10月26日(木)

晴れ
●ハロウィンのプレゼント用意。朝一番に人参ケーキを焼く。冷ましているあいだに、ハロウィンのお菓子を買いに東急へ。ハロウィンのお菓子は、残り少ない感じだった。どのショーケースも品物が少ない感じ。多分、クリスマス商品に入れ替えるのだろう。もう少し早く買うべきだった。
●Kさんから俳句の「助詞の省略」についての質問があった。助詞の省略は、古文では普通にあること。

10月25日(水)

曇り
●22日の愛媛新聞に「花冠」9月号(信之先生の追悼号)が紹介された。それを見て、医学部のS先生がお悔みの葉書をくださった。S先生ご自身もかなりのお年ではと思うが。南梅本の臥風山房・紫雲荘の句会が懐かしいと言ってこられた。「花冠」9月号を送る。
●17人中13人の原稿がほぼ完成。だが、だが、校正中に見直さなけば、いけない。
●午後から敬二さんの原稿に取り掛かる。オーストラリア旅行の句、50句。オーストリアに行ったことがないので、編集に行き詰まる。ウィーンは、まだしも、ザルツブルグの地形がよくわからない。編集を中断して、編集は後回しにして、The Sound of MusicをYou tubeで見た。何回かこの映画は見ているが、背景の景色があまり印象に残っていない。草原の景色、トラップ家の邸宅の前の川の様子、ザルツブルグ城の見える景色など、意外にも見逃していた。今日も奥さんに電話したが、明日も電話で奥さんに聞く。
●NHKニュースが木原事件を報道した。これには腰が抜けるほど驚いた。一月万冊は盛り上がるかもしれない。安田さんの両親姉妹が大塚署に告訴したのは、昨夜特ダネで一月万冊で聞いた。

10月24日(火)霜降

晴れ
●今朝5時まで編集していたので、少し動かないとと思って歩きにでかけた。駒林神社に行き、そこから下田の慶大のグランドへ出て、松の川緑道をどんどん歩いた。丘に湧水の場所を示す看板を見つけた。下田小学校へ出てURのサンヴァリエに辿り着いて、そこから6丁目の丘を下った。ずいぶんの距離歩いた気がしたが、2キロ少々。対して歩いていない。緑道沿いには植物が少ないように思う。ツリフネソウを見つけた。
●昭夫さんから葉書。正子さんが活躍しているのを知らなかった、と。私はべつに活躍はしていないのだけれど。このごろ、二、三、そんなことを言われる。?。

10月23日(月)

晴れ
●合同句集編集。50句の作品を四季の順に並べることし、編集をやり直し。四季に分けてみると、春が42句の人がいたが、そのままにする。
●編集しながら、YouTubeでモーツアルトピアノコンチェルト20番、21番、22番、23番、24番を聞く。もし、モーツアルトがいなかったら、と思うと、人生は色どりがないものになるだろうに。

10月22日(日)

晴れ
●晃さんから、今朝の愛媛新聞の俳誌紹介欄の記事の添付のメール。花冠9月号の信之先生追悼記事と信之先生の遺作3句が紹介される。
記事:愛媛新聞2023年10月22日
花冠(369号)創刊者の髙橋信之名誉主宰(愛媛大名誉教授)が5月に91歳で死去し、同人らが追悼の言葉を寄せている。「髙橋信之遺作」より、「たらの芽がしずかに白い皿の上」「梅雨入りのネット句会の畳の間」「冬コート脱ぎ捨てられて妻の椅子」など。(横浜市港北区日吉本町3の40の41の105、花冠発行所、千円)
●目が覚めたので、そのまま起きる。少し用事をして外に出てみると丘の一番上の家に朝日が当たっている。あそこへ行こうと散歩に出た。スマホに「横浜の日の出」と話しかけると、5時53分と答えてくれた。朝日が出て15分ほどたっている。丘の一番上の家はアパート。道を挟んで屋敷林があって烏瓜が朱色に熟れて数個垂れさがっている。画にしたいほどの完璧な風情。わからないが、うすい、いい匂いがする。鵙がキチキチ鳴いている。まだこの時間は鳥が自由だ。
●人参ケーキを焼く。句美子のお古のオーブンレンジなので、心もとないが、今日は成功。問題は焼く温度と時間。これさえ守れば完璧な出来。
温度は160℃50分。

