●デイリー句会投句箱/10月1日~10日● 2014年10月10日 10:03 | Weblog ※好きな句の選とコメントを<コメント欄>にお書き込みください。 ※お礼などの伝言も<コメント欄>にお書きください。 ◆俳句日記/高橋正子◆は、下記のアドレスです。 http://blog.goo.ne.jp/kakan02 X Facebook はてブ LINE コメント 小口泰與 2014年10月1日 10:11 デイリー句会投句 ★産土の端山の川や曼珠沙華 ★あけぼのの浅間定かや稻雀 ★我が犬といのち共にや秋の川 返信する 河野啓一 2014年10月1日 10:21 デイリー句会投句 ★色づきし木の葉舞いおるベンチかな ★豊漁のしるしや巨き鱗雲 ★毬栗をそっと拾うて篭に受け 返信する 多田有花 2014年10月1日 14:01 デイリー句会投句 猪の走りゆく音朝の森 酔芙蓉空の青さの極まれり 名も知らぬ人と挨拶秋うらら 返信する 福田ひろし 2014年10月1日 17:27 デイリー句会投句 金木犀十字十字の落花かな 秋高し寺の柱の確かさよ 彼岸花無縁の墓を囲みたり 返信する 桑本栄太郎 2014年10月1日 18:36 デイリー句会投句 ★見上げいる天に梢や銀杏黄葉 ★稲架竹の古び仕舞わる土の壁 ★来て見ればすでに野風の刈田かな 返信する 桑本栄太郎 2014年10月1日 18:42 好きな句 ★酔芙蓉空の蒼さの極まれり/多田有花 昨日の朝散策に出掛け、白い花と萎れかかった濃紫 の花を眺めたばかりです。真っ青な空に、朝の白い花 と色づいて萎れている花の対比は風情が溢れています ね!! 返信する 桑本栄太郎 2014年10月1日 18:47 好きな句 ★金木犀十字十字の落花かな/福田ひろし 何処へ行っても、金木犀のふくよかな香りがしていて 爽やかな日々ですね!!。良く見れば十字の形の 小さな花の集合ですが、すぐに木の下に金色の落花 となります。大変共感の一句です。 返信する 小西 宏 2014年10月1日 20:43 好きな句 ☆来て見ればすでに野風の刈田かな /桑本栄太郎☆ 秋の深まりに気付きふと寂しさを感じる、そんな風情がよく表されています。「野風」の働きでしょうか。 返信する 小西 宏 2014年10月1日 20:44 デイリー句会投句 ★池の面に雲ゆるやかや松手入れ ★小粒なる木の実を空にハナミズキ ★木にありて金木犀のただ匂う 返信する 福田ひろし 2014年10月1日 21:31 御礼 桑本栄太郎様 金木犀十字十字…を選んでいただきまして、ありがとうございます。色鮮やかな花びらが散った上を、黒猫が歩き、大変印象的な景色でした。よく見ると花びらはすべて十字。恥ずかしながら、初めて知りました。 返信する 古田敬二 2014年10月1日 22:51 デイリー句会投句 栗拾う遠くに汽笛鳴りにけり 双塔の十字架高しいわし雲 双塔の十字架秋の夕陽指す 返信する 小口泰與 2014年10月2日 8:56 デイリー句会投句 ★山の風荒草の露一閃す ★新走りそば屋ののれん風はらみ ★蜻蛉や荒草あふる里の畑 返信する 古田敬二 2014年10月2日 10:34 デイリー句会投句 紀の国に来て夕焼けの柿を見る 青空と実りの色と彼岸花 柿畑を抜け来る風にまどろめり 返信する 佃 康水 2014年10月2日 14:45 好きな句 ☆青空と実りの色と彼岸花/古田啓二 青い空の下には黄金色の稲穂、その山裾か或いは畦の辺りに真っ赤な彼岸花が長い蘂を張って咲いています。まさに豊穣の喜びの秋を色彩豊かに詠まれています。 返信する 佃 康水 2014年10月2日 14:47 デイリー句会投句 ★朝刊を胸に抱きて金木犀 ★軽トラにつぎつぎ籾を運ばるる ★青き香や刈田一面薄みどり 返信する 桑本栄太郎 2014年10月2日 16:00 御礼 小西 宏様 「来てみればすでに野風の刈田かな」の句をお選び頂き、 心情をおくみ取り頂いたコメントも頂戴しまして大変有難う ございます。 つい先日まで黄金色の稲穂の広がる光景でしたが 昨日の散策では殆ど稲刈りが終わり、一面刈田となっていました。吹き抜ける風は心地良いものの、荒涼とした 光景でした。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月2日 16:18 デイリー句会投句 ★青桐の房の実翳す秋日かな ★背の高き風の紫苑や丘の畑 ★鉄柵を越えて揺れけり萩は実に 返信する 桑本栄太郎 2014年10月2日 16:25 好きな句 ★青き香や刈田一面薄みどり/佃 康水 日毎に刈田の光景が広がっていますね!!。 