雨、夜あがる
●ネット環境が変わって困っていたが、ネットが繋がる場所を確保したので、未明から「自由な投句箱」のコメントや添削などを書き込む。外に出てみると、未明の風はまだまだ寒い。
●家事をしながら、リルケの「呼吸」の詩を思い浮かべていた。私の考えをそっくりと思ったが、よく考えると、リルケの考えの裏側がそっくり私の考えだと気づいた。リルケは「呼吸は詩」だと言っている。私は「詩は呼吸」だと思っている。「逆もまた真なり」と思いたいが、どうだろう。
命題 : (P \Rightarrow Q ) Pを呼吸→Qは詩
逆:( Q \Rightarrow P ) Qを詩 →Pは呼吸
●夕食は、句美子がお鮨をたのんでくれた。アプリで頼んだようだが、いつものお鮨屋さんが配達してくれた。お澄ましを作って、りんごを剥くだけで済んだ。
●頂いた「六花亭」の白樺羊羹を食べた。白樺羊羹は見るのも食べるのも初めて。白樺の幹の皮を模した紙が巻かれて、糸が付いていて、糸で切りながら食べるようになっている。味は本来の正真正銘の羊羹。句美子は本当の羊羹の味は知らないという。松山のうずずみ羊羹も、虎屋の羊羹も普通の羊羹というには特別すぎる。
晴れ、時々曇り、風強し
みどり児にはや葉桜の陰生まれ 正子
みどり児の頬がぶっくり夏近し 正子
九条葱刻めば四月の浅みどり 正子
●晴れて風が強い。午後、赤ん坊は、両親と一緒に生後一か月検診に出かけた。ゴールデンウィークに差し掛かるので、生後3週間目の検診ということらしい。体重が順調に増えているかどうかが大事なことらしい。大いに太っているので安心とのこと。
●みんなが出かけた間に、洗濯と掃除、布団干し、ベランダの花の世話など。腰痛や脚の痺れは、使い過ぎが原因なので、少し控えめと思いつつ、普通に働く。朝顔の種をどこに蒔こうか、思案中。
●夜、中・高の同級生の朋子さんから俳句3句がメールで送られてきた。愛犬が亡くなった俳句がある。老衰のようだ。
晴れ
●10本ばかりあるスイートピーがよく咲きはじめ、オレンジ色のも咲いた。咲いているだけ剪って仏前に供えた。
●晃さんから、「私とリズム」の訂正原稿を受け取る。冒頭部分を書き加えてもらった。愛媛の先生方の秀句の原稿を受け取る。
●午前ハート内科、午後腰痛と脚に痺れのために整形外科へ。レントゲンを撮ったが、単に使い過ぎによる痛みとのこと。痺れは筋肉が圧迫されたせいとか。これはよくわからないが。飲み薬を飲むかと言われたが断り、ロキソニンテープだけ処方してもらった。
曇り、風が強い
●洋子さんの100句を読み込む。前に送ってもらった句と照らし合わせながらの作業。洋子リリシズムが素晴らしい。ところどころ、差し替えた方がいいのでは、と思う句があるので、今日、明日検討。明日は定期受診で時間をとられるので、今日、ほとんど済ませる。
●洋子さんが横浜に来ることになったので、その打ち合わせを電話でする。100句について、話すことになる。
晴れ
●夜、晃さんの「私とリズム」の原稿について、電話で話す。冒頭に数行書き加えてもらうことにした。読みやすくするために、原稿を書く理由や背景などを加えてもらう。
●ばら寿司をつくる。蕨と人参と鮭とちくわの簡単な具。蕨はやわらかいので、見た目の存在感あり。
●ネットと調べると、私の場合の腰痛をなおすには、安静が大事とあったので、夕食後、早々に就寝。夜することにしている「自由な投句箱」の整理と「正子の俳句日記」をパス。
くもり、ときどき晴れ
ひとにぎりの蕨ひとまずテーブルに 正子
蕨いきいき湿りし紙に包まれて 正子
暗がりに置いて蕨を灰汁ぬきす 正子
●洋子さんの『俳句の杜2025年』の100句と、晃さんのエッセイ「私とリズム」を読んでいる。どちらも、大げさではなく、人生をかけている。こちらも性根を入れないといけない。
●府中の妹より、娘の出産祝いの品々と一緒に、因島の八朔と、家の裏でとれた蕨や、自家菜園の野菜などを送ってくれた。蕨が家の裏で採れるとは、知らなかった。早速、沸かしたお湯に重曹を入れ、蕨の灰汁抜きをした。あすは、これで、ばら寿司を作る予定。妹の家では、ばら寿司に八朔をいれるらしい。句美子が八朔の苦みがなくて甘くておいしいと言って喜んでいた。
My younger sister sent us two packages. One was for my daughter, who gave birth to a baby boy on April 1st. The other was for me and included hassaku oranges, bracken shoots, wagkegi (Japanese bunching onions), and other items. The bracken shoots grow in the backyard of her house. I hadn’t known that for a long time. Tomorrow, I will make Bara-zushi using the cooked bracken shoots after removing their bitterness.
