花冠1月号(No.374)/2026年雑詠投句のご依頼

●花冠1月号(No.374)雑詠投句依頼 NEW!
今年も立冬を迎えました。いつもの年より、秋が20日ばかり短くなったそうです。
月日は容赦なく過ぎますが、皆様、お変わりございませんか。
来年の1月号の編集に取り掛かる時期となりました。つきましては、下記の要領で
雑詠投句をよろしくお願いします。

  記
期日:本日より11月20日(木)まで。
投句場所:下のコメント欄
内容:雑詠15句(以前俳誌「花冠」に投句された句はご遠慮ください。

2025年11月8日
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 多田 有花
    2025年11月12日 9:31

    アマリリス正面は青き津久見湾
    残照の空へとあがる遠花火
    水入れてひと日代田の澄みにけり
    明日開く蕾隣に蓮開く
    玄関に転がされている甜瓜

    千年の塔億年の山盛夏
    酒蔵に桔梗咲き初め夏深む
    終戦日を積み重ねていく終戦日
    建つ店舗壊される家秋の朝
    八月のダムの湖水の青々と

    みそはぎや門ある庭の家ばかり
    昇る陽を受け初め青き棗の実
    露草や心決まれば静かなり
    鹿の声長く響いて更けゆく夜
    ガラス越し雀の影や秋深し

  2. 川名ますみ
    2025年11月13日 19:28

    大笹を傾けて置く星祭
    径渡る灰毛の猫や青葉雨
    若葉雨切りひらきゆく通院路
    実梅もぐ手応えかるし実の重し
    カラフルに匂える夏野菜カレー
    ハンカチの刺繍見せ合うティータイム
    空色のトーンを落とし九月来る
    蜻蛉浮く大病院の棟の間に
    秋夕焼富士を映せしビルの窓
    新米を荷台に自転車駈けあがる
    朝顔の後ろ姿のすっきりと
    えのころを噛みしめ猫の目をつむる
    縺れあう黄蝶のふたつ天高し
    シチューからスパイス香る今朝の冬
    にわか雨冬の日差しの潤える

  3. 上島祥子
    2025年11月13日 22:42

    青梅の三つ四つ落ちて朝の雨
    暮きらぬ街の灯夏至夕べ
    夏の蜂飛び交う音の軽き朝
    ブロンズの少年朝の涼に立つ
    信号旗たなびく船に夏の潮
    向日葵の日の出の向きに咲き揃う
    青天へ峰雲湧き立つ鈴鹿嶺
    輸送機の夜間飛行や月さやか
    朝顔の残花垣根を登りつめ
    向日葵の種の重みや地に傾ぎ
    秋澄めり空と山嶺分つ朝
    一番機秋雲に向け上昇す
    特急の加速に流るる曼珠沙華
    秋晴れの高みを目指し一番機
    山一つ越えて広がる秋の空

  4. 上島祥子
    2025年11月13日 22:54

    2025年11月13日 22:42の投稿を破棄してこちらに差し替えて下さい。
    申し訳ありません。
    青梅の三つ四つ落ちて朝の雨
    暮きらぬ街の灯夏至夕べ
    夏の蜂飛び交う音の軽き朝
    ブロンズの少年朝の涼に立つ
    信号旗たなびく船に夏の潮
    青天へ峰雲湧き立つ鈴鹿嶺
    輸送機の夜間飛行や月さやか
    朝顔の残花垣根を登りつめ
    向日葵の種の重みや地に傾ぎ
    手に馴染む俳誌の反りや夜の読書
    秋澄めり空と山嶺分つ朝
    一番機秋雲に向け上昇す
    特急の加速に流るる曼珠沙華
    秋晴れの高みを目指し一番機
    奥山の水音秋の蝶を呼び