 黒谷光子 2014年4月2日 19:13 お礼 栄太郎様、「春の能」の句にコメントを頂戴し有難うございました。彦根城の表御殿の中に江戸時代からの能舞台があり、「安達ケ原」が演じられました。能のあとに講義がありシテの鬼女は三十才過ぎの女性でした。能と言えば京都でしたが、今回は近くで楽しませていただきました。 返信する 黒谷光子 2014年4月2日 19:26 投句 校庭も役所の庭も花の時 遠目にも土手の桜の咲き初める 連翹の傾る野川の水の音 返信する 黒谷光子 2014年4月2日 19:51 好きな句 菜の花の香の中をゆくひと筋に/小西宏 菜の花畑の中の一筋の道、黄一色の中、花の香の中を歩いておられる光景を想像しました。長閑な春の素適な光景ですね。 返信する 川名ますみ 2014年4月2日 21:39 デイリー句会投句 これ以上研げぬ青なり花の空 丘の風辛夷の花を折りたたむ 花辛夷折り目をつけずたたむ風 返信する 古田敬二 2014年4月2日 22:07 デイリー句会投句 満開へたか―いたかーいと嬰児揚げ 桜咲く二足歩行の嬰子行く 桜咲く隙間に空の見えぬほど 返信する 古田敬二 2014年4月2日 22:13 好きな句 これ以上研げぬ青なり花の空 川名ますみ 中七の表現がいいと思います。 満開になると向こうの空はいつも以上に青さがくっきり。 名古屋も今日が最高。明日は雨になるかも。 返信する 小口泰與 2014年4月3日 8:58 デイリー句会投句 ★春の日や芝の雑草おちこちに ★ほつほつとふふむ紅梅風の中 ★春やはる春爛漫のひと日なり 返信する 小西 宏 2014年4月3日 11:48 お礼 黒谷光子さま 「菜の花の香の中を行く一筋に」にお言葉を頂き、たいへん嬉しく思っております。菜の花の咲く斜面の道を歩きました。 返信する 小西 宏 2014年4月3日 11:53 デイリー句会投句 ★タンカーのゆるりと浮かび春の冨士 ★日の光樹心に孕み桜満つ ★シャボン玉はじけピアノの音を聞く 返信する 祝恵子 2014年4月3日 11:56 デイリー句会投句 ★公園に新の自転車春休み ★花に吊る提灯の列影落とす ★連翹に子らの声飛ぶここまでも 返信する 川名ますみ 2014年4月3日 19:20 お礼 敬二さま、「これ以上研げぬ青なり花の空」の句に、嬉しいコメントを頂戴しましてありがとうございます。研ぎ澄まされた青、の最上級のような空を仰ぐことができました。花の色との対比で、よりくっきりと映えますね。当地も、お花見日和は一日保たず、すぐ花曇りとなりましたが、その晴れ間に外出できたこと、この上ない幸せです。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月3日 20:21 お礼 古田敬二様 4月2日の「一畝の野風となりぬ花大根」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。うす紫の大根の花の風にそよぐ様は、不思議な趣を覚えます。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月3日 20:32 デイリー句会投句 <故郷の春景> ★土筆野となりて荒れおり屋敷畑 ★揚ひばり田ごとに天のありにけり ★蛙鳴きほだつく畑の春の昼 返信する 黒谷光子 2014年4月3日 20:53 デイリー句会投句 芍薬の芽のあかあかと二三寸 母の目は子の後を追う花筵 青空へ子らの歓声辛夷咲く 返信する 川名ますみ 2014年4月3日 23:58 デイリー句会投句 初蝶のことさら健やかに来たり 主なき篦鹿舎にさくらさくら 檻の中ソメイヨシノの咲くばかり 返信する 小口泰與 2014年4月4日 8:52 デイリー句会投句 ★夕映えを浴びし白梅風の中 ★さえずりや庭に出たがる室内犬 ★山風のこよなき匂い四月かな 返信する 桑本栄太郎 2014年4月4日 18:20 デイリー句会投句 <故郷より帰宅の家路> ★菜の花の畑の彼方に伯耆富士 ★葉の切られ畑に起ちおり春大根 <高速米子道~中国道へ> ★蛇行せる遥か眼下や春の川 返信する 多田有花 2014年4月4日 18:36 デイリー句会投句 夜桜を正面に見て球を打つ 雨あがり桜へ霧の立ち昇る 花びらの舞い散る中を山に入る 返信する 小西 宏 2014年4月4日 20:37 好きな句 ☆初蝶のことさら健やかに来たり /川名ますみ☆ 初蝶を詠い「ことさら健やかに来たり」に澄明な躍動を感じ、心打たれます。 