自由な投句箱/9月11日~9月20日
※当季雑詠3句(秋の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
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今日の俳句(『現代俳句一日一句鑑賞』髙橋正子著より)
名前の右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
●リアクション●
★「今日の俳句」を楽しみに拝読しております。懐かしい会員の方々のお名前が並んでいるのにうれしくなりました。ありがとうございます。 (有花)
★「今日の俳句」を楽しみに拝読しております。懐かしい会員の方々のお名前が並んでいるのにうれしくなりました。ありがとうございます。 (有花)
☆書き写しながら、懐かしい人たちは、今頃どうされているのだろうと、ふと思います。
(正子)
〇9月20日
★父がつけしわが名立子や月仰ぐ 星野 立子(ほしの たつこ)
〇9月19日(糸瓜忌・子規忌)
★をとといの糸瓜の水も取らざりき 正岡 子規(まさおか しき)
〇9月18日
★稲みのらすぬくさの中に我も立つ 川本 臥風(かわもと がふう)🍁
〇9月17日
★この道の富士になり行く芒かな 河東 碧梧桐(かわひがし へきごどう)
〇9月16日
★稲の青しづかに穂より去りつつあり 篠原 梵(しのはら ばん)🍁
〇9月15日
★爽やかやたてがみを振り尾をさばき 山口 誓子(やまぐち せいし)
〇9月14日
★蜻蛉の風の音連れ行き来する 日野 正人(ひの まさと)🌸
〇9月13日
★コスモスの揺れ合いながら陽を送り 下地 鉄(しもじ てつ)🌸
〇9月12日
★水引の朱ひとすじが風の中 徳毛 あさ子(とくも あさこ)🌸
〇9月11日
★秋雨の瓦斯が飛びつく燐寸かな 中村 汀女(なかむら ていじょ)
コメント
自由な投句箱
★爽やかや今朝の赤城のすそ野にて
★四方より風の渦巻く秋の沼
★秋しばし長きすそ野に雨滂沱
自由な投句箱
二百二十日も熱中症警戒アラート
爪を切る秋燕の飛ぶ窓際で
夕月の光増すなか燕飛ぶ
Unknown
●鶺鴒の二羽むつみ翔ぶ女神像
●秋暑のゆるき雲ゆく垣根かな
●石段の一段とばしや秋灯
自由な投句箱
★鶺鴒の斜めに越える街の川
★様々の形を見せて秋の雲
★久し振り朝の散歩や秋の雲
自由な投句箱
★秋晴や抜けたるような天の底
★蘆刈られ鳥の足跡泥の上
★実の傍の朝顔花の萎みけり
自由な投句箱
秋の燕手すりに止まり部屋を見る
上弦やいつもの山の上に出て
上弦の月をお供に散歩かな
自由な投句箱
★秋の蚊の執念(しふね)きことや我が髪膚
★夜の川の紺絞りつつ秋の星
★秋星に包まれ今日をしまいける
自由な投句箱
★新米の高値厨は火の車
★火焔菜サラダに加え仏料理
★袋のまま落ちたる梨や野分後
自由な投句箱
★陸橋の風に誘われ赤とんぼ
★あぜ道を行けば四方へ飛蝗飛ぶ
★柿の実のぬつと顔出す日差しかな
Unknown
●三ツ辻の西も東も残る蝉
●電線のさきに秋空水たまり
●新家主物干し竿の赤とんぼ
自由な投句箱
今見えし月を隠せる雲の出て
姿見せぬ夜もありけり月の舟
法師蝉鳴く午後の陽を傾けて
自由な投句箱
★大利根の日の退くや秋の星
★爽やかや風の言霊ふうわりと
★稲の香の溢るるばかり天は青
自由な投句箱
★大富士を向こうに仰ぐ花野かな
★その奥に候補者の顔秋簾
★秋簾技を見せたる研物師
自由な投句箱
★秋蝉の声のしわがれ鳴くあさに
★雨雲の何処かへ散りぬ秋暑し
★我があご髭の斯くも伸びたる乃木忌かな
自由な投句箱
秋暑し遠雷の低く響きおり
秋雷が隣の町を通過する
散歩する今宵の月はアーモンド
