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コメント
デイリー句会投句
★一途なる汗の光の球児かな
★雨の中蓮の開花を待つばかり
★夏草に埋もるる手押し車かな
退院したばかりの正子先生。
この暑さのなか、我々会員が投句をしてもよろしいのでしょうか。
無理をなさらずによろしくお願い申し上げます。
デイリー句会投句
★土曜芽や暁の浅間山(あさま)を朱に染め
★群集に湖上の花火応えける
★手花火や小犬は子らへまといける
デイリー句会投句
★干梅や豁然とせる浅間山
★夕顔や学習塾へ集う子等
★噴煙や箱根の宿も夏枯れし
デイリー句会投句
★過ぐるたび夏草茂る散歩道
★ぷくぷくと沼のえくぼや泥鰌鍋
★渓流にとまと浸せし宿の子等
デイリー句会投句
★かぶと虫崖の大樹を登りけり
★山にまだ日の残りけり冷し酒
★横からも手の出る酒や宵祭
デイリー句会投句
★鰻屋の大窓開けり西日中
★凌霄花や人里遠き大社
★老鶯や青き赤城山(あかぎ)へ雲一朶
デイリー句会投句
★十州の境連なる青りんご
★朝の日に応え莞爾と蓮咲けり
★青田道木々より黒き羽根の落つ
デイリー句会投句
★腹ばいて蟻の国をや覗きける
★手花火の玉のひと際かがよえる
★石段の杖にまといし夏の風
デイリー句会投句
★我が影にすいっと浮遊目高どち
★靄巻きし橅の林やほととぎす
★老鶯や池をはやせし人の影
投句
雄花だけ満開となりツルレイシ
サンドレス肩紐伸ばしもう一年
短夜の写本はすぐに終わりけり
デイリー句会投句
髪切って夏服パンツスタイルに
遠花火ビルの谷間に跳ねあがる
遠花火フェイスブックに隣り合い
信之先生ご退院の由、おめでとうございます。信之先生、正子先生がご自宅でお元気に過ごされていると伺い、安心いたしました。お知らせ下さいまして、ありがとうございます。どうぞ予後をお大事になさって下さいませ。ご快癒をお祈り申し上げます。
デイリー句会投句
<高瀬川界隈>
★川風のくすぐり白き木槿かな
<四条大橋>
★釣り人の上流(かみ)を潜るや水眼鏡
★塩飴を今朝も含むや草田男忌
高橋信之先生、正子先生
それぞれご退院との御由、大変おめでとうございます。
真夏の暑い時季は大変でしたですね?まだ暫く厳しい
暑さが続くようです。どうぞゆっくりお身体を慣らされ
くれぐれも両先生共々、ご自愛下さいますよう。
デイリー句会投句
★山の端へ日の入る時や紅薔薇
★夕焼や黙せまり来るのっぽビル
★薫風や裾野優美な赤城山
デイリー句会投句
★炎昼や句碑に映るる句友達
★白き腹一閃見せて夏つばめ
★夕焼に釣具を仕舞う男かな
デイリー句会投句
<昼の祇園界隈>
★弁柄の一力茶屋や片かげり
★さるすべり祇園の路地の町家かな
★外つ人のカメラの列や炎天下
デイリー句会投句
広島忌
◇広島忌「夾竹桃の唄」聞ゆ
◇まだ青き黄心樹の実や広島忌
◇たゆたへる鎮魂の灯や広島忌
デイリー句会投句
★みんみんの鳴く鳴くとぶよ忙しなし
★三国志閉じて眼間金亀子
★籐椅子や小犬に腹をけられける
デイリー句会投句
★炎天の風に死すべき草田男忌
★つくづくと何を惜しむや法師蝉
★蕭条と鐘と焔や広島忌
デイリー句会投句
その艶に日を打ち返す樟若葉
遠花火探す隣家の声交ざり
遠花火雲間にひかり放ちつつ