返信する 小西 宏 2014年4月4日 20:40 デイリー句会投句 ★午後の日を黄緑にして菜花畑 ★安房よりは春波を越え三浦見ゆ ★花映す大岡川の夜の明かり 返信する 高橋秀之 2014年4月4日 22:58 デイリー句会投句 ★新しき白靴の列新入生 ★ぎこちなく不揃いの列入学式 ★入学式終えて写真を母と撮る 返信する 小口泰與 2014年4月5日 10:17 デイリー句会投句 ★これやこの飛蚊症とや朧月 ★梅の梢(うれ)かすかに揺れし鳥の居る ★春暁の榛名へ流る星ひとつ 返信する 祝恵子 2014年4月5日 17:01 デイリー句会投句 ★陶器市器をなでる花の風 ★花海棠白いセットのテーブルイス ★黄の並ぶ畝の数列チューリップ 返信する 小西 宏 2014年4月5日 20:31 デイリー句会投句 ★さざ波のきらめき霞む九十九里 ★小綬鶏の藪を旅する声のあり ★ベランダの鉢小さくて沈丁花 返信する 黒谷光子 2014年4月5日 21:37 デイリー句会投句 葦の芽の伸び古葦は折れもして 遠近の花の盛りを見る車窓 晴れ上がる城址の山に辛夷満つ 返信する 桑本栄太郎 2014年4月5日 22:11 デイリー句会投句 <鳥取より京都の帰路> ★一山の濃淡かさね花の雲 ★坂道に沿いて三軒春の山 ★春景の車窓に流れ旅終る 返信する 桑本栄太郎 2014年4月5日 22:16 好きな句 ★さざ波のきらめき霞む九十九里/小西 宏 先日、鳥取の田舎へ帰郷し白兎海岸の景色を感嘆の思いで眺めたばかりです。どこまでも遠くへおぼろに霞む春の海岸はとても印象的ですね!!。 返信する 高橋秀之 2014年4月5日 22:17 デイリー句会投句 ★大空へ初蝶くるくる舞い上がる ★寒戻るひっそりと点く防犯灯 ★街灯に照らされ夜桜より白く 返信する 桑本 2014年4月5日 22:21 好きな ★陶器市器をなでる花の風/祝 恵子 何処の陶器市でしょう?少しひんやりとした風が吹く中、陶器市にて、眺め品定めをしている作者です。花冷えも想われ陶器市の雰囲気がとても良く見えます。 返信する 小口泰與 2014年4月6日 9:14 デイリー句会投句 ★山茱萸の散るや鳥語のあふれおり ★山茱萸の褪せて杏の咲く日かな ★花辛夷山の獣も目覚めけり 返信する 小西 宏 2014年4月6日 10:47 お礼 桑本栄太郎さま 「さざ波のきらめき霞む九十九里」にお言葉をお掛け下さり、たいへんありがとうございました。よいご旅行だったようですね。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月6日 19:40 デイリー句会投句 ★鈍行の駅のホームや花の雨 ★つぎつぎに句の生まれいる春意かな ★散り敷きて道に片寄る花の冷え 返信する 河野啓一 2014年4月6日 19:52 デイリー句会投句 ★さくら背に乱れ咲きおり雪柳 ★小さき手を広げ芽立ちや柿若葉 ★霞立つ朝空を行く鳥の群れ 返信する 高橋秀之 2014年4月6日 21:49 デイリー句会投句 ★呉線の車窓に桜延々と ★花マーク桜まつりのシャトルバス ★大桜周りの木々を従えて 返信する 小口泰與 2014年4月7日 9:53 デイリー句会投句 ★青柳の揺れの隠せる流れかな ★山風の素直になりぬ雪柳 ★牡丹の芽和紙の如くにほぐれけり 返信する 河野啓一 2014年4月7日 13:29 ゲイリー句会投句 ★木犀の芽吹き夕日にうす茜 ★車椅子そろりそろりと花の下 ★チューリップ若き彩り開きゆく 返信する 桑本栄太郎 2014年4月7日 19:06 デイリー句会投句 ★雲を出で雲に入る飛機春の朝 ★グランドの光り長閑や初黄蝶 ★径ふさぐ白き小枝や雪やなぎ 返信する 桑本栄太郎 2014年4月7日 19:06 デイリー句会投句 ★雲を出で雲に入る飛機春の朝 ★グランドの光り長閑や初黄蝶 ★径ふさぐ白き小枝や雪やなぎ 返信する 黒谷光子 2014年4月7日 20:12 