晴れ
●晴美さんに電話。まだ赤ん坊がいるので、しばらく、そちらに行けそうにないと伝える。俳壇に投稿するために四季の森公園に蛍を見に行った話をする。「蛍ももう、詠みつくされている感じでね。」と晴美さんの返事。「でも一句だけ、これまで誰も詠んでいないと思う句ができてね、それがいい句かどうかわからないけど。」など話す。
曇り
●昨日、花冠No.3737月号の雑詠投句を締め切ったが、未投句のひとがいるので、子守りをしながら、月例ネット句会から、拾い出して15句をまとめたが、その必要はなく、ご本人から投句があった。
雨のち曇り
●今日は花冠No,373 7月号の雑詠投句締め切り。投句された順に、選をしている。20人足らずの人の句に序列をつけるのは難しい。それでも何度も読んで、序列を決める。腹をくくる、と言う感じで。本当は、五十音順にしたくらいだ。実際愛媛若葉ではそのようにしている。その手がないわけではない。
●昼過ぎ友宏さんが来て、夕飯を一緒にしたあと、句美子たちの荷物など持って帰ってくれた。友宏さんは水無月のお菓子を食べたことがないだろうからと、今日も水無月を買ってきた。水無月は、家で作ろうと思えばできる。昔はそうだったようだ。三角形が氷を表しているその見立てに、味よりも気に入っている。
●エアコンは一日「送風」にセットしておいた。除湿とか、冷房では冷えすぎるので、風が吹いていれば涼しい。梅雨入りしたのだろう。蒸し暑い。暑いとは思わないのにこめかみから汗が流れる。「暑いと思わない」がこれが老人の証拠かと思うが。それで、水分不足になるのかもしれない。少し疲れ気味。
曇りのち雨
●ベビーカーでの散歩のお供で近所を歩く。近所には薔薇を植えている家がたくさんあって、それぞれ個性がある。通りすがりに見るのも、たのしみだが、もう薔薇はほとんど終わっている。薔薇のあとに、百合の花が咲いていて、これも色の好みなど、個性が見える。ピンクの百合が好きな男の人もいれば、赤と黄色が好きな人も、濃いピンクや赤が好きな老女もいる。家の前で誰かと話込んでいる人には、素知らぬ顔で通り過ぎようとすると、大きな声で挨拶される。一緒に話していた人も会釈をするので、慌てて挨拶を返す。句美子いわく、「お母さん、知り合いがいるんだね。」ここにはや20年近く住んでいるので、知り合いがいないわけでもない。
●午後、友宏さんが来て、また夜帰る。ブログの引っ越しの件を持ちかけてきてくれているが、いろいろあるので、前に進めない。友宏さんの弟さんがやってくれるとのこと。ドメインsuien.ne.jp を使いたいと言って置いた。このドメインはne.jp なので、料金が高いが、権威なので、ずっと頑張って料金を払い続けている。人に渡してはならない。
●フローリングに敷くラグが届いているので、赤ん坊がミルクを飲んでいる間に、古いのと取り換えた。前のより薄い感じだが、夏なので、さっぱりしている。冬は座布団を使えばよさそう。
曇り
氷に見立て菓子水無月の三角形 正子
赤子連れし娘と食べる菓子水無月 正子
赤子の熱さがれば半袖ロンパース 正子
●俳壇7月号の花冠広告掲載誌が届く。俳壇8月号の初校、校了。あとは編集部に一任。
●近所の和菓子屋に寄ることはめったにないが、水無月を販売しているこの時期には、水無月を買いに寄る。今日は、水無月と黒糖饅頭を買った。水無月のラッピングシールは、赤い「かのこしぼり」。水無月はもう少し薄くてもいい。本当は夏越の31日に食べるのがいいらしい。小豆が禍除けになっている。
●赤ん坊の予防注射の熱が下がっているので、一安心。よく声を出して機嫌がよい。
晴れのち曇り
青梅のみどりの珠の寄りあう袋 正子
青梅を洗う水の澄み透り 正子
●赤ん坊が予防接種の副反応で高熱を出したので、病院に付きそう。副反応で高熱が出るのは1パーセントらしい。検査や診察などして、薬は飲まなくてよかった。夕方には熱が少し下がり、少し元気がでている。高熱があるのに、朝、顔を見るとにっこりする。愛想の良さは誰に似たのか。そのような人がいたかと。
●今年は梅がまあまあの出来と言う話を聞いたので、梅ジュース用に3kgコープに注文した。梅の値段は年々高くなっているが、青梅のシーズンは一期一会なので、値段の見計らいに決断がいる。一袋は疵が多く捨てた実もあったが、2袋は許せる範囲。洗って竹串で小さい蔕をとり、冷凍にした。数日して都合のよいときに漬ける。