早く刈られた稲株は早くもヒツジ稲となり、吹く風も殊更 心地良く爽やかです。「一面薄みどり」との措辞にとても 共感致します。 返信する 小西 宏 2014年10月2日 21:08 デイリー句会投句 ★栗毬の空洞なおも輝かし ★庭生りの栗とどけられ渋皮煮 ★秋の蚊を斬らんと欲す太刀をもて 返信する 小口泰與 2014年10月3日 8:55 デイリー句会投句 ★敗荷や赤城山(あかぎ)は風を育みて ★月代やぐい飲みに早酒満たす ★夕さりの赤城山(あかぎ)の風の芒かな 返信する 河野啓一 2014年10月3日 10:40 デイリー句会投句 ★啼けよ啼け灰に埋もれし紅葉かな ★紙ヒコーキ秋野に飛ばし山を見る ★栗載せて甘き香りのケーキかな 返信する 河野啓一 2014年10月3日 10:45 好きな句 ★朝刊を胸に抱きて金木犀/佃康水 朝のさりげない日常の中に漂ってくる床しい金木犀の香り。すてきですね。軽い詠みに惹かれました。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月3日 18:46 デイリー句会投句 ★十月の梢色づく青天に ★コスモスの野風まかせの夕日かな ★彩をなす学校花壇や秋の園 返信する 佃 康水 2014年10月3日 20:41 御礼 桑本栄太郎様 「青き香や刈田一面薄みどり」の句に温かいお言葉を誠に有難うございます。実は私の詠み方に問題が有る事に気付かされました。稲刈り機で刈られたばかりの所を見た景色で,5センチくらいまで切り刻んだ藁が畑一面に広がっていたのでこう詠んだのですが季語の本質から言うとまずかったですね。他の季語を使った方が良かった事を勉強させて頂きました。有難うございます。 河野啓一様 「朝刊を胸に抱きて金木犀」の句に大変嬉しいお言葉を頂き誠に有難うございます。特にこの3~4日が床しい香りが漂い、朝刊を取り入れる度、ついつい鼻を近づけています。特に朝一番の爽やかな香が好きです。 返信する 黒谷光子 2014年10月3日 21:16 デイリー句会投句 (新美南吉の故郷) 秋晴れの童話の里は花の里 白木槿南吉生家の傍に句碑 彼岸花童話の里の土手埋める 返信する 川名ますみ 2014年10月3日 22:08 デイリー句会投句 うっすらと傷そだており青蜜柑 浅き傷ありてやさしき青蜜柑 空と雲ばかりを話し青蜜柑 返信する 古田敬二 2014年10月4日 0:35 デイリー句会投句 <中宮寺菩薩観音像> 斑鳩のやさしき視線秋の旅 斑鳩の微笑みに会う秋の旅 目に口に微笑み菩薩秋の旅 返信する 小口泰與 2014年10月4日 8:46 デイリー句会投句 ★あけぼのの稲田の空に鳶の笛 ★ばさと落つ熟柿や鴉牛舎へと ★カーテンの靡くや浅間山(あさま)さわやかに 返信する 迫田和代 2014年10月4日 9:46 デイリー句会投句 ★天災の川べりに揺れる芒かな ★山葡萄目の前に置き深い空 ★生姜湯で遠い日想ういろいろと 返信する 内山富佐子 2014年10月4日 11:08 出入り句会投句 繋がってとんぼう空の彼方へと 待ち合わせ金木犀の前に立つ 御嶽山噴火 一瞬の生死の境九月過ぐ 返信する 内山富佐子 2014年10月4日 11:10 訂正です タイトルの打違いです。 出入り句会ではなくデイリー句会ですよね。失礼しました 返信する 多田有花 2014年10月4日 12:37 デイリー句会投句 食欲の秋と思いし空腹を 秋雲の上を飛行機西へゆく アパートの前で秋果を集め売る 返信する 河野啓一 2014年10月4日 18:29 デイリー句会投句 ★月包み秋の夕焼けあかあかと ★秋まきの用意終わりしプランター ★大和路や柿畑低き背丈低かな 返信する 黒谷光子 2014年10月4日 18:37 デイリー句会投句 乗換えてまた乗換えて秋の旅 ゆるやかに土手はくねりて彼岸花 彼岸花百万本とう土手を行く 返信する 桑本栄太郎 2014年10月4日 20:18 デイリー句会投句 ★朴の葉の白く舗道へ秋日照る ★木蓮のうすきみどりや秋芽吹く ★彷徨えるように旅立ち穂絮飛ぶ 返信する 桑本栄太郎 2014年10月4日 20:26 好きな句 ★乗り換えて又乗り換えて秋の旅/黒谷光子 空気が澄み、風が爽やかになれば旅ごころの募るこの 頃です。