デイリー句会投句 遠かすむ比良を借景式部歌碑 山つつじ左右に京への峠道 さざ波のままに一群れ春の鴨3129 返信する 佃 康水 2014年4月7日 20:52 デイリー句会投句 ★水草生う御手洗川へ日の躍る ★古民家の釣瓶井跡に壺すみれ ★宮島や花の雲間に海光る 返信する 高橋秀之 2014年4月7日 22:15 デイリー句会投句 ★夜更かしも終わる春休み最終日 ★食事会最後の締めは桜餅 ★傘なくも走って帰る春時雨 返信する 小西 宏 2014年4月7日 22:54 好きな句 ☆遠かすむ比良を借景式部歌碑 / 黒谷光子☆ 琵琶湖を隔てて遠く霞む比良の山々を眺めることができる所に紫式部の句碑があるのでしょう。春とはいえ、まだ雪が残って見えるのかもしれません。文学と時の流れをも包み込みながら、雄大な風景となっていることでしょう。 返信する 小西 宏 2014年4月7日 22:56 デイリー句会投句 ★雨やんで濡れたる桜しめやかに ★よく晴れて芽吹きの枝に雀たち ★はらはらと花散り時の流れゆく 返信する 小口泰與 2014年4月8日 10:03 デイリー句会投句 ★ねぎの花咲くや疾風の在所なり ★紅梅を苛む風となりにけり ★菜の花や牛舎に集う鳥の数 返信する 桑本栄太郎 2014年4月8日 18:27 デイリー句会投句 ★芽吹く木の早もみどり艶めけり ★サッカーのボール遊びや木の芽晴れ ★豆の花支柱高きに蔓伸びて 返信する 桑本栄太郎 2014年4月8日 18:55 投句の訂正 一句目の訂正を願います。 誤)芽吹く木の早もみどり艶めけり ↓ 正)芽吹く木の早もみどりの艶めけり 返信する 古田敬二 2014年4月8日 19:49 デイリー句会投句 草餅を友の数だけ求めけり 落日が影成す斜面に春菜摘む 山々に桜もこぶしも温泉街 返信する 小西 宏 2014年4月8日 21:26 デイリー句会投句 ★陽の下に花のトンネル花ちらす ★花屑のまばらに白き坂の道 ★風凪いで残る桜の蕊の色 返信する 黒谷光子 2014年4月8日 22:21 お礼 小西宏様、「遠かすむ比良を借景式部歌碑」の句にコメントをいただきまして有難うございます。湖岸道路の野洲あたりに紫式部の歌碑がありますが、車の中から見るばかりです。琵琶湖の沖ノ島を詠んだ歌「おいつ島しまもる神やいさむらん浪もさわがぬわらわべの浦」とのこと、式部は石山寺へ何度も来ているとのことです。 返信する 黒谷光子 2014年4月8日 22:27 デイリー句会投句 桜満つ八瀬大原に水の音 青空に浮くかに高き花辛夷 ほのぼのと朱を走らせて花うぐい 返信する 小口泰與 2014年4月9日 16:32 デイリー句会 ★かたくりや山を囃せる鳥の声 ★片栗や杖をたよりて三毳山(みかもやま) ★雨しずくふふむ杏の紅の色 返信する 古田敬二 2014年4月9日 18:14 デイリー句会投句 ★美濃路来て蓬を摘めばよく香る ★黄水仙矢作の川風を重たげに ★初蝶や白きを見てから黄も見る 返信する 多田有花 2014年4月9日 18:18 デイリー句会投句 くくられて山吹の花咲きにけり 山の道たどれば赤き藪椿 青空に大島桜の真白き花 返信する 桑本栄太郎 2014年4月9日 18:46 デイリー句会投句 ★朝の日にみどり透き居る木の芽かな ★剥きながらふるさと語る春の蕗 ★パソコンの入れ替え終わり四月来る ※ご連絡・・・4月10・11日は旅行の為お休み致します。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月9日 18:57 好きな句 ★花屑のまばらに白き坂の道/小西 宏 当地の近所にも同じような場所があります。あれほど桜の開花を待ちに待った日々でしたが、日ごとに季節も移り今では落下盛んとなりました。移りゆく季節の独特の哀切を趣豊かに詠われました。 返信する 桑本栄太郎 2014年4月9日 19:03 好きな句 ★桜満つ八瀬大原に水の音/黒谷光子 一瞬にしてみどりの苔に覆われた、大原三千院を想いました。京都の奥座敷とも言うべき八瀬大原の、市内より少し遅咲きの桜の鄙びた光景が旅情を誘います。 