デイリー句会投句
続広島忌
◇原爆忌世界中から広島へ
◇鈴生りのあおぎりの実や広島忌
(あおぎり:被爆樹)
◇広島忌安倍倒せてふデモ来たり
デイリー句会投句
★丹精の染めの羅遺しけり
★火口湖の夕映え映ゆる蝉時雨
★夏山や尊き水の醍醐水
デイリー句会投句
★ラジオ体操の子ら走り行く今朝の秋
★逢えばまた別れ哀しき酔芙蓉
★かなかなや里に灯点る嶺の影
デイリー句会投句
西日
◇真直ぐの平和通りへ西日かな
◇大西日木陰の中を透き通る
◇瀬戸内へ西日落ちつつ茜雲
テイリー句会投句
★花びらの数に雫のダリアかな
★出し抜けに噴煙みゆる荻の声
★ひぐらしや榛名十峰彫り深し
デイリー句会投句
★新涼や思いがけなき窓の風
★つくづくと惜しむひと日や法師蝉
★マリア像嘆く長崎原爆忌
デイリー句会投句
立秋
◇朴の実の一つ二つや秋立ちぬ
◇鷺歩く潮入川や秋立ちぬ
◇今日の秋孫たち連れて漫画展
デイリー句会投句
★月白や浅間の火映ちらちらと
★秋光や利根の白波滔滔と
★爽やかに夜雨の残りし畷かな
デイリー句会投句
青空といつも決まりし原爆忌
初物の梨売りに来る秋隣
立秋の雷を聞く洞川温泉
デイリー句会投句
<初秋の祇園界隈>
★往きゆきて停止信号秋暑し
★さるすべり長き土塀の建仁寺
★秋暑し祇園の路地の黒き影
デイリー句会投句
立秋の夕べの窓の音を聴く
りんりんと秋立つ夕の窓鳴りぬ
窓の夕はや立秋の響きさす
デイリー句会投句
◇蝉止んで微かに風の書斎かな
◇またしても道に出て咲く錦草
◇枕元濡れて目覚める熱帯夜
デイリー句会投句
★頂上や光零せる秋桜
★透明の秋の利根川馥郁と
★独り居の寝酒の酒や霧襖
デイリー句会投句
大花火硝子棟ごし打ち揚がる
風吹くや家族一緒に観る花火
華麗なる花火街の燈突き抜くる
デイリー句会投句
★秋暑し花見小路の犬矢来
★真直ぐなる起重機高き晩夏かな
★合いの手の声囃しつつ法師蝉
デイリー句会投句
◇秋暑し熱戦続く甲子園
◇楸の莢を垂らして残暑かな
◇仰臥する仏人墓地や秋暑し
デイリー句会投句
★眼間の噴煙常や赤のまま
★朝霧や山影揺るる青き湖
★あけぼのの噴煙なびき蛍草
デイリー句会投句
★上気せる貌の乗り来る秋暑かな
★向日葵の顔黒くなる昼下がり
★買物の最後に籠へ柚子酢橘
<ご連絡>
8月13日(木)~8月16日(日)は盆帰省の為、勝手ながら
投句をお休みさせて頂きます。
デイリー句会投句
霧島やもう中腹はつくつくし
足悪き遍路の汗や背に染みる
夏燕白き天守を袈裟掛けに
デイリー句会投句
◇山路来て犬山椒に秋蝶来
◇秋暑しタイタンビカスそよそよと
◇郁子の実の葉陰に三つ身を寄せて
デイリー句会投句
★秋の穂の丈伸び伸びと風の中
★草の実や梢に鳥の声数多
★ごうごうと山風渡る花野かな
デイリー句会投句
◇白桔梗長いもんには巻かれまい
◇鷺草や池に佇む美少年
◇山路来て玉紫陽花や秋暑し
デイリー句会投句
★盆僧の足袋の汚れや入日影
★手を入れて水の痛さや秋薊
★朝顔や整髪料を頭に叩き
デイリー句会投句
★爽麺の喉に沁みける秋の雨
★枝豆ののっと飛び込むのど仏
★饅頭の温泉じるし天高し
デイリー句会投句
★二階より三味の音色の夜長かな
★老人の寝起きの手順身に染むや
★明け六つの刻を割りたる稲光
デイリー句会投句
故郷
◇故郷や遠近に咲く百日紅