「乗り換えてまた乗り換えて」とのリフレインの 措辞が素晴らしく、遠くまで出かける秋の旅の旅情を 誘います。 返信する 内山富佐子 2014年10月5日 5:52 デイリー句会投句 繋がってとんぼう空の彼方へと 待ち合わせ金木犀の前に立つ 御嶽山噴火 一瞬の生死の境九月過ぐ 返信する 小口泰與 2014年10月5日 9:19 デイリー句会投句 ★草紅葉利根の川風秀でけり ★朝冷や赤城山(あかぎ)は裾野美しき ★本堂の悟りの窓や曼殊沙華 返信する 桑本栄太郎 2014年10月5日 19:10 デイリー句会投句 ★錦木の咲くがごとくの紅葉かな ★金木犀枝の容に散りにけり ★ベランダの蔓の末枯れ天青し 返信する 黒谷光子 2014年10月5日 20:40 お礼 栄太郎さま、「秋の旅」の句にコメントをいただきまして、ありがとうございました。愛知県半田市、童話作家の新美南吉の出身地で生誕百年のイベントなどあり、また百万本の彼岸花の群生地でもあると知り友人と二人で行ってきました。湖北からも京都など西へはよく出かけますが、名古屋方面はよくわかりませんので、標識を頼りに又尋ねたりしながら楽しんできました。ありがとうございました。 返信する 黒谷光子 2014年10月5日 20:46 デイリー句会投句 白萩の傾るる庭の石組に ほのと黄を兆して土手の泡立ち草 川の辺の熟れては落つる棗の実 返信する 福田ひろし 2014年10月5日 21:29 デイリー句会投句 野分去り床のひんやり心地良し コスモスは楚々と佇むそれでよし 野分過ぎ季節は二コマ進みけり 返信する 高橋秀之 2014年10月5日 22:30 デイリー句会投句 ★稲架を組む都会の中の一枚田 ★稲刈りの単調なれどよきリズム ★稲刈りの直後に藁の香り来る 返信する 小口泰與 2014年10月6日 8:56 デイリー句会投句 ★一閃の風の芒の利根川原 ★撫子や漆塗りなる加賀食器 ★朝冷や棚田の空に鳶の笛 返信する 河野啓一 デイリー句会投句 2014年10月6日 9:18 Unknown ★予報円進路気になる秋台風 ★キウイ苗植えんと場所を探しおり ★秋深し鄙の寺にも人影が 返信する 内山富佐子 2014年10月6日 9:53 好きな句 コスモスは楚々と佇むそれでよし/福田ひろし コスモスは好きな花です。この句を読んでそうか楚々と佇んでいるのがいいんだ。とはっとしました。 新鮮な感動を有難うございました。 返信する 佃 康水 2014年10月6日 11:24 好きな句 稲刈りの直後に藁の香り来る/高橋秀之 今、当地でも遅速は有るものの稲刈りたけなわです。稲を刈った後の青い藁の匂いは、収穫の喜びとともに秋の深さを実感致します。 返信する 佃 康水 2014年10月6日 11:27 デイリー句会投句 ★選手リレー声援止まぬ運動会 ★刈る音へ俄に群るる稲雀 ★青き香を残して暮るる刈田道 返信する 福田ひろし 2014年10月6日 12:30 御礼 内山富佐子様 コスモスは楚々と佇むそれでよし、を選んでいただきまして、ありがとうございます。熊本は台風が過ぎ、コスモスが品良く揺れています。秋の花は強烈なアピールがなく、好きです。 返信する 桑本栄太郎 2014年10月6日 17:56 デイリー句会投句 ★見上げいる雨の梢や庭紅葉 ★殻のまま枝に開きし椿の実 ★風音の咆哮となり野分来る 返信する 桑本栄太郎 2014年10月6日 18:14 好きな句 ★予報円進路気になる秋台風/河野啓一 台風18号は今年最強、最大規模と云われ、日本列島 を舐めるように縦断するとの当初予報でした。 最近は大風のみではなく豪雨も伴い「緊急避難勧告」 も出て「直ちに危険から命を守る行動を取って下さい」 との指示も出る事が良くあり、今回もテレビのニュース をいつも見ていました。 テレビ報道の中で交通機関の運行情報も出て いて、詳しくは「ホームページをご覧下い」?? と言っていましたが、何処でも誰でもパソコン及び スマホを見る事が出来る訳ではなく、問題ですね? 返信する 小西 宏 2014年10月6日 19:08 好きな句 ☆青き香を残して暮るる刈田道 /佃 康水☆ 稲を刈る一日の労働が終わった、その傍を通る。夕暮の刈田道を行くと稲の匂いが漂ってくる。刈りたての青い匂いだ。安らぎのひと時が視覚と嗅覚の中に広がってくる。 