返信する 佃 康水 2014年4月9日 19:13 デイリー句会投句 良き音を手元に鳴らし蕨摘む 連翹や友大作の生け花展 手漕ぎして鳥居を潜る花見船 返信する 黒谷光子 2014年4月9日 19:35 お礼 栄太郎様、「桜満つ」の句にコメントをいただきまして、ありがとうございました。京都の知恩院の近くに行きましたが主人も高齢になりましたので、もう車はやめておこうと言いながら乗り換えなし、荷物も楽の便利さに負けて車で行きました。高速は使わず琵琶湖大橋、途中峠、大原から市内のルートです。助手席の私はうれしいコースでした。 返信する 黒谷光子 2014年4月9日 19:40 デイリー句会投句 ぬめぬめと逃げる構えの花うぐい さみどりに紅の鮮やか楓の芽 水音を聞き満開の花の土手 返信する 黒谷光子 2014年4月9日 19:55 好きな句 連翹や友大作の生け花展/佃 康水 お友達の生け花は、長い枝の連翹を大胆に活けられたのでしょう。生け花の大作を出品された友達も、素適な句に二重のお喜びのことと思います。 返信する 小西 宏 2014年4月9日 20:36 好きな句 ☆美濃路来て蓬を摘めばよく香る /古田敬二☆ 蓬を摘む春の香りが「美濃路来て」の措辞に生き生きと映ります。 ☆良き音を手元に鳴らし蕨摘む /佃 康水☆ 蓬を摘む軽やかな音と感触が春の喜びを伝えてくれています。 返信する 小西 宏 2014年4月9日 20:44 お礼 桑本栄太郎さま 「花屑のまばらに白き坂の道」にお言葉を頂き、たいへん嬉しく思っております。点々と道に敷く桜の花びらは散っても新鮮で、目を楽しませてくれます。 返信する 小西 宏 2014年4月9日 20:46 デイリー句会投句 ★薄みどり下向き芽吹く楢の道 ★山桜ときおり散れば鳥の声 ★六人で外野を守り紋黄蝶 返信する 河野啓一 2014年4月9日 21:36 デイリー句会投句 ★散り初めし桜を惜しむバスの窓 ★醍醐寺の花を見んとて妻出かけ ★花吹雪池の面埋めてカーペット 返信する 古田敬二 2014年4月9日 23:15 お礼 小西さん、コメントありがとうございます。 ヨモギは我が家の周りでもありますが、においのないヨモギです。田舎へ行くとにおいが強く、街中とはまったく違います。環境が違うのでしょうね。 返信する 小口泰與 2014年4月10日 6:34 デイリー句会投句 ★あえかなるばらの新芽や風の中 ★山風に帽子とられし春の川 ★揚ひばり榛名へ夕日急ぐかな 返信する 多田有花 2014年4月10日 17:47 デイリー句会投句 よく晴れし菫咲く道を歩く 風吹けば我に注ぎし花吹雪 藪椿手にして男戻りけり 返信する 佃 康水 2014年4月10日 18:01 お礼 黒谷光子様 「連翹や友大作の生け花展」の句へ大変嬉しいお言葉を頂き有難うございます。友達が「池坊」の准華督の資格を持っている人がこの度大作を活けられ、花材の中に活けられている連翹の枝ぶりがはっとするほど目を引きました。 返信する 佃 康水 2014年4月10日 18:16 お礼 小西 宏様 「良き音を手元に鳴らし蕨摘む」の句に大変嬉しいお言葉を頂き有難うございます。友達の小高い山の畑に連れて行って貰いました。目が慣れて来ると早蕨も見える様になり沢山生えていました。手折るポイントを教わりぽきっ!と心地良い音に弾んで摘みました。早速灰汁抜きし翌日美味しく頂きました。 返信する 黒谷光子 2014年4月10日 18:42 デイリー句会投句 満開の桜めぐらす天守閣 人の列絶えぬ濠端花満開 会食の造りに旬の桜鯛 返信する 河野啓一 2014年4月10日 19:58 デイリー句会投句 ★信濃路や安曇の里の豆の花 ★山焼きの煙は風に明日香村 ★遠霞花散り終えて山裾に 返信する 小西 宏 2014年4月10日 20:30 好きな句 ☆遠霞花散り終えて山裾に /河野啓一☆ 桜の花は散りました。ただ山裾に霞の棚引くばかり。美しい田園の風景が窺えます。 返信する 小西 宏 2014年4月10日 20:32 デイリー句会投句 ★そよ風に子ら手をつなぎ雪柳 ★陽を散らしツバメ旋回高く消ゆ ★広々と芽吹く欅に昼の月 返信する 古田敬二 2014年4月10日 23:48 デイリー句会投句 春蘭のすっくと立てり藪の奥 春の日の走り根深く潜りけり 豊かなり木々それぞれに芽吹く色 返信する 祝恵子 2014年4月11日 17:46 お礼 桑本様「花の風」に素敵なコメントを頂きましてありがとうございました。万博の桜まつりと同時期に陶器市も行われます。お礼が遅くなり申し訳ありません。 返信する 川名ますみ 2014年4月14日 0:33 お礼 宏さま、「初蝶のことさら健やかに来たり」の句にご共感を頂きまして、ありがとうございます。さくらが咲いた、と心湧き立つその日、初蝶にも出会いました。蝶の動きは、それを追うだけで浮き立つほどに、リズミカル。春の「躍動」を体感した瞬間でした。 返信する