雨
●花冠7月号の雑詠投句者が7名になった。選をして題名をつけた。自分で題名を付けている人もいる。
私は、花冠の「主宰」ではなく、「代表」なので、組織の運営やまとめはするが、俳句の指導や、俳句の方向を示したりはしないでいいのである。それが「代表」の役目。私を主宰ではなく「代表」にしたのは、信之先生なので、私の能力を知っての事。会員はそれぞれ自分でよいと思う句を作ればいいことになっている。しかし、指導はしなくていいが、意味不明の句に遭遇すると直したくなる。「自由な投句箱」の選とコメントの力を抜いていいのだ。もう少し楽に運営すればいいのだろうが、つい、力が入ってしまうのは性分。
●赤ん坊の予防注射に付きそう。細い腕に片腕に2本、もう片方に1本の注射を容赦なく打つ。予防接種を受ける自治体が住んでいるところではないので、いったん接種代を払わなければならないと、数万円を払った。実際その費用を自治体が負担していることになる。夜、熱が出た。発熱は1パーセントぐらいらしいが、その中に入ってしまった。生後2か月ながら、がまんづよいところを見せている。
小雨
香ばしく麦茶の沸きて梅雨めける 正子
沸きたての麦茶の薬缶どっしりと 正子
●横浜の梅雨入りはそろそろか。もう梅雨入り宣言をしてもよさそうだが。
●6月月例ネット句会のコメントやお礼などが書き込まれる。コメントは夜まとめて貼り付けた。
●花冠7月号(No.373)の雑詠投句者が4名になったので、選をし、題名をつける。意味の通らない句もあるので、やむを得ず、最低でも意味が通るように添削。なぜ、意味の通らない句ができるのか。思いが先に立ちすぎるのかもしれない。
●赤ん坊は生後70日になるが、よく脚をピーンと伸ばすので、「あんよ、ぴーん、じょうずじょうず」とか話しかけていると「ふうーん」と言ったような声を出す。「気を付け」の姿勢で腕も脚も伸ばして笑うのが可愛い。笑うようになったのだ。
曇りのち雨
●6月月例ネット句会の入賞発表。
6月句会の入賞発表は午前中に終えた。午後、今日締切の総合俳誌からの依頼原稿の仕上げをしなくてはいけない。依頼原稿が間に合うかどうか、ひやひやしたが、4時前にメールで送った。角川から原稿を依頼されたときも信之先生の最期の時で、葬式後すぐが締め切りだった。今回は新生児と暮らすという思ってもみなかった事態になっているし、月例句会と重なった。重なるときは、重なるのがこれまでの経験から言えるが、早め、早めに片付けるしかない。
●6月月例ネット句会の投句に皆さんから、コメントいただいた。
13.あめんぼう水速ければ流れゆき 正子
水面を軽やかに動くあめんぼう、その観察眼に感じ入ります。水の流れの速さに応じて身を任すあめんぼうに、まるで生きる術を教えられるようです。 (藤田洋子)
高橋信之著「子規の写生論」で信之先生はこう述べておられる。俳句がリアリズムの文学であるとするならば、それは、ヨーロッパの社会的実証主義的リアリズムとは違い、俗世間を抜け切ったところのリアリズム(現実でありかつ真実である)世界、つまり個人の自由でひろぴろとした内面における真実を詠いあげるものなのである。
中略・・・・詩人の心の真実を詠いあげたものなのである。また臼田亜浪先生は、「まこと」と言っておられる。この句を見た時、このことを思い浮かべた。(吉田 晃)
14.あかるき夜わが影踏みて蛍狩 正子
満月の夜、蛍狩りに出かけられました。地上に影ができる程の明るい月の光。その中で無数に飛び交うのか、あるいはちらほらと飛ぶのか、蛍の光。その取り合わせの情景が目に浮かびます。(多田有花)
15.青蛙煙れる月に鳴きとおす 正子
曇り
●6月月例ネット句会
正子投句
あめんぼう水速ければ流れゆき
あかるき夜わが影踏みて蛍狩
青蛙煙れる月に鳴きとおす
●ネット短信を2月以来初めて出す。
7月号雑詠投句の依頼と、6月月例ネット句会への参加要請。
●総合俳誌への投稿の句が決まらない。欲を出していい句を作ろうなんてことは考えないのがいい。どうでもいいとは言わないが、この辺でどうでもいいから切りをつける。