10月21日(金)

晴れ、のち曇り
プラチナの朝日を浴びて鵙全身 正子
秋風に大きくつつまれ狗尾草   正子
羽ばたきつ羽を窄めつ空の鵯  正子
●終日、合同句集の編集。句歴は大方の人が〇年と書いているので、これまた、調べないといけない。これに時間がかかりそう。句歴とは、いつ〇〇俳句会に入会したとか、〇〇賞を受賞したとか。俳句を作り始めてから〇年を言い過ぎると、競争のようでいけない。
●「澤」10月号に拙句の鑑賞を書いてくださった今朝さんにお礼の葉書。「今朝」は、何と読むのだろう。主宰の小澤實さんと作家の川上弘美さんは結婚されているとか、どうとか。ほんと?
澤10月号の川上弘美さんの句「種の中に種の元ある良夜かな」。柿の種を半分に切れば、こんな風。蝋のような胚乳と良夜がよく似合う。

10月20日(木)

晴れ
●合同句集の編集に疲れて、3時半ごろ丸善へ。まず、3枚セットの季節の絵柄入り葉書を買う。少し高いが使い切るのにちょうどいい。
●気になっていた深緑野分の『ベルリンは晴れていたか』を立ち読み。主人公は、ドイツ人の十代の女性ながら、読んでいると日本人のような錯覚を覚える。1945年、日本の戦後は涙をもってよく語られるが、同じ敗戦国のドイツの戦後はどうだったのか、興味があるところ。ミステリーとはいうものの、10ページばかり読んで、わが娘と同じ40になるかならぬ年齢の人の作品とは思えぬ筆力を感じた。

10月19日(水)

晴れ
●合同句集の編集。1ページ10句。何をいい加減な計算を頭だけで計算していたのか、フォントの関係で入らない。1ページ8句にする。50÷8=6余り2。 2句余ったのをどこに置くか、前か後かの二通り。8ページ目に2句と句歴や句集などの履歴を入れ、落ち着き感ありで、ほぼよし。
●表紙の紙で思いついた。ペルーラ紙で、字は紺の箔。

10月18日(水)

晴れ
●合同句集の編集に取り掛かる。本の体裁部分を仕上げる。表紙と本扉の紙を検討。敬二さんのオーストリア旅行の50句、前書きがある方が読みやすいので、明日奥さんに電話で聞くことに。
●「澤」(小澤實/東京)10月号を贈呈される。その「窓 総合誌俳句鑑賞」に「俳句8月号」に掲載の正子の「夏隣」からの一句が以下のとおり掲載される。
「俳句」八月号より  鑑賞者/今朝
生ききって一遍ほどに夏痩せす  髙橋正子
 クローズアップ作品七句「夏隣」より。「夫」の「旅立」ちを題材にした連作の中の一句。「生ききって」のストレートな打ち出しに心を打たれる。K音の重なりは枯れ木のように痩せ細った骨が触れ合う音、促音の「っ」は「いのちを閉づる」前の吐息のように感じられる。衰弱して急に体重の減った様を「夏痩せ」と見る心には、永遠の別れを覚悟する一方で、季節が巡ればまた元気になって再開できるという信念のような思いが潜んでいるのかもしれない。「捨ててこそ」を信念に全国を遊行した「一遍」上人、その痩躯と重ねあわせることで、清らかにして熱情にも満ちた人生や「夫」の人柄も見えてくる。俳人の透徹した眼差しが夏の光となり、瞼を閉じた深い眼窩に翳を落としている。

10月17日(火)

晴れ
●午前ハート内科へ。インフルエンザワクチンの予約。
●薬の待ち時間をくまざわ書店で過ごす。『ベルリンは晴れているか』(深緑野分/ちくま文庫)、『井筒俊彦/世界と対話する哲学』(小野純一/慶應義塾大学出版会 2023/9)の2冊を本屋で見つけた。大江健三郎は、井筒俊彦に傾倒して、井筒の著著はほとんどすべて読んだという。頷ける。
●晴美さんに鯛めしを持っていく。きのう鯛の切り身を買っていたので、病院から帰って、少し休んで、鯛めしを炊いた。米が新米ではないのが残念だが、味は合格。松山のやまだ屋まんじゅうをお茶うけにいただく。