●デイリー句会投句箱/11月1日~6日● 2014年11月10日 09:41 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 ◆俳句日記/高橋正子◆は、下記のアドレスです。 http://blog.goo.ne.jp/kakan02 X Facebook はてブ LINE コメント 高橋信之 2014年11月1日 5:56 テスト テスト 返信する 内山富佐子 2014年11月1日 9:05 デイリー句会投句 店々にハロウィンの子ら声高く 干し柿の秋色カーテン雁木下 新蕎麦を求めゆく道紅葉道 返信する お迫田和代 2014年11月1日 10:24 デイリー句会投句 ★霧の中飛び込んでいく母の訃に ★散る前の桜紅葉を心根に ★青い空赤白揃って渡り鳥 返信する 小口泰與 2014年11月1日 10:51 デイリー句会投句 ★白樺の林に楓紅葉かな ★見晴るかす白樺林秋の空 ★あけぼのの岸辺の紅葉靄に揺れ 返信する 福田ひろし 2014年11月1日 15:03 デイリー句会投句 名城を丸ごとつつむ空高し 雨やみて十一月の町静か 秋出で湯とりわけ太き息を吐く 返信する 桑本栄太郎 2014年11月1日 18:19 デイリー句会投句 ★秋天の飛行機雲や二本の線 ★青空にまぶしき銀杏黄葉かな ★園児らの花に語るや秋麗ら 返信する 小口泰與 2014年11月2日 9:24 デイリー句会投句 ★白波のほぐれて黙の紅葉かな ★大沼の雑魚の群や秋澄めり ★カーテンのほのと揺れたり湖の霧 返信する 河野啓一 2014年11月2日 10:32 デイリー句会投句 ★天平の古きを偲ぶ秋祭り ★宮跡に飾る菊花の香りかな ★竿揺れてパクリとパンを運動会 返信する 小西 宏 2014年11月2日 10:55 デイリー句会投句 ★隔つ樹に糸を渡して秋の蜘蛛 ★去年(こぞ)生まれし鴨帰り来て葦の茎 ★団栗の音聞きながら雨宿り 返信する 桑本栄太郎 2014年11月2日 19:04 デイリー句会投句 <洛西の山里独り吟行> ★溝川の楽を聞き居り石蕗の花 ★人住まぬごとく静もり里の秋 ★山茶花の坂の垣根の寺苑かな 返信する 小西 宏 2014年11月2日 20:33 好きな句 ☆溝川の楽を聞き居り石蕗の花 /桑本栄太郎☆ 街中の濁った小川なのでしょうか。それでも水音は軽やかです。その傍に逞しく茂る石蕗の緑、石蕗の花。力強さと美しさを兼ね備えた秋の風情です。 返信する 小口泰與 2014年11月3日 9:44 デイリー句会投句 ★鶺鴒や岩に次々渦纏う ★鯉こくや小諸の城の夕紅葉 ★見晴るかす靄につつまる夕紅葉 返信する 祝恵子 2014年11月3日 12:40 デイリー句会投句 秋桜ポーズは決まり女学生 竹の春透けて樹林の明るさよ 机上には鉛筆削りと柿ころぶ 返信する 多田有花 2014年11月3日 16:32 デイリー句会投句 初めての動画を作る夜半の秋 秋深し試行錯誤が面白し 昼間から飲んで街ゆく秋曇 返信する 佃 康水 2014年11月3日 18:52 好きな句 ☆初めての動画を作る夜半の秋/多田有花 作者は常に夢を掲げそしてその夢を実現させ、また更にその完成度の高いところに感銘しきりです。遠くより応援しております。 返信する 桑本栄太郎 2014年11月3日 19:02 御礼 小西 宏様 「溝川の楽を聞き居り石蕗の花」の句をお選び頂き、嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変有難うござます。 小生の住まいの京都の西の郊外、洛西は少し小高い丘になっています。そして西側に京西山の嶺があり、山すその里村は更に少し小高い丘の上にあり、静かな里村です。彼方此方に小川、溝川の清流が流れ、とても心地良い音を立てております。石のお友達、石蕗の花が溝川の脇に植えられ、今美しい黄色の花を咲かせています。 