●デイリー句会投句箱/10月11日~20日● 2014年10月20日 13:29 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 ◆俳句日記/高橋正子◆は、下記のアドレスです。 http://blog.goo.ne.jp/kakan02 X Facebook はてブ LINE コメント 高橋信之 2014年10月10日 11:34 テスト テスト 返信する 小口泰與 2014年10月11日 8:54 デイリー句会投句 ★稲雀塊り立つや風倒田 ★あけぼのの稲田一枚ごとの色 ★木犀や今朝の赤城の彫り深し 返信する 桑本栄太郎 2014年10月11日 17:32 デイリー句会投句 ★鈴懸の毬のみどりや秋空へ ★さみどりの風に添い居り萩は実に ★葉の落ちて実を翳しけり柿の艶 返信する 河野啓一 デイリー句会投句 2014年10月11日 20:51 デイリー句会投句 ★あの孫が嫁迎う歳や菊香る ★歩み出す若き二人よ秋薔薇 ★日溜まりに憩う秋蝶と吾と 返信する 小口泰與 2014年10月12日 9:32 デイリー句会投句 ★ざわざわと稲波打つや雲の無し ★畦道へ置かれしままの案山子かな ★刈小田の日向くさかり山の風 返信する 桑本栄太郎 2014年10月12日 18:08 デイリー句会投句 ★錦木の紅葉いよいよ緋色透く ★殻開き花咲くごとく椿の実 ★草の穂や湿りをふふむ風に会う 返信する 小口泰與 2014年10月13日 9:18 デイリー句会投句 ★ひねもすを史記に陥り秋湿 ★直立の日矢や藁塚一列に ★ひるがえる葉に朝露一閃す 返信する 桑本栄太郎 2014年10月13日 16:47 デイリー句会投句 ★秋暑し足場の囲む高架線 ★新駅の上はバイパス秋日さす ★藁塚の田の賑わいに夕日かな 返信する 小口泰與 2014年10月14日 8:19 デイリー句会投句 ★吹かれたる黄土色なる刈田かな ★星空や馥郁とたつ金木犀 ★不器量な犬と共にや金木犀 返信する 河野啓一 デイリー句会投句 2014年10月14日 11:26 デイリー句会投句 ★野分立ち雨音騒ぐトタン屋根 ★豪雨連れ列島縦断スーパー台風 ★野分去り狭庭の朝日おだやかに 返信する 佃 康水 2014年10月14日 15:14 デイリー句会投句 ★蔓引きてほろほろ零す零余子かな ★蓋取りてぽっと野の香や零余子飯 ★回りくる獅子に噛まれて秋祭り 返信する 桑本栄太郎 2014年10月14日 16:36 デイリー句会投句 ★水澄みてせせらぎ光る高瀬川 ★穂芒の中洲となりぬ桂川 ★狼藉の沙汰を尽くすや野分去る 返信する 桑本栄太郎 2014年10月14日 16:50 好きな句 ★蔓引きてほろほろ零す零余子かな/佃 康水 長芋畑の蔓引きでしょうか?秋も終わりに近づけば あちこちの畑で蔓引きが行われ、来年に備えて秋耕が 行われる。「ほろほろ零す」との措辞に、身を持って体験 した者でなければ分からない実感が籠っている。 「むかご・・・零余子・・・こぼれ余るほどの子」とはよく 言ったものです。美味しいむかご飯を頂かれた事で しょう。 返信する 小西 宏 2014年10月14日 20:34 好きな句 ☆穂芒の中洲となりぬ桂川 /桑本栄太郎☆ 流れに残る中州に芒の穂だけが揺れている。よく見る風景ですが、それを「桂川」の名とともに簡潔に詠われました。印象豊かです。 返信する 小西 宏 2014年10月14日 20:38 デイリー句会投句 ★窓すべて台風一過朝眩し ★台風の名残や森の騒がしき ★台風の過ぎにし後の青落ち葉 返信する 小口泰與 2014年10月15日 10:18 デイリー句会投句 ★ふくよかな腹をなぜけり秋惜しむ ★ぬれ煎の歯ごたえ好し鉦叩 ★歌舞伎揚げざくっと噛むや秋の空 返信する 河野啓一 2014年10月15日 10:59 デイリー句会投句 ★日を透かし浅黄色して銀杏立つ ★いろいろな茸炊き込みきのこ飯 ★銀色の肌ぞ美しさんま焼く 返信する 桑本栄太郎 2014年10月15日 17:45 御礼 小西 宏様 ☆穂芒の中洲となりぬ桂川☆の句をお選び頂き、嬉しい 過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。 