寒さが厳しくなってまいりました。
12月20日(金)の午前中に南日吉郵便局から、花冠1月号(No.372)を発送いたしました。
最近の郵便事情では、12月23日以降に皆様のお手元に届くと思いますので、お楽しみください。
届きましたら、この欄の下にあるコメント欄に届いた旨をお書きください。よろしくお願いします。それでは、よい年末をお過ごしください。
12月20日
花冠代表 髙橋正子
※この欄のすぐ下方に【新会員紹介/土橋みよさん】があります。
※さらに下方に令和7年花冠会費納入者のお名前があります。
角川「俳句」12月号「クローズアップ」欄に髙橋句美子の「冬の星」七句が掲載されました。
以下がその句です。みなさまのご感想をいただければ、幸いです。感想は、下のコメント欄にお書きください。
「冬の星」
高橋 句美子
毬栗の青々として実がずっしり
色鳥をそっと爪先立ちて見る
日向ぼこ移ろいやすく空の色
冬星の神話語りにうとうとと
冬の星港の波に落ちている
冬雲のおおう港の摩天楼
鴨の羽三重塔の空を切り
―令和六年「俳句」十二月号掲載―
コメントのお礼
高橋秀之さん、吉田晃さん、柳原美知子さん、桑本栄太郎さん、「冬の星」(髙橋句美子)への丁寧なコメントをありがとうございました。(髙橋正子)
●花冠372号(1月号)の雑詠投句をお願いします。
「花冠」372号(1月号)の雑詠投句を下記の要領でお願いします。
投 句 :雑詠15句
投句締切:2024年11月15日(金)
投句場所:このブログの下にあるコメント欄
2024年10月30日
花冠代表 髙橋正子
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
投句を済ませた方(敬称略)
①上島祥子 ?桑本栄太郎 ③多田有花 ④小口泰與 ⑤高橋秀之
⑥弓削和人 ⑦吉田 晃 ⑧廣田洋一 ⑨川名ますみ ⑩柳原美知子
⑪古田敬二 ⑫藤田洋子 ⑬髙橋句美子 ⑭西村友宏 ⑮髙橋正子
⑯友田修
以上、ご投稿ありがとうございました。全員の句が揃いました。発行を楽しみにお待ちください。
2024年11月15日
髙橋正子
●暑中お見舞い申し上げます。
大変暑い日が続いております。いかがお過ごしですか。
花冠371号(7月号)を7月21日午前発送いたしました。
今号はスマートレターを利用し、直接ポストに投函しました。
お手元に届きましたら、下のコメント欄にその旨お書きください。
ご感想など、いただければ、うれしいです。
花冠代表 髙橋正子
2024年7月21日
●花冠371号(7月号)は、7月20日(土)に印刷製本されて、発行所に届く予定です。届き次第、発送できるよう準備していますので、楽しみにお待ちください。
●371号(7月号)は、「みんなの選ぶ花冠秀句」を特集しましたので、
74ページになりました。みなさんの秀句をご味読ください。
花冠代表 髙橋正子
2024年7月18日
●花冠371号(7月号)の雑詠投句をお願いします。
「花冠」No.371(7月号)の雑詠投句を下記の要領でお願いします。
投 句 :雑詠15句
投句締切:2024年5月31日(金)
投句場所:このブログの下にあるコメント欄
2024年5月15日
花冠代表 髙橋正子
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
投句を済ませた方(計14名)
①桑本栄太郎 ?多田有花 ③川名ますみ ④小口泰與 ⑤吉田晃
⑥弓削和人 ⑦藤田洋子 ⑧柳原美知子 ⑨廣田洋一 ⑩髙橋句美子
⑪西村友宏 ⑫高橋秀之 ⑬古田敬二 ⑭祝恵子 ⑮ ⑯
ご投句ありがとうございます。
●「俳壇」4月号(本阿弥書店)の「俳句と前書き」の特集に髙橋正子の実作俳句3句とエッセーが掲載されました。
●また、「俳壇」4月号が要る方は、コメント欄にその旨お書込みください。
代金は720円+送料(103円)となります。納入は、来年度花冠年会費と一緒にお納めください。
●「俳壇」4月号、ご注文の方には、3月20日、綱島郵便局から発送しました。
「私の押しの一句」 近藤ひとみ
炎天下踏切の棒下りてくる 髙橋信之
天ぷらがからりと五月の音たてる 〃
「私の押しの一句」と言えばこの二句にならざるを得ません。この二句は子規新報「特集 髙橋信之の俳句」より引いたものです。
俳句に出会って八年目になる私は、軟弱なんでしょうね。俳句に迷いが再三出ます。こんなに俳句が好きなのに、思っていることがピタッと表せない・・・・。気持ちに言葉の表現が追いつかないのです。もどかしいです。そんな時、先の句集を捲るのです。要所要所をマーカーしていないので、いつ、何度読んでも新鮮で、その都度、気づきを与えてくれます。
「炎天下」のゆっくり下りてくる棒の実景に、遮断されてゆく「今」に、過去や未来が、見る見る断たれてゆく様なリアル感にゾクッとします。「天ぷら」は、流れていく口語調が気持ち良く、五感に響きます。中八は気になりません。五月じゃなきゃ成り立たない句です。
それともう一句。
雪がふる山のかたちに雪がふる 髙橋信之
雪と縁のない海辺に住む私ですが、この句に原風景に似た安らぎを感じます。
こうして髙橋信之の句達に癒されてゆくのですが、難しいことなど何も言ってない。自由さに俳句の拡がりを感じるんだと思います。
俳句を詠むことで、色いろな自分に出会えた様に思えます。嬉しい事です。それにも増して俳句仲間に出会えた事が一番の宝です。これからも自由に詠んでいきたいと思っています。
(「雫」秋号 令和5年11月15日より 発行所:愛媛県西予市)
小西昭夫の(続)愛誦百句 17
雪山を見渡してから滑りだす 髙橋句美子
スキーの句なのだろうが、いかにも気持ちのいい句である。リフトでゲレンデの上にのぼり、さあ、滑るぞという喜びがあふれんばかりに伝わってくる。すぐに滑るのではない。まず、雪山を見渡すのだ。そこで大きく深呼吸をし、気持ちを整えてから滑りだすのである。休日の一コマなのだろうが、若々しさが眩しい。
句美子の句を母で「花冠」の主宰である髙橋正子は「句美子さんの俳句は、写生を重視するが、写生というよりも写実の句で、それが平明で、軽やかである。口語を多く使って、やや散文的であることに特徴がある。生活と俳句が不即不離の関係にあって、俳句が日常の生活から浮いていないのがいい。」と評している。『手袋の色』所収。
髙橋句美子は1983年(昭和58)年愛媛県松山市生まれ。父は愛媛大学名誉教授だった髙橋信之。ドイツ語の教授だったが、旧制松山高校俳句会の伝統を受け継ぐ愛媛大学俳句会の指導者だった。母の正子も愛媛大学俳句会の出身である。句美子が誕生したのは父信之が主宰誌「水煙」を発行した二日後の九月三日であった。こんな環境なので句美子第一句集『手袋の色』には四歳からの句が記録されている。慶應大学俳句会にも参加し、現在は「花冠」編集長。水煙(現花冠)新人賞受賞。神奈川県横浜市在住。
「100年俳句計画」No.314 1月号 より