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好きな句
☆朝の陽がまず差すところ桜花 /多田有花☆
物理的に言っても、またきらびやかな輝きの意味でも、朝の陽の先ず差すところは桜に違いありません。その華麗さを表現する御句に首肯するところ、迷いなしです。
デイリー句会投句
★冨士浮かぶ海青々と山桜
★桜見に来て山蔭の紅椿
★菜の花の香の中を行く一筋に
デイリー句会投句
★木群より風の荒める春の湖
★かたくりや万葉集の三毳山(みかもやま)
★今飲みし珈琲濃ゆき日永かな
デイリー句会
★梅の園ぽわっと膨らみ見えてくる
★ミツマタの水辺の沿いにひっそりと
★つばめくる同じ軒下何回も
デイリー句会投句
★鬼女の面外せば妙齢春の能
★一番を固守して役所の桜咲く
★街路樹の根方何処も犬ふぐり
デイリー句会投句
<春の故郷鳥取へ帰郷>
★春風にゆるりと廻る発電機
★饒舌と云う天空の揚ひばり
★廃校の母校の校門桜咲く
好きな句
★つばめくる同じ軒下何回も/祝 恵子
小生も田舎、鳥取へ帰郷していまして早くも燕の飛来を確認しました。何回も飛来して巣作りの場所を確認しているようですが、季節の移り変わりの早さに驚きました。
好きな句
★鬼女の面外せば妙齢春の能/黒谷光子
何処の薪能でしょうか?春の季節の到来に人々の平安を願って行われた能の舞はもともと
神事であったとか。邪気を払い踊る鬼女の面を外せば、妙齢の方であったという驚きが素敵です。
デイリー句会投句
花開く山を一望頂に
遠くより花見の客の声聞こゆ
川流る山桜咲く峰の下
お礼
小西 宏さま、
「朝の陽がまず差すところ桜花」を好きな句にお取りあげいただきありがとうございます。
朝の桜は清々しく、いちだんと美しさが増します。
デイリー句会投句
★桜咲く大鐘楼は泰然と
★風吹けば辛夷落花はまっすぐに
★辛夷落花まっすぐという潔さ
好きな句
★菜の花の香の中を行く一筋に 小西 宏
広い菜の花畑を想像しました。煌めく黄色の中を香りを含んだ風に吹かれて歩く。絵のようです。
デイリー句会投句
★春風を頬に真っ直ぐ道歩む
★朝の陽を浴び満開に桜草
★風船の流れる行く先青き空
デイリー句会投句【訂正】
★春風を頬に真っ直ぐ道歩む
★朝の陽を浴び満開に桜草
★風船の流れ行く先青き空
お礼
桑本栄太郎様、「つばめくる」をお選びいただきありがとうございました。嬉しいコメント、ありがとうございました。
デイリー句会投句
★ころおいや山茱萸の花雨と散る
★赤城より風の荒める雪間かな
★春の田や二羽の鴉に鳶追われ
好きな句
☆饒舌と云う天空の揚ひばり /桑本栄太郎☆
空にあるヒバリの澄んだ鳴き声が、まるで天使たちのお喋りのように聞こえます。楽しい御句です。
お礼
古田敬二さま
「菜の花の香の中を行く一筋に」に嬉しいお言葉をお送り下さり、たいへんありがとうございました。細い道が遠くまで続く菜の花の斜面を歩きました。やわらかな黄緑と強い花の香りがいつも身体の周りにありました。
デイリー句会投句
★城山に海見下ろせば山桜
★石段を仰げば桜空に咲く
★川沿いの電車の窓に夜の桜
お礼
小西 宏様
「饒舌と云う天空の揚ひばり」の句をお選び頂き、嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変有難うございます。鳥取の田舎へ行き、春の故郷の光景を堪能して来ました。揚ひばりの囀りはクチュロピチョロピーグルピチュルビービークチュルピー・・・?とまるで妙齢の貴婦人の異国語のようです。雲雀の囀りは春爛漫の気分にさせてくれますね!!。
デイリー句会投句
★せせらぎの中へ緋色や落椿