2週間ぶりに阪急電車に乗り京都市内へ出掛けました。 途中の桂川の中洲には、いつも湾処に釣り人が居る 程ですが、今回は穂芒が真っ白に覆い素晴らしい風情 でした。 返信する 佃 康水 2014年10月15日 18:07 御礼 桑本栄太郎様 「蔓引きてほろほろ零す零余子かな」の句をご懇切なるお言葉を頂き大変嬉しく読ませて頂きました。仰る様に零余子を採った(拾った)のですが実は初めてです。ご近所の方が「内は誰も採らないし食べないから良かったら採って」と言われ畑に行って見ました。かなりの高さが有って殆ど蔓は枯れた状態でしたが爪立ちで摘もうとして蔓に触れた時直ぐほろほろごぼれてきました。びっくりしている事でわら笑われましたが、とても楽しく採れました。お蔭様で格別美味しい零余子ごはんを頂きました。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月15日 18:13 デイリー句会投句 ★柿の実のたわわに撓る夕日かな ★口先の尖り黄色やさんま焼く ★ひと茹での渋皮剥きて栗御飯 返信する 多田有花 2014年10月15日 18:58 デイリー句会投句 橋いくつもくぐりて秋の隅田川 嵐去り虫の音戻る深夜かな 柚子の香の残りし指でキーを打つ 返信する 多田有花 2014年10月15日 19:02 好きな句 ★歌舞伎揚げざくっと噛むや秋の空/小口泰與 「歌舞伎揚げ」っていったい何だろう、と思いました。 関西では「ぼんち揚げ」といわれているお煎餅と同じもののようです。 所変われば呼び名も変わるのですね。 お煎餅が食べたくなりました。 返信する 小口泰與 2014年10月16日 7:46 御礼 多田有花様 「秋の空」の句 好きな句にお取り上げいただき、素晴らしいコメントをたまわりありがとうございます。なお僭越ですが歌舞伎揚のメーカー様は天乃 屋様です。ぼんち揚のメーカー様はぼんち様です。よろしくお願い申し上げます。 返信する 小口泰與 2014年10月16日 7:52 デイリー句会投句 ★開きたる本の福神霧襖 ★湯煙のなびく川原やきりぎりす ★鈍色の雲や刈田の群鴉 返信する 古田敬二 2014年10月16日 9:22 デイリー句会投句 ★団栗へ幼な心の手が伸びる ★秋蝶の息するたびに羽ばたけり ★来るたびに銀色増せり芒叢 返信する 黒谷光子 2014年10月16日 11:08 デイリー句会投句 薪能果てし家路の夜寒かな 足元に火の粉一片秋夜の能 長々と提灯行列秋祭り 返信する 桑本栄太郎 2014年10月16日 19:17 デイリー句会投句 ★遙かまで嶺の青さや野分晴れ ★コスモスの田道を歩む女子高生 ★藁にほのそれぞれ持つや己が影 返信する 小西 宏 2014年10月16日 21:30 デイリー句会投句 ★雌阿寒の初冠雪に空無窮 ★秋風の少し冷たき牛の牧 ★色鳥のほろと彩葉を零すなり 返信する 古田敬二 2014年10月17日 7:05 デイリー句会投句 秋の陽に百済観音背はすらり 観音像裳裾へ秋の陽の届く 法隆寺土壁崩れて彼岸花 返信する 小口泰與 2014年10月17日 9:33 デイリー句会投句 ★コスモスや風を踏まえし赤城山 ★捨てかねる古りし文机(ふずくえ)墓参 ★ふためいてごくりと酌むや今年酒 返信する 河野啓一 2014年10月17日 15:46 デイリー句会投句 ★梨剥けば滴る果汁甘き香に ★松茸を押し頂いて口に入れ ★夕日浴び柿燦然と青き空 返信する 多田有花 2014年10月17日 17:21 デイリー句会投句 えのころの枯れて朝日に輝けり シリアルを温め初めしそぞろ寒 爪を切る秋の夕陽を浴びながら 返信する 多田有花 2014年10月17日 17:26 好きな句 足元に火の粉一片秋夜の能/黒谷光子 夜はもう冷えるようになってきました。 