返信する 佃 康水 2014年11月3日 19:03 デイリー句会投句 廿日市自然観察の森 (紅まんさくは県の天然記念物) 2句 ★紅葉して紅まんさくのハート型 ★しろがねの葉裏光りて朴落葉 ★蕎麦刈るや山の夕日を巻きこみて 返信する 桑本栄太郎 2014年11月3日 19:16 デイリー句会投句 ★野分めく音に目覚める夜半かな ★大風の青き深空や文化の日 ★釣り人の湾処(わんど)に黙や鴨来たる 返信する 桑本栄太郎 2014年11月3日 19:26 好きな句 ★しろがねの葉裏光りて朴落葉/佃 康水 小生の近くの図書館通りにも、掃き清められた舗道の上に大きな朴の落葉が沢山落ちています。朴の落葉は不思議な事にすべて裏返り、白い葉裏を見せています。そこに作者はしろがねの葉裏が光っていると見られた。とても詩情を感じます、共感の一句です。 返信する 黒谷光子 2014年11月3日 20:21 デイリー句会投句 秋しぐれ法衣を吊るす衣紋掛 湖北路に文士の講演文化の日 晩秋の両手に包む抹茶碗 返信する 小西 宏 2014年11月3日 21:05 好きな句 ☆秋桜ポーズは決まり女学生 /祝恵子☆ コスモスの前に立つと、みな写真を撮ってみたくなりますね。女学生がポーズを取る。すると、コスモスも一緒にポーズを取っているように見えます。明るく楽しい俳句です。 返信する 小西 宏 2014年11月3日 21:07 デイリー句会投句 ★黄落の桂疎林を柔き風 ★春は花今は紅葉の桜かな ★戦艦の街や南京黄櫨(なんきんはぜ)紅葉(もみじ) 返信する 小口泰與 2014年11月4日 9:07 デイリー句会投句 ★我を見る犬の眼差し秋の暮 ★眼間を霧に襲わる山路かな ★湯の町を包む朝靄虫の声 返信する 多田有花 2014年11月4日 14:02 デイリー句会投句 窓鳴らす風の音聞く冬隣 いびつさを剥けば芳醇ラ・フランス 晩秋の静かな日差しの中歩く 返信する 多田有花 2014年11月4日 14:04 お礼 佃 康水さま、 「初めての動画を作る夜半の秋」を好きな句にお選びいただき、うれしいコメントも頂戴し、ありがとうございます。 いろいろひらめいたことを新しくやってみることが好きです。 試行錯誤して、うまくいったときはとてもうれしいです。 返信する 多田有花 2014年11月4日 14:08 好きな句 ★蕎麦刈るや山の夕日を巻きこみて/佃 康水 「山の夕日を巻き込みて」という言葉がいいです。 蕎麦を刈っているところを私は実際には見たことがないのですが、この言葉から想像が膨らみます。 返信する 桑本栄太郎 2014年11月4日 19:22 デイリー句会投句 <河原町~四条大橋> ★大橋をわたり南座秋しぐれ ★顔見世の早やも看板南座に ★せせらぎの底に色葉や高瀬川 返信する 福田ひろし 2014年11月4日 19:45 デイリー句会投句 秋高し一朶の雲を探しをり 阿蘇の野の社の水のさやかなり 朗々と秋風に乗る祝詞かな 返信する 桑本栄太郎 2014年11月4日 20:30 好きな句 ★窓鳴らす風の音聞く冬隣/多田有花 昨日、一昨日は寒くて強い風が吹きました。戸をしっかり締めていても窓が鳴り響くほどでしたね!!。思わず肩をすくめる、冬隣りの光景がありありと想われ素敵です。 返信する 小西 宏 2014年11月4日 20:37 好きな句 ☆いびつさを剥けば芳醇ラ・フランス /多田有花☆ ラ・フランスに対する「芳醇」の賛美。「いびつさを剥けば」に凝縮されています。おおらかさに感動。 返信する 桑本栄太郎 2014年11月4日 20:38 好きな句 ★朗々と秋風に乗る祝詞かな/福田ひろし 前の句から、出雲大社と同じ古くから由緒のある阿蘇神社のようですね?別格官幣神社の阿蘇の宮司家は九州の豪族の一人でもあり、その祝詞は清冽な秋風に乗って良く通る声でしょう!! 