★初つばめ見てより低く軒へ翔ぶ
★一畝の野風となりぬ花大根
デイリー句会投句
花の丈桜若木のまだ低し
本堂の扉桜へ開かれる
頂を囲み躑躅の咲き初めし
お礼
栄太郎様、「春の能」の句にコメントを頂戴し有難うございました。彦根城の表御殿の中に江戸時代からの能舞台があり、「安達ケ原」が演じられました。能のあとに講義がありシテの鬼女は三十才過ぎの女性でした。能と言えば京都でしたが、今回は近くで楽しませていただきました。
投句
校庭も役所の庭も花の時
遠目にも土手の桜の咲き初める
連翹の傾る野川の水の音
好きな句
菜の花の香の中をゆくひと筋に/小西宏
菜の花畑の中の一筋の道、黄一色の中、花の香の中を歩いておられる光景を想像しました。長閑な春の素適な光景ですね。
デイリー句会投句
これ以上研げぬ青なり花の空
丘の風辛夷の花を折りたたむ
花辛夷折り目をつけずたたむ風
デイリー句会投句
満開へたか―いたかーいと嬰児揚げ
桜咲く二足歩行の嬰子行く
桜咲く隙間に空の見えぬほど
好きな句
これ以上研げぬ青なり花の空 川名ますみ
中七の表現がいいと思います。
満開になると向こうの空はいつも以上に青さがくっきり。
名古屋も今日が最高。明日は雨になるかも。
デイリー句会投句
★春の日や芝の雑草おちこちに
★ほつほつとふふむ紅梅風の中
★春やはる春爛漫のひと日なり
お礼
黒谷光子さま
「菜の花の香の中を行く一筋に」にお言葉を頂き、たいへん嬉しく思っております。菜の花の咲く斜面の道を歩きました。
デイリー句会投句
★タンカーのゆるりと浮かび春の冨士
★日の光樹心に孕み桜満つ
★シャボン玉はじけピアノの音を聞く
デイリー句会投句
★公園に新の自転車春休み
★花に吊る提灯の列影落とす
★連翹に子らの声飛ぶここまでも
お礼
敬二さま、「これ以上研げぬ青なり花の空」の句に、嬉しいコメントを頂戴しましてありがとうございます。研ぎ澄まされた青、の最上級のような空を仰ぐことができました。花の色との対比で、よりくっきりと映えますね。当地も、お花見日和は一日保たず、すぐ花曇りとなりましたが、その晴れ間に外出できたこと、この上ない幸せです。
お礼
古田敬二様
4月2日の「一畝の野風となりぬ花大根」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。うす紫の大根の花の風にそよぐ様は、不思議な趣を覚えます。
デイリー句会投句
<故郷の春景>
★土筆野となりて荒れおり屋敷畑
★揚ひばり田ごとに天のありにけり
★蛙鳴きほだつく畑の春の昼
デイリー句会投句
芍薬の芽のあかあかと二三寸
母の目は子の後を追う花筵
青空へ子らの歓声辛夷咲く
デイリー句会投句
初蝶のことさら健やかに来たり
主なき篦鹿舎にさくらさくら
檻の中ソメイヨシノの咲くばかり
デイリー句会投句
★夕映えを浴びし白梅風の中
★さえずりや庭に出たがる室内犬
★山風のこよなき匂い四月かな
デイリー句会投句
<故郷より帰宅の家路>
★菜の花の畑の彼方に伯耆富士
★葉の切られ畑に起ちおり春大根
<高速米子道~中国道へ>
★蛇行せる遥か眼下や春の川
デイリー句会投句
夜桜を正面に見て球を打つ
雨あがり桜へ霧の立ち昇る
花びらの舞い散る中を山に入る
好きな句
☆初蝶のことさら健やかに来たり /川名ますみ☆
初蝶を詠い「ことさら健やかに来たり」に澄明な躍動を感じ、心打たれます。
デイリー句会投句
★午後の日を黄緑にして菜花畑
★安房よりは春波を越え三浦見ゆ
★花映す大岡川の夜の明かり
デイリー句会投句
★新しき白靴の列新入生
★ぎこちなく不揃いの列入学式
★入学式終えて写真を母と撮る
デイリー句会投句
★これやこの飛蚊症とや朧月
★梅の梢(うれ)かすかに揺れし鳥の居る
★春暁の榛名へ流る星ひとつ
デイリー句会投句
★陶器市器をなでる花の風
★花海棠白いセットのテーブルイス
★黄の並ぶ畝の数列チューリップ
デイリー句会投句
★さざ波のきらめき霞む九十九里
★小綬鶏の藪を旅する声のあり
★ベランダの鉢小さくて沈丁花
デイリー句会投句
葦の芽の伸び古葦は折れもして
遠近の花の盛りを見る車窓
晴れ上がる城址の山に辛夷満つ
デイリー句会投句
<鳥取より京都の帰路>
★一山の濃淡かさね花の雲