その深まる秋の夜の中で演じられる薪能。 薪が爆ぜて火の粉が飛び散り、炎の香りも漂ってきそうです。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月17日 18:19 デイリー句会投句 <神戸六甲アイランドへ> ★秋潮の空へと進むモノレール ★見下ろせば眼下に光る秋の潮 ★岸壁のクレーンそろり秋の潮 返信する 桑本栄太郎 2014年10月17日 18:31 好きな句 ★夕日浴び柿燦然と青き空/河野啓一 日毎に柿も熟し、たわわに実って来ました。 まだ青空の残る夕日を浴びて、燦然と輝いています。 豊かで嬉しい稔りの秋が想われ、好きな一句です。 「柿燦然と」との措辞が効いて、とても共感致します。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月17日 18:37 好きな句 ★えのころの枯れて朝日に輝けり/多田有花 えのころの色が抜けて、金色に輝き初めました。 特に今の時季ですと朝日、夕日を透く草花、木々の葉は 何ものにも代えがたい程の自然の芸術を覚えますね! 返信する 小西 宏 2014年10月17日 20:27 デイリー句会投句 ★柵に寄る釧路湿原赤とんぼ ★吊り橋を揺らして渡る楢黄葉 ★山遠く瑞々しきや草紅葉 返信する 古田敬二 2014年10月18日 8:38 デイリー句会投句 秋冷やパン焼く香りに目覚めけり 廃校に鹿撃ち集まり国訛り 枯れ切って自然薯零余子こぼしけり 返信する 迫田和代 2014年10月18日 12:01 デイリー句会投句 ★町も好き桜紅葉の道も好き ★新米を鯛飯にして1豊かさを ★雀達横目でながめ刈田道 返信する 黒谷光子 2014年10月18日 14:19 デイリー句会投句 紅葉山みて海を見てバスの旅 紅葉を見上げ潜りて札所寺 バス連ね参拝の旅秋うらら 返信する 小口泰與 2014年10月18日 16:27 デイリー句会投句 ★はらはらとさくら紅葉や黙の中 ★朝顔やますます盛ん日の光 ★振舞の松茸飯も杣の宿 返信する 桑本栄太郎 2014年10月18日 18:34 デイリー句会投句 <秋の天王山夕景> ★紅白の鉄塔空へうろこ雲 ★秋日さす坂の山崎大黒天 ★青空ののこる茜やいわし雲 返信する 桑本栄太郎 2014年10月18日 18:40 好きな句 ★秋冷やパン焼く香りに目覚めけり/古田敬二 秋も深まり、日毎に朝晩は冷え込むようになりました。 良く眠れパンを焼く香りに目覚めるとは・・・何と至福の朝でしょう!!。さぞ美味しい朝食を召し上がられた事でしょう。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月18日 18:49 好きな句 ★紅葉山みて海を見てバスの旅/黒谷光子 秋の爽やかな時季のバス旅行を楽しまれ何よりです。 「紅葉山みて海を見て」と、「みて」との工夫のある措辞の リフレインにより、バスの周遊旅行の楽しさが溢れていて 素敵な一句です。 返信する 黒谷光子 2014年10月18日 20:42 お礼 有花様、「足元に火の粉一片秋夜の能」の句をお選びのうえ、コメントを頂戴しまして有難うございました。長浜の八幡宮の能舞台で秋祭りの夜に毎年薪能があり大勢の人が観に来られます。 地元の能楽師の方や京都からも来られ能と狂言が演じられ毎年楽しみにしています。舞台の両側で篝火が焚かれますが、一番前列の席に座れましたので火の粉まで見ることができました。 返信する 黒谷光子 2014年10月18日 20:58 お礼 桑本栄太郎様、「紅葉山」の句をお選びのうえ、コメントを頂戴しまして有難うございました。私共の宗旨の元祖法然上人の遺跡を訪ねるバス旅行に檀家の人達と参加しました。和歌山市大川にある報恩講寺というお寺、一ヶ寺のお参りでしたが6時半に家を出て7時半に帰りました。おかげさまで元気に行って来られて喜んでいます。 