Meine jüngere Schwester hat uns zwei Pakete geschickt. Eines war für meine Tochter, die am 1. April einen Jungen zur Welt gebracht hat. Das andere war für mich und enthielt Hassaku-Orangen, Farntriebe, Wagkegi (japanische Bundzwiebeln) und andere Dinge. Die Farntriebe wachsen im Garten hinter ihrem Haus. Das wusste ich lange Zeit nicht. Morgen werde ich Bara-zushi zubereiten, indem ich die gekochten Farntriebe nach dem Entfernen ihrer Bitterkeit verwende.
晴れ
剪りとればみずみずしくて小さき薔薇 正子
柿若葉きらきら住宅街の庭 正子
春たけなわ麦茶を沸かす匂いがし 正子
●良い天気だった。夜中。月を見ようと外に出たが、月は見えなかった。
●外の景色はベランダからと、玄関に少し出てあたりを見る程度。今日はベランダのミニ薔薇と撫子が咲いたので、切って信之先生に供えた。薔薇と撫子を生前よく使っていた青い切子グラスに活けた。私用に赤い切子グラスがあるが、こちらはほとんど使っていない。これから使おうと思っている。
●リルケの『新詩集』のなかの「林檎園」には、夕方の芝生の緑の色から触発された思いをつづっている。林檎の木のしたにひろがる芝生の色に眼を向けている。この緑の色がいいと思ったのだろう。俳句の場合でも、いい色に出会ったとき、なんとか一句物にしたくなる。平凡なところでは、海の青、茄子の紺など。ところがリルケは「夕方の芝生の緑の色」に魅力を感じている。この辺りに、詩人の資質をみるところだろうか。
晴れ
●きのう、今日と天気がよい。しばらくこの日和が続きそう。今使っているこのブログが消滅することになった。ブログはほかにもいろいろある。ちょっと考えよう。
●花冠会員のかたから、出産お祝いの陣中見舞いをいただく。至れり尽くせりの心遣いに感謝のほかない。身内のできごとなのに、みなさん、自分事のように思ってくださる。これもよく言われる、「俳句の功徳」なのかと思う
This Goo blog will be closed and extinguished by November 18th. I need time to think about what I should do in the future to keep my journal.
Dieser Goo-Blog wird bis zum 18. November geschlossen und eingestellt. Ich brauche Zeit, um darüber nachzudenken, was ich in Zukunft tun soll, um mein Tagebuch weiterzuführen.
快晴
金いろの春満月の昇りゆき 正子
●街灯やマンションの灯があるので、星がうすくしか見えない。その中を動く赤っぽい光がある。飛行機なら点滅するだろうが、しないので、もしかしたら、宇宙ステーションなのかと思った。宇宙ステーションはどこにいつ見えるか計算すればわかるのだろうが、そんなことはできないので、勝手に想像してみる。電線に邪魔されたので、行方をさがしていたら、あっという間に見えなくなった。雲の彼方に消えたのかもしれない。
●4月月例ネット句会の入賞発表の皆さんのコメントを貼り付けるのは今日になった。皆さんのコメントを読ませていただいていると、いろいろあるので、面白い。自分のコメントがマンネリになっているのがわかる。今月の投句を読みつつ、冷静にみて、家(花冠)って、俳句のレベルが高いんじゃないかと。新しく入った人も、作った数が少ないだけで、レベル高いと思う。スモール・スリーを目指そうじゃないか、とひとり悦に入っている。
●晃さんから「私とリズム」の原稿が届く。今日は、ゆっくり読む時間がないので、さっと読んだだけだが、素晴らしいと思った。なにが素晴らしいのか、よく読んでみることにする。
In this evening sky, I saw what seemed to be the space station flying away. However, I am afraid it wasn't the real space station. I only saw a reddish light moving through the southeastern sky. This evening, the spring moon was gold. That sight made me imagine a canary that had forgotten the song of children's songs.
In diesem Abendhimmel sah ich etwas, das wie die Raumstation aussah und davonflog. Doch ich fürchte, es war nicht die echte Raumstation. Ich sah nur ein rötliches Licht, das sich durch den südöstlichen Himmel bewegte. An diesem Abend war der Frühlingsmond golden. Dieses Bild ließ mich an einen Kanarienvogel denken, der das Lied der Kinderlieder vergessen hatte.
晴れ
●4月月例ネット句会入賞発表
https:/blog.goo.ne.jp/kakan02d
●今夜は満月のように見える。金色の月。
●この11月18日でgooブログが廃止になると言う知らせを受け取る。廃止以降は、これまでの投稿はすべて見れなくなる。その保存をどうするか、次になにを使うか考えなくてはいけない。花冠はホームページが無くなっていらい、ブログを中心に活動してきた。転向を余儀なくされる。幸い相談できるものはいる。よく検討して次の段階を考えたい。
記録の長期保存、文化保存はいまのところ、紙に記録するのが、一番安心できるようだ。ネットはやっぱり、即時性が重要なので、保存には向かない気がする。