●投句箱10月21日~31日● 2013年11月1日 07:22 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2013年10月21日 9:24 デイリー句会投句 ★花そばや溶岩の傾斜に道祖神 ★峪筋の禽の高音や紅葉時 ★ままごとのお椀かろしや赤のまま 返信する 河野啓一 2013年10月21日 12:46 デイリー句会投句 ★虫食いの葉でもまあるい柿の実が ★麗らかや妻はパン屋へパン買いに ★はらからに電話を掛ける秋の午後 返信する 桑本栄太郎 2013年10月21日 18:25 デイリー句会投句 ★秋雨や楚々と色づく庭の木々 ★雨雲の峰駆け昇り山粧ふ ★実みずきの桂西口駅の雨 返信する 小西 宏 2013年10月21日 20:07 デイリー句会投句 ★朝日差す黄葉うすき白樺に ★休耕の畑よりの湯気霧深む ★笹青き知床五胡のきりぎりす 返信する 古田敬二 2013年10月21日 21:09 デイリー句会投句 杜鵑草旅終え帰れば真っ盛り 赤々と入日に映える唐辛子 陽の色の唐辛子採る夕来たる 返信する 佃 康水 2013年10月21日 21:17 デイリー句会投句 ★掌へ全き熟柿捥ぎくれる ★楝の実空の青さへ磨かれる ★池淵へ寄り来る鯉へ石蕗の花 返信する 佃 康水 2013年10月21日 21:22 訂正のお願い 一句めのもぐの字が明確に出て居ませんので ★掌へ全き熟柿もぎくれる と訂正を宜しくお願い申し上げます。 返信する 小口泰與 2013年10月22日 9:01 デイリー句会投句 ★鳶を追う阿修羅の鴉秋の暮 ★朝寒の雨粒いよよ白きかな ★白波を起こす風道秋の湖 返信する 迫田和代 2013年10月22日 10:02 デイリー句会投句 ★今日もまた広い空あり菊日和 ★春竹の林の穴から朝日射し ★実を落としだけど青々銀杏の葉 返信する 河野啓一 2013年10月22日 11:24 デイリー句会投句 ★柿の葉のきらきら光る朝の風 ★台風の進路気になる昨日今日 ★秋冷の気を切りさいてバイク行く 返信する 多田有花 2013年10月22日 16:22 デイリー句会投句 秋晴れや信号は全て青で過ぎ 澄む水をたたえし寺の手水鉢 石蕗の花黄色き蝶の来てとまる 返信する 多田有花 2013年10月22日 16:27 好きな句 ★掌へ全き熟柿もぎくれる/佃 康水 熟柿の色と手触りが伝わってきます。 そっと両手で受け止められた、そういう気がします。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月22日 18:15 デイリー句会投句 ★杓子菜の穫られ菜屑の乱れけり ★コスモスの風の狼藉絶え間なし ★蘆刈の空開かれて明らかに 返信する 桑本栄太郎 2013年10月22日 18:32 好きな句 ★掌へ全き熟柿もぎくれる/佃 康水 渋柿が真っ赤に透き通るように熟れたものが熟柿。今では誰も採る人はいなくなったが、小さな子供の頃は竹はさみの竿でそっと取ったものである。そっと両手で受けて頂く、その光景が懐かしく想われ、素敵な一句。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月22日 18:37 好きな句 ★秋冷の気を切りさいてバイク行く/河野啓一 早朝はかなり冷え込んで来ました。白々と秋の暁の頃、新聞屋さん、牛乳配達、バイクの早朝出勤の音を良く聞きます。「秋冷の気を切りさく」との措辞が素晴らしい効果の一句です!!。 返信する 小西 宏 2013年10月22日 21:29 好きな句 ☆今日もまた広い空あり菊日和 /迫田和代☆ 菊を育てる、菊を見る、どんな楽しみ方にも秋空の青さ、広さがよく似合いますね。「今日もまた」に心の膨らみが伝わります。 返信する 小西 宏 2013年10月22日 21:32 デイリー句会投句 ★アカゲラのせせらぎに来て枝の揺れ ★脚弾む道に団栗うかと踏む ★黄落の白樺染める夕日影 返信する 古田敬二 2013年10月22日 21:50 デイリー句会投句 秋祭り果て山影に月上る 秋冷の入り来る列車止まるたび 朝の陽に落ちしばかりの栗光る 返信する 佃 康水 2013年10月22日 22:53 御礼 多田有花様 桑本栄太郎様 「熟柿」の句に素晴らしいお言葉を頂き大変嬉しく読ませて頂きました。何時も散策していて顏馴染みになった方が無傷の熟柿を「柿をもぐ者が居らん!食べんさい」とそっと掌にのせて下さいました。ひやっとした感覚、朱色の熟柿を遠い昔を思い出しながら美味しく頂きました。 返信する 小口泰與 2013年10月23日 8:43 デイリー句会投句 ★木犀や夕べの風を身の内に ★群れなして阿鼻叫喚の稲雀 ★風に反り風にたわわや散る柳 返信する 河野啓一 2013年10月23日 8:50 お礼 桑本栄太郎さま ★秋冷の気を切りさいてバイク行く の句をおとり上げくださり、嬉しいコメント有り難うございました。朝のバイクの音は、寒さの中にも“さあ起きねば”の気分をもたらしてくれますね。 返信する 迫田和代 2013年10月23日 10:09 お礼 小西 宏様 10/22(今日もまた広い空あり菊日和)をお好きな句にお入れ戴き、とても嬉しかったです。何時も素敵な句に、励まされます。今年は、秋が短かかったですね。もうすぐ冬ですから。 返信する 河野啓一 2013年10月23日 10:53 デイリー句会投句 ★秋野行く厚き雨雲仰ぎつつ ★庭先の小菊を摘めば雨模様 ★柿の実の雨に濡れたる艶の良き 返信する 黒谷光子 2013年10月23日 13:56 デイリー句会投句 秋晴れに宗祖の遺蹟訪ぬ旅 筋塀の続く寺町薄紅葉 街の灯のひろびろ秋の高速道 返信する 桑本栄太郎 2013年10月23日 18:03 デイリー句会投句 ★双葉菜の列の乱れに野風かな ★秋蝶の日差しに酔いてさ迷える ★木の実降る水面の楽となりにけり 返信する 古田敬二 2013年10月23日 19:01 デイリー句会投句 夕されば濡れてさびしき柿落ち葉 子を待てば濡れてさびしき柿落ち葉 あけび揺れるほんのちょっぴりほほ笑ん 返信する 小西 宏 2013年10月23日 22:44 好きな句 ☆庭先の小菊を摘めば雨模様 /河野啓一☆ 雨もよいの秋空の下、庭の小菊が清らかに可憐です。 