返信する 古田敬二 2014年10月19日 7:21 デイリー句会投句 青空へ段々畑の彼岸花 九条を守れの看板彼岸花 野に独りおりればアカネの我に寄る 返信する 古田敬二 2014年10月19日 7:24 お礼 栄太郎さん、 ★秋冷やパン焼く香りに目覚めけり/ にコメントいただきありがとうございました。朝夕はすっかり涼しくなり、寒いくらいです。1階から2階へいい香りが上がってきます。 今日も元気でいられることを感謝しつつ布団を出ます。 返信する 小口泰與 2014年10月19日 8:53 デイリー句会投句 ★片雲や豊かな朝の秋の山 ★湖の波ほぐれし朝や蔦紅葉 ★左えと靴の減り癖西鶴忌 返信する 河野啓一 2014年10月19日 10:27 デイリー句会投句 ★歓声の湧いて広間は”運動会” ★秋深し低い脚立を柿の木に ★縄文の頃もかくやと栗焙る 返信する 河野啓一 2014年10月19日 10:36 御礼 桑本栄太郎さま {★夕日浴び柿燦然と青き空」に嬉しいコメントをお寄せ下さり、有難うございました。青空の下、柿の実が耀くのを見ると誠に秋の深まりを感じます。 返信する 多田有花 2014年10月19日 19:48 デイリー句会投句 晩秋や朝の布団の心地よし 秋高し鳶が虚空に輪を描く 竹田城桜紅葉のその向こう 返信する 多田有花 2014年10月19日 19:53 お礼 桑本栄太郎さま、 「えのころの枯れて朝日に輝けり」を好きな句にお選びいただき、コメントも頂戴しありがとうございました。 朝、ふと窓から外を見て、えのころに目が留まりました。 金色に輝くさまを見ると、秋も末の感が強くなります。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月19日 20:02 デイリー句会投句 ★水底のような一天秋深む ★朴の葉の落ちて白きや秋寒し ★街中のビルの谷間や稲穂垂る 返信する 小川和子 2014年10月19日 20:03 デイリー句会投句 石蕗咲いて季節移ろうこと知れり 個展なる画廊の庭の石蕗の花 秋時雨して待ち合わす八重洲口 返信する 高橋秀之 2014年10月19日 20:15 デイリー句会投句 ★かけっこと大きな青空運動会 ★運動会保護者席からの大歓声 ★チラ見する隣の弁当運動会 返信する 小西 宏 2014年10月19日 21:40 好きな句 ☆晩秋や朝の布団の心地よし /多田有花☆ だんだんと朝の布団が愛おしくなってきましたね。つい先日までは、朝起きると掛布団が足すそに跳ね飛ばされていましたのに。 返信する 小西 宏 2014年10月19日 21:43 デイリー句会投句 ★鰯雲吸い込む如く寝湯にいる ★さわさわと波の白きに夜の薄 ★秋烏賊の漁火消えて朝日赤し 返信する 祝恵子 2014年10月19日 22:35 デイリー句会投句 子の誕生メール飛びくる秋晴れに バッタ飛ぶパソコン置きし畳の間 鉢水にぽろぽろと落ち式部の実 返信する 古田敬二 2014年10月20日 8:10 デイリー句会投句 恙無きこの一年よ色づく木の実 幾度も屈む団栗道に輝けば 吹く風に素直になびく芒叢 返信する 小口泰與 2014年10月20日 9:13 デイリー句会投句 ★山国の甲斐と信濃の紅葉かな ★秋の夕庭に何しに出でしかな ★知恵の輪のように解れし秋の水 返信する 多田有花 2014年10月20日 16:23 デイリー句会投句 頂に群れて小さき秋の蝶 池の辺に楓紅葉の始まりぬ 秋晴れや日向の尾根の匂いする 返信する 多田有花 2014年10月20日 16:26 お礼 小西宏さま、 「晩秋や朝の布団の心地よし」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 お言葉どおり、夏は鬱陶しいものだった布団の肌触りとぬくもりがありがたい季節になってきました。 返信する 多田有花 2014年10月20日 16:28 好きな句 子の誕生メール飛びくる秋晴れに/祝恵子 この土日はほんとうに気持ちのいい秋晴れでした。 その快晴の中、お子さんの誕生を知らせるメール。 