返信する 小西 宏 2014年10月6日 19:10 デイリー句会投句 ★古き事みな懐かしき鰯雲 ★台風往きあっけらかんと富士の山 ★燦然と丘に陽のある枯れ薄 返信する 桑本栄太郎 2014年10月6日 19:31 好きな句 ★古き事みな懐かしき鰯雲/小西 宏 先日の天の高い所にある鰯雲を見上げ、まったく同じ 心情でした。穏やかで心豊かな日本の古の映画を彷彿 させる鰯雲の光景を巧みに詠まれ、大変共感致します。 返信する 古田敬二 2014年10月6日 19:34 デイリー句会投句 法隆寺静かに秋の始まれり 講堂を風通り行く彼岸花 彼岸花の直線揺らし列車行く 返信する 福田ひろし 2014年10月7日 0:53 デイリー句会投句 荒天の一気に晴れて城は秋 一仕事済ませ一息秋高し 老犬や桜紅葉に脚取られ 返信する 多田有花 2014年10月7日 7:47 デイリー句会投句 ことごとく刈田となりて嵐待つ コスモスを吹き倒してや嵐去る 嵐去り雲無き空に夜半の月 返信する 多田有花 2014年10月7日 7:50 お礼 桑本栄太郎さま、 「酔芙蓉空の蒼さの極まれり」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。 お礼が遅くなり失礼いたしました。 台風が去って今朝は一段秋が深まった感覚です。 空の青さはさらに深みを増し、これからは寒さに向いますね。 返信する 小口泰與 2014年10月7日 8:32 デイリー句会投句 ★暖求め葉月の蝶の渡りけり ★樫鳥や風を孕みし御神木 ★竜胆や風の集まる蓼科湖 返信する 内山富佐子 2014年10月7日 11:29 デイリー句会投句 秋日溜め桜葉紅くなりにけり 足指の爪を切る音長き夜 今宵またあの蟋蟀が独り鳴く 返信する 桑本栄太郎 2014年10月7日 17:36 デイリー句会投句 ★干上がりて舟の岸部や秋の川 ★アパートの街の田中や案山子翁 ★飛行機の機影伊丹へ秋入日 返信する 桑本栄太郎 2014年10月7日 17:47 好きな句 ★今宵またあの蟋蟀が独り鳴く/内山富佐子 秋の深まりと共に、夜になればちちろの鳴き声が増え て来ました。 「あの蟋蟀が独り鳴く」との措辞にまるでお馴染みの 蟋蟀が居るとも想え、また哀愁を帯びて聞こえ素敵です。 返信する 佃 康水 2014年10月7日 20:26 御礼 小西 宏様 「青き香を残して暮るる刈田道」の句へ素晴らしいお言葉を頂き大変嬉しく読ませて頂きました。刈った後の匂いにこの農家も稲刈りが終わったなとこちらの方まで安らぎが有りますね。 返信する 小西 宏 2014年10月7日 21:13 好きな句 ☆秋日溜め桜葉紅くなりにけり /内山富佐子☆ 柔かさを増した秋日の中にうっすらと赤みを差して照る桜の葉が、とても爽やかに感じられるこの頃です。「秋日溜め」が艶やかに響きます。 返信する 小西 宏 2014年10月7日 21:14 お礼 桑本栄太郎さま 「古き事みな懐かしき鰯雲」への共感のお言葉を頂戴し、たいへん心強く、嬉しく思っております。ありがとうございました。 返信する 小西 宏 2014年10月7日 21:16 デイリー句会投句 ★水道の水に秋染む東空 ★風に落ちし泥団栗を手に拭う ★秋の陽の芝生に猫の背のやわし 返信する 小口泰與 2014年10月8日 6:29 デイリー句会投句 ★新走り浅間山(あさま)を控う佐久の鯉 ★密やかに鮎下りける魚道かな ★秋の野の貨物列車の汽笛かな 返信する 福田ひろし 2014年10月8日 8:30 デイリー句会投句 新蕎麦やのぼりを揺らし市電過ぐ 十三夜読み残したる書を開く 新蕎麦の老舗の墨痕豊かなり 返信する 内山富佐子 2014年10月8日 10:07 お礼 桑本栄太郎様 蟋蟀の句に共感のお言葉を頂きまして有難うございました。私の家は商店街にあり家々が隣り合っています。その隙間から、毎夜一匹の蟋蟀が3階に寝ている私に鳴き声を届けてくれます。お前は今夜も鳴いているのだなと親しみと哀愁を込めて聞いています。 小西宏様 秋日の句に素敵なコメントを有難うございました。 ちらはらと紅葉し始めた桜の葉は、はっとするほど赤く心を動かさました。それを表現するにはどんな言葉がよいのか考え「秋日溜め」にしました。「秋日吸い」でも良いかなとも考えましたが。 