●投句箱1月21日~31日● 2014年1月31日 06:43 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2014年1月21日 9:20 デイリー句会投句 ★うらうらと煙り昇りしどんどかな ★欄干に火の温もりのどんどかな ★寒梅やうやうやしけれ浅間山 返信する 下地鉄 2014年1月21日 18:06 デイリー句会投句 ★さざ波をさざ波崩す初日の出 ★甘蔗(キビ)の穂の刈られてあわれ風の途 ★巡る秒針一瞬の寒光 返信する 桑本栄太郎 2014年1月21日 18:08 デイリー句会投句 ★水のなき川の中州や真菰枯る ★涸川のしろき蛇行のさざれかな ★枯草のあまた下流へしなりけり 返信する 桑本栄太郎 2014年1月21日 19:19 好きな句 ★甘藷(キビ)の穂の刈られてあわれ風の途/下地 鉄 当地では稲株を寒風が吹き抜ける冬田の光景ですが、御地では甘藷(キビ)の穂が刈られ、もの侘しい光景なのですね?「風の途」との措辞が新鮮で好きな一句です。 返信する 小西 宏 2014年1月21日 21:29 好きな句 ☆さざ波をさざ波崩す初日の出 /下地鉄☆ 浜を洗うさざ波は、帰る波を崩しつつ、また交わりつつ寄せ返しています。その悠久の営みの中に初日を見る。これまた古く新しく。 返信する 小西 宏 2014年1月21日 21:31 デイリー句会投句 ★梢なる三寒四温小鳥鳴く ★桜立ち固き冬芽を青空へ ★探梅や枝に粒する淡き紅 返信する 佃 康水 2014年1月21日 21:35 好きな句 ☆涸川のしろき蛇行のさざれかな/桑本栄太郎 冬の川はいよいよ渇水期になって水量が減り中州が出来たり水の流れが細くなって来るのですね。こんな事を言っている私は実は俳句のご縁を頂いてから知ったことです。皆さんの句やコメントから勉強させて頂いています。御句から冬の川の情景が鮮明に見えて参ります。 返信する 佃康水 2014年1月21日 21:37 デイリー句会投句 ★日々白く膨らみ増せる寒椿 ★蠟梅や枝奔放に黄を満たし ★寒鯉や水面へあぶく二つ三つ 返信する 佃 康水 2014年1月21日 21:43 訂正のお願い すみません上記の2句目は ★ろう梅や枝奔放に黄を満たし です。訂正をお願い申し 上げます。「ろう」の字が出ないようです。 返信する 多田有花 2014年1月21日 22:10 デイリー句会投句 冬川の河口にかかる橋三本 寒中の沖の霞める上天気 冷たさの中に日差しの明るさよ 返信する 高橋秀之 2014年1月21日 22:19 デイリー句会投句 ★街灯の白き光を寒椿 ★寒風に潮の香りも流れ去る ★街路樹に固き冬芽の見え始む 返信する 古田敬二 2014年1月21日 23:41 デイリー句会投句 初句会円座に明るき陽の射して 初手前真綿のごとき菓子添えて 初旅や木曽三川をひとまたぎ 返信する 小口泰與 2014年1月22日 9:00 デイリー句会投句 ★髭面の蝦夷(えみし)の裔や寒造 ★ひれ酒や遠き日のかの港町 ★痛さじんじん手袋の中の指 返信する 多田有花 2014年1月22日 16:25 デイリー句会投句 山の木の枝先すべて春を待つ スマッシュに飛びつく少年白き息 マフラーをしてプレーする夜のコート 返信する 祝恵子 2014年1月22日 18:32 デイリー句会投句 ★寒晴れや古都の歩きを踏みしめて ★冬境内蹴鞠の場所を囲いあり ★苔に落つ山茶花白し銀閣寺 返信する 桑本栄太郎 2014年1月22日 18:37 お礼 佃 康水様 「涸川のしろき蛇行のさざれかな」の句をお選び頂き、過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。先日、外出の折、車窓より冬の渇水期の川を眺めました。川底が乾上り、川の蛇行のままにさざれ石が沿い、流れるように白くありました。去年の集中豪雨の時を思えば、嘘のような荒涼たる光景です。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月22日 18:38 デイリー句会投句 ★寒林の凛と蒼天ささえけり ★白鷺の足せせり居り寒の川 ★峰筋の白き明かりや寒の暮れ 返信する 下地鉄 2014年1月22日 18:41 お礼 桑田栄太郎様「甘蔗の穂の・・・」の拙句に又小西宏様「さざ波のさざ波崩し・・・・」の句を選いただき有難き鑑賞も頂き有難うございました。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月22日 18:47 好きな句 ★寒晴れや古都の歩きを踏みしめて/祝 恵子 寒晴れの中、古都、京都の冬の散策を楽しまれたようですね?日差しはかなりあっても、凛々と厳しい京都の底冷えが「踏みしめて」との措辞に窺がえ素敵です。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月22日 18:55 好きな句 ★スマッシュに飛びつく少年白き息/多田有花 この寒の最中、テニスコートでテニスに夢中になり、コート狭しと駆け巡る少年の溌剌たる肢体が想われて素敵です。若さゆえの特権のようですね!!。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月22日 19:04 好きな句 ★髭面の蝦夷(えみし)の裔や寒造/小口泰與 今の時季はお酒の寒造りの最中ですね?頭に手拭いを置き、髭面の杜氏の忙しく立ち振る舞う作業姿が想われ素敵な一句です。「蝦夷の裔」との措辞は、杜氏の姿にぴったり効果的ですね!!。 