うれしいですね。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月20日 17:50 デイリー句会投句 ★堰水の魚道きらめく秋の川 ★太竹の支えたわわや柿灯る ★鉄柵の囲む田中や街の稲架 返信する 桑本栄太郎 2014年10月20日 17:57 好きな句 ★バッタ飛ぶパソコン置きし畳の間/祝 恵子 ここ数日、爽やかな秋晴れの日が続きました。自然豊かなお家の、開け放たれた窓よりバッタが畳の間に飛び込み入って来た。・・・そのうす緑は爽やかで心温まる光景である。 返信する 高橋秀之 2014年10月20日 22:04 デイリー句会投句 ★右腕にとまる秋の蚊そっと吹く ★雨宿り桜紅葉の下に立ち ★秋時雨傘をさしかけることもなく 返信する 小西 宏 2014年10月20日 22:29 好きな句 ☆右腕にとまる秋の蚊そっと吹く /高橋秀之☆ 夏ならば叩き潰していたのかもしれませんが、秋風に哀れを感じたのかどうか、蚊をそっと吹き飛ばしただけで放逐したのでしょう。真実はともかくとして、遊び心もある楽しい俳句で嬉しく思いました。 返信する 小西 宏 2014年10月20日 22:31 デイリー句会投句 ★猛き風に髪振り乱す芒かな ★分かれ道高き欅の紅葉す ★秋にして西の空なる山の影 返信する 祝恵子 2014年10月21日 8:23 お礼 桑本栄太郎様、「バッタ」を選句戴きましてありがとうございます。面白いですよね。外に放してあげました。 多田有花様、「秋晴れ」を選句いただきありがとうございました。義姉の曾孫です。女の子です。 返信する 迫田和代 2015年4月11日 9:52 デイリー句会投句 ★暖かい風をいっぱい散歩中 ★ベランダの隅に植えたい山椒苗 ★糸のごと降るか降らぬか春の雨 返信する
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テスト
テスト
デイリー句会投句
★稲雀塊り立つや風倒田
★あけぼのの稲田一枚ごとの色
★木犀や今朝の赤城の彫り深し
デイリー句会投句
★鈴懸の毬のみどりや秋空へ
★さみどりの風に添い居り萩は実に
★葉の落ちて実を翳しけり柿の艶
デイリー句会投句
★あの孫が嫁迎う歳や菊香る
★歩み出す若き二人よ秋薔薇
★日溜まりに憩う秋蝶と吾と
デイリー句会投句
★ざわざわと稲波打つや雲の無し
★畦道へ置かれしままの案山子かな
★刈小田の日向くさかり山の風
デイリー句会投句
★錦木の紅葉いよいよ緋色透く
★殻開き花咲くごとく椿の実
★草の穂や湿りをふふむ風に会う
デイリー句会投句
★ひねもすを史記に陥り秋湿
★直立の日矢や藁塚一列に
★ひるがえる葉に朝露一閃す
デイリー句会投句
★秋暑し足場の囲む高架線
★新駅の上はバイパス秋日さす
★藁塚の田の賑わいに夕日かな
デイリー句会投句
★吹かれたる黄土色なる刈田かな
★星空や馥郁とたつ金木犀
★不器量な犬と共にや金木犀
デイリー句会投句
★野分立ち雨音騒ぐトタン屋根
★豪雨連れ列島縦断スーパー台風
★野分去り狭庭の朝日おだやかに
デイリー句会投句
★蔓引きてほろほろ零す零余子かな
★蓋取りてぽっと野の香や零余子飯
★回りくる獅子に噛まれて秋祭り
デイリー句会投句
★水澄みてせせらぎ光る高瀬川
★穂芒の中洲となりぬ桂川
★狼藉の沙汰を尽くすや野分去る
好きな句
★蔓引きてほろほろ零す零余子かな/佃 康水
長芋畑の蔓引きでしょうか?秋も終わりに近づけば
あちこちの畑で蔓引きが行われ、来年に備えて秋耕が
行われる。「ほろほろ零す」との措辞に、身を持って体験
した者でなければ分からない実感が籠っている。
「むかご・・・零余子・・・こぼれ余るほどの子」とはよく
言ったものです。美味しいむかご飯を頂かれた事で
しょう。
好きな句
☆穂芒の中洲となりぬ桂川 /桑本栄太郎☆
流れに残る中州に芒の穂だけが揺れている。よく見る風景ですが、それを「桂川」の名とともに簡潔に詠われました。印象豊かです。
デイリー句会投句