返信する 小西 宏 2014年10月8日 10:15 再投句 ★水道の水に秋染む東空 ★風に落ちし泥団栗を手に拭う ★秋の陽の芝生に猫の背のやわし 返信する 河野啓一 2014年10月8日 10:42 デイリー句会投句 ★秋高し輝く青きダイオード ★幟揺れて今日はコスモスフェスタかな ★丘の辺に咲き乱れたる秋桜 返信する 桑本栄太郎 2014年10月8日 17:59 デイリー句会投句 ★咲き乱れキバナコスモス更に黄を ★破蓮となりて拡がる池の空 ★うす黄葉家路のバスの迂回かな 返信する 古田敬二 2014年10月8日 19:50 デイリー句会投句 彼岸花古びし土塀に沿いて咲く 秋高しの塔の九輪を数え見る 法隆寺苔の中より彼岸花 返信する 川名ますみ 2014年10月8日 23:14 デイリー句会投句 秋日和指に毛先を巻けば撥ぬ 鰯雲切りし毛先のどこへとも カットして振り向くときの秋日濃し 返信する 小口泰與 2014年10月9日 7:03 デイリー句会投句 ★木犀のひともし頃の香をあびし ★水澄むや赤むらさきの赤城山 ★夕紅葉そびら奇岩の妙義山 返信する 桑本栄太郎 2014年10月9日 17:38 デイリー句会投句 ★中腹の白き十字架秋の嶺 ★黄金なる田と競いけり泡立草 ★天心の雲に滲むや十三夜 返信する 桑本栄太郎 2014年10月9日 17:45 好きな句 ★カットして振り向くときの秋日濃し/川名ますみ 穏やかな秋晴れの日に御髪(おぐし)をカットされたよう ですね?「振り向くときの」との措辞により、カットした 時の身も心も爽やか心情が垣間見え、素敵です。 返信する 古田敬二 2014年10月9日 22:31 デイリー句会投句 栗笑んで明日にも零れる輝きに 円空仏 鉈跡の口元優し秋の旅 句に悩む半跏思惟像秋の旅 返信する 古田敬二 2014年10月10日 8:34 デイリー句会投句訂正のお願い 10/8の投句 彼岸花古びし土塀に沿いて咲く 秋高しの塔の九輪を数え見る 法隆寺苔の中より彼岸花 を 彼岸花古びし土塀に沿いて咲く 秋高し塔の九輪を数え見る 法隆寺苔の中より彼岸花 に訂正します。お手数掛けますがよろしくお願いします。 返信する 河野啓一 2014年10月10日 9:27 デイリー句会投句 ★友ありて栗の旨煮を届らる ★柿の赤小鳥にまかせ残り福 ★青空に梢を抜けて百舌鳥の声 返信する 小口泰與 2014年10月10日 9:34 デイリー句会投句 ★秋ばらや我が大腸の襞の美(は)し ★大腸のポリープ二たつ秋の昼 ★胃カメラのすすっと透り今年酒 返信する 桑本栄太郎 2014年10月10日 19:22 デイリー句会投句 ★坂道の土手に風吹き芒の穂 ★草の穂や湿りふふみて風の吹く ★ひと眠りして起きみれば秋の雨 返信する 福田ひろし 2014年10月10日 20:00 デイリー句会投句 秘境への峠に立てば風冷ゆる 峠道眼下に稔り田輝ける 秋桜黒光りする囲炉裏の間 返信する 福田ひろし 2014年10月10日 20:06 一句訂正 季語が2つでした。 秋桜茅葺きの家の床光る に訂正します。失礼しました。 返信する 川名ますみ 2014年10月13日 3:45 お礼 栄太郎さま、「カットして振り向くときの秋日濃し」の句に温かいコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。いつもお心にお掛け下さいますこと、幸せに存じます。 すっかり伸びてしまい、この夏の暑さには、ただ纏めあげるしかなかった髪ですが、美容師さんのご厚意で、ようやくカットが叶いました。髪を切っただけで、季節が濃く映るなんて、不思議ですけれど。今、まさに実感しております。 返信する
コメント
デイリー句会投句
★産土の端山の川や曼珠沙華
★あけぼのの浅間定かや稻雀
★我が犬といのち共にや秋の川
デイリー句会投句
★色づきし木の葉舞いおるベンチかな
★豊漁のしるしや巨き鱗雲
★毬栗をそっと拾うて篭に受け
デイリー句会投句
猪の走りゆく音朝の森
酔芙蓉空の青さの極まれり
名も知らぬ人と挨拶秋うらら
デイリー句会投句
金木犀十字十字の落花かな
秋高し寺の柱の確かさよ
彼岸花無縁の墓を囲みたり
デイリー句会投句
★見上げいる天に梢や銀杏黄葉
★稲架竹の古び仕舞わる土の壁
★来て見ればすでに野風の刈田かな
好きな句
★酔芙蓉空の蒼さの極まれり/多田有花
昨日の朝散策に出掛け、白い花と萎れかかった濃紫
の花を眺めたばかりです。真っ青な空に、朝の白い花
と色づいて萎れている花の対比は風情が溢れています
ね!!