返信する 小西 宏 2013年10月23日 22:46 デイリー句会投句 ★椋鳥の柿の実散らし騒がしき ★団栗の茶の濃くなりぬ艶放ち ★日を避けて通りし径の今は黄葉(もみじ) 返信する 河野啓一 2013年10月24日 9:16 お礼 小西宏さま 「庭先の小菊」に素敵なコメントを頂戴し誠に有難うございました。 返信する 河野啓一 2013年10月24日 9:24 デイリー句会投句 ★雨上がり待ちかね庭に小鳥来る ★石榴の実威風堂々裂けており ★星屑の匂うごとくに金木犀 返信する 小口泰與 2013年10月24日 13:31 デイリー句会投句 ★秋茄子の乾ぶるままや風の中 ★来る雲の千変万化野分かな ★外に出づと虫の音絶ふる朝かな 返信する 桑本栄太郎 2013年10月24日 18:18 デイリー句会投句 ★雨降れば楚々と色付く柿の村 ★雨に濡れ黄花コスモス更に映え ★秋雨を夢に聞きおり夜もすがら 返信する 多田有花 2013年10月24日 18:26 デイリー句会投句 昇る月ほどよく散りし雲照らす 霜降の窓に静かな雨の音 晩秋の嵐ゆっくり近づきぬ 返信する 古田敬二 2013年10月24日 22:32 デイリー句会投句 秋祭りだんじりを引く綱太し 軋みつつだんじり坂を秋まつり さわやかに幟はためく秋まつり 返信する 小西 宏 2013年10月24日 23:33 好きな句 ☆昇る月ほどよく散りし雲照らす /多田有花☆ 雲は月の障害物のように言われることもありますが、月光を受けて輝く雲の姿も美しく、心慰められるところがありますね。 返信する 小西 宏 2013年10月24日 23:35 デイリー句会投句 ★刈蘆の蘖(ひこばえ)の田に小鷺立つ ★霧雨のロマンスグレー桜の葉 ★実ばかりとなる花水木秋寒し 返信する 河野啓一 2013年10月25日 9:45 デイリー句会投句 ★草深き秋野のほとり吾立ちぬ ★赤バラの小さきを愛でて窓開ける ★秋の夜や今宵も句作はインターネット 返信する 河野啓一 2013年10月25日 9:56 好きな句 ☆昇る月ほどよく散りし雲照らす /多田有花 「程よく散りし」に実感がこもっていると思いました。風のある夜、散らばった白い雲を上りつつ照らしつつ登ってゆく秋の月。趣のある風情です。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月25日 11:52 デイリー句会投句 ★警報のテレビ画面や野分荒れ ★荒畑の雨に明るき泡立草 ★束ねらる小菊咲き初む朝の雨 返信する 桑本栄太郎 2013年10月25日 12:07 好きな句 ★昇る月ほどよく散りし雲照らす/多田有花 美しいお月さまには、雲のお供は付き物ですね?快晴の夜空にお月さまだけですと、孤独に思える小生です。お月さまに照らされ、戯れる雲が趣き豊かに想われます。 返信する 佃 康水 2013年10月25日 15:02 好きな句 荒畑の雨に明るき泡立草/桑本栄太郎 当地では昨夜珍しく町内放送での注意予報が出されました。結果的には大事なく過ぎ安堵しています。そんな中、もっとも明るく咲いているのは泡立ち草ですね。蔓延る力も強い様です。写真を見る様に目に浮かんで参りました。 返信する 佃 康水 2013年10月25日 15:06 デイリー句会投句 霜降の日松の菰巻き ★菰巻きや縄目きりりと立ち揃い ★伽藍まで伸び行く松は色変えず ★水音の高き小流れ石蕗の花 返信する 多田有花 2013年10月25日 16:33 デイリー句会投句 蛍光灯終日点し秋の雨 直角に台風曲がり沖を去る 灯火親し深海生物写真集 返信する 多田有花 2013年10月25日 16:38 お礼 宏さま、啓一さま、栄太郎さま、 「昇る月ほどよく散りし雲照らす」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 旧暦9月19日の月です。 少し雲があると夜空に表情が生まれ、独特の美しさになります。 返信する 多田有花 2013年10月25日 16:41 好きな句 ★菰巻きや縄目きりりと立ち揃い/佃 康水 霜降の日に松に菰を巻かれました。 真新しい縄に松が新たな表情を得たことでしょう。 冬を迎える心持ちが整ってきますね。 返信する 小口泰與 2013年10月25日 16:46 デイリー句会投句 ★あどけなき子犬のあくび花野かな ★瑕謹なき高原の空紅葉かな ★草に沿い草の高さに秋の蝶 返信する 古田敬二 2013年10月25日 21:50 デイリー句会投句 夕暮れの秋の山並み田に煙 田に煙山並み逆光紀伊の秋 無人家の芒の白銀新しき 返信する 迫田和代 2013年10月26日 9:44 デイリー句会投句 ★ごみ箱にごみのない部屋秋晴れや ★遠く来て違う秋晴れ空仰ぎ ★大橋に車多くて秋深し 返信する 小口泰與 2013年10月26日 9:45 デイリー句会投句 ★白樺のもみじや志賀の空ゆたか ★山裾を飛びゆく霧や笹の音 ★しゃりしゃりとりんごを食むや志賀の空 返信する 祝恵子 2013年10月26日 10:04 デイリー句会投句 小粒の実雨に光らせ実紫 今朝の雨干されし稲の雫落つ 鵙猛る雨去りいまだ暗き空 返信する 桑本栄太郎 2013年10月26日 10:32 御礼 佃 康水様 「荒畑の雨に明るき泡立草」の句をお選びいただき、過分なるコメント頂戴しまして大変有難うございます。台風27号も今の所思ったより被害が少なく、安堵しております。ぶた草とも言われ嫌われる背高泡立ち草ですが、大変な生命力があり、雨の薄暗闇の中でもあの黄色は特に目立って元気な様子です。