★坂道に沿いて三軒春の山
★春景の車窓に流れ旅終る
好きな句
★さざ波のきらめき霞む九十九里/小西 宏
先日、鳥取の田舎へ帰郷し白兎海岸の景色を感嘆の思いで眺めたばかりです。どこまでも遠くへおぼろに霞む春の海岸はとても印象的ですね!!。
デイリー句会投句
★大空へ初蝶くるくる舞い上がる
★寒戻るひっそりと点く防犯灯
★街灯に照らされ夜桜より白く
好きな
★陶器市器をなでる花の風/祝 恵子
何処の陶器市でしょう?少しひんやりとした風が吹く中、陶器市にて、眺め品定めをしている作者です。花冷えも想われ陶器市の雰囲気がとても良く見えます。
デイリー句会投句
★山茱萸の散るや鳥語のあふれおり
★山茱萸の褪せて杏の咲く日かな
★花辛夷山の獣も目覚めけり
お礼
桑本栄太郎さま
「さざ波のきらめき霞む九十九里」にお言葉をお掛け下さり、たいへんありがとうございました。よいご旅行だったようですね。
デイリー句会投句
★鈍行の駅のホームや花の雨
★つぎつぎに句の生まれいる春意かな
★散り敷きて道に片寄る花の冷え
デイリー句会投句
★さくら背に乱れ咲きおり雪柳
★小さき手を広げ芽立ちや柿若葉
★霞立つ朝空を行く鳥の群れ
デイリー句会投句
★呉線の車窓に桜延々と
★花マーク桜まつりのシャトルバス
★大桜周りの木々を従えて
デイリー句会投句
★青柳の揺れの隠せる流れかな
★山風の素直になりぬ雪柳
★牡丹の芽和紙の如くにほぐれけり
ゲイリー句会投句
★木犀の芽吹き夕日にうす茜
★車椅子そろりそろりと花の下
★チューリップ若き彩り開きゆく
デイリー句会投句
★雲を出で雲に入る飛機春の朝
★グランドの光り長閑や初黄蝶
★径ふさぐ白き小枝や雪やなぎ
デイリー句会投句
★雲を出で雲に入る飛機春の朝
★グランドの光り長閑や初黄蝶
★径ふさぐ白き小枝や雪やなぎ
デイリー句会投句
遠かすむ比良を借景式部歌碑
山つつじ左右に京への峠道
さざ波のままに一群れ春の鴨3129
デイリー句会投句
★水草生う御手洗川へ日の躍る
★古民家の釣瓶井跡に壺すみれ
★宮島や花の雲間に海光る
デイリー句会投句
★夜更かしも終わる春休み最終日
★食事会最後の締めは桜餅
★傘なくも走って帰る春時雨
好きな句
☆遠かすむ比良を借景式部歌碑 / 黒谷光子☆
琵琶湖を隔てて遠く霞む比良の山々を眺めることができる所に紫式部の句碑があるのでしょう。春とはいえ、まだ雪が残って見えるのかもしれません。文学と時の流れをも包み込みながら、雄大な風景となっていることでしょう。
デイリー句会投句
★雨やんで濡れたる桜しめやかに
★よく晴れて芽吹きの枝に雀たち
★はらはらと花散り時の流れゆく
デイリー句会投句
★ねぎの花咲くや疾風の在所なり
★紅梅を苛む風となりにけり
★菜の花や牛舎に集う鳥の数
デイリー句会投句
★芽吹く木の早もみどり艶めけり
★サッカーのボール遊びや木の芽晴れ
★豆の花支柱高きに蔓伸びて
投句の訂正
一句目の訂正を願います。
誤)芽吹く木の早もみどり艶めけり
↓
正)芽吹く木の早もみどりの艶めけり
デイリー句会投句
草餅を友の数だけ求めけり
落日が影成す斜面に春菜摘む
山々に桜もこぶしも温泉街
デイリー句会投句
★陽の下に花のトンネル花ちらす
★花屑のまばらに白き坂の道
★風凪いで残る桜の蕊の色
お礼
小西宏様、「遠かすむ比良を借景式部歌碑」の句にコメントをいただきまして有難うございます。湖岸道路の野洲あたりに紫式部の歌碑がありますが、車の中から見るばかりです。琵琶湖の沖ノ島を詠んだ歌「おいつ島しまもる神やいさむらん浪もさわがぬわらわべの浦」とのこと、式部は石山寺へ何度も来ているとのことです。
デイリー句会投句
桜満つ八瀬大原に水の音
青空に浮くかに高き花辛夷
ほのぼのと朱を走らせて花うぐい
デイリー句会
★かたくりや山を囃せる鳥の声
★片栗や杖をたよりて三毳山(みかもやま)
★雨しずくふふむ杏の紅の色
デイリー句会投句
★美濃路来て蓬を摘めばよく香る
★黄水仙矢作の川風を重たげに
★初蝶や白きを見てから黄も見る
デイリー句会投句
くくられて山吹の花咲きにけり
山の道たどれば赤き藪椿
青空に大島桜の真白き花
デイリー句会投句
★朝の日にみどり透き居る木の芽かな
★剥きながらふるさと語る春の蕗
★パソコンの入れ替え終わり四月来る