返信する 小西 宏 2014年11月4日 20:40 デイリー句会投句 ★錦秋の市民公園フラフープ ★大欅ここぞとばかり紅葉す ★コンビニのドアに黄菊の棚並ぶ 返信する 佃 康水 2014年11月4日 21:13 御礼 桑本栄太郎様 「しろがねの葉裏光りて朴落葉」を好きな句にお選び頂き大変嬉しいお言葉を賜り有難うございます。「朴」と聞けば特別な思いが有って、先日、当地の身近なところ(自然観察の森)の中に朴の木が有るのを知りました。木の根元には他の落ち葉の枯れ色に紛うことなく大きな白銀の葉裏が沢山落ちていたのが印象的でした。朴の木はすごく高くやっぱり見上げる木だなと思いました。 多田有花様 「蕎麦刈るや山の夕日を巻きこみて」を好きな句にお選び頂き大変嬉しいお言葉を賜り誠に有難うございます。県北の蕎麦刈りの風景を私も初めて見ました。見せて頂いたのは里山の小規模な畑ですが、夕日を浴びた蕎麦の茎を丁寧に刈り取る里山の風景です。正子先生の「夕日ごと刈り取る」の情景そのものでした。 返信する 福田ひろし 2014年11月4日 21:57 御礼 桑本栄太郎様 「朗々と」の句を好きな句に選んでいただき、ありがとうございます。ご推察通り阿蘇神社です。きりりと冷え込みいつも以上の厳かさでした。阿蘇神社は肥後の一の宮。祝詞も一層ありがたみを感じます。 返信する 川名ますみ 2014年11月4日 23:13 デイリー句会投句 横たわる鮃に秋の灯の一条 厨房に無言のひらめ暮の秋 秋高し鮃の血抜き跡の紅 返信する 小口泰與 2014年11月5日 9:14 デイリー句会投句 ★秋の山茜の雲のまつわるる ★鶺鴒や川原は風の吹くままに ★紅葉の鍋割山(なべわり)も雨貯えし 返信する 内山富佐子 2014年11月5日 9:44 好きな句 厨房に無言の鮃暮の秋/川名ますみ これから捌かれるまな板の上の鮃 何も言わないことが返って哀れを誘う。まさに鮃も秋も果てようとしている。暮の秋の季語がにぴったりしていると思いました。 返信する 桑本栄太郎 2014年11月5日 10:01 デイリー句会投句 <阪急河原町駅> ★紅葉見の人をはきだす地下出口 <高槻平野~大山崎> ★秋夕焼け野から山へと送電塔 ★十字架の山粧いし天王山 返信する 桑本栄太郎 2014年11月5日 10:16 好きな句 ★横たわる鮃に秋の灯の一条/川名ますみ お父上のご友人が又釣果のひらめを届けてくれたようですね?それでなくても薄い鮃に秋の灯があたり、一筋の光となって輝いている・・・。晩秋の静けさ、釣りが好きであったお父上の事など、作者にとっては色々な思いの秋あはれですね!! 返信する 河野啓一 2014年11月5日 11:21 デイリー句会投句 ★秋の園幼子たちのかくれんぼ ★黒大豆引いて枝ごと茹でにけり ★赤とんぼ止まれや止まれこの指に 返信する 黒谷光子 2014年11月5日 16:10 好きな句 大橋を渡り南座秋しぐれ/桑野栄太郎 四条大橋のあたりに降るしぐれの情景、人々の動きなど絵画のように目に浮かびます。久しぶりに南座の辺りを思い、楽しませていただきました。 返信する 黒谷光子 2014年11月5日 16:15 デイリー句会投句 通る度見上ぐ神社の薄紅葉 薄もみじ真昼の日差しを零しおり 山茶花の早も散り敷き樹下真白 返信する 多田有花 2014年11月5日 17:16 デイリー句会投句 頂に座る頃なり秋深し 青空と敗荷映す池の面 免許証更新にゆく冬近し 返信する 多田有花 2014年11月5日 17:24 お礼 桑本栄太郎さま、 「窓鳴らす風の音聞く冬隣」へ共感のコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。 11月に入って、朝晩寒さを感じるようになってきました。 風の音に冬の接近を思いました。 小西 宏さま、 「いびつさを剥けば芳醇ラ・フランス」へ共感のコメントをいただき、ありがとうございます。 