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月26日 10:40 デイリー句会投句 ★黄葉初む銀杏並木や青空に ★朝日射す狭庭明るく杜鵑草 ★山里の道のすがらや威し銃 返信する 桑本栄太郎 2013年10月26日 10:46 好きな句 ★遠く来て違う秋晴れ空仰ぎ/迫田和代 何処かへ遠出をされたようですね?台風もようやく去り、他所で見上げる秋晴れの空は心から晴れ晴れとしています。その心情に大変共感します。 返信する 迫田和代 2013年10月26日 13:22 お礼 桑本 栄太郎様 お好きな句に(遠く来て違う秋晴れ空仰ぎ)をお入れ下さりとても感激しました。有り難う御座いました。今年は秋晴れが少なかったせいか、殊更嬉しいですね。 返信する 古田敬二 2013年10月26日 15:47 デイリー句会投句 作務僧が床掃く本堂秋入日 だんじりの屋根の御幣に秋の風 我が家まで木犀香る雨の午後 返信する 佃 康水 2013年10月26日 19:25 お礼 多田有花 様 「菰巻きや縄目きりりと立ち揃い」の句へ大変うれしいお言葉を頂き誠に有難うございます。毎年霜降の日に合わせて松の菰巻きが行われますが、300本以上の松がきりりと巻かれ風格が増し一足早い冬支度が整いました。 返信する 河野啓一 2013年10月26日 20:03 デイリー句会投句 ★通天閣商店街の秋夕日 ★寺町の坂をひらひら秋の蝶 ★秋空にひびくうたごえデイの午後 返信する 河野啓一 2013年10月26日 20:16 好きな句 ★白樺のもみじや志賀の空ゆたか/小口泰與 志賀高原の白樺林の紅葉。関西の人間にはわくわくするような景が目に浮かびます。深い青空とゆたかかな紅葉、鮮烈な印象です。 返信する 小西 宏 2013年10月26日 20:42 好きな句 ☆今朝の雨干されし稲の雫落つ /祝恵子☆ お百姓さんにとっては好ましいことではないのかもしれませんが、そんなこともあるのでしょう。乾された稲に雨の雫が垂れる姿も現実味を帯びていて、ある種の美しさを伝えてくれています。 返信する 小西 宏 2013年10月26日 20:45 デイリー句会投句 ★ポケットに手を入れ暮れの秋の街 ★台風に土ごと濡れし野原踏む ★団栗をごつり踏みゆく足の裏 返信する 小口泰與 2013年10月27日 9:46 御礼 河野啓一様 「もみじ」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを頂き、楽しく拝読させて頂きました。 過日、志賀高原に紅葉の写真を撮りに行った時の句でした。有難う御座います。 返信する 小口泰與 2013年10月27日 9:49 デイリー句会投句 ★湯煙に誘われ落つるもみじかな ★峪もみじ激つ瀬力ゆるめざる ★高らかに馬の雄叫び秋高し 返信する 河野啓一 2013年10月27日 11:13 デイリー句会投句 ★大和川秋水注ぐちぬの海 ★秋日和六甲山は西の空 ★柿二つ枝に揺れおり昼下がり 返信する 多田有花 2013年10月27日 18:29 デイリー句会投句 故郷の庭になりたる無花果食ぶ 嵐去り峰のもみじ葉始まりぬ 柿を干す陽のよくあたる軒先に 返信する 多田有花 2013年10月27日 18:33 好きな句 ★白樺のもみじや志賀の空ゆたか/小口泰與 「志賀」の地名に以前よくスキーに通ったことを思い出しました。 脳裏に浮かぶのは雪景色ばかりですが、白樺のもみじは素晴らしく美しいことでしょう。 返信する 小西 宏 2013年10月27日 20:35 好きな句 ☆柿を干す陽のよくあたる軒先に /多田有花☆ 柿を干すとき、それこそ軒いっぱいに柿色を連ねるのですね。その明るさ。それとともに、陽の温みをありがたく思う季節にもなりました。ゆったりと秋を楽しんでおられます。 返信する 小西 宏 2013年10月27日 20:37 デイリー句会投句 ★秋高し母誕辰の小さな窓 ★大柄の葉に秋深しプラタナス ★辛酒を酌んで次第に暮れの秋 返信する 古田敬二 2013年10月27日 21:59 デイリー句会投句 見事さを土に並べて掘る甘藷 鍬先に期待の大きさ薩摩芋 夕風に吹かれしなやか芒叢 返信する 桑本栄太郎 2013年10月27日 22:13 デイリー句会投句 ★双葉菜の稚き列のうねりけり ★畝ごとの背丈や秋の蔬菜畑 ★放棄田の風透き通る泡立草 返信する 高橋秀之 2013年10月28日 5:57 デイリー句会投句 ★ゆっくりと歩む金木犀の横の道 ★空からの眩しい木漏れ日薄紅葉 ★一面の堤のススキは同じ向き 返信する 小口泰與 2013年10月28日 9:21 御礼 多田有花様 「白樺もみじ」の句を好きな句にお取り上げ頂き、そのうえ、素晴らしいコメントを頂き有難う御座いました。 白樺もみじの名所「平床」で作りました句です。 返信する 小口泰與 2013年10月28日 9:24 デイリー句会投句 ★雨粒のとうかんかくや草の花 ★岩削り白波起つや蔦もみじ ★無残やな一夜に消ゆるもみじかな 返信する 河野啓一 2013年10月28日 10:24 デイリー句会投句 ★秋高しパソコントラブル解消し ★虫食いの柿小さくも柿は柿 ★うす紅葉庭梅今年もごくろうさん 返信する 桑本栄太郎 2013年10月28日 18:01 デイリー句会投句 ★バスを待つ間にも充ち来る金木犀 ★実みずきの葉の落ち天へ青空へ ★”のぞみ号”秋の西日へ奔りけり 返信する 多田有花 2013年10月28日 18:54 デイリー句会投句 朝霧の晴れゆく平野を見下ろせり 白菊や朝の空気の清しさに まだありし晩稲に日差し傾きぬ 返信する 多田有花 2013年10月28日 18:57 お礼 小西 宏さま、 「柿を干す陽のよくあたる軒先に」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 車で走っていて、たくさん柿を干しておられる家の前を通りました。 