●デイリー句会投句箱/12月14日~20日● 2014年12月20日 07:56 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 ◆俳句日記/高橋正子◆は、下記のアドレスです。 http://blog.goo.ne.jp/kakan02 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2014年12月14日 9:30 デイリー句会投句 ★いしぶみの薄れし文字や枯尾花 ★冬木の芽白壁に寄る日のぬくみ ★寒暁の山もろともに吹かれけり 返信する 迫田和代 2014年12月14日 10:50 デイリー句会投句 ★懐かしい青菜を洗う冷たさや ★貧富なきホームの暮らし干菜汁 ★月冴えて地上に流れる賛美歌や 返信する 小川和子 2014年12月14日 14:08 デイリー句会投句 メール以て「祈り」認む待降節 コントラバス抱えし人と逢う師走 山茶花の地にも鏤め紅褪せず 返信する 内山富佐子 2014年12月14日 16:55 デイリー句会投句 マスクして目で挨拶の朝かな 除雪車の雪吹き飛ばす早さかな 雪の朝シャベルの音の高らかに 返信する 桑本栄太郎 2014年12月14日 19:12 デイリー句会投句 <京都南座、吉例顔見世興行> ★顔見世の招きに向かうカメラかな ★見上げいる招きまぶしき冬日さす ★南座に招きあがりて酢茎買う 返信する 桑本栄太郎 2014年12月14日 19:21 好きな句 ★貧富なきホームの暮らし干菜汁/迫田和代 同じホームに住む者どうしは皆一緒の生活であり、貧富の差など全く無いと言う、しみじみと達観された心境が素晴らしいですね。干菜の季語がぴったりです。 返信する 小西 宏 2014年12月14日 21:09 好きな句 ☆雪の朝シャベルの音の高らかに /内山富佐子☆ 雪の多い地方では雪掻きも大変なご苦労なのだろうと思います。しかし、朝のシャベルの音を力強い活動の響きと捉えるその大らかな詠いぶりに、白一色の風景の美しさを感じ、また勇気づけられもします。 返信する 小西 宏 2014年12月14日 21:11 デイリー句会投句 デイリー句会投句★木の葉舞い木の葉すべてが空となる ★冬薔薇や西高東低青い空 ★雪国を思いつつ見る空の青さ 返信する 小口泰與 2014年12月15日 9:27 デイリー句会投句 ★寿司桶の中は朱塗りや寒落暉 ★山風にかしずく利根川(とね)や枯木立 ★ガム噛みて試験勉強冬の月 返信する 河野啓一 2014年12月15日 12:35 デイリー句会投句 投句場所を間違えたので再投句致します。 ★蘆生うる水辺のひかり鴨の群 ★枯れ木立見上げつつ行く丘の道 ★ハモニカのお稽古デイのクリスマス 返信する 迫田和代 2014年12月15日 13:18 お礼 桑本 栄太郎様 12/14の「貧富なきホームの暮らし干菜汁」を好きな句にお選びいただきとても嬉しいです。有難うございました。 返信する 多田有花 2014年12月15日 17:48 デイリー句会投句 空っ風雲と海とが光りけり 寒波来る空真っ青に晴れあがり 水使いし後の手をストーブで炙る 返信する 桑本栄太郎 2014年12月15日 20:25 デイリー句会投句 ★下枝にしがみつき居り冬紅葉 ★峰上の天の青さやしぐれ雲 ★しぐれ雲ひろがり急ぐ家路かな 返信する 佃 康水 2014年12月15日 21:39 好きな句 ☆月冴えて地上に流れる賛美歌や/迫田和代 この時期讃美歌が流れて来るのを良く聞きます。讃美歌を聞くだけでも襟を正したくなりますが、そこへ冴えた月との取り合わせに更に心洗われる思いです。美しい句です。 