8月18日(日)


晴れ。残暑ながら、35度。

●昨日、「俳句四季」、少し前に「俳壇」、それぞれ9月号が届く。「俳壇9月号」には、柳原美知子さんの句が掲載される。10月号は古田敬二さん、11号は桑本栄太郎さん。敬二さんからは、原稿依頼があったという、連絡はない。

●「切れ字」は、俳句の病という谷野予志先生の句は、ほとんど一物仕立て。教科書で、誓子の句に馴染んでいたから、俳句はそのようなものとして、俳句をはじめた。始めたばかりの私の句を予志先生は、天才かと思うほど誉めてくれたが、それもそうだろう。誓子の句をいいと思っていたころだから。今、やたら、切れ字、をいう俳壇に疑問をもっている。不即不離の原則も守られていない。俳句人口は飽和に達しているのかも。過飽和かも。

●信之先生歯痛で困る。お盆で歯医者は休みだし、この暑さで、歯に堪えない料理を何にするか困る。

調理され泳ぐ姿の鮎を買う  正子
閑散と朝のデパート鮎を買う 正子
デパートを出て炎天の港町  正子

8月16日(金)


曇り。台風の余波の風。

●台風10号が呉市に上陸し、日本海へ抜けた様子。きのうは、思いついたように時々雨が降った。今朝は、風があり、涼しい。

桃剥いて桃の香りが我にあり    正子
盆花の菊あふるるはさびしかり   正子
アンデスのコーヒー苦し秋初め   正子
京遠し五山の送り火新聞に     正子
台風の風らし窓に流れ入る     正子

8月11日(日)


台風10号が西日本へ近づいている。今は、小笠原諸島。

●海の事故が相次ぐ。大人は亡くなって、子供は浮いていて助かっているらしい。泳ぐ行為より、この「浮く」ことを学校で教えているので、子供は助かって大人は、助けようと力尽きるらしい。子供のころ、七夕(8月7日)が過ぎたら、海で泳ぐなと祖母から言われていた。それは、あたっている。

●8月月例ネット句会。いつもの12名が参加。オフ句会でも、このくらいの人数がちょうどよい。投句はその場合は、7句が普通だったが。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d

投句
★ひとひらの高き雲浮き秋に入る 正子
澄み渡った秋空にひとひらの雲、定めない秋空に雲の変化もあり、秋の気配を充分に身に染む頃となりました。素晴らしい季節に感謝です。 (小口泰與)
今年の立秋の日は、こちらでも青空に巻雲が出ていました。急に空が高くなったように感じられました。 (多田有花)

★灼けている煤あるごとく空暗み 正子
★きっかりと半月空に秋に入る  正子

8月9日(金)


長崎原爆忌。

カフカ『変身』の残りの2部3部を何日かぶりに読む。カミュの『異邦人』の読後のような目覚めが悪いような気分にはならない。変身の理由はあきらかにされていないが。
歯医者にゆき、一段落した。『長いお別れ』を読み始める。土曜日はMy Daとしたいのだ。

8月7日(水)


晴れ。
夜十時の西空。三日月はジョーゼットをかけたように。昼間の炎暑のせいか。
ラジオ講座も夏休みで、原作のままの英語で、『ロミオとジュリエット』を放送。粋な計らいの講師。伊藤サム先生。

どこよりかあおられて来ぬ病葉は    正子
炎天を耐えゆくパイナップルの荷も   正子
夏の夜の三日月けむりて浮かびたる   正子

8月6日(火)


晴れ。

かき氷匙に冷たさいや残り   正子
一片の雲に晩夏のきたりける  正子
向山緑疲れて蝉鳴かす     正子
鉢の水流れ出したる涼しさよ  正子
ベランダに光黄ばみて原爆忌  正子
暑に耐うる夕餉の魚焼き焦がし 正子

8月5日(月)


晴れ。台風8号、9号が近づく。遅くには雨の予報。

原爆忌が近づいた。向こうの山が疲れたような緑。晩夏。
原子炉と原爆は私は同じものと考える。広島県の小学6年生のときだったか、記憶はあいまいだが、東海村に原子炉が文明の進歩の象徴のように作られた。それを、小学校の玄関の黒板に、ニュース係として私は書いた記憶がある。