◇故郷や赤白競ふさるすべり
◇故郷の見越しの松へ墓参り
デイリー句会投句
封書にて青きどんぐり届きたり
爽やかに葉も実も青し櫟の木
封切れば櫟の青き初秋の香
デイリー句会投句
◇故郷や睡蓮の寺今も尚
◇山々は我が物顔の竹の春
◇顔出せば亀の子ほいと浮いて来る
デイリー句会投句
★稲妻にはや逃げ足の子犬かな
★爽籟や尨犬追いしむくの子等
★山風に馴染みし桃を食したり
投句
夏酒の入荷墨書で貼り出され
待合の椅子にノースリーブの子等並ぶ
伯母からの残暑見舞いは不死男の句
デイリー句会投句
<盆帰省の山陰道>
★盆波やみな陸(おか)を向く松の木々
★浪音の寄せては返す盆の海
★帰省客のあまた昼餉や道の駅
好きな句
★封書にて青きどんぐり届きたり/川名ますみ
立秋も過ぎ、日中はまだ狂おしい程の残暑ながら
朝夕は少しづつ秋の気配も感じられます。
親しいご友人からでしょうか?手紙に添えて青いどんぐりの実が届いた。
外出もそう度々ままならぬ作者とって、少しでも秋の
気配を届けようとするその気遣いに嬉しく思っている
作者である。
デイリー句会投句
★夕ぐれの利根川(とね)の秋風吹き抜けり
★ひぐらしや対岸見えず小舟見ゆ
★湯治場の長き石段秋めける
お礼
栄太郎さま、「封書にて青きどんぐり届きたり」の句をお好きな句にお選び下さり、お優しいコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。お言葉の通りの情景でございました。
ランニング中の公園で拾ったという、青いどんぐりが、「近づく秋を感じて頂けたら」というお手紙と一緒に届きました。友人の心遣いとともに、秋のさやけさが、心に沁みた次第です。
デイリー句会投句
<鳥取城跡近くの叔母の家訪問>
★静けさや山に霧立つ鳥取城
★さやさやと風の城跡や秋の蝉
★餓え殺しの城跡公園秋の風
デイリー句会投句
★秋の暮利根に流れし魂の数
★カーテンの向こうは闇や温め酒
★眼間を先導のよう鬼やんま
デイリー句会投句
★ふるさとの赤き瓦や盆の家
★盆波やはるか沖には三保の関
★たましいの来るや窓辺に黒揚羽
デイリー句会投句
★朝顔の色数えつつ朝餉かな
★法師蝉風のごとくに啼き出でるる
★葛の花独り淋しき白狐かな
投句訂正
ミスがありました。お詫びして訂正いたします。
★朝顔の色数えつつ朝餉かな
★法師蝉風のごとくに啼き出でる
★葛の花独り淋しき白狐かな
デイリー句会投句
★銀漢や水の流れの利根の石
★露草や日の赤あかと裾に出づ
★銀漢や広き河原の石の綾
デイリー句会投句
★浜木綿の輝き白く雨上がり
★歓声に球児の夏は終わりけり
★池の面にさざなみ眺めひと休み
デイリー句会投句
★水滴の朝日耀よう稲の花
★花びらの雨の舗道や百日紅
★秋雨やバスのワイパー途切れなく
好きな句
★歓声に球児の夏は終わりけり/河野啓一
今年の夏の高校野球は東海大相模高校の勝利で終わりました。毎年一戦ごとにドラマが生まれ、語り継がれます。甲子園の夏野球大会が終われば、確かに夏も終りですね!!。
デイリー句会投句
★かなかなや日は煌煌と田を照らす
★草ひばり暁の赤城の紫紺なり
★秋の野や声の沸き立つ群雀
お礼
桑本栄太郎さま