返信する 佃 康水 2014年12月15日 21:47 デイリー句会投句 ★悴む手揉みて入り来る投票所 ★癒えし眼に白山茶花や青み帯び ★冬帽の父が追う児の冬帽子 返信する 小西 宏 2014年12月15日 22:22 好きな句 ☆癒えし眼に白山茶花や青み帯び /佃 康水☆ 目の治療、すっかり良くなられたのですね。すると山茶花の花が美しく広がっている。少し青みがかって見えるのも白花の神髄であり、視力の喜びでしょう。 返信する 小西 宏 2014年12月15日 22:28 デイリー句会投句 ★翔ぶよりも羽ばたくことよ冬の雁 ★白銀の雲流るるや実万両 ★冬薔薇の蕾うるわし青き風 返信する 小口泰與 2014年12月16日 9:16 デイリー句会投句 ★冬山の鋼の襞の迫りけり ★安けくてうたた寝よしや囲炉裏端 ★返り花今日ひと時を華やぐか 返信する 河野啓一 2014年12月16日 10:59 デイリー句会投句 ★ビル街を突き抜けてくる冬日かな ★白花の盛り上がりたるシクラメン ★氷上の舞い姫手脚のびやかに 返信する 桑本栄太郎 2014年12月16日 17:43 デイリー句会投句 ★涸川の石のながれや水無瀬川 ★冬耕や畝の曲がりの黒き溝 ★雲影の移りゆきけり冬の嶺 返信する 桑本栄太郎 2014年12月16日 17:50 好きな句 ★癒えし眼に白山茶花や青み帯び/佃 康水 白内障手術成功おめでとうございます。小生も去年10月に行いましたが、驚くほどの視界良好となりました。 白の山茶花の少し青みまで認められると言う事は、この上ない喜びでしょう。 返信する 桑本栄太郎 2014年12月16日 17:59 好きな句 ★翔ぶよりも羽ばたくことよ冬の雁/小西 宏 初飛来から数か月経ち、川の中に沢山群れを為して います。水面をあちこちと羽ばたきながら舞う様子は まさに厳しい冬の最中を覚えさせます。 返信する 佃 康水 2014年12月16日 19:04 御礼 小西 宏様 桑本栄太郎様 「癒えし眼に白山茶花や青み帯び」の句に勿体ないお言葉を賜り、大変嬉しく読ませて頂きました。有難うございます。齢を拾うごとに視力が衰え、パソコンの字や人の顔も見え辛くなってまいりましてついに今回は右眼だけの手術を致しました。眼帯の取れた時、世の中はこんなに明るかったのだ!と大変嬉しくなりました。生垣の八重の白山茶花が青みを帯び深い汚れのない白さを感じ、今までにない美しい山茶花でした。 返信する 小西 宏 2014年12月16日 20:44 好きな句 ☆ビル街を突き抜けてくる冬日かな /河野啓一☆ 「ビル街を突き抜けてくる冬日」とは、風の冷たさを思わせる表現でもあります。と同時に、辛うじての温もりを運んできてくれてもいます。それを「冬日かな」と大らかに結ばれました。好きな句です。 返信する 小西 宏 2014年12月16日 20:45 お礼 桑本栄太郎さま 「翔ぶよりも羽ばたくことよ冬の雁」に目をお留め下さり、たいへん有難うございました。御地ではまだまだ沢山の雁の姿をご覧になれるとのこと、とても羨ましく思いました。 返信する 小西 宏 2014年12月16日 20:46 デイリー句会投句 ★薄ら日のすぐ雨となる寒い朝 ★窓ガラスに細い糸引き雨の冷え ★烏二羽声無く行ける冬の雨 返信する 小口泰與 2014年12月17日 9:52 デイリー句会投句 ★青天や襞迫りくる冬赤城山(あかぎ) ★眼間に赤城山(あかぎ)迫るや冬黄葉 ★手袋の指の節々朝まだき 返信する 河野啓一 2014年12月17日 10:16 御礼 小西宏さま 「ビル街を突き抜けてくる朝日かな」に過分のコメントを頂戴し誠にありがとうございました。