ラ・フランスは見かけと中身がもっとも乖離している果物ではないか、と思います。 不恰好な見かけとは異なる美味なる果実、感嘆していただきました。 返信する 多田有花 2014年11月5日 17:32 好きな句 ★横たわる鮃に秋の灯の一条/川名ますみ 鮃は生きていたときも横たわっていて、いまもまた横たわっています。 その鮃を照らす一条の灯。 まるで鮃がステージにいるかのような印象を受けます。 返信する 祝恵子 2014年11月5日 21:09 お礼 小西 宏様「秋桜」を好きな句に選を頂き、又楽しいコメントをありがとうございました。 返信する 祝恵子 2014年11月5日 21:12 デイリー句会投句 ★獅子の舞う稲刈り終えし家の庭 ★押し花を選び貼りゆく冬隣 ★巻き初む白菜続く畑の列 返信する 小西 宏 2014年11月5日 21:48 好きな句 ☆横たわる鮃に秋の灯の一条 /川名ますみ☆ 将にこれより捌かれようとする鮃。猛々しい魚ですが、一条の秋の灯の下に静かに横たわる姿が端正です。「鮃」が届けられたことに冬近い廚の風情が窺われ、滑らかな身や鰭の直やかさが瑞々し感じられます。 返信する 小西 宏 2014年11月5日 21:50 デイリー句会投句 ★野葡萄の蔓まだ低く実も生らず ★家々の庭に錦秋少しずつ ★夫婦して梯子立ち上げ柿收む 返信する 桑本栄太郎 2014年11月5日 22:15 好きな句 ★家々の庭に錦秋少しずつ/小西 宏 嶺の上から、高い樹木の天辺からと少しづつ錦秋の色となって来ました。我が家の3階の窓から、目の前に照紅葉となり始めています。愈々、秋の深まりと冬隣りを想うこの頃ですね!!。 返信する 桑本栄太郎 2014年11月5日 22:21 御礼 黒谷光子様 「大橋をわたり南座秋しぐれ」の句をお選び頂き、嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変有難うございます。所要にて朝河原町まで出掛け、いつものように四条大橋界隈を散策しました。天気予報には無かった秋のしぐれがほつほつと降りはじめ、格別な詩情が出ておりました。 返信する 川名ますみ 2014年11月5日 22:44 お礼 富佐子さま、「厨房に無言のひらめ暮の秋」の句をお選び頂き、美しいコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。大きな鮃を頂きました。届いた時も味わう時も大喜びでしたが、ふと捌かれる前の姿に、哀れを催しました。秋果てる季と重なり、命を時間を、より有難く想う機会に恵まれました。 栄太郎さま、「横たわる鮃に秋の灯の一条」の句にあたたかいコメントを頂きまして、ありがとうございます。いつもお心にお掛け下さいますこと、嬉しく、力強く存じます。ご推察の通り、父の釣友による鮃でございます。今頃が漁の解禁だそうで、わが家にとって鮃は、晩秋の厨房に在る魚、という印象です。 返信する 川名ますみ 2014年11月5日 23:51 お礼 有花さま、「横たわる鮃」の句に頂きましたコメントを、嬉しく拝読しました。実は以前にも、鮃を「横たわる」と記したことがありました。理由は分かりませんでしたが、この度「鮃は生きていたときも横たわっていて、いまもまた横たわっています」と仰って頂き、あぁ、横たわる印象はそれ故か、と得心した次第です。いつも優しくお見守り下さり、感謝いたします。 宏さま、同句にすてきなコメントを賜りまして、ありがとうございます。それまで、あまり気に留めずにおりましたが、先日、検索いたしましたら、見かけによらず猛々しい魚だそうで。そうした気質を備えながらも静かに横たわる鮃、その姿をさす秋の灯りに、鋭い光を感じました。つややかな身は、どこを頂いても(アラのお出汁も)美味しゅうございます。 