※ご連絡・・・4月10・11日は旅行の為お休み致します。
好きな句
★花屑のまばらに白き坂の道/小西 宏
当地の近所にも同じような場所があります。あれほど桜の開花を待ちに待った日々でしたが、日ごとに季節も移り今では落下盛んとなりました。移りゆく季節の独特の哀切を趣豊かに詠われました。
好きな句
★桜満つ八瀬大原に水の音/黒谷光子
一瞬にしてみどりの苔に覆われた、大原三千院を想いました。京都の奥座敷とも言うべき八瀬大原の、市内より少し遅咲きの桜の鄙びた光景が旅情を誘います。
デイリー句会投句
良き音を手元に鳴らし蕨摘む
連翹や友大作の生け花展
手漕ぎして鳥居を潜る花見船
お礼
栄太郎様、「桜満つ」の句にコメントをいただきまして、ありがとうございました。京都の知恩院の近くに行きましたが主人も高齢になりましたので、もう車はやめておこうと言いながら乗り換えなし、荷物も楽の便利さに負けて車で行きました。高速は使わず琵琶湖大橋、途中峠、大原から市内のルートです。助手席の私はうれしいコースでした。
デイリー句会投句
ぬめぬめと逃げる構えの花うぐい
さみどりに紅の鮮やか楓の芽
水音を聞き満開の花の土手
好きな句
連翹や友大作の生け花展/佃 康水
お友達の生け花は、長い枝の連翹を大胆に活けられたのでしょう。生け花の大作を出品された友達も、素適な句に二重のお喜びのことと思います。
好きな句
☆美濃路来て蓬を摘めばよく香る /古田敬二☆
蓬を摘む春の香りが「美濃路来て」の措辞に生き生きと映ります。
☆良き音を手元に鳴らし蕨摘む /佃 康水☆
蓬を摘む軽やかな音と感触が春の喜びを伝えてくれています。
お礼
桑本栄太郎さま
「花屑のまばらに白き坂の道」にお言葉を頂き、たいへん嬉しく思っております。点々と道に敷く桜の花びらは散っても新鮮で、目を楽しませてくれます。
デイリー句会投句
★薄みどり下向き芽吹く楢の道
★山桜ときおり散れば鳥の声
★六人で外野を守り紋黄蝶
デイリー句会投句
★散り初めし桜を惜しむバスの窓
★醍醐寺の花を見んとて妻出かけ
★花吹雪池の面埋めてカーペット
お礼
小西さん、コメントありがとうございます。
ヨモギは我が家の周りでもありますが、においのないヨモギです。田舎へ行くとにおいが強く、街中とはまったく違います。環境が違うのでしょうね。
デイリー句会投句
★あえかなるばらの新芽や風の中
★山風に帽子とられし春の川
★揚ひばり榛名へ夕日急ぐかな
デイリー句会投句
よく晴れし菫咲く道を歩く
風吹けば我に注ぎし花吹雪
藪椿手にして男戻りけり
お礼
黒谷光子様
「連翹や友大作の生け花展」の句へ大変嬉しいお言葉を頂き有難うございます。友達が「池坊」の准華督の資格を持っている人がこの度大作を活けられ、花材の中に活けられている連翹の枝ぶりがはっとするほど目を引きました。
お礼
小西 宏様
「良き音を手元に鳴らし蕨摘む」の句に大変嬉しいお言葉を頂き有難うございます。友達の小高い山の畑に連れて行って貰いました。目が慣れて来ると早蕨も見える様になり沢山生えていました。手折るポイントを教わりぽきっ!と心地良い音に弾んで摘みました。早速灰汁抜きし翌日美味しく頂きました。
デイリー句会投句
満開の桜めぐらす天守閣
人の列絶えぬ濠端花満開
会食の造りに旬の桜鯛
デイリー句会投句
★信濃路や安曇の里の豆の花
★山焼きの煙は風に明日香村
★遠霞花散り終えて山裾に
好きな句
☆遠霞花散り終えて山裾に /河野啓一☆
桜の花は散りました。ただ山裾に霞の棚引くばかり。美しい田園の風景が窺えます。
デイリー句会投句
★そよ風に子ら手をつなぎ雪柳
★陽を散らしツバメ旋回高く消ゆ
★広々と芽吹く欅に昼の月
デイリー句会投句
春蘭のすっくと立てり藪の奥
春の日の走り根深く潜りけり
豊かなり木々それぞれに芽吹く色
お礼
桑本様「花の風」に素敵なコメントを頂きましてありがとうございました。万博の桜まつりと同時期に陶器市も行われます。お礼が遅くなり申し訳ありません。
お礼
宏さま、「初蝶のことさら健やかに来たり」の句にご共感を頂きまして、ありがとうございます。さくらが咲いた、と心湧き立つその日、初蝶にも出会いました。蝶の動きは、それを追うだけで浮き立つほどに、リズミカル。春の「躍動」を体感した瞬間でした。