好きな句
★金木犀十字十字の落花かな/福田ひろし
何処へ行っても、金木犀のふくよかな香りがしていて
爽やかな日々ですね!!。良く見れば十字の形の
小さな花の集合ですが、すぐに木の下に金色の落花
となります。大変共感の一句です。
好きな句
☆来て見ればすでに野風の刈田かな /桑本栄太郎☆
秋の深まりに気付きふと寂しさを感じる、そんな風情がよく表されています。「野風」の働きでしょうか。
デイリー句会投句
★池の面に雲ゆるやかや松手入れ
★小粒なる木の実を空にハナミズキ
★木にありて金木犀のただ匂う
御礼
桑本栄太郎様
金木犀十字十字…を選んでいただきまして、ありがとうございます。色鮮やかな花びらが散った上を、黒猫が歩き、大変印象的な景色でした。よく見ると花びらはすべて十字。恥ずかしながら、初めて知りました。
デイリー句会投句
栗拾う遠くに汽笛鳴りにけり
双塔の十字架高しいわし雲
双塔の十字架秋の夕陽指す
デイリー句会投句
★山の風荒草の露一閃す
★新走りそば屋ののれん風はらみ
★蜻蛉や荒草あふる里の畑
デイリー句会投句
紀の国に来て夕焼けの柿を見る
青空と実りの色と彼岸花
柿畑を抜け来る風にまどろめり
好きな句
☆青空と実りの色と彼岸花/古田啓二
青い空の下には黄金色の稲穂、その山裾か或いは畦の辺りに真っ赤な彼岸花が長い蘂を張って咲いています。まさに豊穣の喜びの秋を色彩豊かに詠まれています。
デイリー句会投句
★朝刊を胸に抱きて金木犀
★軽トラにつぎつぎ籾を運ばるる
★青き香や刈田一面薄みどり
御礼
小西 宏様
「来てみればすでに野風の刈田かな」の句をお選び頂き、
心情をおくみ取り頂いたコメントも頂戴しまして大変有難う
ございます。
つい先日まで黄金色の稲穂の広がる光景でしたが
昨日の散策では殆ど稲刈りが終わり、一面刈田となっていました。吹き抜ける風は心地良いものの、荒涼とした
光景でした。
デイリー句会投句
★青桐の房の実翳す秋日かな
★背の高き風の紫苑や丘の畑
★鉄柵を越えて揺れけり萩は実に
好きな句
★青き香や刈田一面薄みどり/佃 康水
日毎に刈田の光景が広がっていますね!!。
早く刈られた稲株は早くもヒツジ稲となり、吹く風も殊更
心地良く爽やかです。「一面薄みどり」との措辞にとても
共感致します。
デイリー句会投句
★栗毬の空洞なおも輝かし
★庭生りの栗とどけられ渋皮煮
★秋の蚊を斬らんと欲す太刀をもて
デイリー句会投句
★敗荷や赤城山(あかぎ)は風を育みて
★月代やぐい飲みに早酒満たす
★夕さりの赤城山(あかぎ)の風の芒かな
デイリー句会投句
★啼けよ啼け灰に埋もれし紅葉かな
★紙ヒコーキ秋野に飛ばし山を見る
★栗載せて甘き香りのケーキかな
好きな句
★朝刊を胸に抱きて金木犀/佃康水
朝のさりげない日常の中に漂ってくる床しい金木犀の香り。すてきですね。軽い詠みに惹かれました。
デイリー句会投句
★十月の梢色づく青天に
★コスモスの野風まかせの夕日かな
★彩をなす学校花壇や秋の園
御礼
桑本栄太郎様
「青き香や刈田一面薄みどり」の句に温かいお言葉を誠に有難うございます。実は私の詠み方に問題が有る事に気付かされました。稲刈り機で刈られたばかりの所を見た景色で,5センチくらいまで切り刻んだ藁が畑一面に広がっていたのでこう詠んだのですが季語の本質から言うとまずかったですね。他の季語を使った方が良かった事を勉強させて頂きました。有難うございます。
河野啓一様
「朝刊を胸に抱きて金木犀」の句に大変嬉しいお言葉を頂き誠に有難うございます。特にこの3~4日が床しい香りが漂い、朝刊を取り入れる度、ついつい鼻を近づけています。特に朝一番の爽やかな香が好きです。
デイリー句会投句
(新美南吉の故郷)
秋晴れの童話の里は花の里
白木槿南吉生家の傍に句碑
彼岸花童話の里の土手埋める
デイリー句会投句
うっすらと傷そだており青蜜柑
浅き傷ありてやさしき青蜜柑
空と雲ばかりを話し青蜜柑
デイリー句会投句
<中宮寺菩薩観音像>
斑鳩のやさしき視線秋の旅
斑鳩の微笑みに会う秋の旅
目に口に微笑み菩薩秋の旅
デイリー句会投句
★あけぼのの稲田の空に鳶の笛
★ばさと落つ熟柿や鴉牛舎へと
★カーテンの靡くや浅間山(あさま)さわやかに
デイリー句会投句
★天災の川べりに揺れる芒かな
★山葡萄目の前に置き深い空
★生姜湯で遠い日想ういろいろと
出入り句会投句
繋がってとんぼう空の彼方へと
待ち合わせ金木犀の前に立つ
御嶽山噴火
一瞬の生死の境九月過ぐ
訂正です
タイトルの打違いです。
出入り句会ではなくデイリー句会ですよね。失礼しました
デイリー句会投句
食欲の秋と思いし空腹を
秋雲の上を飛行機西へゆく
アパートの前で秋果を集め売る
デイリー句会投句
★月包み秋の夕焼けあかあかと