★窓すべて台風一過朝眩し
★台風の名残や森の騒がしき
★台風の過ぎにし後の青落ち葉
デイリー句会投句
★ふくよかな腹をなぜけり秋惜しむ
★ぬれ煎の歯ごたえ好し鉦叩
★歌舞伎揚げざくっと噛むや秋の空
デイリー句会投句
★日を透かし浅黄色して銀杏立つ
★いろいろな茸炊き込みきのこ飯
★銀色の肌ぞ美しさんま焼く
御礼
小西 宏様
☆穂芒の中洲となりぬ桂川☆の句をお選び頂き、嬉しい
過分なるコメントも頂戴しまして大変有難うございます。
2週間ぶりに阪急電車に乗り京都市内へ出掛けました。
途中の桂川の中洲には、いつも湾処に釣り人が居る
程ですが、今回は穂芒が真っ白に覆い素晴らしい風情
でした。
御礼
桑本栄太郎様
「蔓引きてほろほろ零す零余子かな」の句をご懇切なるお言葉を頂き大変嬉しく読ませて頂きました。仰る様に零余子を採った(拾った)のですが実は初めてです。ご近所の方が「内は誰も採らないし食べないから良かったら採って」と言われ畑に行って見ました。かなりの高さが有って殆ど蔓は枯れた状態でしたが爪立ちで摘もうとして蔓に触れた時直ぐほろほろごぼれてきました。びっくりしている事でわら笑われましたが、とても楽しく採れました。お蔭様で格別美味しい零余子ごはんを頂きました。
デイリー句会投句
★柿の実のたわわに撓る夕日かな
★口先の尖り黄色やさんま焼く
★ひと茹での渋皮剥きて栗御飯
デイリー句会投句
橋いくつもくぐりて秋の隅田川
嵐去り虫の音戻る深夜かな
柚子の香の残りし指でキーを打つ
好きな句
★歌舞伎揚げざくっと噛むや秋の空/小口泰與
「歌舞伎揚げ」っていったい何だろう、と思いました。
関西では「ぼんち揚げ」といわれているお煎餅と同じもののようです。
所変われば呼び名も変わるのですね。
お煎餅が食べたくなりました。
御礼
多田有花様
「秋の空」の句 好きな句にお取り上げいただき、素晴らしいコメントをたまわりありがとうございます。なお僭越ですが歌舞伎揚のメーカー様は天乃 屋様です。ぼんち揚のメーカー様はぼんち様です。よろしくお願い申し上げます。
デイリー句会投句
★開きたる本の福神霧襖
★湯煙のなびく川原やきりぎりす
★鈍色の雲や刈田の群鴉
デイリー句会投句
★団栗へ幼な心の手が伸びる
★秋蝶の息するたびに羽ばたけり
★来るたびに銀色増せり芒叢
デイリー句会投句
薪能果てし家路の夜寒かな
足元に火の粉一片秋夜の能
長々と提灯行列秋祭り
デイリー句会投句
★遙かまで嶺の青さや野分晴れ
★コスモスの田道を歩む女子高生
★藁にほのそれぞれ持つや己が影
デイリー句会投句
★雌阿寒の初冠雪に空無窮
★秋風の少し冷たき牛の牧
★色鳥のほろと彩葉を零すなり
デイリー句会投句
秋の陽に百済観音背はすらり
観音像裳裾へ秋の陽の届く
法隆寺土壁崩れて彼岸花
デイリー句会投句
★コスモスや風を踏まえし赤城山
★捨てかねる古りし文机(ふずくえ)墓参
★ふためいてごくりと酌むや今年酒
デイリー句会投句
★梨剥けば滴る果汁甘き香に
★松茸を押し頂いて口に入れ
★夕日浴び柿燦然と青き空
デイリー句会投句
えのころの枯れて朝日に輝けり
シリアルを温め初めしそぞろ寒
爪を切る秋の夕陽を浴びながら
好きな句
足元に火の粉一片秋夜の能/黒谷光子
夜はもう冷えるようになってきました。
その深まる秋の夜の中で演じられる薪能。
薪が爆ぜて火の粉が飛び散り、炎の香りも漂ってきそうです。
デイリー句会投句
<神戸六甲アイランドへ>
★秋潮の空へと進むモノレール
★見下ろせば眼下に光る秋の潮
★岸壁のクレーンそろり秋の潮
好きな句
★夕日浴び柿燦然と青き空/河野啓一
日毎に柿も熟し、たわわに実って来ました。
まだ青空の残る夕日を浴びて、燦然と輝いています。
豊かで嬉しい稔りの秋が想われ、好きな一句です。
「柿燦然と」との措辞が効いて、とても共感致します。
好きな句
★えのころの枯れて朝日に輝けり/多田有花
えのころの色が抜けて、金色に輝き初めました。
特に今の時季ですと朝日、夕日を透く草花、木々の葉は
何ものにも代えがたい程の自然の芸術を覚えますね!