秋も末の色彩です。 返信する 多田有花 2013年10月28日 18:59 好きな句 見事さを土に並べて掘る甘藷/古田敬二 収穫の喜びですね。 丹精こめて育てられたサツマイモ、その大きさを愛でるように大地の上に並べられています。 うれしさと誇らしさが伝わってきます。 返信する 小口泰與 2013年10月29日 9:21 デイリー句会投句 ★老斑の掌(て)や秋の夜の独り酒 ★身綺麗に歳をとりたや蔦紅葉 ★山風や身の丈越えし花すすき 返信する 河野啓一 2013年10月29日 11:31 デイリー句会投句 ★青空に揺れて耀く柿の赤 ★夕陽浴び柿に群がる小鳥かな ★列島の空秋晴れる偏西風 返信する 河野啓一 2013年10月29日 11:42 好きな句 ★”のぞみ号”秋の西日へ奔りけり/多田有花 西へ向かう新幹線がレールの音も軽やかに通り過ぎて行き、やがて小さく赤い夕陽の中に消えて行った。これも秋の風物詩の一つではないかと感じました。新幹線は西へ向かうのがいいですね。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月29日 18:24 デイリー句会投句 ★梢より紅葉初め居り嵐あと ★新築の捗る庭に金木犀 ★生駒嶺や秋の夕日の茜雲 返信する 桑本栄太郎 2013年10月29日 19:05 好きな句 ★山風や身の丈超えし花すすき/小口泰與 山風に吹きさらされている花すすきの光景が一瞬に想われます。「身の丈を越える花すすき」とのものの見方に、晩秋から冬近しの時季の寂寥感が漂い風情を感じます。 返信する 佃 康水 2013年10月29日 19:09 デイリー句会投句 ★通草の実三つ葉添えある道の駅 ★石蕗咲きて鯉跳ね上がる音近し ★色変えぬ松へ耀く被爆川 返信する 小西 宏 2013年10月29日 20:33 デイリー句会投句 ★虫食いの桜紅葉の鉄仮面 ★十月の冷たき細き雨の薔薇 ★松茸に見立てエリンギ二人鍋 返信する 古田敬二 2013年10月29日 22:27 デイリー句会投句 子を待てば木の実落ち来る音たてて 夜のうちに庭に降り敷く秋の花 のぼたんの色鮮やかに敷くあした 返信する 小口泰與 2013年10月30日 9:09 御礼 桑本栄太郎様 「花すすき」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを頂き有難う御座います。楽しく拝読させて頂きました。 返信する 小口泰與 2013年10月30日 9:12 デイリー句会投句 ★渋柿の熟する頃や禽の声 ★ごつき手に秋ばら提げて尋ね来し ★秋空や稲わらロールおちこちに 返信する 迫田和代 2013年10月30日 10:27 デイリー句会投句 ★山歩き向こうの紅葉と水の音 ★祭終え澄んだ空には秋の月 ★秋の雲流れ流れて何処へ行く 返信する 河野啓一 2013年10月30日 17:13 デイリー句会投句 ★銀杏の零れし道をゆっくりと ★鳥威路傍の田にも存在し ★パラリンピック目指して秋のトレーニング 返信する 多田有花 2013年10月30日 17:54 デイリー句会投句 地下足袋をはき晩秋の山歩く 新聞にくるんで保存新高梨 残る虫テニスコートのそばの闇 返信する 多田有花 2013年10月30日 17:57 栄太郎さまの御句です 啓一さま、 「”のぞみ号”秋の西日へ奔りけり」は桑本栄太郎さまの御句です。 西へ向かうのぞみですね。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月30日 19:47 デイリー句会投句 ★生垣のめぐる香りや金木犀 ★実みずきの天向く紅や青空に ★三川の集う中州や芒照る 返信する 桑本栄太郎 2013年10月30日 19:53 好きな句 ★地下足袋をはき晩秋の山歩く/多田有花 晩秋の頃の山歩きともなれば、栗の毬、木の実、小枝など狭くて急峻な山道に一杯です。軽くて足下も滑らず地下足袋で山歩きとは大変納得です。山歩きの足下の光景が鮮やかに見えるようです。 返信する 小西 宏 2013年10月30日 21:05 デイリー句会投句 ★道濡れて秋落葉の黄の香り ★小さき鎌手に芋掘りの保育園 ★枝撓め柿満々と大空へ 返信する 古田敬二 2013年10月30日 23:18 デイリー句会投句 落花生干せばからから実る音 びっしりと殻に詰まりし落花生 夕暮れの濡れ縁に干す落花生 返信する 祝恵子 2013年10月31日 10:06 お礼 小西 宏様、「今朝の雨干されし稲の雫落つ」に嬉しいコメントを戴ありがとうございました。 お礼が遅くなりました。 返信する 祝恵子 2013年10月31日 10:11 デイリー句会投句 ★吾影は右を離れず秋朝日 ★十月や押し花と遊ぶ楽しさ ★よく降って秋苗ぐんと伸び育つ 返信する 小口泰與 2013年10月31日 12:24 デイリー句会投句 ★昃(かげ)り来て木犀匂う帰り路 ★白樺ともみじの模写の水面かな ★間眼に漆もみじや黙を解く 返信する 河野啓一 2013年10月31日 16:57 おわび 桑本栄太郎さま 多田有花さま お名前を取り違えて大変失礼いたしました。ご容赦ください。 返信する 河野啓一 2013年10月31日 17:01 デイリー句会投句 ★穂芒も揺れる畦道自転車で ★うろこ雲仰いで朝の冷気かな ★砂防ダム大雨に耐え秋高し 返信する 多田有花 2013年10月31日 17:35 デイリー句会投句 朱に変わる熟柿に夕陽やわらかく 挨拶を交わして別れ菊の前 暮の秋雲より漏れる光の矢 返信する 多田有花 2013年10月31日 17:37 お礼 桑本栄太郎さま、 「地下足袋をはき晩秋の山歩く」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 まだ近所の山の散歩に数日はいてみただけですが、慣れてきたらもう少し長めの山行にも使ってみたいと考えています。 