高層マンションが建ち始めた千里タウンの寸勁を描いたつもりです。 返信する 河野啓一 2014年12月17日 10:23 デイリー句会投句 ★メタセコイヤ冬の朝日に凛と立ち ★唐代の磁器や真白き雪の肌 ★着ぶくれて棋譜並べいる昼下がり 返信する 桑本栄太郎 2014年12月17日 18:12 デイリー句会投句 ★嶺上の日射しまぶしく時雨れけり ★すすぎもの慌て取り込むしぐれかな ★雲間より午後の日射しや花八手 返信する 桑本栄太郎 2014年12月17日 18:19 好きな句 ★着ぶくれて棋譜並べいる昼下がり/河野啓一 食後の昼下がりのひと時であろうか?ガラス戸越しの暖かい日射しを浴びながら、将棋の研究に余念がない光景が想われ、素敵です。日向ぼこと、好きな趣味に余念がない至福の時間ですね!! 返信する 下地鉄 2014年12月17日 19:27 デイリー句会投句 干し綱の揺れの寂しき冬日かな 冬の湯屋声のぶつかる音に消え 北風や掃かれて街の清きかな 返信する 多田有花 2014年12月17日 22:30 デイリー句会投句 雨あがれば明日はきっと寒くなる 冬の雨ひかりに乗って横浜へ 冬の夜や港の夜景見て眠る 返信する 古田敬二 2014年12月17日 23:22 デイリー句会投句 ★麒麟高く異国の寒さに震えおり ★そこにだけ冬の陽温しフラミンゴ ★冬の陽に眼光鋭し檻のエミュー 返信する 古田敬二 2014年12月18日 8:32 デイリー句会投句 ★雪豹の雪雲見上げていたりけり ★雪を待つまなざし雪豹檻にいる ★耳ピクリ動かし河馬の日向ぼっこ 返信する 小口泰與 2014年12月18日 9:32 デイリー句会投句 ★生姜酒夕べの風の暴れもよい ★寒鯉や八十瀬の淵も黙の中 ★補陀落や寒暁の月やすからむ 返信する 下地鉄 2014年12月18日 15:02 デイリー句会投句 湯気のたつ銭湯(ゆや)入口の石路の花 数え日に入りて気付きし卒寿かな 賀状書く宛先に手の止まりけり 返信する 内山富佐子 2014年12月18日 17:09 お礼 小西宏様 お礼が遅くなりました 雪の朝シャベルの音の高らかに を好きな句にお選び頂いて有難うございます。 日常的に雪と闘っている雪国では、積もれば固まらないうちにさっと始末してしまうのが一番。一斉に外に出て(年寄りが多い)通りの雪をかくのです。その速さといったら凄いものですよ。 返信する 桑本栄太郎 2014年12月18日 18:24 デイリー句会投句 ★味噌の香や朝の厨の根深汁 ★懐かしき夢を見ており風邪寝かな ★しぐれ雲少し茜の日暮れけり 返信する 小西 宏 2014年12月18日 20:23 好きな句 ☆湯気のたつ銭湯(ゆや)入口の石路の花 /下地鉄☆ どこかお寺にお籠もりになられたのでしょうか。その湯屋の湯けむりも冬になるととりわけ深く感じられます。入口までも仄々と白い湯気が流れてくる。そして、そこにある石路の花。抑えられた情景の中にしっとりと明るい黄が鮮明です。 返信する 小西 宏 2014年12月18日 20:29 デイリー句会投句 ★松の色ほのかに映し初氷 ★竜のひげ触れて真白き霜柱 ★手袋をして大股で日を浴びて 返信する 佃 康水 2014年12月18日 21:03 好きな句 ☆松の色ほのかに映し初氷/小西 宏 松の緑をほのかに映しての初氷、松と初氷の取り合わせで色彩的にも美しい御句です。当地では未だ見て居ませんが、初氷を見ると愈々本格的な冬の訪れに心身共に引き締まる思いです。 