返信する 小西 宏 2014年1月22日 21:31 好きな句 ☆苔に落つ山茶花白し銀閣寺 /祝恵子☆ 大昔に尋ねた銀閣寺の記憶は相当薄らいでしまっておりますが、緑を保つ苔の庭に散る山茶花の白は、新たなイメージを形作ってくれました。 返信する 小西 宏 2014年1月22日 21:32 デイリー句会投句 ★池底に枯葉沈めて陽の波紋 ★冬晴れに梢剪られしプラタナス ★放課後のゴールキーパー日脚伸ぶ 返信する 小口泰與 2014年1月23日 9:55 御礼 桑本栄太郎様 「寒造」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素敵なコメントを賜わり有難う御座いました。楽しく拝読させて頂きました。 返信する 小口泰與 2014年1月23日 9:57 デイリー句会投句 ★蝋梅や灯し続けし和蝋燭 ★着ぶくれてお国訛りの立ち話 ★青空や羽音激しき寒烏 返信する 下地鉄 2014年1月23日 10:11 デイリー句会投句 ★残照に一声のこし寒鴉 ★寒晴れや海の蒼さに空の青 ★山峡の小窓に覗く寒灯 返信する 小川和子 2014年1月23日 10:12 デイリー句会投句 冬芽の枝生気充たしつ天を指す 川魚馳走と囲む寒の内 友の着るセーター編目美しき 返信する 多田有花 2014年1月23日 17:18 デイリー句会投句 待春の梅の蕾の膨らみぬ 可愛らしきものを買うなり寒の内 蝋梅の香の範疇にいま入る 返信する 多田有花 2014年1月23日 17:22 お礼 桑本栄太郎さま、 「スマッシュに飛びつく少年白き息」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 夜のテニスコート、大人は着膨れてプレーしていますが、隣のコートの少年少女たちは、動きも軽やかで寒さなど知らない、まさに「風の子」です。 返信する 多田有花 2014年1月23日 17:26 好きな句 ★放課後のゴールキーパー日脚伸ぶ/小西宏 大寒ともなると夕暮れ時が遅くなっています。 その中でクラブ活動の練習ですね。 返信する 河野啓一 2014年1月23日 18:29 デイリー句会投句 ★沖白く流氷来るオホーツク ★冬ざれの丘にも明るき色見えて ★鵯の思い思いに枯れ枝に 返信する 河野啓一 2014年1月23日 18:37 好きな句 ★梢なる三寒四温小鳥鳴く/小西宏 三寒四温で蕾も少しずつ膨らみかけるのでしょう。梢なる三寒四温、が小鳥を呼んでいるのが素晴らしいと思いました。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月23日 18:57 好きな句 ★放課後のゴールキーパー日脚伸ぶ/小西 宏 放課後の部活もひとしきり終わり、人気の少なくなったグランドでサッカー部のゴールキーパーだけが居残りで練習している・・・。時間はかなり遅くなっているものの、まだ薄明かりのグランドである。全体の句の調べも素晴らしく、春隣の詩情が満ち溢れていて素敵な好きな一句です。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月23日 19:12 デイリー句会投句 ★凍窓のエンジン噴かす朝の音 ★峰襞の白きまだらや寒の晴れ ★山茶花の土堤に紅敷く坂をゆく 返信する 小西 宏 2014年1月23日 21:07 好きな句 ☆可愛らしきものを買うなり寒の内 /多田有花☆ 「寒」という、ちょっと古めかしい季感のこの頃ですが、春待つ今だからこそ「可愛らしきもの」を眺め、買ってみたいと思うのでしょう。心が弾みます。 返信する 小西 宏 2014年1月23日 21:09 お礼 河野啓一さま 「梢なる三寒四温小鳥鳴く」に嬉しいお言葉をお送り下さり、たいへんありがとうございました。厳しい寒さはまだまだこれからですが、木々も小鳥も、春到来を待ちかねて活動を始めているようです。 返信する 小西 宏 2014年1月23日 21:10 お礼 多田有花さま、桑本栄太郎 「放課後のゴールキーパー日脚伸ぶ」へのお言葉、たいへん嬉しく頂戴いたしまた。 むろん守る者も蹴る者も元気よく動いていたのですが、ゴールキーパーの真剣な眼差しと動きが特に印象に残りました。ついこの前までは、少年たち(少女たちもいます)のクラブ活動も夕闇の中で行われていました。 返信する 小西 宏 2014年1月23日 21:14 デイリー句会投句 ★三浦路のバス大根の天日干し ★窓青し西高東低みかん剥く ★風凪いで冬日の温し砂遊び 返信する 小口泰與 2014年1月24日 8:51 デイリー句会投句 ★嫗(おうな)らの噂ばなしやちゃんちゃんこ ★手袋の中じんじんと痺れけり ★盛んなる利根の白波暖炉かな 返信する 祝恵子 2014年1月24日 11:07 お礼 桑本栄太郎様、「寒晴れ」へ素敵なコメントを頂きましてありがとうございました。やはり冷え込むような京都でした。 小西 宏様、「山茶花」に嬉しいコメントを頂きましてありがとうございました。苔に二三花落ちている山茶花、素敵でした。 返信する 下地鉄 2014年1月24日 13:31 デイリー句会投句 ★星屑の離れて美しき寒の空 ★点眼の日に5度となり日脚のぶ ★寒晴れや硬便やっと出でにけり 返信する 桑本栄太郎 2014年1月24日 17:13 デイリー句会投句 ★剪定の瘤より枝の冬芽かな ★こんもりと桂離宮や寒の暮れ ★部活子の声駈けめぐり日脚伸ぶ 返信する 多田有花 2014年1月24日 17:36 デイリー句会投句 晩冬を思う日差しの明るさに 城跡の古刹の庭の実南天 夕空の底金色に日脚伸ぶ 返信する 多田有花 2014年1月24日 17:39 お礼 小西宏さま、 「可愛らしきものを買うなり寒の内」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 印鑑ケースがほしいな、と思っていたら、郵便局の窓口でキティちゃんの印鑑ケースを売っていました。 