返信する 多田有花 2013年10月31日 17:40 好きな句 ★小さき鎌手に芋掘りの保育園/小西 宏 可愛いですね。子供用の鎌というのもあるのでしょうか。 田植えも稲刈りの芋掘りも餅つきも今は家庭ではなく、保育園や学校で体験する行事になりつつあります。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月31日 17:49 デイリー句会投句 ★山風の吹けば稲滓火煙りけり ★医科大の構内銀杏の黄葉かな ★十月の果つや夕日のビルに影 返信する 桑本栄太郎 2013年10月31日 18:06 御礼 河野啓一様 「”のぞみ号”秋の西日へ奔りけり」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。貴コメントにて小生の句へのコメントとして成立しましたので、此処に御礼を申し上げます。先日、阪急電車にて夕刻の帰宅途中猛烈なスピードで西へ向かう新幹線”のぞみ”号とすれ違いました。夕日の中を西へ向かう新幹線に一瞬、晩秋を感じました。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月31日 18:11 好きな句 ★うろこ雲仰いで朝の冷気かな/河野啓一 小生も今朝早く起床時にカーテンを開けて青空を仰ぎました。朝の冷気の中にうろこ雲が天高くありました。大変共感に一句です。日毎に朝夕の冷え込みが鋭くなり、いよいよ晩秋、冬隣ですね!!。 返信する 桑本栄太郎 2013年10月31日 18:20 好きな句 ★朱に変わる熟柿に夕陽やわらかく/多田有花 小生の田舎の実家には子供の頃甘柿が無く、渋柿の熟柿を下から仰ぎ見て、熟れる頃を待っていました。良く熟しますと、夕陽に照らされ朱色に透き通るのです。懐かしくも記憶の深奥に残っている良い光景です。 返信する 小西 宏 2013年10月31日 19:26 好きな句 ☆山風の吹けば稲滓火煙りけり / 桑本栄太郎☆ 「稲滓火(いなしび).」のこと、私はまったく知らなかったのですが、稲藁屑を燃やす事なのだそうですね。昔は稲藁も様々に活用されたのでしょうが、今はみな燃やされてしまうのでしょうか。確かに、晩秋の田園を訪ねると草を燃やすにおいが強く香ります。美しい田園の描写に心が広がります。 返信する 小西 宏 2013年10月31日 19:28 デイリー句会投句 ★秋うらら黄の新しき欅道 ★柿落ちて小犬惑える帰り道 ★街燈に桜紅葉の薄明かり 返信する 黒谷光子 2013年10月31日 20:20 デイリー句会投句 灯篭に触れる一枝薄紅葉 青空を分かつ筋雲秋の昼 里芋の初物真中に夕餉膳 返信する 多田有花 2013年11月1日 17:41 お礼 桑本栄太郎さま、 「朱に変わる熟柿に夕陽やわらかく」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 柿はりんごやみかんと異なりほぼ全国の庭先にあって、幼いころの思い出とつながっている人が多いように思います。 柿のあの熟れた朱色は郷愁の色でもありますね。 返信する 桑本栄太郎 2013年11月1日 22:13 御礼 小西 宏様 「山風の吹けば稲滓火煙りけり」の句をお選び頂き、嬉しいコメントもお添え頂き、大変有難うございます。先日、高槻市へ出かけた折の、電車の車窓からの光景です。「稲滓火」とは田圃に残った藁屑を集めたもの、又、籾殻などを田圃で焼きその灰を肥料とします。稲藁は嘗ての農家では牛舎の堆肥としていましたが、現在では畑のマルチ、牛農家などに行きます。夕刻の田圃に煙が風に棚引く光景は晩秋の穏やかな風情があって好きな光景です。 返信する 河野啓一 2013年11月5日 9:58 お礼 桑本栄太郎さま 「うろこ雲仰いで朝の冷気かな」をおとり上げくだされ、共感のコメントを頂戴しまして誠に有難うございました。昨日は木枯らしが吹いたとのこと、間もなく冬ですね。 返信する 河野啓一 2013年11月5日 10:04 デイリー句会投句 ★秋深し宮城の歓声全国に ★空晴れて山茶花の蕾数え見る ★神無月出雲の土産は神在月 返信する
コメント
デイリー句会投句
★花そばや溶岩の傾斜に道祖神
★峪筋の禽の高音や紅葉時
★ままごとのお椀かろしや赤のまま
デイリー句会投句
★虫食いの葉でもまあるい柿の実が
★麗らかや妻はパン屋へパン買いに
★はらからに電話を掛ける秋の午後
デイリー句会投句
★秋雨や楚々と色づく庭の木々
★雨雲の峰駆け昇り山粧ふ
★実みずきの桂西口駅の雨
デイリー句会投句
★朝日差す黄葉うすき白樺に
★休耕の畑よりの湯気霧深む
★笹青き知床五胡のきりぎりす
デイリー句会投句
杜鵑草旅終え帰れば真っ盛り
赤々と入日に映える唐辛子
陽の色の唐辛子採る夕来たる
デイリー句会投句
★掌へ全き熟柿捥ぎくれる
★楝の実空の青さへ磨かれる
★池淵へ寄り来る鯉へ石蕗の花
訂正のお願い
一句めのもぐの字が明確に出て居ませんので
★掌へ全き熟柿もぎくれる
と訂正を宜しくお願い申し上げます。
デイリー句会投句
★鳶を追う阿修羅の鴉秋の暮
★朝寒の雨粒いよよ白きかな
★白波を起こす風道秋の湖
デイリー句会投句
★今日もまた広い空あり菊日和
★春竹の林の穴から朝日射し
★実を落としだけど青々銀杏の葉
デイリー句会投句
★柿の葉のきらきら光る朝の風
★台風の進路気になる昨日今日
★秋冷の気を切りさいてバイク行く
デイリー句会投句
秋晴れや信号は全て青で過ぎ
澄む水をたたえし寺の手水鉢
石蕗の花黄色き蝶の来てとまる
好きな句
★掌へ全き熟柿もぎくれる/佃 康水
熟柿の色と手触りが伝わってきます。
そっと両手で受け止められた、そういう気がします。
デイリー句会投句
★杓子菜の穫られ菜屑の乱れけり
★コスモスの風の狼藉絶え間なし
★蘆刈の空開かれて明らかに
好きな句
★掌へ全き熟柿もぎくれる/佃 康水