デイリー句会投句
★柵に寄る釧路湿原赤とんぼ
★吊り橋を揺らして渡る楢黄葉
★山遠く瑞々しきや草紅葉
デイリー句会投句
秋冷やパン焼く香りに目覚めけり
廃校に鹿撃ち集まり国訛り
枯れ切って自然薯零余子こぼしけり
デイリー句会投句
★町も好き桜紅葉の道も好き
★新米を鯛飯にして1豊かさを
★雀達横目でながめ刈田道
デイリー句会投句
紅葉山みて海を見てバスの旅
紅葉を見上げ潜りて札所寺
バス連ね参拝の旅秋うらら
デイリー句会投句
★はらはらとさくら紅葉や黙の中
★朝顔やますます盛ん日の光
★振舞の松茸飯も杣の宿
デイリー句会投句
<秋の天王山夕景>
★紅白の鉄塔空へうろこ雲
★秋日さす坂の山崎大黒天
★青空ののこる茜やいわし雲
好きな句
★秋冷やパン焼く香りに目覚めけり/古田敬二
秋も深まり、日毎に朝晩は冷え込むようになりました。
良く眠れパンを焼く香りに目覚めるとは・・・何と至福の朝でしょう!!。さぞ美味しい朝食を召し上がられた事でしょう。
好きな句
★紅葉山みて海を見てバスの旅/黒谷光子
秋の爽やかな時季のバス旅行を楽しまれ何よりです。
「紅葉山みて海を見て」と、「みて」との工夫のある措辞の
リフレインにより、バスの周遊旅行の楽しさが溢れていて
素敵な一句です。
お礼
有花様、「足元に火の粉一片秋夜の能」の句をお選びのうえ、コメントを頂戴しまして有難うございました。長浜の八幡宮の能舞台で秋祭りの夜に毎年薪能があり大勢の人が観に来られます。
地元の能楽師の方や京都からも来られ能と狂言が演じられ毎年楽しみにしています。舞台の両側で篝火が焚かれますが、一番前列の席に座れましたので火の粉まで見ることができました。
お礼
桑本栄太郎様、「紅葉山」の句をお選びのうえ、コメントを頂戴しまして有難うございました。私共の宗旨の元祖法然上人の遺跡を訪ねるバス旅行に檀家の人達と参加しました。和歌山市大川にある報恩講寺というお寺、一ヶ寺のお参りでしたが6時半に家を出て7時半に帰りました。おかげさまで元気に行って来られて喜んでいます。
デイリー句会投句
青空へ段々畑の彼岸花
九条を守れの看板彼岸花
野に独りおりればアカネの我に寄る
お礼
栄太郎さん、
★秋冷やパン焼く香りに目覚めけり/
にコメントいただきありがとうございました。朝夕はすっかり涼しくなり、寒いくらいです。1階から2階へいい香りが上がってきます。
今日も元気でいられることを感謝しつつ布団を出ます。
デイリー句会投句
★片雲や豊かな朝の秋の山
★湖の波ほぐれし朝や蔦紅葉
★左えと靴の減り癖西鶴忌
デイリー句会投句
★歓声の湧いて広間は”運動会”
★秋深し低い脚立を柿の木に
★縄文の頃もかくやと栗焙る
御礼
桑本栄太郎さま
{★夕日浴び柿燦然と青き空」に嬉しいコメントをお寄せ下さり、有難うございました。青空の下、柿の実が耀くのを見ると誠に秋の深まりを感じます。
デイリー句会投句
晩秋や朝の布団の心地よし
秋高し鳶が虚空に輪を描く
竹田城桜紅葉のその向こう
お礼
桑本栄太郎さま、
「えのころの枯れて朝日に輝けり」を好きな句にお選びいただき、コメントも頂戴しありがとうございました。