郵便局限定とのことで、買い求めました。 返信する 多田有花 2014年1月24日 17:46 好きな句 ★三浦路のバス大根の天日干し/小西宏 三浦大根で有名な神奈川県の三浦半島。 ずらりと大根が並んでいるのでしょうか。 返信する 小西 宏 2014年1月24日 21:26 お礼 多田有花さま 「三浦路のバス大根の天日干し」に目をお留めいただき、また、お言葉をお寄せくださりたいへんありがとうございます。浜辺に大根の干されている姿はいいものです。夏場は海水浴場になっていたような気もするのですが、記憶は定かではありません。 返信する 小西 宏 2014年1月24日 21:28 デイリー句会投句 ★南より悠々と雲春を待つ ★ひとり座し釣り果なけれど冬日和 ★枯れ枝の空透き青を耀かせ 返信する 佃 康水 2014年1月24日 21:33 好きな句 ☆星屑の離れて美しき寒の空/下地 鉄 冷え冷えとしたそして澄み渡った寒の空。星屑が散らばりさぞ美しく見えて居るのでしょう。何となくロマンチックな夜空です。沖縄の寒ってどんなんだろうと興味が湧きます。 返信する 佃 康水 2014年1月24日 21:38 デイリー句会投句 ★梅蕾ふふみ瑞枝は空を差し ★鴨の群日差す中洲に丸まれり ★池深く色滲ませて寒の鯉 返信する デイリー句会投句 2014年1月25日 9:55 Unknown ★海風に揺れる水仙しんとして ★年ごとに春待つ心の老夫婦 ★冴えわたり痛い風吹く寒月や 返信する 小口泰與 2014年1月25日 10:11 デイリー句会投句 ★冬ひばり声のこぼるる田道かな ★群れ起つや羽音厳しき寒雀 ★朝火事や山の稜線定かなり 返信する 祝恵子 2014年1月25日 18:01 デイリー句会投句 ★境内に人の溢れて初弘法 ★雛さまも着物も置かる茣蓙の上 ★賑わいの境内冬芽あちこちに 返信する 桑本栄太郎 2014年1月25日 18:15 デイリー句会投句 ★真直ぐなる枝の空へと寒晴るる ★映画果て新京極の日脚伸ぶ ★嶺の端のほのと暮れゆき春隣る 返信する 桑本栄太郎 2014年1月25日 18:26 好きな句 ★雛さまも着物も置かる茣蓙の上/祝 恵子 京都、東寺の弘法大師の初縁日でしょうか?お雛さまも、着物も茣蓙の上に置かれて売られ、雑多ながら明るい賑わいが眼の前に見えるようです。初弘法ともなれば、春隣りの明るい兆しが嬉しくなり、御参り後の財布の紐もゆるむ事でしょう。 返信する 多田有花 2014年1月25日 20:17 デイリー句会投句 寒の沖霞みて小豆島浮かぶ 瀬戸内の浦それぞれの牡蠣祭り 冬の瀬戸望みつつ入る露天風呂 返信する 下地鉄 2014年1月25日 21:57 デイリー句会投句 ★初午や卒寿の坂の前にあり ★寒晴れの朝空きよき今朝の旅 ★寒灯の一つが遠き夜の帳 返信する 小西 宏 2014年1月25日 23:16 デイリー句会投句 ★湯たんぽの朝の湯温し髭を剃る ★寒すずめ手水に遊ぶコマ送り ★大寒の雲ゆうらりと南より 返信する 小口泰與 2014年1月26日 9:56 デイリー句会投句 ★白鳥の己れ啄ばみ動かざる ★対岸の火事の煙りの垂直に ★白鳥の争そう波に入日かな 返信する 迫田和代 2014年1月26日 10:33 デイリー句会投句 ★年ごとに春待つ心の老夫婦 ★海風に揺れる水仙しんとして ★冴え渡り痛い風吹く寒月や 返信する 河野啓一 2014年1月26日 12:26 デイリー句会投句 ★房咲きの白水仙や庭に充ち ★寒灯ににじむ髭なり齢百 ★寒いねと顔見せにくる娘のありて 返信する 桑本栄太郎 2014年1月26日 18:38 デイリー句会投句 ★地下鉄の地上へ出でて日脚伸ぶ ★春遠き河川畑のマルチかな ★下校子の黄色帽子や春隣る 返信する 桑本栄太郎 2014年1月26日 18:45 好きな句 ★白鳥の争う波に入日かな/小口泰與 白鳥はあの美しい姿態にも係わらず、大変気性が荒い鳥だそうですね?美しい茜色の入日に映える水面で争う、白鳥どうしの波飛沫が見えるようです。 返信する 佃 康水 2014年1月26日 20:06 好きな句 ☆賑わいの境内冬芽あちこちに/祝 恵子 初弘法にお参りになられたのですね。その境内の木々には冬芽が育ち、賑わう詣で客と共に春隣を感じます。 返信する 佃 康水 2014年1月26日 20:13 好きな句 ☆海風に揺れる水仙しんとして/迫田和代 水仙は海風 川風に揺れながら咲いていているのを良く見かけます。2~3本でも群れて咲いていても楚々とした姿がいいですね。 返信する 佃 康水 2014年1月26日 20:20 デイリー句会投句 ★祖父の声合図に児らは凧揚げる ★透きとおる空を連凧うねりゆく ★凧揚げや爺さま弾む河川敷 返信する 多田有花 2014年1月26日 20:45 デイリー句会投句 見上げれば山城跡に冬木立 寒風や攻防激し城跡に 日脚伸ぶ城跡にたつ追悼碑 返信する 多田有花 2014年1月26日 20:49 好きな句 ★地下鉄の地上へ出でて日脚伸ぶ/桑本栄太郎 通勤の同じ時間帯の電車でしょう。 地下鉄として走る間はわからなかった日脚の伸びが、地上に出るとはっきり感じられました。 