★秋まきの用意終わりしプランター
★大和路や柿畑低き背丈低かな
デイリー句会投句
乗換えてまた乗換えて秋の旅
ゆるやかに土手はくねりて彼岸花
彼岸花百万本とう土手を行く
デイリー句会投句
★朴の葉の白く舗道へ秋日照る
★木蓮のうすきみどりや秋芽吹く
★彷徨えるように旅立ち穂絮飛ぶ
好きな句
★乗り換えて又乗り換えて秋の旅/黒谷光子
空気が澄み、風が爽やかになれば旅ごころの募るこの
頃です。「乗り換えてまた乗り換えて」とのリフレインの
措辞が素晴らしく、遠くまで出かける秋の旅の旅情を
誘います。
デイリー句会投句
繋がってとんぼう空の彼方へと
待ち合わせ金木犀の前に立つ
御嶽山噴火
一瞬の生死の境九月過ぐ
デイリー句会投句
★草紅葉利根の川風秀でけり
★朝冷や赤城山(あかぎ)は裾野美しき
★本堂の悟りの窓や曼殊沙華
デイリー句会投句
★錦木の咲くがごとくの紅葉かな
★金木犀枝の容に散りにけり
★ベランダの蔓の末枯れ天青し
お礼
栄太郎さま、「秋の旅」の句にコメントをいただきまして、ありがとうございました。愛知県半田市、童話作家の新美南吉の出身地で生誕百年のイベントなどあり、また百万本の彼岸花の群生地でもあると知り友人と二人で行ってきました。湖北からも京都など西へはよく出かけますが、名古屋方面はよくわかりませんので、標識を頼りに又尋ねたりしながら楽しんできました。ありがとうございました。
デイリー句会投句
白萩の傾るる庭の石組に
ほのと黄を兆して土手の泡立ち草
川の辺の熟れては落つる棗の実
デイリー句会投句
野分去り床のひんやり心地良し
コスモスは楚々と佇むそれでよし
野分過ぎ季節は二コマ進みけり
デイリー句会投句
★稲架を組む都会の中の一枚田
★稲刈りの単調なれどよきリズム
★稲刈りの直後に藁の香り来る
デイリー句会投句
★一閃の風の芒の利根川原
★撫子や漆塗りなる加賀食器
★朝冷や棚田の空に鳶の笛
Unknown
★予報円進路気になる秋台風
★キウイ苗植えんと場所を探しおり
★秋深し鄙の寺にも人影が
好きな句
コスモスは楚々と佇むそれでよし/福田ひろし
コスモスは好きな花です。この句を読んでそうか楚々と佇んでいるのがいいんだ。とはっとしました。
新鮮な感動を有難うございました。
好きな句
稲刈りの直後に藁の香り来る/高橋秀之
今、当地でも遅速は有るものの稲刈りたけなわです。稲を刈った後の青い藁の匂いは、収穫の喜びとともに秋の深さを実感致します。
デイリー句会投句
★選手リレー声援止まぬ運動会
★刈る音へ俄に群るる稲雀
★青き香を残して暮るる刈田道
御礼
内山富佐子様
コスモスは楚々と佇むそれでよし、を選んでいただきまして、ありがとうございます。熊本は台風が過ぎ、コスモスが品良く揺れています。秋の花は強烈なアピールがなく、好きです。
デイリー句会投句
★見上げいる雨の梢や庭紅葉
★殻のまま枝に開きし椿の実
★風音の咆哮となり野分来る
好きな句
★予報円進路気になる秋台風/河野啓一
台風18号は今年最強、最大規模と云われ、日本列島
を舐めるように縦断するとの当初予報でした。
最近は大風のみではなく豪雨も伴い「緊急避難勧告」
も出て「直ちに危険から命を守る行動を取って下さい」
との指示も出る事が良くあり、今回もテレビのニュース
をいつも見ていました。
テレビ報道の中で交通機関の運行情報も出て
いて、詳しくは「ホームページをご覧下い」??
と言っていましたが、何処でも誰でもパソコン及び
スマホを見る事が出来る訳ではなく、問題ですね?
好きな句
☆青き香を残して暮るる刈田道 /佃 康水☆
稲を刈る一日の労働が終わった、その傍を通る。夕暮の刈田道を行くと稲の匂いが漂ってくる。刈りたての青い匂いだ。安らぎのひと時が視覚と嗅覚の中に広がってくる。
デイリー句会投句
★古き事みな懐かしき鰯雲
★台風往きあっけらかんと富士の山
★燦然と丘に陽のある枯れ薄
好きな句
★古き事みな懐かしき鰯雲/小西 宏
先日の天の高い所にある鰯雲を見上げ、まったく同じ
心情でした。穏やかで心豊かな日本の古の映画を彷彿
させる鰯雲の光景を巧みに詠まれ、大変共感致します。
デイリー句会投句
法隆寺静かに秋の始まれり
講堂を風通り行く彼岸花
彼岸花の直線揺らし列車行く
デイリー句会投句
荒天の一気に晴れて城は秋
一仕事済ませ一息秋高し
老犬や桜紅葉に脚取られ
デイリー句会投句
ことごとく刈田となりて嵐待つ
コスモスを吹き倒してや嵐去る
嵐去り雲無き空に夜半の月
お礼
桑本栄太郎さま、
「酔芙蓉空の蒼さの極まれり」を好きな句にお選びいただきありがとうございます。
お礼が遅くなり失礼いたしました。
台風が去って今朝は一段秋が深まった感覚です。
空の青さはさらに深みを増し、これからは寒さに向いますね。
デイリー句会投句