朝、ふと窓から外を見て、えのころに目が留まりました。
金色に輝くさまを見ると、秋も末の感が強くなります。
デイリー句会投句
★水底のような一天秋深む
★朴の葉の落ちて白きや秋寒し
★街中のビルの谷間や稲穂垂る
デイリー句会投句
石蕗咲いて季節移ろうこと知れり
個展なる画廊の庭の石蕗の花
秋時雨して待ち合わす八重洲口
デイリー句会投句
★かけっこと大きな青空運動会
★運動会保護者席からの大歓声
★チラ見する隣の弁当運動会
好きな句
☆晩秋や朝の布団の心地よし /多田有花☆
だんだんと朝の布団が愛おしくなってきましたね。つい先日までは、朝起きると掛布団が足すそに跳ね飛ばされていましたのに。
デイリー句会投句
★鰯雲吸い込む如く寝湯にいる
★さわさわと波の白きに夜の薄
★秋烏賊の漁火消えて朝日赤し
デイリー句会投句
子の誕生メール飛びくる秋晴れに
バッタ飛ぶパソコン置きし畳の間
鉢水にぽろぽろと落ち式部の実
デイリー句会投句
恙無きこの一年よ色づく木の実
幾度も屈む団栗道に輝けば
吹く風に素直になびく芒叢
デイリー句会投句
★山国の甲斐と信濃の紅葉かな
★秋の夕庭に何しに出でしかな
★知恵の輪のように解れし秋の水
デイリー句会投句
頂に群れて小さき秋の蝶
池の辺に楓紅葉の始まりぬ
秋晴れや日向の尾根の匂いする
お礼
小西宏さま、
「晩秋や朝の布団の心地よし」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
お言葉どおり、夏は鬱陶しいものだった布団の肌触りとぬくもりがありがたい季節になってきました。
好きな句
子の誕生メール飛びくる秋晴れに/祝恵子
この土日はほんとうに気持ちのいい秋晴れでした。
その快晴の中、お子さんの誕生を知らせるメール。
うれしいですね。
デイリー句会投句
★堰水の魚道きらめく秋の川
★太竹の支えたわわや柿灯る
★鉄柵の囲む田中や街の稲架
好きな句
★バッタ飛ぶパソコン置きし畳の間/祝 恵子
ここ数日、爽やかな秋晴れの日が続きました。自然豊かなお家の、開け放たれた窓よりバッタが畳の間に飛び込み入って来た。・・・そのうす緑は爽やかで心温まる光景である。
デイリー句会投句
★右腕にとまる秋の蚊そっと吹く
★雨宿り桜紅葉の下に立ち
★秋時雨傘をさしかけることもなく
好きな句
☆右腕にとまる秋の蚊そっと吹く /高橋秀之☆
夏ならば叩き潰していたのかもしれませんが、秋風に哀れを感じたのかどうか、蚊をそっと吹き飛ばしただけで放逐したのでしょう。真実はともかくとして、遊び心もある楽しい俳句で嬉しく思いました。
デイリー句会投句
★猛き風に髪振り乱す芒かな
★分かれ道高き欅の紅葉す
★秋にして西の空なる山の影
お礼
桑本栄太郎様、「バッタ」を選句戴きましてありがとうございます。面白いですよね。外に放してあげました。
多田有花様、「秋晴れ」を選句いただきありがとうございました。義姉の曾孫です。女の子です。
デイリー句会投句
★暖かい風をいっぱい散歩中
★ベランダの隅に植えたい山椒苗
★糸のごと降るか降らぬか春の雨