返信する 高橋秀之 2014年1月26日 23:07 デイリー句会投句 ★蝋梅の香りの先に城がある ★冬空に光っては消える航空灯 ★またひとつ夢が生まれる受験生 返信する 小口泰與 2014年1月27日 9:38 御礼 桑本栄太郎様 「白鳥」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを賜わり厚く御礼申し上げます。白鳥の写真を撮りに行った時につくった句です。有難う御座いました。 返信する 小口泰與 2014年1月27日 9:41 デイリー句会投句 ★雨しずくふくむ冬菜を摘みにけり ★寒暁のビルあかあかと朝日影 ★荒星のこぼるる山や牡丹鍋 返信する 古田敬二 2014年1月27日 9:44 デイリー句会投句 大股に春の気配の風を行く 角曲がる北風強く向かい来る 玄関に活けし白梅開きけり 返信する 下地鉄 2014年1月27日 11:51 好きな句 大股に春の気配に風を行く 古田啓二 大股にの措辞が春の気配にあって好きな句です。 返信する 下地鉄 2014年1月27日 12:20 デイリー句会投句 ★石蓴汁椀の香りの湯気やさし ★唐獅子の眼もやわらかき春ちかし ★寒椿山深くして音も無く 返信する 桑本栄太郎 2014年1月27日 18:15 お礼 多田有花様 「地下鉄を出でて地上の日脚伸ぶ」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。先日、京都市内河原町まで映画を観に行ったその帰りですが、阪急京都線は河原町~西京極の間は地下部分を通ります。西京極より地上に出て、もうかなり暗いものと思っていましたがぱっと明るくなり、日脚の伸びを実感しました。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月27日 18:23 デイリー句会投句 ★寒林といえど梢の空へ空へ ★遠山の眠りを揺する日射しかな ★蝋梅の道の明かりを教会へ 返信する 桑本栄太郎 2014年1月27日 18:31 好きな句 ★蝋梅の香りの先に城がある/高橋秀之 春先、他の花に先駆けて咲く蝋梅の花は香りを四方へ漂わせています。その花の先に城が見え、その光景は梅、桜へとつづく待望の春の足音ですね!!。 返信する 小西 宏 2014年1月27日 21:30 好きな句 ☆蝋梅の香りの先に城がある /高橋秀之☆ 冬の日に明るく照る城跡が見えます。堂々たる白壁と甍と。そして、その前にある馥郁たる蝋梅の色と香りに存在感があります。 返信する 小西 宏 2014年1月27日 21:35 デイリー句会投句 ★霜柱つま先に触れ瑠璃の音 ★満天星の冬芽差す日の柔らかし ★鳥の声澄む晴天の枯れ林 返信する 小口泰與 2014年1月28日 9:12 デイリー句会投句 ★探梅や風を生みたる山の嶺 ★湖までの道真っ直ぐの落葉かな ★冬すみれ我が影川を越えにけり 返信する 迫田和代 2014年1月28日 11:24 お礼 佃 康水様 1/26(水仙)を好きな句にお選びいただきとても嬉しかったです。有難うございました。広島に 佃様が、いらっしゃることでおおいに刺激をうけております、何時までもとろしくね。 返信する 多田有花 2014年1月28日 16:38 デイリー句会投句 朝霜に木を切る音の響きおり 鐘鳴らし自転車ゆくよ寒の森 山茶花の散りこぼれつつ陽に咲けり 返信する 古田敬二 2014年1月28日 16:39 デイリー句会投句 霜の土つかんで草の根の深し ふきのとう庭に残して孤老逝く 孤老逝く庭に芽生えし蕗の薹 返信する 古田敬二 2014年1月28日 16:42 お礼 鉄さん、 大股に春の気配に風を行く にコメントいただきありがとうございました。。 冬の間はどうしても外出がおっくうになります。 外出した時はなるべく大股で速足を心がけています。 昨日あたりは名古屋の陽気は春の感じがしあした。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月28日 17:56 デイリー句会投句 ★山茶花のこぼれ紅敷く坂の土堤 ★水禽のつがいづつ浮く川面かな ★山肌の日射す明かりや春近し 返信する 桑本栄太郎 2014年1月28日 18:06 好きな句 ★朝霜に木を切る音の響きおり/多田有花 日中は少し穏やかな気温と言えど、朝晩の厳しい寒さは続いています。そのような寒い朝霜の時間に木を切る、乾いた音は良く響きますね!!。朝霜の冷たさが凛々と聞こえるような情景が良く伝わります。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月28日 18:15 好きな句 ★ふきのとう庭に残して孤老逝く/古田敬二 孤老とありますので、独り暮らしのお年寄りだったのですね?春の息吹を伝えるふきのとうが庭に生えだしたと言うのに・・・。寒の終わりも近く、ああ~、春なのに~・・・。哀切の心情がひしひしとつたわります。 返信する 小西 宏 2014年1月28日 23:51 好きな句 ☆霜の土つかんで草の根の深し /古田敬二☆ 冬草の奥深い強さを詠われて感慨深いものがあります。 返信する 小西 宏 2014年1月28日 23:51 デイリー句会投句 ★水鳥や連理の誓い四十年 ★凛凛と空青みたり枯木立 ★深酒の切符の薄し冬の星 返信する 小口泰與 2014年1月29日 10:41 デイリー句会投句 ★山風にさらさる梢(うれ)の木の葉かな ★利根川の威の白波や虎落笛 ★白波の広ごる湖やおでん鍋 返信する 多田有花 2014年1月29日 16:53 デイリー句会投句 晩冬や土鍋で昼の飯を炊く 快晴の空を仰げば春近し 春隣る空気を胸に吸い込みぬ 返信する 多田有花 2014年1月29日 16:55 お礼 桑本栄太郎さま、 「朝霜に木を切る音の響きおり」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 近所の河川敷で木の伐採がおこなわれていました。 