自由な投句箱
★白妙の浅間溶岩秋入日
★赤とんぼ沼の栞といたせしか
★浅間嶺の噴煙白き秋の風
自由な投句箱
★休耕地黄色に染めて泡立草
★子等の夢大きく育て花野かな
★朝顔の薄き桃色たをやかに
Unknown
●稲稔り村に黄金(こがね)の風吹けり
●日ぐらしや夕陽の鴉巣の子らへ
●せせらぎに従うように木の実落つ
自由な投句箱
★秋蝉のついに鳴かざる朝かな
★天辺に莢を吊り下げ合歓は実に
★来て見れば既に刈田となりにけり
自由な投句箱
★小鳥居り声の朝餉の姦しき
★霧すがし沼の小舟の若夫婦
★蜻蛉の岸辺の草を震わせり
自由な投句箱
秋晴れに遠き田いっそう輝きぬ
かまきりのじっと我見る面構え
ふと低く時に高まり虫の声
自由な投句箱
★公園は竹の春なり乳母車
★折れし竹そのままにして竹の春
★新聞を取り出すポスト冷やかに
自由な投句箱
★討論会を聞いて怒りぬ秋暑し
★降りいても程なく晴れに秋暑し
★きのう今日ついに聞かざる秋の蝉
Unknown
●妹背鳥目をつむること惜しかりき
●とうぐりの袴をかむる土人形
●はらりおつ木の実の一つ二つ三つ
Unknown
誤字のため差し替えいたします。
●どんぐりの袴をかむる土人形【修正】
自由な投句箱
★鷹渡る赤城の風に送られて
★蜻蛉と亀の競演沼の朝
★鳴きながら池を回るよ秋翡翠
自由な投句箱
鈴虫や昼の瞑想しておれば
サイレンにあわせ高々法師蝉
わが郷は豊年なるよありがたし
Unknown
●せいれいを追う若き日の野原かな
●かなかなや蝉に代わりし夕の原
●いくたびも窓を見上げる夜長かな
自由な投句箱
★吾とわが身を寿ぎぬ敬老日
★身を焦がす恋にはあらず残暑かな
★首すじを伝う滴や秋暑し
自由な投句箱
★奥利根の峡田の稲や鳥の声
★秋蝉の長きお告げを宣えし
★秋雨に梢しずくや鳥の声
自由な投句箱
鮮やかに月夜横切る飛行機雲
夕食を終えれば待宵の出し
秋茄子のまだたっぷりと生る構え
自由な投句箱
★夜半まで酒汲み交わす牧水忌
★肺深く涼気吸いたる鳳作忌
★暑さゆえ駄馬の痩せ居り鬼城の忌
自由な投句箱
★秋翡翠の羽のすがしき朝かな
★秋なれや朝の挨拶清清し
★夜すがらの月を愛でしや犬の供
自由な投句箱
★大空に魚の群や秋の雲
★笙の音で始まりたるや観月祭
★空に月地には花のプロジェクション
自由な投句箱
夕焼けの残れる中へ今日の月
山稜を照らせる如し名月や
名月や西方の峰へ消えてゆく
自由な投句箱
★まだ満つるとは云へずとも月今宵
★十五夜の雲連れ昇るビルの角
★雲ありてこその名月なりしかな
自由な投句箱
★色鳥やカメラが好きで旅好きで
★雲を掃き秋翡翠へ光りかな
★夕虹や二匹の野良の声激し
自由な投句箱
★大神宮隈なく照らす望の月
★名月や周りの星を消したりき
★草の影くっきり見せて今日の月
自由な投句箱
名月の残せる光稜線に
月代ややがて樹間の光り初む
おもしろし既望といいつつ今日満月
今日の俳句について
正子先生
「今日の俳句」を楽しみに拝読しております。
懐かしい会員の方々のお名前が並んでいるのにうれしくなりました。
ありがとうございます。
自由な投句箱
★三平の根岸自慢の子規忌かな
★あぜ道のおんぶ飛蝗と出会いけり
★十六夜やようやく望となり昇る
Unknown
●トンネルのさきは秩父の秋の雲
●トランクをひきたる駅舎秩父の湯
●十六夜を待ちゐる家人の座卓かな
自由な投句箱
★爛爛と秋翡翠の水の上
★色鳥や松の葉末の生き生きと
★みつむれば長きすそ野の秋赤城
自由な投句箱
山際の雲の重なりいざよう月
誰か湯を使う音する十六夜に
立待月影ぼんやりと昇り来る
自由な投句箱
★父の夢見ておもい居り秋日岸
★月代や西空紺の暮れ残る
<町内イベント>
★竹灯籠の点火されたる秋彼岸