★歓声に球児の夏は終わりけり の拙句に共感のコメントを賜り誠に有難うございました。幾多の熱戦の中で、サヨナラホームランを打たれて負けた敗者の立場で1句と思ったのですが、考えすぎだったでしょうか。
デイリー句会投句
★孫帰る東の方へ遠花火
★唐辛子商う店や生駒山
★無花果を剥いてあんぐり口に入れ
デイリー句会投句 (砂山恵子)
はじめてです、よろしくお願いします。
椿の実沈黙するは金なりと
指先の痛みさくりと残夏光
梨剥くと香り昭和と共に来て
デイリー句会投句
★水滴の朝日耀よう稲穂垂る
★ゆく末は虚空にまかせ萩の花
★路地裏の茣蓙に下駄寄せ地蔵盆
デイリー句会投句
★山峡のリフトに戦ぐ桔梗かな
★稲妻や鳶は社を得たりける
★稲光小犬の息の荒きかな
デイリー句会投句
★あかあかと日の昇りけり稲の花
★谷間の宿の持て成し新豆腐
★ほおずきにおさなきときの塗り絵かな
デイリー句会投句
★娘の来り去れるや法師蝉
★播州の空晴れ上がりあかとんぼ
★刈り込みの音や狭庭のぎんやんま
好きな句
★路地裏の茣蓙に下駄寄せ地蔵盆/桑本栄太郎
こどものしゅご物として信仰されてきたお地蔵さんを祭る地蔵盆。今はどうかよく知りませんが街の辻々に鈴の音が聞こえ、おばあさん方のご詠歌が流れてくる。昔の懐かしい景が目に浮かびます。「路地裏の茣蓙に下駄寄せ」がぴったりで巧みな措辞かと感じ入りました。
御礼
河野啓一様
地蔵盆の拙句に大変丁寧なるコメントを賜り、ありがとうございます。
鳥取の田舎では無かった習慣であり、上京した東京でも
有りませんでした。関西に転勤になって、地蔵信仰の為の子供のお盆と知りました。子供にとっては、茣蓙を敷き
みなで集まりお菓子も貰え、楽しみのようです。
デイリー句会投句
★翅二枚散らし落ちけり秋の蝉
★路地をゆく膝こすり居り萩の花
★カーテンの千切れるように萩嵐
デイリー句会投句
★変わり玉口に含むや秋の空
★新涼の朝の赤城の蒼きかな
★胃カメラのつつと通過涼新た
デイリー句会投句
★秋蝶や青空を背に羽ばたける
★いつ来てもお花畑は空の下
★車椅子から初秋の空透かし見る
デイリー句会投句
うすべにの朝顔つややかに開く
朝顔やますぐに刷ける薄き紅
美しき朝顔のいろ借りており
デイリー句会投句
★新涼や柔き鳥こえおちこちに
★秋澄むや青磁の壷の深き色
★水切りの八段とびや涼新た
デイリー句会投句
★風戦ぐ何時しか声なき秋の蝉
★朝顔の一輪白く草に這う
★風雨逸れ寓居いつしか新涼に
デイリー句会投句
★吾もまた遊子たらんや藤村忌
★秋雨やバスのワイパー途切れなく
★生駒嶺の容くつきり秋の雲
デイリー句会投句
★軍手で切る冬瓜の重さと痛さ
★数本の虫取り網は玄関に
★地蔵盆尼寺の中灯の燈る
デイリー句会投句
朝顔の背にすっきりと白き筋
円周を端よりたたむ朝顔の夜
朝顔の碧き端よりたたみ閉づ
デイリー句会投句
★瞬きの癖ある人や秋の風
★稲妻や小犬を抱きし真夜の中
★眼をこすりこすりて出でし秋祭
デイリー句会投句
★すでに早や天辺色づくうす紅葉
★ゆく末は虚空にありぬ葛の花
★名乗り出で時を惜しむや法師蝉
デイリー句会投句
★話す前ちと空酒や秋祭
★新涼や暁のおちこち鳥の声
★鵯の城の大樹を征しけり
好きな句
★名乗り出で時を惜しむや法師蝉/桑本栄太郎
秋になると早々に鳴き出すつくつくぼうし。声高に名乗り出て過ぎゆく夏を惜しんでいるかのようです。俳諧味の利いた詠みが印象的です。
