晴れ
●水耕栽培のサラダ菜の使い残しをプランターに植えていたのが、もりもりと育って、収穫。花と野菜と混ぜて植えると、サラダ菜の緑や形も花になる。
●句美子が夕方来て合同句集の校正をしてくれる。合同句集の題名がなかなか決まらない。今仮に、信之先生の俳句からとって「秋天」としている。句美子が言うのに、「天」がねえ。
晴れ
●ますみさんの「連打音」への美知子さんのコメントが入る。少しまとめて、ますみさんに転送することにした。
●合同句集の編集進まず。今日はあきらめる。
●俳句界から、12月号、1月号の版下が届くが、花冠の発行とずれるので、またの機会に。版下を見ると、1月号には7月に事故で急逝した澤好摩さんの特集がある。澤好摩さんは初期のころ臥風の「いたどりに」投句しておられた。そのせいか、どうかわからないが、多少、臥風先生風の俳句も見られる。
●午後センター北へ花の苗を買いに。今日は結局パンジーだけ6株購入。他は里芋。あす、芋炊きにする。
雨、午後晴れ
靄に透け富士の雪嶺の白きびし 正子
冬菊の茎切りわけて供えけり 正子
風呂上り蜜柑ひとつの水うまし 正子
●喪中はがきを用意。官製はがきの喪中用に印刷。
●11月月例ネット句会に終わりの挨拶。
●映画「第三の男」のあらすじの切り継ぎ場面を見る。「第三の男」は大学2回生のときだったか、購読の授業で読んだ。先生は上背のある軍靴の似合いそうな真面目な先生。そのときの印象は「なんて男っぽい話」と思ったくらい。1948年、英仏米ソがウィーンを四分割統治していたときに撮影が開始されたとのこと。モノクロの画面が傑作らしい。
ちょうどこの年だったか、学園祭のとき友達とはぐれ、どうしたものかと、校庭の木にもたれて目の前のフォークダンスを見ていた。そのとき、学園祭のリーダーらしい男子学生が近づいてくるや、無言で腕をつかんでフォークダンスの輪に放り込んだ。そのときのフォークダンスの歌がアントンカラスの「第三の男」。1965,6年の話。その場面を思い浮かべても、戦後は抜けたと思っていたが、貧しくて、悲しいほどダサい光景だ。そのころも戦後なのだ。
曇り、夜雨。
山茶花のこぼれし花の垣根沿い 正子
帰り花くれない色濃くいきいきと 正子
鵯も赤き小鳥に朝日浴び 正子
●合同句集の奥付ができる。
●現代俳句協会から電話とファックス。句美子に用事だったので、ファックスの内容を句美子にメールで転送。
曇りのち晴れ
この人は台湾椿を咲かせたり 正子
郁子うれて照葉のつたう垣根なり 正子
鶺鴒に広き畑は存分に 正子
●散歩の道を少し変えると、台湾椿を咲かせる家があり、郁子が熟れる家あり。いつもより1時間遅い散歩に、林に、鵯、尾長、インコがたくさんいた。落葉を掃いていた人に挨拶すると、インコは世田谷の祖師谷にねぐらがあり、鯛ヶ崎公園には、啄木鳥がいて、以前は林に梟がいた、など話してくれた。この丘には、欅、スダジイ、杉、檜、桜など大木がある。一本の木がたくさんの小鳥を宿らせている。
●今日は三通の手紙を投函。河内静魚氏へ句集の礼状ほか。
●「俳壇」12月号に川名ますみさんの新作「連打音」7句が載る。10月号の祝恵子さんに続く掲載。
●「俳壇」12月号で、AIの問題を長谷川櫂氏と歌人の坂井修一氏の対談。問題は、俳人のAI化。俳句を作る方法論に偏っている現状に関係づけた話で、目新しい話ではない。
●「述志」の特集。詩人は左翼か、ということになる。それまでの思想や社会体制に反対する気持ちを述べることが、述志。逆に言えば、述志は、鋭敏で洞察力のある詩人の役目ということになる。
曇り
●11月月例ネット句会入賞発表
●『水の色』(河内静魚著/朝日新聞出版)が送られてくる。令和2年まで「俳句界」の編集長だった人。第7句集とのこと。
印象に残った句。15句
羽子つくやたえず空ある嬉しさに
まだ水の色のままなる初氷
近づけば冬木と冬木離れけり
秋すでに深山の上の八ヶ岳
一枚として重ならぬ青田かな
しづけさの寒さにかはるまで椅子に
病みし子と夜を共にし年越せり
冬木の芽色持ち上げてゐたりけり
生きることまた輝かす囀りは
あゆ子逝く
一落花風をつかまへ舞ひ上がる
川霧をのがれし水の流れくる
白鳥来空気真白に染めながら
家陰に暮しの匂ふ鳳仙花
水音や田植濁りの飛鳥川
みじか夜や時計に音のありしころ
小雨。
●11月月例ネット句会。
今日は句会なので、合同句集の編集は休む。
●夕方、5時ごろ、友宏さん、句美子が来る。夕食は、久しぶりにすき焼き。
食後、合同句集に載せた句を三人で検討。実際会って話していないので、行き違いがないか確かめるのが、主なこと。明日の仕事があるので、9時前に終了。
●きつつきに遭う。高田東小学校の校庭の桜の木から、ドラミングが聞こえる。見上げるときつつきが二羽いる。コゲラか。
今朝は、小雨の中を散歩に出かけた。鯛ヶ崎公園にくると、笹鳴きのような声が聞こえるので、姿を確かめようと追っていると公園の一番上まで来た。公園を出ていつも尾根の道へ出ると、野生化したインコが数羽桜の木に。さらに第5公園に着いたところで、小学校の校庭の桜の木にキツツキが木を叩く音に遭う。
小雨の日曜日。公園には誰もいない。鳥たちに好都合の日のようで、烏も二足歩行、たまにぴょんぴょん飛び。四十雀はじゅびじゅびと地鳴き。鵯は忙し気に鳴く。
曇り
●風が強い。富士山は見えないが、裾の雲が払われて日本アルプスが青く遠くまで見える。
●合同句集、句美子の俳句のところがようやくできる。明日、ゲラを見せる。