返信する 小口泰與 2014年11月6日 9:02 デイリー句会投句 ★穭田へ土鳩の群や朝まだき ★朝露やまみえし朝日あかあかと ★夕暮の野川の鷺や冬支度 返信する 小口泰與 2014年11月6日 9:06 デイリー句会投句 大変申し訳御座いません。 第1句の投句が化けてしまいました。もう一度お送りいたします。 ★ひつじ田へ土鳩の群や朝まだき ★朝露やまみえし朝日あかあかと ★夕暮の野川の鷺や冬支度 返信する 内山富佐子 2014年11月6日 11:43 破蓮の濠に 破蓮の濠にあをぞら戻りけり 日の中に桜葉舞いて十一月 お受験に幼キリリと秋麗ら 返信する 内山富佐子 2014年11月6日 11:46 訂正 前掲の3句は「デイリー句会投句」の3句です。 返信する 福田ひろし 2014年11月6日 15:08 デイリー句会投句 朝寒や部屋に一筋陽の入りて まぼろしの白銀の月息白し 秒針のこちこち刻む夜寒かな 返信する 桑本栄太郎 2014年11月6日 18:59 デイリー句会投句 <京都御所開放参観> ★色変へぬ松のみどりの御苑かな ★すめらぎの在(ま)さぬ御所とや暮の秋 ★秋日さす緑青あおき紫宸殿 返信する 桑本栄太郎 2014年11月6日 19:07 好きな句 ★破蓮の濠にあおぞら戻りけり/内山富佐子 蓮池の水面は四季折々に色々な表情を見せて呉れますね?つい先日まで茂っていた蓮も破蓮となって、濠の水面には青空が戻っている・・・。季節の移ろいの早やさを実感する一句です。 返信する 中野けいこ 2014年11月6日 19:36 デイリー句会投句 焼き芋や くもりめがねを 拭きもせず 負け試合 秋の夕日を 背に受けて 十三夜 単身赴任の 夫の背 返信する 川名ますみ 2014年11月6日 21:50 デイリー句会投句 鮃載せ夜食の飯をかがやかす 潮汁掬うおたまに秋ともし 鮃そぎ明日立冬の静かさに 返信する 多田有花 2014年11月6日 22:26 デイリー句会投句 一生に一度の後の十三夜 冬隣る月の明るきテニスコート 姿見を磨いて秋を惜しみけり 返信する 早瀬鞘 2014年11月6日 23:00 デイリー句会投句 学び舎が銀杏に染まる 齢経る 愛し君の林檎のほっぺ 冬来たる 秋の香に憶える檸檬色の恋 返信する
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テスト
テスト
デイリー句会投句
店々にハロウィンの子ら声高く
干し柿の秋色カーテン雁木下
新蕎麦を求めゆく道紅葉道
デイリー句会投句
★霧の中飛び込んでいく母の訃に
★散る前の桜紅葉を心根に
★青い空赤白揃って渡り鳥
デイリー句会投句
★白樺の林に楓紅葉かな
★見晴るかす白樺林秋の空
★あけぼのの岸辺の紅葉靄に揺れ
デイリー句会投句
名城を丸ごとつつむ空高し
雨やみて十一月の町静か
秋出で湯とりわけ太き息を吐く
デイリー句会投句
★秋天の飛行機雲や二本の線
★青空にまぶしき銀杏黄葉かな
★園児らの花に語るや秋麗ら
デイリー句会投句
★白波のほぐれて黙の紅葉かな
★大沼の雑魚の群や秋澄めり
★カーテンのほのと揺れたり湖の霧
デイリー句会投句
★天平の古きを偲ぶ秋祭り
★宮跡に飾る菊花の香りかな
★竿揺れてパクリとパンを運動会
デイリー句会投句
★隔つ樹に糸を渡して秋の蜘蛛
★去年(こぞ)生まれし鴨帰り来て葦の茎
★団栗の音聞きながら雨宿り
デイリー句会投句
<洛西の山里独り吟行>
★溝川の楽を聞き居り石蕗の花
★人住まぬごとく静もり里の秋
★山茶花の坂の垣根の寺苑かな
好きな句
☆溝川の楽を聞き居り石蕗の花 /桑本栄太郎☆
街中の濁った小川なのでしょうか。それでも水音は軽やかです。その傍に逞しく茂る石蕗の緑、石蕗の花。力強さと美しさを兼ね備えた秋の風情です。
デイリー句会投句
★鶺鴒や岩に次々渦纏う
★鯉こくや小諸の城の夕紅葉
★見晴るかす靄につつまる夕紅葉