返信する 佃 康水 2014年12月18日 21:05 デイリー句会投句 ★窓明りに急ぎ起床や今朝の雪 ★一色に雪しんしんと降り止まず ★高きより夜半のしじまをしづり雪 返信する 小口泰與 2014年12月19日 8:51 デイリー句会投句 ★冬の雨八千草濡らし我ぬらし ★北颪固き大地を踏みにけり ★鈍色の八百重の雲や切炬燵 返信する 古田敬二 2014年12月19日 8:57 デイリー句会投句 ★岩に寝てアシカのしあわせ日向ぼっこ ★アザラシの滑らか遊泳冬のプール ★見つめれば河馬の瞳の吾に向く 返信する 河野啓一 2014年12月19日 10:49 デイリー句会投句 ★実満両今年も鳥の恵みかな ★餌なくて地面ついばむ冬烏 ★大寒波柿の実すべて落ち尽し 返信する 内山富佐子 2014年12月19日 12:55 デイリー句会投句 鶴嘴と鍬にスコップ雪を割る 雪帽子かぶって車走りゆく 忌中告ぐ白木の札や雪激し 返信する 下地鉄 2014年12月19日 13:53 デイリー句会投句 冬ざれの舗道啄む小鳥かな 歳の瀬や波音遠く流れくる 数え日や集う老婆の若葉会 返信する 下地鉄 2014年12月19日 14:08 お礼 小西宏様 拙句「湯気のたつ湯屋入り口の石蕗の花」 をお選びいただき、有難いコメントまで頂きありがとうございました。 励ましにして続けます。 返信する 多田有花 2014年12月19日 16:45 デイリー句会投句 冬朝日横浜港を薔薇色に ランドマークタワー寒風に聳ゆ 北風をゆく人誰も足早に 返信する 桑本栄太郎 2014年12月19日 18:12 デイリー句会投句 ★白き実を鴉ついばみ冬ざるる ★初雪や”女人高野”の本を読む ★父が居て膝に抱かるる風邪寝かな 返信する 川名ますみ 2014年12月19日 18:48 デイリー句会投句 日輪のいろ水鳥の羽根にあり 夕映えの色を水鳥羽ばたかす 自然薯を擂る音笑い声に似て 返信する 桑本栄太郎 2014年12月19日 19:23 Unknown ★日輪のいろ水鳥の羽根にあり/川名ますみ 次の句から、夕映えの水面に浮かぶ水鳥のようですね? 恰も水鳥の羽根が輝いているかのように見え、素晴らし い冬の風物詩の御句となりました。 返信する 桑本栄太郎 2014年12月19日 19:25 タイトル(好きな句) 失礼致しました。 先ほどの投句は好きな句です。 返信する 小西 宏 2014年12月19日 21:17 好きな句 ☆岩に寝てアシカのしあわせ日向ぼっこ /古田敬二☆ 古田さんの句には動物園の風景がよく出て来ますね。動物がとてもお好きなのでしょう。アシカだとかアザラシだとか、みな日向ぼっこが好きなようで人気があります。大きな図体ででんと寝そべっているところ、愛嬌があり、とても幸せそうです。 返信する 小西 宏 2014年12月19日 21:18 お礼 佃 康 さま 「松の色ほのかに映し初氷」にお褒めのお言葉をお贈り下さり、たいへん嬉しく思っております。有難うございました。 公園の池が凍り、中島の松の緑をほんのりと映していました。寒さを忘れ、暫くただ氷だけを眺めていました。 返信する 小西 宏 2014年12月19日 21:20 デイリー句会投句 ★窓枠に何事もなし冬木立 ★青空に小楢木の葉の色し ★マフラーの風にブランコ一人漕ぐ 返信する 多田有花 2014年12月20日 12:56 デイリー句会投句 球を打ちおりなば夜空から粉雪 厳寒のゆるみし今朝の雨の音 荷物届く冬の雨激しき中を 返信する 小口泰與 2014年12月20日 14:46 デイリー句会投句 ★山の端に冬満月の朝ぼらけ ★あけぼのの鋭声おちこち寒鴉 ★虎落笛瑞穂の国のあるかぎり 返信する 桑本栄太郎 2014年12月20日 18:18 デイリー句会投句 ★翔ぶよりも跳ぶごときなり冬の鵯 ★手のひらを天にかざすやしぐれ来る ★もくれんの冬芽濡れ居り光りつつ 返信する 下地鉄 2014年12月20日 21:47 デイリー句会投句 ★千両の隣の寡婦の出入り口 ★野良猫の舗道に現れて四温かな ★悪さして襖の奥の父の顔 返信する 河野啓一 2014年12月21日 15:23 御礼 桑本栄太郎さま 「着ぶくれて棋譜並べいる昼下がり」の拙句に嬉しいコメントを賜り有り難うございました。有りようは暇を持て余してのことです。行動ままならぬ師走です。 返信する
