11月3日(月)

晴れ

○午前中花冠句会から二十句ほど選出とコメント10句。

○叙勲では、ずらりと政治経済の人、そしてその次が学者。こういう順序が今の日本。活躍次第とは言え、各分野混じらないというバランスの悪さ。

炬燵/11月2日(日)

俳句
炬燵だし炬燵布団のすがすがし
鶺鴒の吹かれてカギに飛ぶことも
晩秋の香の染みたる文庫本

晴れ。
○午後、無印へ炬燵セットを買いに出かける。11月4日までは、配達料が無料となる。65cmのを買う。6日の配達となる。夕方は、信之先生の炬燵を出す。もう炬燵がいる時期となった。

○富有柿が熟れごろになった。柿は富有柿。
柿は木に固く冷えたる富有柿

花冠スタッフ吟行/11月1日(土)

俳句
外苑の松それぞれに冬近し
噴水の止むと波寄る秋の水
暮れかかりみどり明るき榠樝の実
噴水のしぶきに透けて銀杏黄葉
夕月の下位にかかれる黄落期
ユリノキの黄葉都心の大空に
黄落の路はますぐに東京駅
流水のごとくに吹かれ秋柳
柿の実の四角は柿の花の跡
開きいし手帖の落葉かさと落つ
冬近き雲の淡さを電車より
花籠を掛けし街路の秋深し
紅葉かつ散りたる音の中空に

晴れ
朝の冷たい風に驚く。木枯し1号だそうだ。吟行にマフラーを巻いて出かける。

○今日の吟行は、出光美術館の東西陶磁交流展。皇居外苑、和田倉噴水公園、新丸ビル、東京駅。美術館を出てからは、祝田橋のところから入り外苑を散歩。休憩場所を探しつつゆくと、和田倉噴水公園があって、そこのひと隅に陣取り、休憩。愛代さんのお稲荷のお弁当をいただく。蜜柑、ウーロン茶など持参したもので、昼食を済まし、新丸ビルの5Fのフランツクラブで、ビール、ソーセージ、パンの食事。帰りは4Fまでエスカレーターでお店を見ながら降りる。小さい店がたくさんある。

○陶磁展は、東西陶磁の交流のあとがよくわかっておもしろかった。柿右衛門がマイセンに与えた影響もはっきりと見た。マイセンもよく柿右衛門を真似たものだと、感嘆する。

○噴水公園のレストランのある建物は、丹下健三の設計であるとのこと。
今日の噴水は、背景に銀杏黄葉があって、しぶきが特に綺麗に見れた。

○帰宅は、4時半で、夕月が懸かっていた。電車の人混みに少々疲れたので、解凍した鰤のあらと牛蒡を炊いて、一品だけの夕食とする。

10月30日(木)

俳句

○晴れ
○髪をカットに。空いていたので、横浜まで足を延ばし、鳩居堂とそごうまで。
文庫版手帖を5冊と、葉書、来年の干支の高山の張子の丑を買う。そごうでは、食器売り場の探索。正月を控えて、和食器が多く出されている。一つティーセットを持つとしたら、なにがよいかいろいろと見てあるく。ロイヤルコペンハーゲンがいいかな、といつもそこに落ち着く。

10月27日(月)

俳句

晴れ
○パソコンに残している原稿をバックアップしようとしたが、不具合でできなかった。CDROMに残す方法もあるが、ブログにアップするのもいいのかも。ヤフーメールの自分宛に送っておいて、それを検索して引き出す方法もあるとか。いまや、分類ではなく、検索の時代に入ったらしい。それもグーグルの成功にあるようだ。

10月26日(日)

俳句

くもり、小雨。
○句集「花影」を和子さん宛てに午前中、夕方同人のみなさんへクロネコ便で発送。

○荘二さんの句集の初校ゲラが、昨日の花影の荷に入っていたので、今日初校を済ませた。表紙のシーグリーンがいい色に仕上がっている。製本されても大丈夫だろう。

○11月1日(土)を事務局吟行と予定する。行き先は出光美術館と皇居外苑、東京駅ほか。土曜日、休暇をとった。

「片す」/10月25日(土)

俳句

晴れ。
○小川和子句集「花影」が夕方届く。表紙の色と句集名とがよく合っている。

○高知産の今だけしかでまわらない四方竹の筍を煮る。八百屋の80はとおに越えているおばあさんに勧められたが、大変美味。これを買ったので、おばあさんは上機嫌でした。レジではなく、私がそろばんを弾いてあげるとも。ほかに買い物があったので、そろばんで計算はしてもらわなかったが、次はそろばんを弾いてもらおう。

○こちらに来て「片せる」とよくいう女性がいる。その女性が話すのしか聞いたことがないので、方言かと思っていた。物を別の場所に移動させておくこと。片寄せること、片付けると辞書にある。今日、初めて男の人が言うのをきいたので、辞書で調べた。これまで、「片せる」と言う言葉を一度も使ったことがない。このような場合でも「片付ける」でとおっていた。辞書に、「片す」が他動詞サ行5段とある。例として「おもちゃを―・す」「其所を―・して盥(たれい)をあげろ/塩原多助一代記(円朝)」があった。

「片せる」は、どうなんだろう。
「飛ばす」を「飛ばせてごらん。」などというのと同じだろうと、信之先生。
「飛ばしてごらん。」とも使うだろう。「片せてくるからね。」は、「片してくるからね。」とも使えそうだ。「し」が言いにくいからか。

10月24日(金)

俳句

○曇り。昨日の雨があがって、今朝は初冬のような景色。

○花冠句会の入賞発表準備。

○「花影」が明日かあさって、納入される予定。発送準備をする。

○光子さんの「能笛」のご友人の歌人からいただいた句集評を読ませていただく。よい読者がいてこその俳句を実感する。すばらしい句に対して、またすばらしい句集評である。