渋柿が真っ赤に透き通るように熟れたものが熟柿。今では誰も採る人はいなくなったが、小さな子供の頃は竹はさみの竿でそっと取ったものである。そっと両手で受けて頂く、その光景が懐かしく想われ、素敵な一句。
好きな句
★秋冷の気を切りさいてバイク行く/河野啓一
早朝はかなり冷え込んで来ました。白々と秋の暁の頃、新聞屋さん、牛乳配達、バイクの早朝出勤の音を良く聞きます。「秋冷の気を切りさく」との措辞が素晴らしい効果の一句です!!。
好きな句
☆今日もまた広い空あり菊日和 /迫田和代☆
菊を育てる、菊を見る、どんな楽しみ方にも秋空の青さ、広さがよく似合いますね。「今日もまた」に心の膨らみが伝わります。
デイリー句会投句
★アカゲラのせせらぎに来て枝の揺れ
★脚弾む道に団栗うかと踏む
★黄落の白樺染める夕日影
デイリー句会投句
秋祭り果て山影に月上る
秋冷の入り来る列車止まるたび
朝の陽に落ちしばかりの栗光る
御礼
多田有花様 桑本栄太郎様
「熟柿」の句に素晴らしいお言葉を頂き大変嬉しく読ませて頂きました。何時も散策していて顏馴染みになった方が無傷の熟柿を「柿をもぐ者が居らん!食べんさい」とそっと掌にのせて下さいました。ひやっとした感覚、朱色の熟柿を遠い昔を思い出しながら美味しく頂きました。
デイリー句会投句
★木犀や夕べの風を身の内に
★群れなして阿鼻叫喚の稲雀
★風に反り風にたわわや散る柳
お礼
桑本栄太郎さま
★秋冷の気を切りさいてバイク行く の句をおとり上げくださり、嬉しいコメント有り難うございました。朝のバイクの音は、寒さの中にも“さあ起きねば”の気分をもたらしてくれますね。
お礼
小西 宏様
10/22(今日もまた広い空あり菊日和)をお好きな句にお入れ戴き、とても嬉しかったです。何時も素敵な句に、励まされます。今年は、秋が短かかったですね。もうすぐ冬ですから。
デイリー句会投句
★秋野行く厚き雨雲仰ぎつつ
★庭先の小菊を摘めば雨模様
★柿の実の雨に濡れたる艶の良き
デイリー句会投句
秋晴れに宗祖の遺蹟訪ぬ旅
筋塀の続く寺町薄紅葉
街の灯のひろびろ秋の高速道
デイリー句会投句
★双葉菜の列の乱れに野風かな
★秋蝶の日差しに酔いてさ迷える
★木の実降る水面の楽となりにけり
デイリー句会投句
夕されば濡れてさびしき柿落ち葉
子を待てば濡れてさびしき柿落ち葉
あけび揺れるほんのちょっぴりほほ笑ん
好きな句
☆庭先の小菊を摘めば雨模様 /河野啓一☆
雨もよいの秋空の下、庭の小菊が清らかに可憐です。
デイリー句会投句
★椋鳥の柿の実散らし騒がしき
★団栗の茶の濃くなりぬ艶放ち
★日を避けて通りし径の今は黄葉(もみじ)
お礼
小西宏さま
「庭先の小菊」に素敵なコメントを頂戴し誠に有難うございました。
デイリー句会投句
★雨上がり待ちかね庭に小鳥来る
★石榴の実威風堂々裂けており
★星屑の匂うごとくに金木犀
デイリー句会投句
★秋茄子の乾ぶるままや風の中
★来る雲の千変万化野分かな
★外に出づと虫の音絶ふる朝かな
デイリー句会投句
★雨降れば楚々と色付く柿の村
★雨に濡れ黄花コスモス更に映え
★秋雨を夢に聞きおり夜もすがら
デイリー句会投句
昇る月ほどよく散りし雲照らす
霜降の窓に静かな雨の音
晩秋の嵐ゆっくり近づきぬ
デイリー句会投句
秋祭りだんじりを引く綱太し
軋みつつだんじり坂を秋まつり
さわやかに幟はためく秋まつり
好きな句
☆昇る月ほどよく散りし雲照らす /多田有花☆
雲は月の障害物のように言われることもありますが、月光を受けて輝く雲の姿も美しく、心慰められるところがありますね。
デイリー句会投句
★刈蘆の蘖(ひこばえ)の田に小鷺立つ
★霧雨のロマンスグレー桜の葉
★実ばかりとなる花水木秋寒し
デイリー句会投句
★草深き秋野のほとり吾立ちぬ
★赤バラの小さきを愛でて窓開ける
★秋の夜や今宵も句作はインターネット
好きな句
☆昇る月ほどよく散りし雲照らす /多田有花
「程よく散りし」に実感がこもっていると思いました。風のある夜、散らばった白い雲を上りつつ照らしつつ登ってゆく秋の月。趣のある風情です。
デイリー句会投句
★警報のテレビ画面や野分荒れ
★荒畑の雨に明るき泡立草
★束ねらる小菊咲き初む朝の雨
好きな句
★昇る月ほどよく散りし雲照らす/多田有花
美しいお月さまには、雲のお供は付き物ですね?快晴の夜空にお月さまだけですと、孤独に思える小生です。お月さまに照らされ、戯れる雲が趣き豊かに想われます。
好きな句
荒畑の雨に明るき泡立草/桑本栄太郎
当地では昨夜珍しく町内放送での注意予報が出されました。結果的には大事なく過ぎ安堵しています。そんな中、もっとも明るく咲いているのは泡立ち草ですね。蔓延る力も強い様です。写真を見る様に目に浮かんで参りました。
デイリー句会投句
霜降の日松の菰巻き
★菰巻きや縄目きりりと立ち揃い
★伽藍まで伸び行く松は色変えず
★水音の高き小流れ石蕗の花
デイリー句会投句
蛍光灯終日点し秋の雨
直角に台風曲がり沖を去る
灯火親し深海生物写真集
お礼
宏さま、啓一さま、栄太郎さま、
「昇る月ほどよく散りし雲照らす」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
旧暦9月19日の月です。
少し雲があると夜空に表情が生まれ、独特の美しさになります。
好きな句
★菰巻きや縄目きりりと立ち揃い/佃 康水
霜降の日に松に菰を巻かれました。
真新しい縄に松が新たな表情を得たことでしょう。
冬を迎える心持ちが整ってきますね。
デイリー句会投句
★あどけなき子犬のあくび花野かな
★瑕謹なき高原の空紅葉かな
★草に沿い草の高さに秋の蝶
デイリー句会投句
夕暮れの秋の山並み田に煙
田に煙山並み逆光紀伊の秋
無人家の芒の白銀新しき
デイリー句会投句
★ごみ箱にごみのない部屋秋晴れや
★遠く来て違う秋晴れ空仰ぎ
★大橋に車多くて秋深し
デイリー句会投句
★白樺のもみじや志賀の空ゆたか
★山裾を飛びゆく霧や笹の音
★しゃりしゃりとりんごを食むや志賀の空
デイリー句会投句
小粒の実雨に光らせ実紫
今朝の雨干されし稲の雫落つ