朝早い時間帯からの外での作業、大変だろうと思います。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月29日 20:10 デイリー句会投句 ★炊きたての白飯にかけ寒卵 ★探梅の空の青さよヘリコプター ★青空へつぼみふふむや春隣り 返信する 桑本栄太郎 2014年1月29日 20:17 好きな句 ★凛凛と空青みたり枯木立/小西 宏 寒晴れの真っ青な空に冬木立の林立する光景は、まさに芸術的な自然美ですね!!。寒い時季とは言え、不都合な事ばかりではありません。「凛凛」との措辞に美しい造形美と、厳しい寒の寒さが想われ、素敵な好きな一句です。 返信する 河野啓一 2014年1月29日 20:58 デイリー句会投句 ★冬麗の空の広さよ明るさよ ★青空に飛行機雲や春近し ★ポリポリと沢庵噛んで春隣 返信する 古田敬二 2014年1月29日 23:50 デイリー句会投句 陽光の春の気配に包まれて 眩しき陽高きにありて春隣 森に座す落ち葉の下に日の温み 返信する 小口泰與 2014年1月30日 9:40 デイリー句会投句 ★山茶花のむらがりこぼる風の街 ★盆栽の松に鋏や息白し ★菓子を売り有為転変の四音かな 返信する 多田有花 2014年1月30日 17:24 デイリー句会投句 寒晴れに甍の波の光りおり 雨降って寒の終わりの近づきぬ 寒の雨音楽を聴き絵を描く 返信する 多田有花 2014年1月30日 17:37 好きな句 ★ポリポリと沢庵噛んで春隣/河野啓一 少し寒さがゆるみ、日差しも明るくなっています。 何かほのぼのとした雰囲気のある御句です。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月30日 18:02 デイリー句会投句 <故郷の冬の追憶> ★寒凪のはるか遠きや隠岐の島 ★海苔掻きや潮のうねりをかわしつつ ★氷柱融け楽となりたる軒端かな 返信する 小西 宏 2014年1月30日 21:21 好きな句 ☆寒凪のはるか遠きや隠岐の島 /桑本栄太郎☆ 寒凪の海はいっとき寒さも緩み、沖もやや朧に見えるのではないでしょうか。そこに、遥か遠くにあるはずの故郷の島を思う。印象的な佳句と思います。 返信する 小口泰與 2014年1月31日 8:40 デイリー句会投句 ★風花や群より遅る鳩一羽 ★砂時計返す露天湯北颪 ★手袋の中の拳や星の朝 返信する 多田有花 2014年1月31日 17:10 デイリー句会投句 寒茜一番星の光りだす 生けられて壷の蝋梅香を開く 頂に春の近さを語りあう 返信する 桑本栄太郎 2014年1月31日 18:55 お礼 小西 宏様 「寒凪のはるか遠きや隠岐の島」の句をお選び頂き、過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。今頃の時季になりますと、故郷、鳥取の田舎の海を想い出してしまいます。寒凪の良く晴れた日には、太平記の後醍醐で有名な隠岐の島が眺望されます。 返信する 桑本栄太郎 2014年1月31日 19:06 デイリー句会投句 ★ゆらり揺れ梢の影の寒ゆるむ ★寒禽の翔べばぱらぱら種の音 ★学び舎のチャイム鳴りおり寒ゆるむ 返信する 小西 宏 2014年1月31日 23:52 好きな句 ☆頂に春の近さを語りあう /多田有花☆ ちょっとした山の頂に憩い、春近い日和の中に出会った人たちと挨拶を交わす。動き出そうとする木々や鳥たちの気配も目に入り、耳にしたことでしょう。 返信する 小西 宏 2014年1月31日 23:55 デイリー句会投句 ★北風の空を斜めに鳥流る ★空晴れて辛夷冬芽の枝の揺れ ★釣り人の石に古亀日向ぼこ 返信する
コメント
デイリー句会投句
★うらうらと煙り昇りしどんどかな
★欄干に火の温もりのどんどかな
★寒梅やうやうやしけれ浅間山
デイリー句会投句
★さざ波をさざ波崩す初日の出
★甘蔗(キビ)の穂の刈られてあわれ風の途
★巡る秒針一瞬の寒光
デイリー句会投句
★水のなき川の中州や真菰枯る
★涸川のしろき蛇行のさざれかな
★枯草のあまた下流へしなりけり
好きな句
★甘藷(キビ)の穂の刈られてあわれ風の途/下地 鉄
当地では稲株を寒風が吹き抜ける冬田の光景ですが、御地では甘藷(キビ)の穂が刈られ、もの侘しい光景なのですね?「風の途」との措辞が新鮮で好きな一句です。
好きな句
☆さざ波をさざ波崩す初日の出 /下地鉄☆
浜を洗うさざ波は、帰る波を崩しつつ、また交わりつつ寄せ返しています。その悠久の営みの中に初日を見る。これまた古く新しく。
デイリー句会投句
★梢なる三寒四温小鳥鳴く
★桜立ち固き冬芽を青空へ
★探梅や枝に粒する淡き紅
好きな句
☆涸川のしろき蛇行のさざれかな/桑本栄太郎
冬の川はいよいよ渇水期になって水量が減り中州が出来たり水の流れが細くなって来るのですね。こんな事を言っている私は実は俳句のご縁を頂いてから知ったことです。皆さんの句やコメントから勉強させて頂いています。御句から冬の川の情景が鮮明に見えて参ります。
デイリー句会投句
★日々白く膨らみ増せる寒椿
★蠟梅や枝奔放に黄を満たし
★寒鯉や水面へあぶく二つ三つ
訂正のお願い
すみません上記の2句目は
★ろう梅や枝奔放に黄を満たし です。訂正をお願い申し 上げます。「ろう」の字が出ないようです。
デイリー句会投句
冬川の河口にかかる橋三本