デイリー句会投句
秋桜ポーズは決まり女学生
竹の春透けて樹林の明るさよ
机上には鉛筆削りと柿ころぶ
デイリー句会投句
初めての動画を作る夜半の秋
秋深し試行錯誤が面白し
昼間から飲んで街ゆく秋曇
好きな句
☆初めての動画を作る夜半の秋/多田有花
作者は常に夢を掲げそしてその夢を実現させ、また更にその完成度の高いところに感銘しきりです。遠くより応援しております。
御礼
小西 宏様
「溝川の楽を聞き居り石蕗の花」の句をお選び頂き、嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変有難うござます。
小生の住まいの京都の西の郊外、洛西は少し小高い丘になっています。そして西側に京西山の嶺があり、山すその里村は更に少し小高い丘の上にあり、静かな里村です。彼方此方に小川、溝川の清流が流れ、とても心地良い音を立てております。石のお友達、石蕗の花が溝川の脇に植えられ、今美しい黄色の花を咲かせています。
デイリー句会投句
廿日市自然観察の森
(紅まんさくは県の天然記念物) 2句
★紅葉して紅まんさくのハート型
★しろがねの葉裏光りて朴落葉
★蕎麦刈るや山の夕日を巻きこみて
デイリー句会投句
★野分めく音に目覚める夜半かな
★大風の青き深空や文化の日
★釣り人の湾処(わんど)に黙や鴨来たる
好きな句
★しろがねの葉裏光りて朴落葉/佃 康水
小生の近くの図書館通りにも、掃き清められた舗道の上に大きな朴の落葉が沢山落ちています。朴の落葉は不思議な事にすべて裏返り、白い葉裏を見せています。そこに作者はしろがねの葉裏が光っていると見られた。とても詩情を感じます、共感の一句です。
デイリー句会投句
秋しぐれ法衣を吊るす衣紋掛
湖北路に文士の講演文化の日
晩秋の両手に包む抹茶碗
好きな句
☆秋桜ポーズは決まり女学生 /祝恵子☆
コスモスの前に立つと、みな写真を撮ってみたくなりますね。女学生がポーズを取る。すると、コスモスも一緒にポーズを取っているように見えます。明るく楽しい俳句です。
デイリー句会投句
★黄落の桂疎林を柔き風
★春は花今は紅葉の桜かな
★戦艦の街や南京黄櫨(なんきんはぜ)紅葉(もみじ)
デイリー句会投句
★我を見る犬の眼差し秋の暮
★眼間を霧に襲わる山路かな
★湯の町を包む朝靄虫の声
デイリー句会投句
窓鳴らす風の音聞く冬隣
いびつさを剥けば芳醇ラ・フランス
晩秋の静かな日差しの中歩く
お礼
佃 康水さま、
「初めての動画を作る夜半の秋」を好きな句にお選びいただき、うれしいコメントも頂戴し、ありがとうございます。
いろいろひらめいたことを新しくやってみることが好きです。
試行錯誤して、うまくいったときはとてもうれしいです。
好きな句
★蕎麦刈るや山の夕日を巻きこみて/佃 康水
「山の夕日を巻き込みて」という言葉がいいです。
蕎麦を刈っているところを私は実際には見たことがないのですが、この言葉から想像が膨らみます。
デイリー句会投句
<河原町~四条大橋>
★大橋をわたり南座秋しぐれ
★顔見世の早やも看板南座に
★せせらぎの底に色葉や高瀬川
デイリー句会投句
秋高し一朶の雲を探しをり
阿蘇の野の社の水のさやかなり
朗々と秋風に乗る祝詞かな
好きな句
★窓鳴らす風の音聞く冬隣/多田有花
昨日、一昨日は寒くて強い風が吹きました。戸をしっかり締めていても窓が鳴り響くほどでしたね!!。思わず肩をすくめる、冬隣りの光景がありありと想われ素敵です。
好きな句
☆いびつさを剥けば芳醇ラ・フランス /多田有花☆
ラ・フランスに対する「芳醇」の賛美。「いびつさを剥けば」に凝縮されています。おおらかさに感動。
好きな句
★朗々と秋風に乗る祝詞かな/福田ひろし
前の句から、出雲大社と同じ古くから由緒のある阿蘇神社のようですね?別格官幣神社の阿蘇の宮司家は九州の豪族の一人でもあり、その祝詞は清冽な秋風に乗って良く通る声でしょう!!