鵙猛る雨去りいまだ暗き空
御礼
佃 康水様
「荒畑の雨に明るき泡立草」の句をお選びいただき、過分なるコメント頂戴しまして大変有難うございます。台風27号も今の所思ったより被害が少なく、安堵しております。ぶた草とも言われ嫌われる背高泡立ち草ですが、大変な生命力があり、雨の薄暗闇の中でもあの黄色は特に目立って元気な様子です。
デイリー句会投句
★黄葉初む銀杏並木や青空に
★朝日射す狭庭明るく杜鵑草
★山里の道のすがらや威し銃
好きな句
★遠く来て違う秋晴れ空仰ぎ/迫田和代
何処かへ遠出をされたようですね?台風もようやく去り、他所で見上げる秋晴れの空は心から晴れ晴れとしています。その心情に大変共感します。
お礼
桑本 栄太郎様
お好きな句に(遠く来て違う秋晴れ空仰ぎ)をお入れ下さりとても感激しました。有り難う御座いました。今年は秋晴れが少なかったせいか、殊更嬉しいですね。
デイリー句会投句
作務僧が床掃く本堂秋入日
だんじりの屋根の御幣に秋の風
我が家まで木犀香る雨の午後
お礼
多田有花 様
「菰巻きや縄目きりりと立ち揃い」の句へ大変うれしいお言葉を頂き誠に有難うございます。毎年霜降の日に合わせて松の菰巻きが行われますが、300本以上の松がきりりと巻かれ風格が増し一足早い冬支度が整いました。
デイリー句会投句
★通天閣商店街の秋夕日
★寺町の坂をひらひら秋の蝶
★秋空にひびくうたごえデイの午後
好きな句
★白樺のもみじや志賀の空ゆたか/小口泰與
志賀高原の白樺林の紅葉。関西の人間にはわくわくするような景が目に浮かびます。深い青空とゆたかかな紅葉、鮮烈な印象です。
好きな句
☆今朝の雨干されし稲の雫落つ /祝恵子☆
お百姓さんにとっては好ましいことではないのかもしれませんが、そんなこともあるのでしょう。乾された稲に雨の雫が垂れる姿も現実味を帯びていて、ある種の美しさを伝えてくれています。
デイリー句会投句
★ポケットに手を入れ暮れの秋の街
★台風に土ごと濡れし野原踏む
★団栗をごつり踏みゆく足の裏
御礼
河野啓一様
「もみじ」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素晴らしいコメントを頂き、楽しく拝読させて頂きました。
過日、志賀高原に紅葉の写真を撮りに行った時の句でした。有難う御座います。
デイリー句会投句
★湯煙に誘われ落つるもみじかな
★峪もみじ激つ瀬力ゆるめざる
★高らかに馬の雄叫び秋高し
デイリー句会投句
★大和川秋水注ぐちぬの海
★秋日和六甲山は西の空
★柿二つ枝に揺れおり昼下がり
デイリー句会投句
故郷の庭になりたる無花果食ぶ
嵐去り峰のもみじ葉始まりぬ
柿を干す陽のよくあたる軒先に
好きな句
★白樺のもみじや志賀の空ゆたか/小口泰與
「志賀」の地名に以前よくスキーに通ったことを思い出しました。
脳裏に浮かぶのは雪景色ばかりですが、白樺のもみじは素晴らしく美しいことでしょう。
好きな句
☆柿を干す陽のよくあたる軒先に /多田有花☆
柿を干すとき、それこそ軒いっぱいに柿色を連ねるのですね。その明るさ。それとともに、陽の温みをありがたく思う季節にもなりました。ゆったりと秋を楽しんでおられます。
デイリー句会投句
★秋高し母誕辰の小さな窓
★大柄の葉に秋深しプラタナス
★辛酒を酌んで次第に暮れの秋
デイリー句会投句
見事さを土に並べて掘る甘藷
鍬先に期待の大きさ薩摩芋
夕風に吹かれしなやか芒叢
デイリー句会投句
★双葉菜の稚き列のうねりけり
★畝ごとの背丈や秋の蔬菜畑
★放棄田の風透き通る泡立草
デイリー句会投句
★ゆっくりと歩む金木犀の横の道
★空からの眩しい木漏れ日薄紅葉
★一面の堤のススキは同じ向き
御礼
多田有花様
「白樺もみじ」の句を好きな句にお取り上げ頂き、そのうえ、素晴らしいコメントを頂き有難う御座いました。
白樺もみじの名所「平床」で作りました句です。
デイリー句会投句
★雨粒のとうかんかくや草の花
★岩削り白波起つや蔦もみじ
★無残やな一夜に消ゆるもみじかな
デイリー句会投句
★秋高しパソコントラブル解消し
★虫食いの柿小さくも柿は柿
★うす紅葉庭梅今年もごくろうさん
デイリー句会投句
★バスを待つ間にも充ち来る金木犀
★実みずきの葉の落ち天へ青空へ
★”のぞみ号”秋の西日へ奔りけり
デイリー句会投句
朝霧の晴れゆく平野を見下ろせり
白菊や朝の空気の清しさに
まだありし晩稲に日差し傾きぬ
お礼
小西 宏さま、
「柿を干す陽のよくあたる軒先に」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
車で走っていて、たくさん柿を干しておられる家の前を通りました。
秋も末の色彩です。
好きな句
見事さを土に並べて掘る甘藷/古田敬二
収穫の喜びですね。
丹精こめて育てられたサツマイモ、その大きさを愛でるように大地の上に並べられています。
うれしさと誇らしさが伝わってきます。
デイリー句会投句
★老斑の掌(て)や秋の夜の独り酒
★身綺麗に歳をとりたや蔦紅葉
★山風や身の丈越えし花すすき
デイリー句会投句
★青空に揺れて耀く柿の赤
★夕陽浴び柿に群がる小鳥かな
★列島の空秋晴れる偏西風
好きな句
★”のぞみ号”秋の西日へ奔りけり/多田有花
西へ向かう新幹線がレールの音も軽やかに通り過ぎて行き、やがて小さく赤い夕陽の中に消えて行った。これも秋の風物詩の一つではないかと感じました。新幹線は西へ向かうのがいいですね。
デイリー句会投句
★梢より紅葉初め居り嵐あと
★新築の捗る庭に金木犀
★生駒嶺や秋の夕日の茜雲
好きな句
★山風や身の丈超えし花すすき/小口泰與
山風に吹きさらされている花すすきの光景が一瞬に想われます。「身の丈を越える花すすき」とのものの見方に、晩秋から冬近しの時季の寂寥感が漂い風情を感じます。
デイリー句会投句
★通草の実三つ葉添えある道の駅
★石蕗咲きて鯉跳ね上がる音近し
★色変えぬ松へ耀く被爆川
デイリー句会投句
★虫食いの桜紅葉の鉄仮面