寒中の沖の霞める上天気
冷たさの中に日差しの明るさよ
デイリー句会投句
★街灯の白き光を寒椿
★寒風に潮の香りも流れ去る
★街路樹に固き冬芽の見え始む
デイリー句会投句
初句会円座に明るき陽の射して
初手前真綿のごとき菓子添えて
初旅や木曽三川をひとまたぎ
デイリー句会投句
★髭面の蝦夷(えみし)の裔や寒造
★ひれ酒や遠き日のかの港町
★痛さじんじん手袋の中の指
デイリー句会投句
山の木の枝先すべて春を待つ
スマッシュに飛びつく少年白き息
マフラーをしてプレーする夜のコート
デイリー句会投句
★寒晴れや古都の歩きを踏みしめて
★冬境内蹴鞠の場所を囲いあり
★苔に落つ山茶花白し銀閣寺
お礼
佃 康水様
「涸川のしろき蛇行のさざれかな」の句をお選び頂き、過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。先日、外出の折、車窓より冬の渇水期の川を眺めました。川底が乾上り、川の蛇行のままにさざれ石が沿い、流れるように白くありました。去年の集中豪雨の時を思えば、嘘のような荒涼たる光景です。
デイリー句会投句
★寒林の凛と蒼天ささえけり
★白鷺の足せせり居り寒の川
★峰筋の白き明かりや寒の暮れ
お礼
桑田栄太郎様「甘蔗の穂の・・・」の拙句に又小西宏様「さざ波のさざ波崩し・・・・」の句を選いただき有難き鑑賞も頂き有難うございました。
好きな句
★寒晴れや古都の歩きを踏みしめて/祝 恵子
寒晴れの中、古都、京都の冬の散策を楽しまれたようですね?日差しはかなりあっても、凛々と厳しい京都の底冷えが「踏みしめて」との措辞に窺がえ素敵です。
好きな句
★スマッシュに飛びつく少年白き息/多田有花
この寒の最中、テニスコートでテニスに夢中になり、コート狭しと駆け巡る少年の溌剌たる肢体が想われて素敵です。若さゆえの特権のようですね!!。
好きな句
★髭面の蝦夷(えみし)の裔や寒造/小口泰與
今の時季はお酒の寒造りの最中ですね?頭に手拭いを置き、髭面の杜氏の忙しく立ち振る舞う作業姿が想われ素敵な一句です。「蝦夷の裔」との措辞は、杜氏の姿にぴったり効果的ですね!!。
好きな句
☆苔に落つ山茶花白し銀閣寺 /祝恵子☆
大昔に尋ねた銀閣寺の記憶は相当薄らいでしまっておりますが、緑を保つ苔の庭に散る山茶花の白は、新たなイメージを形作ってくれました。
デイリー句会投句
★池底に枯葉沈めて陽の波紋
★冬晴れに梢剪られしプラタナス
★放課後のゴールキーパー日脚伸ぶ
御礼
桑本栄太郎様
「寒造」の句を好きな句にお取り上げ頂き、素敵なコメントを賜わり有難う御座いました。楽しく拝読させて頂きました。
デイリー句会投句
★蝋梅や灯し続けし和蝋燭
★着ぶくれてお国訛りの立ち話
★青空や羽音激しき寒烏
デイリー句会投句
★残照に一声のこし寒鴉
★寒晴れや海の蒼さに空の青
★山峡の小窓に覗く寒灯
デイリー句会投句
冬芽の枝生気充たしつ天を指す
川魚馳走と囲む寒の内
友の着るセーター編目美しき
デイリー句会投句
待春の梅の蕾の膨らみぬ
可愛らしきものを買うなり寒の内
蝋梅の香の範疇にいま入る
お礼
桑本栄太郎さま、
「スマッシュに飛びつく少年白き息」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
夜のテニスコート、大人は着膨れてプレーしていますが、隣のコートの少年少女たちは、動きも軽やかで寒さなど知らない、まさに「風の子」です。
好きな句
★放課後のゴールキーパー日脚伸ぶ/小西宏
大寒ともなると夕暮れ時が遅くなっています。
その中でクラブ活動の練習ですね。
デイリー句会投句
★沖白く流氷来るオホーツク
★冬ざれの丘にも明るき色見えて
★鵯の思い思いに枯れ枝に
好きな句
★梢なる三寒四温小鳥鳴く/小西宏
三寒四温で蕾も少しずつ膨らみかけるのでしょう。梢なる三寒四温、が小鳥を呼んでいるのが素晴らしいと思いました。
好きな句
★放課後のゴールキーパー日脚伸ぶ/小西 宏
放課後の部活もひとしきり終わり、人気の少なくなったグランドでサッカー部のゴールキーパーだけが居残りで練習している・・・。時間はかなり遅くなっているものの、まだ薄明かりのグランドである。全体の句の調べも素晴らしく、春隣の詩情が満ち溢れていて素敵な好きな一句です。
デイリー句会投句
★凍窓のエンジン噴かす朝の音
★峰襞の白きまだらや寒の晴れ
★山茶花の土堤に紅敷く坂をゆく
好きな句
☆可愛らしきものを買うなり寒の内 /多田有花☆
「寒」という、ちょっと古めかしい季感のこの頃ですが、春待つ今だからこそ「可愛らしきもの」を眺め、買ってみたいと思うのでしょう。心が弾みます。
お礼
河野啓一さま
「梢なる三寒四温小鳥鳴く」に嬉しいお言葉をお送り下さり、たいへんありがとうございました。厳しい寒さはまだまだこれからですが、木々も小鳥も、春到来を待ちかねて活動を始めているようです。
お礼
多田有花さま、桑本栄太郎
「放課後のゴールキーパー日脚伸ぶ」へのお言葉、たいへん嬉しく頂戴いたしまた。
むろん守る者も蹴る者も元気よく動いていたのですが、ゴールキーパーの真剣な眼差しと動きが特に印象に残りました。ついこの前までは、少年たち(少女たちもいます)のクラブ活動も夕闇の中で行われていました。
デイリー句会投句
★三浦路のバス大根の天日干し
★窓青し西高東低みかん剥く
★風凪いで冬日の温し砂遊び
デイリー句会投句
★嫗(おうな)らの噂ばなしやちゃんちゃんこ
★手袋の中じんじんと痺れけり
★盛んなる利根の白波暖炉かな
お礼
桑本栄太郎様、「寒晴れ」へ素敵なコメントを頂きましてありがとうございました。やはり冷え込むような京都でした。