★暖求め葉月の蝶の渡りけり
★樫鳥や風を孕みし御神木
★竜胆や風の集まる蓼科湖
デイリー句会投句
秋日溜め桜葉紅くなりにけり
足指の爪を切る音長き夜
今宵またあの蟋蟀が独り鳴く
デイリー句会投句
★干上がりて舟の岸部や秋の川
★アパートの街の田中や案山子翁
★飛行機の機影伊丹へ秋入日
好きな句
★今宵またあの蟋蟀が独り鳴く/内山富佐子
秋の深まりと共に、夜になればちちろの鳴き声が増え
て来ました。
「あの蟋蟀が独り鳴く」との措辞にまるでお馴染みの
蟋蟀が居るとも想え、また哀愁を帯びて聞こえ素敵です。
御礼
小西 宏様
「青き香を残して暮るる刈田道」の句へ素晴らしいお言葉を頂き大変嬉しく読ませて頂きました。刈った後の匂いにこの農家も稲刈りが終わったなとこちらの方まで安らぎが有りますね。
好きな句
☆秋日溜め桜葉紅くなりにけり /内山富佐子☆
柔かさを増した秋日の中にうっすらと赤みを差して照る桜の葉が、とても爽やかに感じられるこの頃です。「秋日溜め」が艶やかに響きます。
お礼
桑本栄太郎さま
「古き事みな懐かしき鰯雲」への共感のお言葉を頂戴し、たいへん心強く、嬉しく思っております。ありがとうございました。
デイリー句会投句
★水道の水に秋染む東空
★風に落ちし泥団栗を手に拭う
★秋の陽の芝生に猫の背のやわし
デイリー句会投句
★新走り浅間山(あさま)を控う佐久の鯉
★密やかに鮎下りける魚道かな
★秋の野の貨物列車の汽笛かな
デイリー句会投句
新蕎麦やのぼりを揺らし市電過ぐ
十三夜読み残したる書を開く
新蕎麦の老舗の墨痕豊かなり
お礼
桑本栄太郎様
蟋蟀の句に共感のお言葉を頂きまして有難うございました。私の家は商店街にあり家々が隣り合っています。その隙間から、毎夜一匹の蟋蟀が3階に寝ている私に鳴き声を届けてくれます。お前は今夜も鳴いているのだなと親しみと哀愁を込めて聞いています。
小西宏様
秋日の句に素敵なコメントを有難うございました。
ちらはらと紅葉し始めた桜の葉は、はっとするほど赤く心を動かさました。それを表現するにはどんな言葉がよいのか考え「秋日溜め」にしました。「秋日吸い」でも良いかなとも考えましたが。
再投句
★水道の水に秋染む東空
★風に落ちし泥団栗を手に拭う
★秋の陽の芝生に猫の背のやわし
デイリー句会投句
★秋高し輝く青きダイオード
★幟揺れて今日はコスモスフェスタかな
★丘の辺に咲き乱れたる秋桜
デイリー句会投句
★咲き乱れキバナコスモス更に黄を
★破蓮となりて拡がる池の空
★うす黄葉家路のバスの迂回かな
デイリー句会投句
彼岸花古びし土塀に沿いて咲く
秋高しの塔の九輪を数え見る
法隆寺苔の中より彼岸花
デイリー句会投句
秋日和指に毛先を巻けば撥ぬ
鰯雲切りし毛先のどこへとも
カットして振り向くときの秋日濃し
デイリー句会投句
★木犀のひともし頃の香をあびし
★水澄むや赤むらさきの赤城山
★夕紅葉そびら奇岩の妙義山
デイリー句会投句
★中腹の白き十字架秋の嶺
★黄金なる田と競いけり泡立草
★天心の雲に滲むや十三夜
好きな句
★カットして振り向くときの秋日濃し/川名ますみ
穏やかな秋晴れの日に御髪(おぐし)をカットされたよう
ですね?「振り向くときの」との措辞により、カットした
時の身も心も爽やか心情が垣間見え、素敵です。
デイリー句会投句
栗笑んで明日にも零れる輝きに
円空仏
鉈跡の口元優し秋の旅
句に悩む半跏思惟像秋の旅
デイリー句会投句訂正のお願い
10/8の投句
彼岸花古びし土塀に沿いて咲く
秋高しの塔の九輪を数え見る
法隆寺苔の中より彼岸花
を
彼岸花古びし土塀に沿いて咲く
秋高し塔の九輪を数え見る
法隆寺苔の中より彼岸花
に訂正します。お手数掛けますがよろしくお願いします。
デイリー句会投句
★友ありて栗の旨煮を届らる
★柿の赤小鳥にまかせ残り福
★青空に梢を抜けて百舌鳥の声
デイリー句会投句
★秋ばらや我が大腸の襞の美(は)し
★大腸のポリープ二たつ秋の昼
★胃カメラのすすっと透り今年酒
デイリー句会投句
★坂道の土手に風吹き芒の穂
★草の穂や湿りふふみて風の吹く
★ひと眠りして起きみれば秋の雨
デイリー句会投句
秘境への峠に立てば風冷ゆる
峠道眼下に稔り田輝ける
秋桜黒光りする囲炉裏の間
一句訂正
季語が2つでした。
秋桜茅葺きの家の床光る
に訂正します。失礼しました。
お礼
栄太郎さま、「カットして振り向くときの秋日濃し」の句に温かいコメントを頂戴しまして、ありがとうございます。いつもお心にお掛け下さいますこと、幸せに存じます。
すっかり伸びてしまい、この夏の暑さには、ただ纏めあげるしかなかった髪ですが、美容師さんのご厚意で、ようやくカットが叶いました。髪を切っただけで、季節が濃く映るなんて、不思議ですけれど。今、まさに実感しております。