★十月の冷たき細き雨の薔薇
★松茸に見立てエリンギ二人鍋
デイリー句会投句
子を待てば木の実落ち来る音たてて
夜のうちに庭に降り敷く秋の花
のぼたんの色鮮やかに敷くあした
御礼
桑本栄太郎様
「花すすき」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを頂き有難う御座います。楽しく拝読させて頂きました。
デイリー句会投句
★渋柿の熟する頃や禽の声
★ごつき手に秋ばら提げて尋ね来し
★秋空や稲わらロールおちこちに
デイリー句会投句
★山歩き向こうの紅葉と水の音
★祭終え澄んだ空には秋の月
★秋の雲流れ流れて何処へ行く
デイリー句会投句
★銀杏の零れし道をゆっくりと
★鳥威路傍の田にも存在し
★パラリンピック目指して秋のトレーニング
デイリー句会投句
地下足袋をはき晩秋の山歩く
新聞にくるんで保存新高梨
残る虫テニスコートのそばの闇
栄太郎さまの御句です
啓一さま、
「”のぞみ号”秋の西日へ奔りけり」は桑本栄太郎さまの御句です。
西へ向かうのぞみですね。
デイリー句会投句
★生垣のめぐる香りや金木犀
★実みずきの天向く紅や青空に
★三川の集う中州や芒照る
好きな句
★地下足袋をはき晩秋の山歩く/多田有花
晩秋の頃の山歩きともなれば、栗の毬、木の実、小枝など狭くて急峻な山道に一杯です。軽くて足下も滑らず地下足袋で山歩きとは大変納得です。山歩きの足下の光景が鮮やかに見えるようです。
デイリー句会投句
★道濡れて秋落葉の黄の香り
★小さき鎌手に芋掘りの保育園
★枝撓め柿満々と大空へ
デイリー句会投句
落花生干せばからから実る音
びっしりと殻に詰まりし落花生
夕暮れの濡れ縁に干す落花生
お礼
小西 宏様、「今朝の雨干されし稲の雫落つ」に嬉しいコメントを戴ありがとうございました。 お礼が遅くなりました。
デイリー句会投句
★吾影は右を離れず秋朝日
★十月や押し花と遊ぶ楽しさ
★よく降って秋苗ぐんと伸び育つ
デイリー句会投句
★昃(かげ)り来て木犀匂う帰り路
★白樺ともみじの模写の水面かな
★間眼に漆もみじや黙を解く
おわび
桑本栄太郎さま
多田有花さま
お名前を取り違えて大変失礼いたしました。ご容赦ください。
デイリー句会投句
★穂芒も揺れる畦道自転車で
★うろこ雲仰いで朝の冷気かな
★砂防ダム大雨に耐え秋高し
デイリー句会投句
朱に変わる熟柿に夕陽やわらかく
挨拶を交わして別れ菊の前
暮の秋雲より漏れる光の矢
お礼
桑本栄太郎さま、
「地下足袋をはき晩秋の山歩く」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
まだ近所の山の散歩に数日はいてみただけですが、慣れてきたらもう少し長めの山行にも使ってみたいと考えています。
好きな句
★小さき鎌手に芋掘りの保育園/小西 宏
可愛いですね。子供用の鎌というのもあるのでしょうか。
田植えも稲刈りの芋掘りも餅つきも今は家庭ではなく、保育園や学校で体験する行事になりつつあります。
デイリー句会投句
★山風の吹けば稲滓火煙りけり
★医科大の構内銀杏の黄葉かな
★十月の果つや夕日のビルに影
御礼
河野啓一様
「”のぞみ号”秋の西日へ奔りけり」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。貴コメントにて小生の句へのコメントとして成立しましたので、此処に御礼を申し上げます。先日、阪急電車にて夕刻の帰宅途中猛烈なスピードで西へ向かう新幹線”のぞみ”号とすれ違いました。夕日の中を西へ向かう新幹線に一瞬、晩秋を感じました。
好きな句
★うろこ雲仰いで朝の冷気かな/河野啓一
小生も今朝早く起床時にカーテンを開けて青空を仰ぎました。朝の冷気の中にうろこ雲が天高くありました。大変共感に一句です。日毎に朝夕の冷え込みが鋭くなり、いよいよ晩秋、冬隣ですね!!。
好きな句
★朱に変わる熟柿に夕陽やわらかく/多田有花
小生の田舎の実家には子供の頃甘柿が無く、渋柿の熟柿を下から仰ぎ見て、熟れる頃を待っていました。良く熟しますと、夕陽に照らされ朱色に透き通るのです。懐かしくも記憶の深奥に残っている良い光景です。
好きな句
☆山風の吹けば稲滓火煙りけり / 桑本栄太郎☆
「稲滓火(いなしび).」のこと、私はまったく知らなかったのですが、稲藁屑を燃やす事なのだそうですね。昔は稲藁も様々に活用されたのでしょうが、今はみな燃やされてしまうのでしょうか。確かに、晩秋の田園を訪ねると草を燃やすにおいが強く香ります。美しい田園の描写に心が広がります。
デイリー句会投句
★秋うらら黄の新しき欅道
★柿落ちて小犬惑える帰り道
★街燈に桜紅葉の薄明かり
デイリー句会投句
灯篭に触れる一枝薄紅葉
青空を分かつ筋雲秋の昼
里芋の初物真中に夕餉膳
お礼
桑本栄太郎さま、
「朱に変わる熟柿に夕陽やわらかく」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
柿はりんごやみかんと異なりほぼ全国の庭先にあって、幼いころの思い出とつながっている人が多いように思います。
柿のあの熟れた朱色は郷愁の色でもありますね。
御礼
小西 宏様
「山風の吹けば稲滓火煙りけり」の句をお選び頂き、嬉しいコメントもお添え頂き、大変有難うございます。先日、高槻市へ出かけた折の、電車の車窓からの光景です。「稲滓火」とは田圃に残った藁屑を集めたもの、又、籾殻などを田圃で焼きその灰を肥料とします。稲藁は嘗ての農家では牛舎の堆肥としていましたが、現在では畑のマルチ、牛農家などに行きます。夕刻の田圃に煙が風に棚引く光景は晩秋の穏やかな風情があって好きな光景です。
お礼
桑本栄太郎さま
「うろこ雲仰いで朝の冷気かな」をおとり上げくだされ、共感のコメントを頂戴しまして誠に有難うございました。昨日は木枯らしが吹いたとのこと、間もなく冬ですね。
デイリー句会投句
★秋深し宮城の歓声全国に
★空晴れて山茶花の蕾数え見る
★神無月出雲の土産は神在月