小西 宏様、「山茶花」に嬉しいコメントを頂きましてありがとうございました。苔に二三花落ちている山茶花、素敵でした。
デイリー句会投句
★星屑の離れて美しき寒の空
★点眼の日に5度となり日脚のぶ
★寒晴れや硬便やっと出でにけり
デイリー句会投句
★剪定の瘤より枝の冬芽かな
★こんもりと桂離宮や寒の暮れ
★部活子の声駈けめぐり日脚伸ぶ
デイリー句会投句
晩冬を思う日差しの明るさに
城跡の古刹の庭の実南天
夕空の底金色に日脚伸ぶ
お礼
小西宏さま、
「可愛らしきものを買うなり寒の内」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
印鑑ケースがほしいな、と思っていたら、郵便局の窓口でキティちゃんの印鑑ケースを売っていました。
郵便局限定とのことで、買い求めました。
好きな句
★三浦路のバス大根の天日干し/小西宏
三浦大根で有名な神奈川県の三浦半島。
ずらりと大根が並んでいるのでしょうか。
お礼
多田有花さま
「三浦路のバス大根の天日干し」に目をお留めいただき、また、お言葉をお寄せくださりたいへんありがとうございます。浜辺に大根の干されている姿はいいものです。夏場は海水浴場になっていたような気もするのですが、記憶は定かではありません。
デイリー句会投句
★南より悠々と雲春を待つ
★ひとり座し釣り果なけれど冬日和
★枯れ枝の空透き青を耀かせ
好きな句
☆星屑の離れて美しき寒の空/下地 鉄
冷え冷えとしたそして澄み渡った寒の空。星屑が散らばりさぞ美しく見えて居るのでしょう。何となくロマンチックな夜空です。沖縄の寒ってどんなんだろうと興味が湧きます。
デイリー句会投句
★梅蕾ふふみ瑞枝は空を差し
★鴨の群日差す中洲に丸まれり
★池深く色滲ませて寒の鯉
Unknown
★海風に揺れる水仙しんとして
★年ごとに春待つ心の老夫婦
★冴えわたり痛い風吹く寒月や
デイリー句会投句
★冬ひばり声のこぼるる田道かな
★群れ起つや羽音厳しき寒雀
★朝火事や山の稜線定かなり
デイリー句会投句
★境内に人の溢れて初弘法
★雛さまも着物も置かる茣蓙の上
★賑わいの境内冬芽あちこちに
デイリー句会投句
★真直ぐなる枝の空へと寒晴るる
★映画果て新京極の日脚伸ぶ
★嶺の端のほのと暮れゆき春隣る
好きな句
★雛さまも着物も置かる茣蓙の上/祝 恵子
京都、東寺の弘法大師の初縁日でしょうか?お雛さまも、着物も茣蓙の上に置かれて売られ、雑多ながら明るい賑わいが眼の前に見えるようです。初弘法ともなれば、春隣りの明るい兆しが嬉しくなり、御参り後の財布の紐もゆるむ事でしょう。
デイリー句会投句
寒の沖霞みて小豆島浮かぶ
瀬戸内の浦それぞれの牡蠣祭り
冬の瀬戸望みつつ入る露天風呂
デイリー句会投句
★初午や卒寿の坂の前にあり
★寒晴れの朝空きよき今朝の旅
★寒灯の一つが遠き夜の帳
デイリー句会投句
★湯たんぽの朝の湯温し髭を剃る
★寒すずめ手水に遊ぶコマ送り
★大寒の雲ゆうらりと南より
デイリー句会投句
★白鳥の己れ啄ばみ動かざる
★対岸の火事の煙りの垂直に
★白鳥の争そう波に入日かな
デイリー句会投句
★年ごとに春待つ心の老夫婦
★海風に揺れる水仙しんとして
★冴え渡り痛い風吹く寒月や
デイリー句会投句
★房咲きの白水仙や庭に充ち
★寒灯ににじむ髭なり齢百
★寒いねと顔見せにくる娘のありて
デイリー句会投句
★地下鉄の地上へ出でて日脚伸ぶ
★春遠き河川畑のマルチかな
★下校子の黄色帽子や春隣る
好きな句
★白鳥の争う波に入日かな/小口泰與
白鳥はあの美しい姿態にも係わらず、大変気性が荒い鳥だそうですね?美しい茜色の入日に映える水面で争う、白鳥どうしの波飛沫が見えるようです。
好きな句
☆賑わいの境内冬芽あちこちに/祝 恵子
初弘法にお参りになられたのですね。その境内の木々には冬芽が育ち、賑わう詣で客と共に春隣を感じます。
好きな句
☆海風に揺れる水仙しんとして/迫田和代
水仙は海風 川風に揺れながら咲いていているのを良く見かけます。2~3本でも群れて咲いていても楚々とした姿がいいですね。
デイリー句会投句
★祖父の声合図に児らは凧揚げる
★透きとおる空を連凧うねりゆく
★凧揚げや爺さま弾む河川敷
デイリー句会投句
見上げれば山城跡に冬木立
寒風や攻防激し城跡に
日脚伸ぶ城跡にたつ追悼碑
好きな句
★地下鉄の地上へ出でて日脚伸ぶ/桑本栄太郎
通勤の同じ時間帯の電車でしょう。
地下鉄として走る間はわからなかった日脚の伸びが、地上に出るとはっきり感じられました。
デイリー句会投句
★蝋梅の香りの先に城がある
★冬空に光っては消える航空灯
★またひとつ夢が生まれる受験生
御礼
桑本栄太郎様
「白鳥」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを賜わり厚く御礼申し上げます。白鳥の写真を撮りに行った時につくった句です。有難う御座いました。
デイリー句会投句
★雨しずくふくむ冬菜を摘みにけり
★寒暁のビルあかあかと朝日影
★荒星のこぼるる山や牡丹鍋
デイリー句会投句
大股に春の気配の風を行く
角曲がる北風強く向かい来る
玄関に活けし白梅開きけり
好きな句
大股に春の気配に風を行く 古田啓二
大股にの措辞が春の気配にあって好きな句です。
デイリー句会投句
★石蓴汁椀の香りの湯気やさし
★唐獅子の眼もやわらかき春ちかし
★寒椿山深くして音も無く
お礼
多田有花様
「地下鉄を出でて地上の日脚伸ぶ」の句をお選び頂き、嬉しいコメントも頂戴しまして大変有難うございます。先日、京都市内河原町まで映画を観に行ったその帰りですが、阪急京都線は河原町~西京極の間は地下部分を通ります。西京極より地上に出て、もうかなり暗いものと思っていましたがぱっと明るくなり、日脚の伸びを実感しました。