コメント
デイリー句会投句
★いしぶみの薄れし文字や枯尾花
★冬木の芽白壁に寄る日のぬくみ
★寒暁の山もろともに吹かれけり
デイリー句会投句
★懐かしい青菜を洗う冷たさや
★貧富なきホームの暮らし干菜汁
★月冴えて地上に流れる賛美歌や
デイリー句会投句
メール以て「祈り」認む待降節
コントラバス抱えし人と逢う師走
山茶花の地にも鏤め紅褪せず
デイリー句会投句
マスクして目で挨拶の朝かな
除雪車の雪吹き飛ばす早さかな
雪の朝シャベルの音の高らかに
デイリー句会投句
<京都南座、吉例顔見世興行>
★顔見世の招きに向かうカメラかな
★見上げいる招きまぶしき冬日さす
★南座に招きあがりて酢茎買う
好きな句
★貧富なきホームの暮らし干菜汁/迫田和代
同じホームに住む者どうしは皆一緒の生活であり、貧富の差など全く無いと言う、しみじみと達観された心境が素晴らしいですね。干菜の季語がぴったりです。
好きな句
☆雪の朝シャベルの音の高らかに /内山富佐子☆
雪の多い地方では雪掻きも大変なご苦労なのだろうと思います。しかし、朝のシャベルの音を力強い活動の響きと捉えるその大らかな詠いぶりに、白一色の風景の美しさを感じ、また勇気づけられもします。
デイリー句会投句
デイリー句会投句★木の葉舞い木の葉すべてが空となる
★冬薔薇や西高東低青い空
★雪国を思いつつ見る空の青さ
デイリー句会投句
★寿司桶の中は朱塗りや寒落暉
★山風にかしずく利根川(とね)や枯木立
★ガム噛みて試験勉強冬の月
デイリー句会投句
投句場所を間違えたので再投句致します。
★蘆生うる水辺のひかり鴨の群
★枯れ木立見上げつつ行く丘の道
★ハモニカのお稽古デイのクリスマス
お礼
桑本 栄太郎様
12/14の「貧富なきホームの暮らし干菜汁」を好きな句にお選びいただきとても嬉しいです。有難うございました。
デイリー句会投句
空っ風雲と海とが光りけり
寒波来る空真っ青に晴れあがり
水使いし後の手をストーブで炙る
デイリー句会投句
★下枝にしがみつき居り冬紅葉
★峰上の天の青さやしぐれ雲
★しぐれ雲ひろがり急ぐ家路かな
好きな句
☆月冴えて地上に流れる賛美歌や/迫田和代
この時期讃美歌が流れて来るのを良く聞きます。讃美歌を聞くだけでも襟を正したくなりますが、そこへ冴えた月との取り合わせに更に心洗われる思いです。美しい句です。
デイリー句会投句
★悴む手揉みて入り来る投票所
★癒えし眼に白山茶花や青み帯び
★冬帽の父が追う児の冬帽子
好きな句
☆癒えし眼に白山茶花や青み帯び /佃 康水☆
目の治療、すっかり良くなられたのですね。すると山茶花の花が美しく広がっている。少し青みがかって見えるのも白花の神髄であり、視力の喜びでしょう。
デイリー句会投句
★翔ぶよりも羽ばたくことよ冬の雁
★白銀の雲流るるや実万両
★冬薔薇の蕾うるわし青き風
デイリー句会投句
★冬山の鋼の襞の迫りけり
★安けくてうたた寝よしや囲炉裏端
★返り花今日ひと時を華やぐか
デイリー句会投句
★ビル街を突き抜けてくる冬日かな
★白花の盛り上がりたるシクラメン
★氷上の舞い姫手脚のびやかに
デイリー句会投句
★涸川の石のながれや水無瀬川
★冬耕や畝の曲がりの黒き溝
★雲影の移りゆきけり冬の嶺
好きな句
★癒えし眼に白山茶花や青み帯び/佃 康水