デイリー句会投句
★秋の雲いま離れ行く丘の上
★かろやかに光りて白し雲は秋
★笑いとる芸人さんも「秋高し」
デイリー句会投句
★置薬今朝も使うや秋湿
★修験者の喉の渇きや山葡萄
★軒につる渋柿なれど禿頭
デイリー句会投句
★空蝉をそっと取り上げ色紙へと
★越し方を色々思う星月夜
★天山もウラルも遥か星月夜
御礼
河野啓一様
8月26日の句「名乗り出で時を惜しむや法師蝉」の句を
お選び頂き、嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変
有難うおざいます。日毎の朝晩は涼しくなり法師蝉も
焦っているようです。お~し!と名乗りを上げるように
鳴き初め、つっかえるような鳴き声は哀れを誘います。
デイリー句会投句
★新涼や何はともあれ旅の企図
★うそ寒や真夜に起き出し窓を閉む
★コスモスや君のうなじを想い居り
好きな句
★天山もウラルもはるか星月夜/河野啓一
小生も風のあった昨夜、夜空を眺めました。
昇り月が明るく、街灯の明かりもあってあまり星は観察
出来ませんでしたが、星月夜を眺めていますと行った
事は無くても、天山山脈、ウラル山脈の星月夜はどんな
であろうと深く想像してしまいますね?男でも星を愛で、
ロマンチックになります。
デイリー句会投句
★白露の中へ夕日の沈みける
★遠山へ沈む夕日や露の玉
★下り簗太郎と呼ばる流れなり
お礼
桑本栄太郎さま
★天山もウラルもはるか星月夜 の拙句をおとり上げくだされ、素晴らしい共感のコメントを頂戴しまして
誠に有難うございました。若いころ、箱根近くの山中で見た星空の素晴らしさが小生の「星月夜」の原体験になっております。
デイリー句会投句
★農の人逝きて幾歳星月夜
★葛根彫る大和吉野の秋夕べ
★穂芒や並び漕ぎゆく銀の舟
デイリー句会投句
★爽涼や庭の音無き日の出まえ
★バス待ちの癖となり居り秋扇
★早風呂の牛乳石鹸秋の宵
デイリー句会投句
宮相撲終えし社の狭さかな
負けて泣く子も主役なり草相撲
夕闇の山が泣きたるカナカナと
デイリー句会投句
★鳥渡る忠治の湯宿山裾に
★稲咲くや赤城榛名は靄の中
★桐一葉冷蔵庫へと仕舞ける
デイリー句会投句
★秋暑し雲厚ければなお暑し
★ねこじゃらし揺れて夕陽の傾ける
★秋夕べ港の見える喫茶室
好きな句
★鳥渡る忠治の湯宿山裾に/小口泰與
高く赤城の山を越えて渡り鳥が渡ってくる。山裾の温泉旅館のひなびた露天風呂で、空を見上げながらくつろぐひととき爽快さ愉しさが思われます。
デイリー句会投句
★木々の枝の天辺あたりやうす紅葉
★バス待ちの癖となりけり秋扇
★起重機の天へと動きいわし雲
御礼
河野啓一様
「鳥渡る」の句を好きな句にお取り上げ頂き、その上、素晴らしいコメントを賜わり有難う御座いました。
赤城山の裾野に今でも「忠治温泉の宿」があり、日帰り温泉もあり結構にぎわっています。
デイリー句会投句
★白露の一番星を飲み込めり
★稲雀散って集いし畦大樹
★燕はや帰りて畦は群雀
デイリー句会投句
★車椅子車輪をなでる猫じゃらし
★鬼灯の活けられまるで紙細工
★未だ青き木の実落ちたる無念かな
デイリー句会投句
朝顔の蔭に灯りし碧き花
葉陰より碧き朝顔灯りたる
足もとを朝顔の紺に照らさる