デイリー句会投句
★寒林といえど梢の空へ空へ
★遠山の眠りを揺する日射しかな
★蝋梅の道の明かりを教会へ
好きな句
★蝋梅の香りの先に城がある/高橋秀之
春先、他の花に先駆けて咲く蝋梅の花は香りを四方へ漂わせています。その花の先に城が見え、その光景は梅、桜へとつづく待望の春の足音ですね!!。
好きな句
☆蝋梅の香りの先に城がある /高橋秀之☆
冬の日に明るく照る城跡が見えます。堂々たる白壁と甍と。そして、その前にある馥郁たる蝋梅の色と香りに存在感があります。
デイリー句会投句
★霜柱つま先に触れ瑠璃の音
★満天星の冬芽差す日の柔らかし
★鳥の声澄む晴天の枯れ林
デイリー句会投句
★探梅や風を生みたる山の嶺
★湖までの道真っ直ぐの落葉かな
★冬すみれ我が影川を越えにけり
お礼
佃 康水様
1/26(水仙)を好きな句にお選びいただきとても嬉しかったです。有難うございました。広島に 佃様が、いらっしゃることでおおいに刺激をうけております、何時までもとろしくね。
デイリー句会投句
朝霜に木を切る音の響きおり
鐘鳴らし自転車ゆくよ寒の森
山茶花の散りこぼれつつ陽に咲けり
デイリー句会投句
霜の土つかんで草の根の深し
ふきのとう庭に残して孤老逝く
孤老逝く庭に芽生えし蕗の薹
お礼
鉄さん、
大股に春の気配に風を行く にコメントいただきありがとうございました。。
冬の間はどうしても外出がおっくうになります。
外出した時はなるべく大股で速足を心がけています。
昨日あたりは名古屋の陽気は春の感じがしあした。
デイリー句会投句
★山茶花のこぼれ紅敷く坂の土堤
★水禽のつがいづつ浮く川面かな
★山肌の日射す明かりや春近し
好きな句
★朝霜に木を切る音の響きおり/多田有花
日中は少し穏やかな気温と言えど、朝晩の厳しい寒さは続いています。そのような寒い朝霜の時間に木を切る、乾いた音は良く響きますね!!。朝霜の冷たさが凛々と聞こえるような情景が良く伝わります。
好きな句
★ふきのとう庭に残して孤老逝く/古田敬二
孤老とありますので、独り暮らしのお年寄りだったのですね?春の息吹を伝えるふきのとうが庭に生えだしたと言うのに・・・。寒の終わりも近く、ああ~、春なのに~・・・。哀切の心情がひしひしとつたわります。
好きな句
☆霜の土つかんで草の根の深し /古田敬二☆
冬草の奥深い強さを詠われて感慨深いものがあります。
デイリー句会投句
★水鳥や連理の誓い四十年
★凛凛と空青みたり枯木立
★深酒の切符の薄し冬の星
デイリー句会投句
★山風にさらさる梢(うれ)の木の葉かな
★利根川の威の白波や虎落笛
★白波の広ごる湖やおでん鍋
デイリー句会投句
晩冬や土鍋で昼の飯を炊く
快晴の空を仰げば春近し
春隣る空気を胸に吸い込みぬ
お礼
桑本栄太郎さま、
「朝霜に木を切る音の響きおり」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
近所の河川敷で木の伐採がおこなわれていました。
朝早い時間帯からの外での作業、大変だろうと思います。
デイリー句会投句
★炊きたての白飯にかけ寒卵
★探梅の空の青さよヘリコプター
★青空へつぼみふふむや春隣り
好きな句
★凛凛と空青みたり枯木立/小西 宏
寒晴れの真っ青な空に冬木立の林立する光景は、まさに芸術的な自然美ですね!!。寒い時季とは言え、不都合な事ばかりではありません。「凛凛」との措辞に美しい造形美と、厳しい寒の寒さが想われ、素敵な好きな一句です。
デイリー句会投句
★冬麗の空の広さよ明るさよ
★青空に飛行機雲や春近し
★ポリポリと沢庵噛んで春隣
デイリー句会投句
陽光の春の気配に包まれて
眩しき陽高きにありて春隣
森に座す落ち葉の下に日の温み
デイリー句会投句
★山茶花のむらがりこぼる風の街
★盆栽の松に鋏や息白し
★菓子を売り有為転変の四音かな
デイリー句会投句
寒晴れに甍の波の光りおり
雨降って寒の終わりの近づきぬ
寒の雨音楽を聴き絵を描く
好きな句
★ポリポリと沢庵噛んで春隣/河野啓一
少し寒さがゆるみ、日差しも明るくなっています。
何かほのぼのとした雰囲気のある御句です。
デイリー句会投句
<故郷の冬の追憶>
★寒凪のはるか遠きや隠岐の島
★海苔掻きや潮のうねりをかわしつつ
★氷柱融け楽となりたる軒端かな
好きな句
☆寒凪のはるか遠きや隠岐の島 /桑本栄太郎☆
寒凪の海はいっとき寒さも緩み、沖もやや朧に見えるのではないでしょうか。そこに、遥か遠くにあるはずの故郷の島を思う。印象的な佳句と思います。
デイリー句会投句
★風花や群より遅る鳩一羽
★砂時計返す露天湯北颪
★手袋の中の拳や星の朝
デイリー句会投句
寒茜一番星の光りだす
生けられて壷の蝋梅香を開く
頂に春の近さを語りあう
お礼
小西 宏様
「寒凪のはるか遠きや隠岐の島」の句をお選び頂き、過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。今頃の時季になりますと、故郷、鳥取の田舎の海を想い出してしまいます。寒凪の良く晴れた日には、太平記の後醍醐で有名な隠岐の島が眺望されます。
デイリー句会投句
★ゆらり揺れ梢の影の寒ゆるむ
★寒禽の翔べばぱらぱら種の音
★学び舎のチャイム鳴りおり寒ゆるむ
好きな句
☆頂に春の近さを語りあう /多田有花☆
ちょっとした山の頂に憩い、春近い日和の中に出会った人たちと挨拶を交わす。動き出そうとする木々や鳥たちの気配も目に入り、耳にしたことでしょう。
デイリー句会投句
★北風の空を斜めに鳥流る
★空晴れて辛夷冬芽の枝の揺れ
★釣り人の石に古亀日向ぼこ