デイリー句会投句
★錦秋の市民公園フラフープ
★大欅ここぞとばかり紅葉す
★コンビニのドアに黄菊の棚並ぶ
御礼
桑本栄太郎様
「しろがねの葉裏光りて朴落葉」を好きな句にお選び頂き大変嬉しいお言葉を賜り有難うございます。「朴」と聞けば特別な思いが有って、先日、当地の身近なところ(自然観察の森)の中に朴の木が有るのを知りました。木の根元には他の落ち葉の枯れ色に紛うことなく大きな白銀の葉裏が沢山落ちていたのが印象的でした。朴の木はすごく高くやっぱり見上げる木だなと思いました。
多田有花様
「蕎麦刈るや山の夕日を巻きこみて」を好きな句にお選び頂き大変嬉しいお言葉を賜り誠に有難うございます。県北の蕎麦刈りの風景を私も初めて見ました。見せて頂いたのは里山の小規模な畑ですが、夕日を浴びた蕎麦の茎を丁寧に刈り取る里山の風景です。正子先生の「夕日ごと刈り取る」の情景そのものでした。
御礼
桑本栄太郎様
「朗々と」の句を好きな句に選んでいただき、ありがとうございます。ご推察通り阿蘇神社です。きりりと冷え込みいつも以上の厳かさでした。阿蘇神社は肥後の一の宮。祝詞も一層ありがたみを感じます。
デイリー句会投句
横たわる鮃に秋の灯の一条
厨房に無言のひらめ暮の秋
秋高し鮃の血抜き跡の紅
デイリー句会投句
★秋の山茜の雲のまつわるる
★鶺鴒や川原は風の吹くままに
★紅葉の鍋割山(なべわり)も雨貯えし
好きな句
厨房に無言の鮃暮の秋/川名ますみ
これから捌かれるまな板の上の鮃 何も言わないことが返って哀れを誘う。まさに鮃も秋も果てようとしている。暮の秋の季語がにぴったりしていると思いました。
デイリー句会投句
<阪急河原町駅>
★紅葉見の人をはきだす地下出口
<高槻平野~大山崎>
★秋夕焼け野から山へと送電塔
★十字架の山粧いし天王山
好きな句
★横たわる鮃に秋の灯の一条/川名ますみ
お父上のご友人が又釣果のひらめを届けてくれたようですね?それでなくても薄い鮃に秋の灯があたり、一筋の光となって輝いている・・・。晩秋の静けさ、釣りが好きであったお父上の事など、作者にとっては色々な思いの秋あはれですね!!
デイリー句会投句
★秋の園幼子たちのかくれんぼ
★黒大豆引いて枝ごと茹でにけり
★赤とんぼ止まれや止まれこの指に
好きな句
大橋を渡り南座秋しぐれ/桑野栄太郎
四条大橋のあたりに降るしぐれの情景、人々の動きなど絵画のように目に浮かびます。久しぶりに南座の辺りを思い、楽しませていただきました。
デイリー句会投句
通る度見上ぐ神社の薄紅葉
薄もみじ真昼の日差しを零しおり
山茶花の早も散り敷き樹下真白
デイリー句会投句
頂に座る頃なり秋深し
青空と敗荷映す池の面
免許証更新にゆく冬近し
お礼
桑本栄太郎さま、
「窓鳴らす風の音聞く冬隣」へ共感のコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
11月に入って、朝晩寒さを感じるようになってきました。
風の音に冬の接近を思いました。
小西 宏さま、
「いびつさを剥けば芳醇ラ・フランス」へ共感のコメントをいただき、ありがとうございます。
ラ・フランスは見かけと中身がもっとも乖離している果物ではないか、と思います。
不恰好な見かけとは異なる美味なる果実、感嘆していただきました。
好きな句
★横たわる鮃に秋の灯の一条/川名ますみ
鮃は生きていたときも横たわっていて、いまもまた横たわっています。
その鮃を照らす一条の灯。
まるで鮃がステージにいるかのような印象を受けます。
お礼
小西 宏様「秋桜」を好きな句に選を頂き、又楽しいコメントをありがとうございました。
デイリー句会投句
★獅子の舞う稲刈り終えし家の庭
★押し花を選び貼りゆく冬隣
★巻き初む白菜続く畑の列
好きな句
☆横たわる鮃に秋の灯の一条 /川名ますみ☆