白内障手術成功おめでとうございます。小生も去年10月に行いましたが、驚くほどの視界良好となりました。
白の山茶花の少し青みまで認められると言う事は、この上ない喜びでしょう。
好きな句
★翔ぶよりも羽ばたくことよ冬の雁/小西 宏
初飛来から数か月経ち、川の中に沢山群れを為して
います。水面をあちこちと羽ばたきながら舞う様子は
まさに厳しい冬の最中を覚えさせます。
御礼
小西 宏様 桑本栄太郎様
「癒えし眼に白山茶花や青み帯び」の句に勿体ないお言葉を賜り、大変嬉しく読ませて頂きました。有難うございます。齢を拾うごとに視力が衰え、パソコンの字や人の顔も見え辛くなってまいりましてついに今回は右眼だけの手術を致しました。眼帯の取れた時、世の中はこんなに明るかったのだ!と大変嬉しくなりました。生垣の八重の白山茶花が青みを帯び深い汚れのない白さを感じ、今までにない美しい山茶花でした。
好きな句
☆ビル街を突き抜けてくる冬日かな /河野啓一☆
「ビル街を突き抜けてくる冬日」とは、風の冷たさを思わせる表現でもあります。と同時に、辛うじての温もりを運んできてくれてもいます。それを「冬日かな」と大らかに結ばれました。好きな句です。
お礼
桑本栄太郎さま
「翔ぶよりも羽ばたくことよ冬の雁」に目をお留め下さり、たいへん有難うございました。御地ではまだまだ沢山の雁の姿をご覧になれるとのこと、とても羨ましく思いました。
デイリー句会投句
★薄ら日のすぐ雨となる寒い朝
★窓ガラスに細い糸引き雨の冷え
★烏二羽声無く行ける冬の雨
デイリー句会投句
★青天や襞迫りくる冬赤城山(あかぎ)
★眼間に赤城山(あかぎ)迫るや冬黄葉
★手袋の指の節々朝まだき
御礼
小西宏さま
「ビル街を突き抜けてくる朝日かな」に過分のコメントを頂戴し誠にありがとうございました。高層マンションが建ち始めた千里タウンの寸勁を描いたつもりです。
デイリー句会投句
★メタセコイヤ冬の朝日に凛と立ち
★唐代の磁器や真白き雪の肌
★着ぶくれて棋譜並べいる昼下がり
デイリー句会投句
★嶺上の日射しまぶしく時雨れけり
★すすぎもの慌て取り込むしぐれかな
★雲間より午後の日射しや花八手
好きな句
★着ぶくれて棋譜並べいる昼下がり/河野啓一
食後の昼下がりのひと時であろうか?ガラス戸越しの暖かい日射しを浴びながら、将棋の研究に余念がない光景が想われ、素敵です。日向ぼこと、好きな趣味に余念がない至福の時間ですね!!
デイリー句会投句
干し綱の揺れの寂しき冬日かな
冬の湯屋声のぶつかる音に消え
北風や掃かれて街の清きかな
デイリー句会投句
雨あがれば明日はきっと寒くなる
冬の雨ひかりに乗って横浜へ
冬の夜や港の夜景見て眠る
デイリー句会投句
★麒麟高く異国の寒さに震えおり
★そこにだけ冬の陽温しフラミンゴ
★冬の陽に眼光鋭し檻のエミュー
デイリー句会投句
★雪豹の雪雲見上げていたりけり
★雪を待つまなざし雪豹檻にいる
★耳ピクリ動かし河馬の日向ぼっこ
デイリー句会投句
★生姜酒夕べの風の暴れもよい
★寒鯉や八十瀬の淵も黙の中
★補陀落や寒暁の月やすからむ
デイリー句会投句
湯気のたつ銭湯(ゆや)入口の石路の花
数え日に入りて気付きし卒寿かな
賀状書く宛先に手の止まりけり
お礼
小西宏様 お礼が遅くなりました
雪の朝シャベルの音の高らかに を好きな句にお選び頂いて有難うございます。
日常的に雪と闘っている雪国では、積もれば固まらないうちにさっと始末してしまうのが一番。一斉に外に出て(年寄りが多い)通りの雪をかくのです。その速さといったら凄いものですよ。
デイリー句会投句
★味噌の香や朝の厨の根深汁
★懐かしき夢を見ており風邪寝かな
★しぐれ雲少し茜の日暮れけり
好きな句
☆湯気のたつ銭湯(ゆや)入口の石路の花 /下地鉄☆
どこかお寺にお籠もりになられたのでしょうか。その湯屋の湯けむりも冬になるととりわけ深く感じられます。入口までも仄々と白い湯気が流れてくる。そして、そこにある石路の花。抑えられた情景の中にしっとりと明るい黄が鮮明です。
デイリー句会投句
★松の色ほのかに映し初氷
★竜のひげ触れて真白き霜柱
★手袋をして大股で日を浴びて
好きな句
☆松の色ほのかに映し初氷/小西 宏
松の緑をほのかに映しての初氷、松と初氷の取り合わせで色彩的にも美しい御句です。当地では未だ見て居ませんが、初氷を見ると愈々本格的な冬の訪れに心身共に引き締まる思いです。
デイリー句会投句
★窓明りに急ぎ起床や今朝の雪
★一色に雪しんしんと降り止まず
★高きより夜半のしじまをしづり雪
デイリー句会投句
★冬の雨八千草濡らし我ぬらし
★北颪固き大地を踏みにけり
★鈍色の八百重の雲や切炬燵
デイリー句会投句
★岩に寝てアシカのしあわせ日向ぼっこ
★アザラシの滑らか遊泳冬のプール
★見つめれば河馬の瞳の吾に向く
デイリー句会投句
★実満両今年も鳥の恵みかな
★餌なくて地面ついばむ冬烏
★大寒波柿の実すべて落ち尽し
デイリー句会投句
鶴嘴と鍬にスコップ雪を割る
雪帽子かぶって車走りゆく
忌中告ぐ白木の札や雪激し
デイリー句会投句
冬ざれの舗道啄む小鳥かな
歳の瀬や波音遠く流れくる
数え日や集う老婆の若葉会
お礼
小西宏様 拙句「湯気のたつ湯屋入り口の石蕗の花」
をお選びいただき、有難いコメントまで頂きありがとうございました。 励ましにして続けます。
デイリー句会投句
冬朝日横浜港を薔薇色に
ランドマークタワー寒風に聳ゆ
北風をゆく人誰も足早に
デイリー句会投句
★白き実を鴉ついばみ冬ざるる
★初雪や”女人高野”の本を読む
★父が居て膝に抱かるる風邪寝かな
デイリー句会投句
日輪のいろ水鳥の羽根にあり
夕映えの色を水鳥羽ばたかす
自然薯を擂る音笑い声に似て
Unknown
★日輪のいろ水鳥の羽根にあり/川名ますみ
次の句から、夕映えの水面に浮かぶ水鳥のようですね?
恰も水鳥の羽根が輝いているかのように見え、素晴らし
い冬の風物詩の御句となりました。
タイトル(好きな句)
失礼致しました。
先ほどの投句は好きな句です。
好きな句
☆岩に寝てアシカのしあわせ日向ぼっこ /古田敬二☆
古田さんの句には動物園の風景がよく出て来ますね。動物がとてもお好きなのでしょう。アシカだとかアザラシだとか、みな日向ぼっこが好きなようで人気があります。大きな図体ででんと寝そべっているところ、愛嬌があり、とても幸せそうです。
お礼
佃 康 さま
「松の色ほのかに映し初氷」にお褒めのお言葉をお贈り下さり、たいへん嬉しく思っております。有難うございました。
公園の池が凍り、中島の松の緑をほんのりと映していました。寒さを忘れ、暫くただ氷だけを眺めていました。
デイリー句会投句
★窓枠に何事もなし冬木立
★青空に小楢木の葉の色し
★マフラーの風にブランコ一人漕ぐ
デイリー句会投句
球を打ちおりなば夜空から粉雪
厳寒のゆるみし今朝の雨の音
荷物届く冬の雨激しき中を
デイリー句会投句
★山の端に冬満月の朝ぼらけ
★あけぼのの鋭声おちこち寒鴉
★虎落笛瑞穂の国のあるかぎり
デイリー句会投句
★翔ぶよりも跳ぶごときなり冬の鵯
★手のひらを天にかざすやしぐれ来る
★もくれんの冬芽濡れ居り光りつつ
デイリー句会投句
★千両の隣の寡婦の出入り口
★野良猫の舗道に現れて四温かな
★悪さして襖の奥の父の顔
御礼
桑本栄太郎さま
「着ぶくれて棋譜並べいる昼下がり」の拙句に嬉しいコメントを賜り有り難うございました。有りようは暇を持て余してのことです。行動ままならぬ師走です。