将にこれより捌かれようとする鮃。猛々しい魚ですが、一条の秋の灯の下に静かに横たわる姿が端正です。「鮃」が届けられたことに冬近い廚の風情が窺われ、滑らかな身や鰭の直やかさが瑞々し感じられます。
デイリー句会投句
★野葡萄の蔓まだ低く実も生らず
★家々の庭に錦秋少しずつ
★夫婦して梯子立ち上げ柿收む
好きな句
★家々の庭に錦秋少しずつ/小西 宏
嶺の上から、高い樹木の天辺からと少しづつ錦秋の色となって来ました。我が家の3階の窓から、目の前に照紅葉となり始めています。愈々、秋の深まりと冬隣りを想うこの頃ですね!!。
御礼
黒谷光子様
「大橋をわたり南座秋しぐれ」の句をお選び頂き、嬉しい素敵なコメントも頂戴しまして大変有難うございます。所要にて朝河原町まで出掛け、いつものように四条大橋界隈を散策しました。天気予報には無かった秋のしぐれがほつほつと降りはじめ、格別な詩情が出ておりました。
お礼
富佐子さま、「厨房に無言のひらめ暮の秋」の句をお選び頂き、美しいコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。大きな鮃を頂きました。届いた時も味わう時も大喜びでしたが、ふと捌かれる前の姿に、哀れを催しました。秋果てる季と重なり、命を時間を、より有難く想う機会に恵まれました。
栄太郎さま、「横たわる鮃に秋の灯の一条」の句にあたたかいコメントを頂きまして、ありがとうございます。いつもお心にお掛け下さいますこと、嬉しく、力強く存じます。ご推察の通り、父の釣友による鮃でございます。今頃が漁の解禁だそうで、わが家にとって鮃は、晩秋の厨房に在る魚、という印象です。
お礼
有花さま、「横たわる鮃」の句に頂きましたコメントを、嬉しく拝読しました。実は以前にも、鮃を「横たわる」と記したことがありました。理由は分かりませんでしたが、この度「鮃は生きていたときも横たわっていて、いまもまた横たわっています」と仰って頂き、あぁ、横たわる印象はそれ故か、と得心した次第です。いつも優しくお見守り下さり、感謝いたします。
宏さま、同句にすてきなコメントを賜りまして、ありがとうございます。それまで、あまり気に留めずにおりましたが、先日、検索いたしましたら、見かけによらず猛々しい魚だそうで。そうした気質を備えながらも静かに横たわる鮃、その姿をさす秋の灯りに、鋭い光を感じました。つややかな身は、どこを頂いても(アラのお出汁も)美味しゅうございます。
デイリー句会投句
★穭田へ土鳩の群や朝まだき
★朝露やまみえし朝日あかあかと
★夕暮の野川の鷺や冬支度
デイリー句会投句
大変申し訳御座いません。
第1句の投句が化けてしまいました。もう一度お送りいたします。
★ひつじ田へ土鳩の群や朝まだき
★朝露やまみえし朝日あかあかと
★夕暮の野川の鷺や冬支度
破蓮の濠に
破蓮の濠にあをぞら戻りけり
日の中に桜葉舞いて十一月
お受験に幼キリリと秋麗ら
訂正
前掲の3句は「デイリー句会投句」の3句です。
デイリー句会投句
朝寒や部屋に一筋陽の入りて
まぼろしの白銀の月息白し
秒針のこちこち刻む夜寒かな
デイリー句会投句
<京都御所開放参観>
★色変へぬ松のみどりの御苑かな
★すめらぎの在(ま)さぬ御所とや暮の秋
★秋日さす緑青あおき紫宸殿
好きな句
★破蓮の濠にあおぞら戻りけり/内山富佐子
蓮池の水面は四季折々に色々な表情を見せて呉れますね?つい先日まで茂っていた蓮も破蓮となって、濠の水面には青空が戻っている・・・。季節の移ろいの早やさを実感する一句です。
デイリー句会投句
焼き芋や くもりめがねを 拭きもせず
負け試合 秋の夕日を 背に受けて
十三夜 単身赴任の 夫の背
デイリー句会投句
鮃載せ夜食の飯をかがやかす
潮汁掬うおたまに秋ともし
鮃そぎ明日立冬の静かさに
デイリー句会投句
一生に一度の後の十三夜
冬隣る月の明るきテニスコート
姿見を磨いて秋を惜しみけり
デイリー句会投句
学び舎が銀杏に染まる 齢経る
愛し君の林檎のほっぺ 冬来たる
秋の香に憶える檸檬色の恋